Re:前世で怪我して辞めた俺が青道で頂点を目指す話 作:Taipho
関東大会初戦当日、この試合に先発した高瀬維は左打者と足を絡めた攻撃をする春の選抜優勝校である紅海大相良を相手に初回から7者連続三振を奪うと、そのまま6回までパーフェクトピッチング、一方の紅海大相良右のエース菅原も選抜優勝投手の意地を見せ、強力青道打線を8回まで5安打で2塁を踏ませないピッチング
先に試合が動いたのは8回、紅海大相良の2番今辻がツーアウトからセンター前ヒット、3番仲里の当たりが不運なライト前ポテンヒットで1、2塁。続く4番森實が打ったショートゴロをファースト結城哲也が送球を後ろに逸らすエラーで失点。続く5番千種は三振に抑えスリーアウトチェンジ
だが、このままでは終われない青道は9回表の攻撃。遂に4番東がエース菅原を捉え、ライトへのソロホームランで同点にする。しかしこれでも菅原は崩れることなく後続を断ち、その裏高瀬が奮起の三者三振で試合は延長戦へ
ここで青道高校監督の片岡は1つの今後に向けて大きな決断をする。春の選抜甲子園大会で1試合平均10安打4得点とチーム打率選抜1位、チーム得点数選抜3位の紅海大相良を相手に9回6安打1失点18奪三振の間違いなくここ数年の青道投手の中でトップと言える成績を残している高瀬を変えずに普段では絶対にありえない1人の投手と心中することを決めたのだ。この時の片岡は両投手の力投に対して珍しく熱くなっており投手の負担が頭から抜けてしまっていた。このことを片岡は試合後酷く後悔し反省するのだが、この決断が後の高瀬維に大きな成長をもたらすことになる
両投手延長になってもボールは衰えるどころか両チームランナーが得点圏に進めることができぬまま試合は延長14回の裏、ここで先程先制の一打を放った4番の森實が打席に入る。本日6度目の対戦、フォーシームとチェンジアップで追い込むもそこから左打者へのスライダーすらも粘られバッテリーが追い詰められる。と、ここで高瀬はここまで投げずにいた封印していたハズのツーシームをぶっつけ本番で投げることを選択、見事にセカンドゴロに仕留めてワンナウト。続く5番千種も右打者のインコース高めのフォーシームでキャッチャーフライに討ち取りツーアウト。そして続いた6番田本に対する初球を失投し力のないフォーシームが真ん中に行ってしまう。選抜で2本のホームランを放った田本がそれを見逃すハズもなく、無情にも田本が打った打球はレフトスタンドへ飛び、青道はサヨナラ負けを喫した
高瀬維
13回2╱3、176球、10安打、失点2、四死球0、奪三振28
菅原智之
14回、152球、6安打、失点1、四死球0、奪三振24
⚾️
試合後から寮に戻ってくるまでのことはほとんど覚えてない
手応えとしては前世から数えても2番目のでき、今世では間違いなく1番のできだった
しかし、それでも俺より登板経験が少ないハズの相手のエース菅原さんの投球と比べると正直まだ余力を残していたように感じる
確かにスタミナの差はあるだろうが、今回負けたのは確実にテクニックの差だ
三振数は俺の方が多く、一見して凄く見えるがこの試合の勝敗を分けたのは球数だ
お互いに四死球0と高校野球では滅多にないことが起きたにも関わらず、これだけ球数に差が出てしまったのは一重に打者一人一人に対する球数を如何に減らせるかと言うテクニックの差だ
球数を少なく打たせてとる投球は前世から夏を勝ち抜くための課題として取り組んできていたハズだった
今世では2年の差があれど、前世の経験がある以上そんなものは軽くひっくり返る
なのに投手経験で勝りながら技術で負けたことは試合に負けたことよりも他の何よりも悔しかった
⚾️
「おい……………おい………高瀬!」
「!!……は、はい!?」
どうやらもう既に青道の選手らを乗せたバスは青道高校に着いていたようだ
「落ち込むのはわかるが今日の試合は相手が1枚上手だった。だが、まだ夏の甲子園でリベンジができるんだ。あまり深く考えることは無いぞ」
「はい……………クリス先輩」
「…………なんだ?」
「俺、今日の試合で自分が何をするべきかわかりました」
「ほう?」
「明日はノースローなんでとにかくいつものメニューに走る量を増やして、投げれるようになったら俺しばらくブルペンはいるのやめてひたすらバッティングピッチャーやります!あ、もちろんいつものメニューもちゃんとやります!」
「……………お前が今スタミナ以外で足りないと思うものはなんだ?」
「球数を減らす投球術です!」
(…………高瀬はまだ1年だ………それなのにもう既にプロが目指すような目標を持って練習メニューを自分で考えている)
「……………打者は1日27人分だけだ。監督には俺から言っておいてやる」
「Th………あ、ありがとうございます!」
「フッ………無理して日本語にする必要は無いぞ。………まだ向こうの喋り方が抜けてないんだろ?」
「ま、まぁ…………ahahahaha」
こうして俺の高校野球1年目の春が終わった
ティロティロティン♪
格上相手に延長12イニング完投するを達成しました
金の特殊能力『復活』を取得しました
特殊能力根性のコツを最大まで取得しました
………………超ラッキー
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⚾️番外編①:強化イベント⚾️
長野県のとある中学のグラウンドにて、1人の熱血主人公が仲間たちと共に野球の練習に励んでいた
「若菜!!!」
「何?栄純」
「あの人からなんか新しいメニュー来てないのか!?」
「ハイハイ、そう言うだろうと思って昨日ちゃんと電話で聞きましたよ〜っと」
「なにぃ!?で!で!次のメニューは!?」
「その前に!今までのメニューの内容と狙い、目標と結果の確認からでしょ!!」
「そうだった!まずは
①:シャドウピッチング!
・狙いは正しい体の使い方を身につける!
・目標は右手のグラブで壁を作ってしっかりと腕を振る!この時下半身をしっかりと使ってることを実感しながらやる!
・結果は左腕が見えずらくなったのとコントロールが良くなった!
②:体幹メニュー!
・狙いは体の軸を安定させて体全体でのコントロールができるようにする!
・目標は角材の上でもまっすぐ5分立てるようにすること!
・結果はコントロールが上がったのと球速も上がった!
③:ランメニュー!ハードル、階段、坂道ダッシュ、ウサギ跳びランニング
・狙いはスタミナ向上とコントロール向上と球速アップ!
・目標は太ももの太さを筋肉で50㌢にすること!
・結果は100越えても球速が変わらなくなったこととコントロールが良くなったのと球速が130越えたこと!
④:ネットスローでフォーシームを投げる!
・狙いはフォーシームを覚えることとフォームを体に染み込ませる!
・目標は曲がらないノビのあるフォーシームの習得!
・結果はフォーシームを覚えたことで三振が取れるようになったのと球速が上がった!
⑤:ストライクゾーンを模した鉄枠の四隅にひたすら全力のフォーシームを投げ込む!
・狙いは大きく体全体を使いながらコントロールを磨く!
・目標は全球四隅に投げれるようになる!
・結果は試合で四死球が減ったのと見逃し三振が取れるようになった!
以上の5つだ!!!」
「ん、上出来。んじゃ6つめね。高瀬維直伝の変化球を覚える!」
「お、おおおおお!つ、遂に俺もちゃんとした変化球をぉぉぉ!」
「騒がない!ええっと………この1年間で最初の方にゆった3つのメニューをやりながら栄純くんには5つの変化球を覚えて貰う、栄純くんは不器用だから多分カーブとかは投げられないと思う」
「ムムムムム………!!!」
「だから俺が教えるのはボールの持つ位置と手首から先の向きを変えるだけで投げられるスライダーと、その応用のカットボール、フォーシームの持つ縫い目を変えるツーシーム、さらにそれを若干いじったスプリーム(仮称)、元々栄純くんが投げてた鷲掴みに近い握りで投げるチェンジアップ……………だって」
「うぉおおおおおお!!!まずはスライダーだぁ!!!!」
「ハイハイ、ええっと、スライダーはフォーシームの握りからボールを左に4分の1ずらす。そして手首から先の向きを縦から横にする。あとはその角度のまま縦に指2本でチョップするイメージで投げる………だって」
「よっしゃあ!やってやんぜ〜!!!」
「はぁ、ホント栄純って単純なんだから」
今日も長野では元気に熱血主人公の声が響いていた
MAJORの吾郎くん世代か1個上の千石時代。合わせるならどっち?(吾郎くんが海堂残るかどうかも)
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吾郎くん海堂の同い歳ルート
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吾郎くん離脱の同い歳ルート
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吾郎くん海堂の一個上ルート
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吾郎くん離脱の一個上ルート