Re:前世で怪我して辞めた俺が青道で頂点を目指す話 作:Taipho
関東大会が終了した
優勝は群馬県の桐谷第一
1回戦で激戦の末青道を破った紅海大相良は2回戦で大事をとってエース菅原を温存
背番号10番の御座原が先発し9回5失点と強力浦島学院打線に粘り強く投げるも浦島学院ダブルエース玉城、冨士木の継投の前に3得点しか奪えず2回戦で姿を消した
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一方の青道高校は球数を減らす投球を習得すべく高瀬維がバッティングピッチャーとして毎日のように関東大会時のスタメンメンバー達と3打席ずつ勝負することで格段に打線に厚みが生まれていた
そして、6月の1週目
遂に夏の甲子園予選大会のベンチ入りメンバーが発表された
背番号1 高瀬維 ピッチャー
背番号2 滝川・クリス・優 キャッチャー
背番号3 結城哲也 ファースト
背番号4 小湊亮介 セカンド
背番号5 東清国 サード
背番号6 伊藤翼 ショート
背番号7 和泉裕二 レフト
背番号8 伊佐敷純 センター
背番号9 才藤辰巳 ライト
背番号10 丹波光一郎 ピッチャー
背番号11 英大和 ピッチャー
背番号12 御幸一也 キャッチャー
背番号13 桜井柚希 ファースト
背番号14 杉本智也 キャッチャー
背番号15 増子透 サード
背番号16 奥大晴 ショート
背番号17 坂井一郎 レフト
背番号18 北原聡 ピッチャー
背番号19 白州健二郎 ライト
背番号20 倉持洋一 ショート
このメンバーで1年目の夏を戦う
なお、背番号2のクリス先輩だが起用は基本的に代打で調子の悪い選手と入れ替えプラスポジション入れ替えたりした場合のみファーストで出られるようだ
そして6月の2週目
一軍背番号組の合宿が始まった
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合宿初日
我らが投手陣はクリス先輩と共にストレッチから体幹、サーキットメニューを朝の間ずっとこなし、授業終わりの午後からは各自ブルペンと対戦形式とノックに別れて午後を消化していく
そして夕方になり普段ならそろそろ終わりと言うところでマネジ達からおにぎりやバナナなどの差し入れを貰う
「おうコラ倉持ィ、これからまだまだ練習は続くからなァ。今のうちにガンガン食っとけェ!」
「純さん………はい!」
「おめェもだ!高瀬ェ!」
「Roger!」
(アカン、こら吐くな)
(吐くな)
(可哀想に)
(今年はてめぇらの番だぜぇ!)
「ポール間20本!!」
「しゃあああ!」
間食タイムが終わりベンチ入りメンバーを半分ずつに分けて2面のグラウンドでポール間ダッシュが行われる
「ベーラン100本!!」
ポール間20本終わった次は各グラウンド10人ずつでホームとセカンドからホームランベーラン100本走る
「き、きっつぅ〜!…………て、なんでお前はそんなにピンピンしてられんだよ高瀬!!!」
「まぁ普段から走ってるしこのくらいはまだ大丈夫だよ」
「よし、初日はこんなところだろう。最後に全員で声を合わせてグラウンド20周!!!声出せよ!!」
「「「「「はい!!!」」」」」
こうして先程山ほど食わされた倉持は無事成仏した…………
この人でなし!
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次の日も朝食前からティーバッティング200球にノックにランニングとハードなメニューをこなし、朝食は丼山盛りの米付きで倉持、白州、一也の3人は吐きそうになりながら腹に詰め込んでた
まぁ俺はアメリカいたおかげでボリューミーなのに慣れてたからなんとか気持ち悪くならずに済んだけど
そして午前中は授業を受け午後から昨日と同じメニューをこなす
これを連日繰り返し合宿の練習最終日
「倉持、白州、御幸!!お前たちは外れろ!!」
「「「!!?」」」
1年生の野手が全員外され午後4時から片岡監督自らノックを打つ
そしてそのノックは日が暮れ、ナイターが点いた後もノックは続く
「よし!ラスト1球!気合い入れていけ!」
「「「「「「「「「はい!!!」」」」」」」」」
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合宿の最後に今年は紅海大相良と日を跨いで帝東、広島新響とのダブルヘッダー
関東大会のおかげで西海大相模との練習試合を組んでもらえた
西海大相模との試合は俺が先発、帝東との試合は丹波さんが先発、広島新響との試合は英先輩が先発する予定だ
そして西海大相模との試合当日
「やぁ、関東大会以来だね。高瀬くん」
「菅原さん!!お久しぶりです!!」
「今日はあの日から成長した姿をお見せしますよ」
「ふふ………楽しみにしているよ。じゃあね」
「はい!!!」
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練習試合1試合目、青道対西海大相模の試合は西海大相模の先行、青道の後攻で始まった
試合は関東大会の再現のように膠着した
関東大会以降練習を重ねたツーシームを中心に少ない球数で内野手の正面にゴロの山を積んでいく
対する菅原もツーシーム、カットボール、シュート、スプリットを自在に操り時折カーブやチェンジアップ、スライダーで三振も奪うピッチングでランナーが2塁に進めない
それに触発されるように高瀬も2塁を踏ませないピッチングをする
試合が動いたのは最終回、この日の高瀬の奪三振数は0、上手いこと打たせてとる投球をしていたが野手陣はここへ来て身体がより一層重くなっていた
そこへ緩いゴロや普段ならアウトにできるような当たりがセーフになってしまいこの試合始めてランナーが2塁に進んだ
そして4番の森實がツーシームを捉え、センターの頭を越えるツーベースでこの試合初の失点をしてしまう
しかし後続をしっかりと断って裏の攻撃に望みを繋いだ
この回先頭の小湊がスプリットをしぶとくレフト前に運んで出塁した
そして続く高瀬が打席に入る
高瀬に対する初球はインコースへのスプリット
低めに外れてワンボール
2球目もインコースだが先程のスプリットと同じ軌道でフォーシームを投げ込む
これには手が出ずワンストライク、ワンボール
3球目はインコース高めのボール
ストレートだと思って打ちに行くがカットボールがかかっていてライト線へのファールになる
そして続く4球目、アウトローでさらにボール1つ分外に逃げるシュート
しかし、高瀬にとってはストライクゾーンだ
ボール球だと打たれる心配をしていないキャッチャーの予想に反し、しっかりと芯で捉えられた打球はレフトスタンドに飛び込む逆転サヨナラホームランとなった
これにより青道高校は合宿の練習試合3戦を白星発進することとなった
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「今日はリベンジされちゃったな。………どうやってあんなとこ打ったの?」
「あそこはアメリカではストライクなんですよ」
「あぁ、そういえばアメリカ帰りなんだってね。情報はあったってワケか……今回は俺の負けだけど、これで1勝1敗。ホントの決着は甲子園でつけるよ」
「はい!!!」
「そうだ、イ〇スタとかやってる?」
「え?はい、最近はプロの選手が練習方法とかよく上げてるんで見るようにしてますけど…………」
「じゃ、交換しよ。君となら有意義な話ができるだろう」
「いいんですか!?ぜひ、お願いします!!!」
俺と菅原くん(許可貰った)が連絡先交換をした後、1時間ほど共に練習し、紅海大相良は神奈川に帰って行った
「ふむ、あれが2ヶ月たった高瀬…………か。………………末恐ろしいな」
紅海大相良のバスの中でコーチと務める落合博光は2ヶ月前を思い出しながら俺の成長に震えていた
MAJORの吾郎くん世代か1個上の千石時代。合わせるならどっち?(吾郎くんが海堂残るかどうかも)
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