東方魔導伝   作:宵闇の魔神ゼノン

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皆様、おはようございますこんにちはこんばんは。
宵闇の魔神ゼノン。


ちょっと早い展開な気がしますが、アヴェル君が大暴走します。




魔導王とhazard on

物凄く禍々しい闇がアヴェルの体を包み込んだかと思うと、アヴェルが腕を一振りして闇を消す。

 

 

「どうやら、本来の体に戻れたみたいね」

 

 

 ルーミアが驚きとともに嬉しそうな表情をする。

 

 

 今のアヴェルは175前後の身長になり、黒い髪は少し右目を隠すぐらい長くなった。服も変わり、白いシャツの上に丈の長い黒いコートを着ている。下は少し青っぽいズボンで靴は赤と黒のブーツだった。

 

 

 アヴェルはどこからかベルトのようなものを取り出すと、腰につける。そして、赤い物質のボタンを押すとベルトにつける。

 

 

『ハザードオン!』

 

 

 すると今度は赤いミニボトルと青いミニボトルを取り出して勢い良く振って、蓋を開ける。その二つもベルトにさす。

 

 

『ラビット! タンク! スーパーベストマッチ!』

 

 

 音が鳴るとベルトにレバーを回す。

 

 

『ガタガタゴットン! ズッタンズタン! ガタガタゴットン! ズッタンズタン!』

 

 

『Are you ready?』

 

 

「変身」

 

 

 アヴェルがそう言った直後、彼の体を黒い何かが挟む。そして、白い煙を上げながら扉のように開いた。

 

 

『アンコントロールスイッチ! ブラックハザード! ヤベーイ!』

 

 

 そこには黒い鎧に身を包んだ戦士「仮面ライダービルド ラビットタンクハザードフォーム」が立っていた。

 

 

「あはっ♪ いいよいいよー。その殺気。ゾクゾクする」

 

 

 狂ったような笑みを浮かべながら大剣を構える。

 

 

 アヴェルは黒いオーラを放つ剣を取り出し、瞬く間にルーミアの懐に潜り込むと下から上へ一閃する。

 

 

 その一撃は強烈だったらしくルーミアは余波だけでぶっ飛ばされる。

 

 

「すごいわ。すごいわアヴェルっ!!! そうよそのままっ!! その力を私にぶつけなさいっ!!!!!」

 

 

 アヴェルが腰のレバーをぐるぐると高速で回すと、右足に赤黒いオーラが放出される。その後、アヴェルの姿が黒い粒子になりルーミアの前で体が再構築される。

 

 

『ガタガタゴットン!ズッタンズタン! Ready go! ハザードフィニッシュ』

 

 

 いきなり現れたために動作が一瞬遅くなったルーミアめがけて、赤黒いオーラを放つ右足で強烈な蹴りを入れ、都市の外までぶっ飛ばす。

 

 

「がはっ!」

 

 

 口から血反吐を吐いたルーミアはこちらに向かってゆっくりと歩いてくるアヴェルを見てにやりとする。

 

 

 右手を強く握って赤黒いオーラを放出するアヴェルは、その拳をルーミアに振るう。だが、その拳がルーミアに届く前にアヴェルの纏うアーマーから赤黒い稲妻がほとばしる。

 

 

「アアァァアッ! アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアァァァァァァァァァァァァァァッッッッ!!!」

 

 

 暫くアーマーから稲妻がほとばしり悲鳴を上げまくまったアヴェルの体が耐えられなかったのか、変身が強制的に解かれてその場に倒れる。

 

 

 変身が解かれたアヴェルの体は先ほどと同じ子供の姿になっており、倒れた状態で気絶していた。

 

 

「さすがに完全に解除されるわけじゃないか⋯⋯⋯」

 

 

 そう呟いたルーミアはゆっくりと立ち上がると、都市の出口に向かって歩き出す。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

    ~永琳~

 

 

 環奈が連れてきた彼⋯⋯⋯名前は確か、アヴェルだったかしら。彼が私によって家から追い出されてからしばらくした後、妖怪が都市に侵入したことを表すブザーが鳴り響いた。

 

 

 だが、すぐに環奈から防衛兵が全滅したと報告が来た。

 

 

 なんでも今までに見たこともなかった強力な妖怪が現れたみたいで、手も足も出なかったのこと。

 

 

 この都市の防衛兵は依姫直々に鍛え上げているはずなのに全滅するということはよほどの強さなのだろう。

 

 

「はぁ⋯⋯⋯憂鬱になりそうね」

 

 

「永琳様、私の鍛え方が甘かったのでしょうか?」

 

 

 私の目の前で顔を俯かせている少女ーー依姫がそう小さく呟く。

 

 

「大丈夫なんじゃないの? 環奈の能力と私の薬さえあれば⋯⋯⋯さすがに死んでいたら無理だけど」

 

 

 そういう私に「そうですか」と苦笑いする依姫。

 

 

 その時、バダンッ!と勢いよく私の部屋が開かれかなり焦った様子の環奈が泣きそうな顔で入ってきた。

 

 

「どうしたのよ? そんなに慌てるような何かが⋯⋯⋯」

 

 

 最初は笑って出迎えてやろうと思っていた私は、環奈が背に背負っている少年を見て言葉が消える。

 

 

 環奈に背負われているアヴェルが所々血を流しながら気絶していた。

 

 

「どうしたのですかその傷は!? かなり危険な状態じゃないですか!」

 

 

「私だってわかりませんよぉ。 防衛兵はみんな死んじゃっているし、アヴェル君は血を流しながら気絶しているし、都市の出口の方まで血は落ちているし、とにかく大変だったんですよぉ」

 

 

 そう言って環奈は泣き出した。

 

 

 環奈の鳴き声を背に私は様々な薬品を置いている実験室に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「環奈を泣かせたのだから、死んだら容赦しないわよ」

 

 

 




どうでしたか?
永琳の話し方とかよくわかんなかったですが、自分なりに頑張って永琳らしくしてみました。


次回「魔導王と依姫」


お楽しみに。

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