念能力者(?)なひかりちゃん(?)   作:シチシチ

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書く内容に苦労しております
 
 そのせいで文字数平均がまた下がりギリギリ5000字になってしまいました





 一年主席は三隅さんのままです
 ひかりちゃんは実技の成績"では"上のほうにいる 特に座学がね...駄目なんだよ...欧州行のためにと、実技と英語(共通語?)に極振りしてるのさ。
       


佐世保海軍予備航空兵学校 ~原作突入前にやることがもうほとんどない~

 放課後

 

  教師たち持ち回りでの訓練は固有魔法を使った空戦機動のコピーだけではなく、空戦機動を扱うのに必要な座学や変わったところではあまり民間に広まっていないような欧州戦域の現状などについても学ばされ、悪戦苦闘の日々が続いていた。

 

 

 「うーん、これは…、おい雁淵」

 「ハァーッ、ハァーッ、は、はい……。なんでしょうか……」

 

 「もしかしたらと、思ったんだけど」

 「はい…」

 「剣振ったこと、ない?」

 「普通ないです…」

 

 事の発端は「見た相手の動きを模倣するといった能力か?」という北郷校長の発言。空戦だけでなく剣術も仕込もうという発想に至った校長が放課後の指導内容の中に混ぜた。

 しかし、

 

 「お前、体力はあるし鍛えてて腕力もそれなりにあるのに何でそんなに息切れするんだ?」

 

 「…多分、剣術に使う筋肉や筋が普段の訓練で鍛えられないところが多くて、魔力を使ってても長持ちしないんだと思います」

 

 「ああ…、構えは見事なのに長く持っていられないと思ったらそういうことか」

 

 今まで走り込みを中心に兵学校でやるような訓練しかこなしてこなかった身に、剣術に用いるような筋肉は無く、魔力なしの状態では数度振っただけで腕が上がらなくなる。コピーした構えこそ校長の物そのものなのだがそれも魔力なしでは長続きしない。

 

 「仕方ない、今後剣術の時間はすべて素振りやらに回して、剣技はそれが仕上がってからだな。ま、お前は一目見れば理解するんだ、何度か立ち会えば十分だろう」

 「あの、そもそもなんで私は今、剣術を仕込まれているんでしょうか…」

 「ん?まぁ、今どき近接戦は時代遅れなどと言われることもあるが、それでも、自分が培ってきたものが廃れて消えていくのは悲しいものなんだ」

 

 「校長には有名なお弟子さんがいたと記憶していますが…?」

 「それはそれ、これはこれ 自分の剣を受け継いでくれる奴が多いに越したことはない」

 「…」

 

 この放課後訓練の中で、剣の訓練が始まった時からどうしても校長に聞きたいことがあった。

 

 「…校長はそれでいいんですか?」

 

 「それで、とは?」

 

 「私の能力は、一目見ただけで相手がこれまで培ってきた努力を自分のものにしてしまう。私自身はさした努力もなしにです」

 

 この能力を作ったときには、そこまで強く考えなかったことだ。自分が生き残るのに必死で他人の気持ちまで考えてはいなかった。 けれど、剣術という形で"見ただけでは写せず、努力しなければ再現できない"力を目の当たりにして、考えさせられた。

 

 「なんだ、そんなこと考えてたのか」

 「そんなことって!」

 「元々、武道には見取り稽古なんて昔っからあることさ。単にお前はそれが優れていただけのこと。そりゃあ、嫉妬も何も浮かばないか、って言われたらそれはまた別の話だろうがそれは他の、いわゆる"才能"ってやつも同じだろう」

 

 「それに、私だって考えてることはある」

 「考えていること…?」

 

 「お前に剣の才能はない」

 

 「お前はあくまで模倣どまりでその先の自分なりの剣ってやつを見つけることはできないだろう」

 

 「だからこそ、お前の剣は私の写し、私の剣そのものと言えるだろう」

 

 「他の誰でもないお前だからこんな真似ができる」

 

 「何人かちょっと驚かせてやろうと思ってな?」

 

 そう言った校長は、悪戯を思いついた悪ガキのような笑顔であると同時に、自分のこれまでをためらいなく他人にくれてやろうという度量を感じさせる顔、

 なんというか、大人だなぁ、と思うと同時に、自分が将来こんな大人になれるだろうか、願わくばこうなりたい、とそう願わせる姿だった。

 

 

 

 

 

 ある日の昼休み、仲のいい子たちと集まって弁当を食べていた。

 

 「ひかり、最近放課後に特別講義受けてるんだって?」

 「うん、"この前の機動"で目をつけられたみたいでね、あれができるんならもっといろいろできるようになるだろうってことで教えられてる」

 

 「えー、いいなー特別授業」「とか言ってるけど授業でも普通の動きしかできないアンタじゃ無理無理」「それはそっちも一緒でしょー!?」「だいたい皆そうでしょ…」

 「ひかりがすごいってことでいいじゃん」

 

 「それに、空戦だけじゃなくて座学もあるんだよね…」

 

 「ああ、アンタそれはダメだわ…」

 「ひかりさん、いつも授業中は上の空というか別のものに集中してる感じだものね」

 「試験も一夜漬けだからよくて平均だし…」

 

 「言ってはならないことを…」

 

 いつもの穏やかな日常、今日は少しだけ違いがあった。

 

 「雁淵さん」

 「?、三隅さん」

 

 普段は別のグループで会話もない、三隅さんが話しかけてきた。例の"捻りこみ"をやった授業以降、姿を見る機会は減り、今思えば意図的に避けられていたようにも思う。  

 

 「あなたに言っておきたいことがあって」

 「言っておきたいこと?」

 

 「私は、あなたを認めない」

 

 「確かにあの"捻りこみ"ができるのはすごいことだと思う。けど、」

 

 「授業は碌に聞かず態度が悪い、座学の成績もよくはない、そんなあなたが雁淵中尉の妹だからと、ただ実技ができるからといって優秀なウィッチであるとは認めない!」

 

 

 彼女はそう啖呵を切って教室を出ていった。

 

 「何、あの子!」「主席の三隅でしょ?感じ悪ーい」「実家が金持ちだからいつも同じ金持ちか取引のある家の子としかつるんでないって話」「なんでひかりさんのお姉さんの名前が出てきたんでしょう?」「ひかりが優秀なことにお姉さん関係ないでしょ」

 

 「…」

 

 原作でもひかりに絡んでいた彼女だが、彼女にとって理想の英雄雁淵孝美に対し、"俺"のイメージはそぐわない、理想に届かない邪魔もの、認められない存在だったのだろう。

 

 「うん、あの子にだけは絶対負けてやらない。そう決めた」

 

 授業を聞いてないのは自業自得でしかないのだが、棚に上げて。

 

 

 

 

 

 1943年も終わりが近づいてきたころ。

 新聞では統合戦闘航空団の新設が報じられ、505までが設立されたらしい。 ある記事には31統合戦闘飛行隊について触れているものもあったが規模の小ささで話題にならなかったのだろう。 

 

 501はブリタニア本土防衛、502はカールスラント攻勢の主力、503はオラーシャ側からのカールスラント攻撃、504は南アルプス以南の防衛、505は503と同じくカールスラント国境のオラーシャ側、しいて言えば防衛寄りの性格をした配置。

 

 506以降は、原作一期のガリア奪還以降の話で、連合軍側の戦力配置と防衛思想はおおよそ完成したといえ、現状世界の戦線は停滞しているといえる。

 言い換えれば、ネウロイの巣攻撃に対する展望が見いだせず、足踏みしてるといえる。

  

 それが変わるのはあと半年、正確には1944年の9月を待つことになる。

 

 

 

 今日は久しぶりに現状の"念"に関する話をしようと思う。

 

 現在"念"の修行は基礎となる"纏""練""絶"を朝晩、移動中は"流"、座学の時間は"円"の修行を、放課後の訓練時は"発"を使いっぱなしといった具合だ。

 

 "周""隠""硬"はほぼ切り捨てており、朝晩の基礎の時間に試す程度でしかやっていない。

 "凝"は派生型である"流"をやっていることから問題ない。"堅"も同様に"練"の訓練のうち朝は"練"、夜は長時間維持することで"堅"として修行し、倒れるように眠る。

 

 "堅"の修行は開始してから7年の歳月が経過しており、初めのころの30秒も保たなかったころから成長し、維持時間は原作主人公すらも上回り6時間近い。

 

 とはいえ、この結果はむしろ短すぎると言える。 

 本来"堅"は10分伸ばすのに1月かかると言われ、そのままの成長率を維持するようなら14時間を超えていなくてはならない。半分以下なのは学校生活との両立もあるだろうが、年齢故の肉体の幼さと鍛え不足、そして才能、という奴だろう。

 

 問題は、

 

 (系統別の修行をする時間がない…というか寮生活に入ったせいで修行する環境が作れない)

 

 系統別の修行は、修行に必要なものがある場合が多く、石割の石などがそうだ。

 

 (変化形はいい、使わないから。問題は放出系と強化系)

 

 放出系は、本来の予定では放出した魔力で岩を押して動かす修行をしており、強化系でも同様に強化した肉体で岩を押す修行をしていた。

 

 (放出系はもう"浮き手"を始めるしかないか…)

 

 "浮き手"は片手逆立ち状態で手のひらから放出したオーラで体を浮かす修行。6~70㎝浮き上がって合格。攻撃に転用すれば相手を数m吹き飛ばせる技にもなる。

 コントロールが非常に難しいうえに逆立ちという集中力を要する姿勢でこなさくてはならない。

 

 (ゴンですら制限期間内にはクリアできない難易度、どれだけかかるかわからない)

 

 (しかし、いつかもしかしたら放出系の能力が必要になるかもしれない、訓練は続けなくては。容量が後どれだけあるかはわからないけど)

 

 念の修行はどれだけの時間を費やしたかがその能力の強さに影響する。いつかに備えるなら今からやらなければならない。

 

 (問題は強化系…、何を強化するか…)

 

 強化系の修行の基本は"何かをしながら""何かを強化する"であると以前考えた。そのため、石や自分の肉体を強化して鍛えてきた。

 

 (今後も寮や学校の敷地からあまり出られない、欧州行きの時は1ヶ月艦の中だとすれば持ち込めるもの、もしくは自分の肉体)

 

 (自分の肉体を強化するとして、負荷をどう掛けるかが問題か)

 

 敷地内や艦内に、持ち込める物の中に過剰に重たいものや破壊してかまわないものが大量にあったりはしない。

 

 (ダメもとで聞いてみるか)

 

 

 

 

 「学校の敷地内に持ち込める鍛錬用の資材?」

 

 「魔力の操作訓練にですね、今までも河原で石や岩を使ってたんです」

 

 「よくわからんがそれなら剣振っとけ剣」

 「いや、あの魔力の操作をですね…」

 

 "念"の修行を隠しながら、参考になる話を聞くのは無理があったか。

 

 「なんか勘違いしてないか?剣を振る中でも魔力は操作できるだろう」

 「はぁ…」

 「ウィッチの剣術の技の中には魔力の精密な操作を前提としたものもある。ちょっと考えてみろ」

 「わかりました…」

 

 

 

 結局その日の訓練中に参考になる意見はもらえず、"剣"を使った修行、強化系に通ずるものを考えてみることになってしまった。

 

 

 「剣の修行で参考になるのってなんだ…?るろうに剣心?あれは、主人公ある程度強かったからなぁ…」

 

 もうすでに前世の記憶はだいぶ薄れ、思い出せるものは限られているか、深くは思い出せない状態だった。

 

 「…記憶メモにあるかなぁ?」 

 

 

 日曜日、実家に戻った際に、部屋に隠したままだった"記憶メモ"を確認する。

 

 思い出せた漫画タイトルと大まかな内容が書かれたページをめくる。

 

 「うーん、作品それぞれのオリジナル異能が多くて参考には…?」

 

 ほとんどのページには参考にはならない、もしくは参考になりはしても学校や艦内ではできそうにないものばかりだった。

 しかし、最後に開いたページには、作品内容はそこそこに技や鍛錬に関するものが多く書かれていた。

 

 「シグルイ、の"練り"」

 

 "練り"

 

 漫画シグルイに登場する剣術修行 

 どでかい木刀"かじき"による素振りを一回振り下ろすごとに30分かけて行うといったもので、力みすぎのあまり奥歯をかみ砕かないよう、手ぬぐいを噛んで行う。

 

 「棒状のものはいくらでも手に入る。刀自体を重たくするんじゃなくて、紐を結んで…天井の梁か木の枝にでもかけてやって反対側に何か結べば…」

 「強化するのは棒自体と紐かな。自分自身の強化は控えめにしないとおもりが持ち込めない大きさになるか…」

 

 

 学校へ戻る際に廃材から鉄の棒と縄を掻き出し、おもりには寮の裏にあった廃材を使うことにした。

 

 「ふんっぎぎぎぎぎ…」

 

 結んだ縄は強化しなくてはちぎれ、鉄棒はひん曲がるだろう。 それをギリギリのところで、強化し続けながらひたすら時間をかけてゆっくりと一動作をこなす。ときおり、あえて速く振り下ろしてみると強化が乱れ、縄が切れそうになる。

 ふと、ネテロの感謝の正拳突き1万回を思い出し、集中が途切れてしまったため、縄が切れて廃材が落ちる。

 誰も足を運ばないような裏庭ゆえ、問題はないだろうが見られても問題がない程度に体裁を整え、部屋へ戻る。

 

 (縄はまた探しに行けばいい。3日に一回ならそこまで負担でもないだろうし)

 

 正直"念"の修行としてはいまいちだったがそれでも停滞していた強化系の修行ができたことに満足し部屋へ戻る。

 

 後日、 

 

 「そういえば雁淵」

 「はい、なんでしょうか!」

 「結局剣で魔力の鍛錬は何か思いついたのか?」

 「はい!鉄の棒の先に縄をくくって枝にかけて釣り上げるようにして素振りしてます!」

 「は?」

 

_____

 

 「とりあえず見せてもらったが」

 「はい!」

 「その…かじきとかいったか?どこで拾ってきた知識かは知らんが…、やりたいことはわかった。もっとまともなの用立ててやるから素振りはそれでやれ」

 「えっ、いや」(強化系の修行も兼ねてるとは言えない)

 「それでやれ」

 「ハイ…」

 

 校長には言えない事情を説明するわけにもいかず、かといって強化系の修行をおろそかにすることもできず、校長の手配した鉄心入りの木刀が来てからは、それと修行の両立で睡眠時間を削る羽目になった。

 

 




 作者はひかりちゃんをどういう方向に進めたいんだろうってのは作者が一番思ってるってそれ一

 今回三隅ちゃん周りしか考えてなくってそれ以降は文字数稼ぎも兼ねてるから話の方向がとんでもないことに
 正直読まなくてもいいと思ってる いい展開思いついたら差し替えるかも


 ブレイブウィッチーズってアニメあんなに丁寧に描写されてるのに漫画版2冊に無理やり詰め込んだのなんでなんだろ しかも1巻でアニメ3話目くらいまでって

 NARUTO原作でカカシ先生がコピー忍者って言われてたけど、じゃあなんでうちは一族自体はそう言われないのか、って考えた時にあくまで写輪眼では術の仕組みを見抜くことはできるけど、それを発動するのに必要なチャクラ操作なんかの感覚は実感しないとわからないから、うちは一族にも見ただけでその場で相手の術を再現できるような人はいなくて、だからカカシ先生はただのうちは一族モドキじゃなくて"術をその場でコピー"してくる忍者ってことで有名になったんじゃないかと思ってる。(勝手な解釈)


 次回から原作突入です
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