いぬの生活   作:アスラン

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二十一話:どうなったかって・・・

当初の予想通り戻れた…

 

目が覚めたというか、防犯ブザーの音に起こされた

カスタム防犯ブザー(あれ)を持っているのは三人、杏子と友人さんと紗夜さん…

聴覚が場所を教えてくれている…自分の感覚ともあっている

エンジンをスタートさせると一気に向かった

 

しかしここまでくると…お約束すぎる

手を押さえて車のフロント前に蹲る(お約束1)と軽バンを背に紗夜さんを取り囲もうとしていた覆面の人たち(お約束2)

 

なんかもう面倒になって一気に片付けてしまった

「なんか身体がすっごい楽に動くんだよねぇ」

『私もなぜかこんな動きが…』

レオンさんも1人…ん?

『どうしました?…あれ?』

…意識が繋がってる?

『後遺症みたいなものですか?』

なのかな、聴覚がレオンさんの時くらいになってるし

嗅覚はそこそこ普通…じゃないな…日菜ちゃんの匂い?

これ…普通に戻るのどれくらいかかるかな?

『楽観的ですね?』

レオンさんもどこかおかしいところありますか?

『大丈夫ですね、どこも劣化していないですね』

…ジャケットに入れてある結束バンドで気を失ってる暴漢の親指を纏めて覆面を剥がしておく

まぁ、なんとかなるよね

 

 

 

お馴染みの警察署…馴れたくないけどね

どうやら、レオンさんとは意識がつながっているというより、より明確な意思疎通が出来るって認識でいいのかも

聴覚がちょっと(・・・・)良くなってるのと嗅覚は…これはちょっと困るかもってレベルだよ

犬の嗅覚は内面も嗅ぎ分けてるのかもしれないね、人に戻って感覚が変わったからかもしれないけど

嫌な臭いに辟易していたら、腐臭を放ってるいつものインテリヤクザモドキと杏子が軽くやりあっていた

杏子も忙しくなるから(司法試験準備)いい加減見過ごせないんだよね

それにしても…とうとう言っちゃたセリフに大笑いしちゃったね

今時

「お前議員に逆らって」

言う人間がいるなんて、アホ過ぎて笑った

「いや~~まさかこんなセリフ聞ける日がくるなんてw本当頭腐ってるね性根も腐ってるから」

嗅覚が異常認識してるから吐き気がしてきた

その匂いより強い不安・恐怖の匂いがしてきた…紗夜さんだね。流石に今回は本当ダメだろう

震えてる手を握る、少しでも不安感が減少するように、不安を受け取れればと…

 

杏子がほぼ壁をしてくれたけど、流石にまたさせるわけには行かないよねと考えてたら

いい匂い…いや香りと言う方がいいよね、刺激臭の中に清涼感がある

「おねーちゃん!」

紗夜(氷川)(さん)!』

かなり紗夜さんから不安感が薄まってきた…妹とか仲間って本当いいものだよね~

「ひさしぶりね」

そう言えば友希那()仲間(メンバー)だったよね

性格は相変わらずなのかな?

 

その後は新しい感覚のせいで疲れたので認識がいい加減かも知れない

なんかJKに囲まれるというめず…いやレオンさんで体験したや

でも何かいたたまれないのは変わらないよね

 

その後なぜか紗夜さんを助手席に乗せて家に向かったけど…(杏子が1人乗れないからと言ってきた)

僕紗夜さん家知らない(事になってる)はずなのに案内(ナビ)してもらうの忘れてたよ

紗夜さんも精神的に疲れてるから気づいていなかったようだけど

いざとなったら…日菜ちゃんごめんね♪

 

 

 

「数日経ってみたけど」

いつもの川原でそれぞれ元には戻ったけど相談(密会)は続けてたんだよね

『私は変わりありませんね…多分』

「レオンさん…ごめんレオンさんの影響で匂いで色々わかるみたいなんだよね」

『どういうことです?』

「感情とは違うけど…なんか匂いで判るみたい、今レオンさんちょっと隠し事してるでしょ?」

嫌悪というか困惑した匂いでも優しい…心配してくれてるんだね

『またやっかいなものを…』

「まだよくわからないんだけど…」

多分感情に鈍い僕への置き土産と思ってる

『よくわからない?』

「千聖さんから紗夜さんと同じにお…いやこれも香りだね、出てるんだよ」

『氷川様とですか?』

「レオンさんなにか察してるでしょ…さっきの隠してる匂い強くなったよ」

『そうですね、これは人に教えて貰うものではないですから、自分で答えを導き出して下さい』

「なんかレオンさんはなんだかんだでお兄さんだよね」

『私は友人と思っていましたけど、嬉しいですね』

嘘のないいい香りが漂う

「やっぱりいいひと(犬)だよね」

『犬ですけどね』

表情もわかってくる…やっぱり僕がその体でいる時より格好いいし大人っぽく見える

『入れ替わりの仕組みはわかったのですか?』

「仮説だけどね、また車運転したくなったら言ってよ。叶えるから」

案外単純なことだとわかった…あと…

『そう言えば、日菜様とも意思疎通ができるみたいです。思考までは追いつきませんでしたけど』

日菜ちゃんは表情と感覚で的確に理解してくるんだよね、さらに精度が上がったんだね

「…助かるけど、なんだろね?仮説増えちゃったよ」

実は人間に親しく知能のある動物の言葉が分かるようになった…

「人の言葉を理解している動物とは話が出来るみたいなんだよね」

ドクタービーストの三代目を目指すのか僕は?

初代黒人、二代目白人、三代目黄色人種?

『それは…どうして?』

「人に馴れた近所の猫から、『あの猫のお嬢ちゃんはもうこないのかい?』って聞かれたよ」

びっくりしたよ本当、どこから聞こえるのかと聴力良すぎてとうとう精神にきちゃたかぁと観念するところだったもん

『ひとに戻ったのに、それは驚かれましたね』

「映画のあの驚きが他人事じゃなくなるとは思わなかったよ」

笑い合う…日菜ちゃんの都合が付いたら今度はレオンさんはバイクに乗りたいそうだ

それもサイドカーの方に、なんでだろうね?

でもこの時のレオンさんからも千聖さんや紗夜さんに似た香りが感じられた

「いつか解ったらそういう話もしようか、お兄さん」

『いつでも歓迎ですよ(義)弟(きょうだい)

この歳になって同性の親友といえるひと(犬)が増えた

やること考えること挑戦することは相変わらず増えていく

やりたいこと再挑戦することも山積み

今回の事で人に相談するという事を思い出したし大事だと再認識した

ありがたい事に僕の周りは自覚のない天才が多い

『なんとかなる』し『なるようになる』のだから

「さて、今日は午後からもレオンさんと会うかもだよ」

『とうとう受けられますか!?』

「お金も欲しいし、見聞を広めたいからね」

『車一台増やすんですよね?』

「それはちょっと悩んでるんだよね、外の駐車スペースも使えるから車庫はスタジオにしようかなって」

レオンさんその呆れた空気出さないで…匂いとしてわかるんだから

『お金…どうするんです?』

貯めればいいんだよ、貯めれば♪

 

「レオ~~ン帰るわよ♪柴田さんもまた後でよろしくお願いします!」

ベンチから千聖さんの声がかかる

『お嬢ご機嫌ですよ』

「みたいだね~なんかいい香りでてるみいたいだし」

『では健闘をいのります』

「うん、ありがとう」

手を振って見送ると

 

「賢人くん?」

ロードワークの終わったご友人が戻ってきた

「お疲れ様」

この人もいい香りを出してて落ち着く

「今日はバイトの面接ですよね?」

「そうだね」

家に向かいながら会話をする、そういえばこれも久しぶりなんだよね

「うちの事務所も募集していればよかったのに…」

事務所までお世話してもらえませんって

「応援してますね!」

「ありがとう」

じゃ、家までは走りますかって…そんな事してたのねレオンさん

 

そして、いきなり面接が決まったのと

ここ数日の問題の波が一気にやってきた

 

「ひとの生活は大変だよね…」

 

 

第一章 いぬの生活

 

終了?




なんとか第一章終了?です

「ひとの生活」に続きますが
「人のせいかつ」ではありません

今後共よろしくお願いします

「ひとの生活」始まる前にヒロイン座談会をまたやります♪
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