いぬの生活 作:アスラン
「紗夜さんが?」
日菜ちゃんがあまり元気がない、理由は紗夜さん、それしかないよねー
「なんか、前みたいに部屋に籠ってて」
それは…ちょっと心配だよね
昨年秋頃をふと思い出す
黒歴史だけどまぁうん知ってるのは僕含めて三人だし
「杏子に探らせる?」
困ったときの姉貴分
千聖さんが誰?という顔をして皆を見ているけど、そか日菜ちゃんくらいしか知らないか
「うちの不出来な姉貴分ですが、紗夜さんとはそこそこ仲がいいので探りいれてもらおうかと」
「お姉さんではなく?」
幼馴染みだからね
「おねーちゃんとバンド組んではいないけど色々してもらってたみたいなんだよね」
「そんな人いたのね…」
そんな人って…意外すぎるのかな?
あれ?確か杏子って…あれ?何かあったような??
「ただいまー♪シフト出してきたよ」
何かあったような?思い出せないなぁとやっていたら
いつも明るく元気なピンクが参加してきた、トレーに飲み物とパイをのせて
そう、ここは彩ちゃんのバイト先のファストフード店
紗夜さんにポテトでも差し入れたら?と言うことでやって来たついでになのか、シフトを出しに来るために提案したのか?彩ちゃんの提案で来たけど…何故か千聖さんも同席している。ちなみにレオンさんは外に繋がれている
彩ちゃんはレオンさんをバイト先まで散歩できて嬉しそうだった
「花音は休みなのよね?」
そういえば花音ちゃんのバイト先でもあるんだよね…って…
…あ、他の事思い出した…今日花音ちゃんの家庭教師の日だ!
「久々で忘れてた、ごめ、バイトだった」
慌てて立ち上がると、彩ちゃん以外のピンクが丁度紙袋とレシートをもってやってきていた
「あ、柴田さん!タイミング良かったですか?」
えーと、誰だっけ…そだ【かーびぃちゃん】だ、そうそうここのアルバイトさんだったね
「ありがとう、んー、日菜ちゃん送ってくよ」
紙袋をもち店を出る
まぁ、千聖さんと彩ちゃんはレオンさんがいるし大丈夫だよね?
外に出てレオンさんにそれだけ伝えると日菜ちゃんがついてきてるのを確認しつつ、いや、僕より日菜ちゃんの方が速いし体力あるよね…
「柴田さんと日菜先輩行っちゃいましたね?珍しい組み合わせですね?」
普段は花音を迎えに来るのかしら?あれ?私聞いてないわよ?
「花音の家庭教師、本当に忘れていたみたいなのよ」
なんで忘れているのかしら?時間とか約束には几帳面なイメージあるのに?だから事務所にも推薦してた。
実際学生なのに社会人並に真面目というよくわからない評価を得ている
そんな柴田さんが珍しいと考えていたら
「あれ?え?家までレオンくんと一緒?」
彩ちゃんの嬉しそうな声に、レオンなら立派にボディガードが出来る
…それを見越しての行動なのはわかるけど
本当何か言っていきなさいよ!
日菜ちゃんだけ特別みたいじゃないのよ!
…本当に特別なんじゃ?
いえ、いえ、いえ、ポテトもあったし…
でも、氷川姉妹と仲良いわよね…
なんかモヤモヤするというか、これは嫉妬ね、妬みね、僻みだわ。
あー、私はこういう感情に左右されるのが嫌いなのよ!
柴田さんが事務所位入り(入っていません)前より一緒の時間はたしかに増えた、でもそれは日菜ちゃんにも言えること
そして、日菜ちゃんは…なにその天才ってそういうことにも応用利くの??なレベルで柴田さんのパーソナルスペースに入っていく、正確には間合いの取り方が感心する位上手なの
柴田さんはなんというかあれよね?DTと言われる部類よね?
だから極端に女の子してる女の子が苦手みたい、いまもひまりちゃんとの会話数の少なさや目線が若干浮わついてるというか泳いでいるから…、確り一度は胸にいくのはまぁ柴田さんも男なのねという事で…
兎に角苦手にしてるのはわかる、普通の男子はひまりちゃん好きでしょ?
燐子ちゃんとか有咲ちゃんとか麻弥ちゃんとか??
あれ?でも、麻弥ちゃんとは話してるわよね??
胸じゃないの??
…
「千聖ちゃん??」
彩ちゃんが珍しいものを見る目でこちらを見ている、なんなのかしら?
「どうかしたかしら?」
なんなのかは私だ…慌てて取り繕う
「なんか、煮詰まってるのかな?なんて、なにかあるなら話聞くくらいしかできないと思うけど、聞くよ?」
そんなに傍目にわかるのかしら?
「ありがとう、彩ちゃん。でも、もう少し頑張ってみるわ」
またやった…、ここで相談が出来ないのが私の弱いところだ、前も心配かけたのを思い出して申し訳なく思う。でも、なんというか、こういうことはね…恥ずかしいじゃない?ハンドの事なら大分話せるようにはなったけどね
「帰るときすこし
話をすぐ切り替えてくれるのも彩ちゃんのいいところね
「レオンくんとお散歩久しぶりだし♪楽しみなんだ♪」
本当うちのレオンを好いててくれて嬉しく思うわ
「遅れてすみません」
家に戻り、日菜ちゃんを送り松原家へ到着したときには予定していた時間より少し過ぎていた…遅刻をしてしまった、時間を守らないの嫌いと公言してるだけにへこむ
「いえいえ、連絡いただいてますし、ほんの少しですから気にしないで下さい」
玄関で迎えてくれた花音ちゃんのお母さんはそう言ってくれれたけど、本当気を付けよう
レオンさんと入れ替わって、家庭教師習慣が薄れていたんだね、本当に忘れていたんだから申し訳ない
切り替えて、花音ちゃんの部屋に向かう、ノックをするとすぐ返事が返ってくる
「待たせてごめんね、その分ちゃんと頑張るから」
女の子女の子した部屋だと思っていたけど、大分なれたんだよね。
全体的に白に近いアイボリーで落ち着いてて、ライトブラウンやブラウンで纏まっててなんか花音ちゃんぽい
クッションとか置いてあるぬいぐるみがクラゲなのが個人的に好きだ、丸いものを愛でることには僕はかなり拘る
某らいおんや、某ねこ型ロボとか、某くまとか節操がないくらい好きだったりする
先日バンドのメンバーからプレゼントに貰ったという大きなクラゲクッションが正直羨ましい
さて、花音ちゃんに何を教えてるかというと…なんだろね?
なんでも教えるよ?
花音ちゃんが学校で解らなかったことをメインに教えてく感じかな?
実は前は家庭教師センター発行の教材を使っていたんだけど…
この教材が、今だから言うけど…カス、正直初家庭教師先が松原家でよかったよ
最初は我慢して使ってたけど、意味が無さすぎる
という事で、お母さんに話をしてお父さんを交えて話をしたところ
なんと、クビになった(笑)
そして、個人契約で家庭教師をすることになった
なんか、凄く喜ばれたんだよね
どうやら今までの先生達は疑問にも思わず教えていたらしい
学校によってというか、極端に言えば先生によって進み方もなにもかも違う
僕が極端な学校にいたのもあるけど、塾とかもそういうこと考えてないから(考えいる塾は同じクラスの生徒がほぼ学校と同じメンツになる)
同じ学校出身の大学生さんに家庭教師をお願いしたんだよね、OBだからわかって教えてくれるから本当助かった記憶がある
だから花音ちゃんもちゃんと学校の内容を聞き確り学習計画を…するはずだったんだけど
花音ちゃん家庭教師いらないでしょ本当は
だって…教える事少ないんだよ
この子も学校の授業だけで何とかなっちゃうタイプなんだろうね
アルバイトして、バンドもして凄いよね
ご両親はそれを応援してるから家庭教師をつけてるのだろう
…最近はなんか勉強より違うことを期待されてる気がするけど
まぁ花音ちゃんは妹みたいで可愛いから懐かれるのも悪い気分はしない
弟くんも男同士なにか通じ合うものがあったのか…単に僕の精神年齢が低いからなのか、懐かれているみたいだ
わざわざ携帯のRのエクシードチャージングファイズプログライズキー見せに来てくれるくらいだし…
いや、うん、多分絶対、精神年齢だよね
R好きは仕方ないんだよね
格好いいんだもん(中二発言)
あれ?そういえば何か忘れてうような?
千聖さん…君の親友も油断ならないぞw