いぬの生活   作:アスラン

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今回もよろしくお願いいたします。

感想で指摘がありましたが…

あこちゃん忘れてませんよ??
予定通りですよ

本当ですよ?


十三話:きらい以上すき未満

「話しとはなんぞ?」

「そのままの意味だよ?」

話をしておとしどころを見つける

極端な方法なら、本当に目の前で紗夜さんに白金さん(黒猫)を撫でさせるのも手かもしれない。

…僕が黒猫に入る確率が出てくるけどね

 

「話もなにも、妾は柴田賢人、お主が嫌いじゃ」

いきなりぶっちゃけられた、そうか猫にまで嫌われているのか僕は…

「地味にどころか大ダメージ?」

紗夜さんが驚いている、あぁ、いてくれて良かった。

「子供の頃はお主の話ばかりで、やーーっと聞かなくなって久しくなったらまたお主の話じゃ、妾は燐子とのんびりきやっきゃうふふするのが好きなのじゃ!」

語弊があるようで、白金さんが慌てている

(くろっ!なに言い出すの!やめなさいっ!)

おー、饒舌な白金さんだ。なんか懐かしい…ん?懐かしい??

「妾はノワールじゃ、燐子でも名をちゃんと呼ばぬと言うこときかぬのじゃ!燐子は子供の頃は柴田賢人に負けたじゃの、さとうなんとかには勝ったとか、柴田賢人の演奏は爆弾みたいだとか誉めたり貶したりそればかりで妾はうんざりするときもあったのじゃ!」

(今暴露することですか!やめてー、やめなさーい)

さとうなんとか?杏子のこと?

勝った負けた?…

 

「柴田賢人のせいで燐子までビアノやめてしまって妾は心底柴田賢人が嫌いなのじゃ!まぁ、お陰で燐子が構ってくれる時間が増えたのは感謝しておるが…」

ピアノ?

「のわさんのあれはツンデレなのですか?」

紗夜さんがツンデレだよ…何て言ったらずっとツンツンされそうなので冗談でも言えない

っと、なんか、あれー?まさかなぁ

 

「もしかして、子供の頃コンクールでいやに僕や杏子に突っ掛かってきたオカッパ??」

黒猫な白金さんを指差す

「なんじゃ、今ごろ思い出したのか?」

(おかっぱじゃありません!肩甲骨まで伸ばしてました!!)

あ、そう言えば名前に見覚えがあった気がしてきた…

「お主、実に失礼なやつじゃな?燐子はお前…」

(くろ!いっちゃだめー!ー!)

あー、なんか、あれ?そうするとん??

なんか物凄いことを忘れてる気がする…

「白金さん…猫だとすごくアクティブね」

普段物静かで無口なイメージだもんね、跳ねたり鳴いたり見てるだけで忙しい

「そういう話じゃなくて、いやそういう話なのかな??」

レオンさんを見ると、残念なものを見る目をこちらに向けてる

なんですか?僕なんかしました?

(柴田様の残念加減が増しただけです)

ひどっ!

 

「賢人さん、収拾がつかないのなら一度休憩しますか?」

紗夜さんが場を仕切ろうとしてくれる

「そなたか?仕切り屋の泥棒猫は?」

は?なんかすごいこと言い出した?

「…」

あれ?紗夜さん、のわちゃんじゃなくて、なんで白金さん(黒猫)の方に目を向けてますか?

(…?なんです?氷川さん?)

「疑いました、すみません」

そう頭を下げる、なにを疑ったの??

「お詫びに、少し撫でさせてください」

紗夜さんが正座した腿をぽんぽんと叩き黒猫を招く

「燐子?なにをしておる?罠じゃ、そやつの罠じゃ!」

のわちゃんが慌ててるが、お構いなしで黒猫は紗夜さんの膝にのり…

「燐子?気持ちよいのか?その、その御仁の撫ではそんなに良いのか?」

あれは、された人間しかわからない、いや犬猫か

人間であることを思わず忘れるくらいいいんだよねー

白金さん、堕ちたな…

「燐子?燐子??」

完全に猫になっている黒猫(白金さん)を羨ましそうに見つめるのわちゃんことノワール

「そんなに気持ちよい…のか?」

あ、来たかも

って、白金さんの方が…まずいかな?と思ったら

 

「ケントくん!ゆるす!!のわちゃんを抱き締めてあげて♪」

日菜ちゃんがドアをバーンと開けて言い放つ、なにやってんの?この子は?

「は?なにそれ?」

「いいからはやくっ!!おねーちゃんも我慢だからねっ♪」

楽しそうだね?

急な睡魔にくずおれるのわちゃんと言うか白金さんの細いのにボリュームのある体を抱き支えると

「おねーちゃん寝ちゃダメだよっ!」

何故か紗夜さんが眠そうにしていたのを日菜ちゃんが起こす

あ、白金さん(黒猫)が堕ちた!

「もー、危なかった。流石におねーちゃんが混じって入れ替わられたらあたしも困るよ」

日菜ちゃんがにこにこしてるけど、何故か目は笑っていない?

黒猫を膝に乗せたままの紗夜さんは完全に無表情になって、こちらを視線だけで殺すみたいに見てる

「賢人さん、いつまで白金さんを抱いているのですか?」

え?なにその語弊のある言い方は

支えてるだけだよ?

あ、やっぱりそれでも女性に軽々しく触るのダメだよね…

ベットにでも運ぶかと体勢を変えようとしてたら

 

「りんりーーんっ、既読はつくのにスタンプしか返ってこないし、最近学校休んでたって…あれ?紗夜さん?」

さっきの日菜ちゃんを彷彿させるドアのあけかたをして、やかまし元気なのが入ってきた

「け、ケント兄ぃ、な、なにしてるの??」

なにって、ベットに運ぼうかと、体勢変えようとしたら…あれ?

「りんりんとケント兄って…?あれ?でも紗夜さんもいて…え?でもりんりんと??え?えぇ??」

煙吹きそうだね

「どうして、ふたりはだきあってるの?」

その言葉を発したとき

「悲しい事故なんだよ」

どこにいたのか日菜ちゃんが背後から手刀であこちゃんの首後ろを一閃、意識を刈り取っていた

あれ出来る人初めて見たけど

 

『いま、やる必要あったの?』

 

紗夜さんと僕の言葉が一字一句違わず重なった

「やってみたかったんだよねー♪」

 

天才怖い

 

ベットに白金さんを運び

…何故か紗夜さんと日菜ちゃんの眼が怖かった

ついでにあこちゃんもベットに寝かす

…だからなんで睨まれるの?

女の子引きずるわけにはいかないし、どうしろと?

 

「ケントくんってもやしの癖にそういうことは出来るんだね♪」

だから眼の笑ってない笑顔って怖いって

「…そういう事だけ得意とか最悪ですね」

なんか紗夜さん昔に戻ってない??

助けを求めてレオンさんを見ると…寝てる…

 

「え?…レオンさん寝てるんだけど…」

「え?うそっ…」

日菜ちゃんも気にしていなかったのか驚いている

「…入れ替わりに性別は関与するのですか?」

知らないって…これ…

 

もしかして…まずい展開??




りんりんなレオンさん?

いやそれはないでしょう…

次回もよろしくお願いいたします。
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