いぬの生活 作:アスラン
ねんどろ紗夜さん可愛い♪
昼休み
なぜ私がここに…
花咲川生徒会室
表上燐子ちゃんがこの学校の実権握り、紗夜ちゃんが裏でこの学校を牛耳るという…
あら?羽丘は日菜ちゃんが生徒会長よね?
…氷川姉妹はこの地域の二大女子校を仕切ってることになるわね
なんて恐ろしい…
「白鷺さん、声に出てます」
「わざとよ」
端から見ると、険悪に見える?
でも、しっかり話したおかげで紗夜ちゃんとの関係が少し深くなったかもしれないわ
扱いが微妙に薫に近いかもしれないのは仕方がないわよね?
ー少し前に遡ると
お弁当を食べながら簡単に話をしていた、三年生である私達は丁度授業がないのでこのまま生徒会室で話を続けてもいいので結構のんびりしていた。
ポピパのメンバーも(市ケ谷)有咲ちゃんが生徒会室に居る為、お昼を同席していたけど
よく考えなくても柴田さんの事はあまり知らない子達のはずなので興味も何もなく私の昔話として聞いてくれていたはずなのに
なぜこうなった?
私は花音や彩ちゃんの後押し(結局薫から話を聞いた花音に追求の迷惑がかかるのも嫌だった)や
花音が聞いた薫の話との整合性を確かめるために柴田さんの話をしていた
薫はやっぱりバカだ
何一つ自分に有利になるように話を変えずに、ありのままを花音に伝えていた
そして、薫もどちらかというと花音と同じで異性というより兄という立ち位置の柴田さんを好ましく思っているようだ
『まぁ、
薫なりの気遣いなのだろう
私は自分の呪われたようなこの身体の成長のなさを改めてありがたく思った
「あの?いいですか?」
珍しく、有咲ちゃんが入ってくる
「どうしたの?」
「その、お話しにあった。しばたさんとかまさとさんとかは、
………
あの草食系…胸?胸なの??
燐子ちゃんといいひまりちゃんといい…
『千聖ちゃん!?』
花音と彩ちゃんに正気に引き戻してもらう、僻みよね…紗夜ちゃんを見ると同じように目線が下を見ている
「そ、そうね。そう書くわ、有咲ちゃんの知り合いなのかしら」
若干動揺したのは認めなくてはならない
「市ケ谷さんもピアノを…」
紗夜ちゃんが気づき、燐子ちゃんが頷く
おかしい、私も子供の頃ピアノしていたわよ?
紗夜ちゃんも同じらしく少し納得のいかない顔をしていた
「はい、あの気難しいクールキザですよね?」
…ねぇ、柴田さんってみんなにどう写ってるのかしら?
「そうなの?なら珍しいわね同姓同名かしら?」
あんな名前は多くはないけど
違う人としてマトメテシマオウ
「あれ?それ星のひとだよね?」
星の人
?確かに星が好きよね
…香澄ちゃんとも接点あるのかしら
「ほら、さーやじゅんじゅんと本気でライダーごっこしてた人じゃないかな?」
…あの人は…
「そういえばそんな名前だったかも、たまにうちのパン買いに来てくれてますよ」
「それは、間違いなく
紗夜ちゃん苦笑いしてる、子供相手に本気でライダーごっこが出来る
「いつもじゅんじゅん達とも遊んでくれてるから悪い人じゃないよね?」
…とも?
「他にも誰かと遊んでるのかしら?」
「知りませんけど、じゅん達と別れるときにそんなことを言っていたような気がします」
あの偽善者は他でもイイ人ポイントを稼いで…違うわね
って、私達子供と同列なの??
複雑な気分ね…
「おたえは知ってる?星のひと」
星のひとで定着してる?
「んー、知らないかな?」
あら、柴田さんってたえちゃんみたいな子好きそうなのに?
ギターも上手いし、髪も綺麗だし…
「黒のM-Ⅱに羽根の生えた星が入ってるとか、strandbergの黒のベースに星と羽…」
たえちゃんがstrandbergに反応した
「変態だ…」
そっちなのね
「でも」
でも?
「4弦と6弦のツインネックの変態なら良くみますよ?」
…
「…」
紗夜ちゃんも私も黙ってしまう
そんなの持ってる知り合いは一人しか心当たりがない
「そう言えばそのツインネックも黒で星と羽あったような?」
たえちゃんのバイト先(不定)にたまに現れるらしい
…それって、ストーカー?
紗夜ちゃん、私達の好きなひとはJKのストーカーかもしれないわよ
把握してしまった私と紗夜ちゃんが少し気落ちしていると
「どうしたんです?」
たえちゃんってスラッとして、新田さんを少し思い起こさせるわよね…なんて考えていたら
「…あの、それって誰かと一緒じゃなかったのかな?」
ずっと黙っていたりみちゃんがたえちゃんに尋ねる
「うん、背の高い女の人につれ回されてる感じだったかな?」
なぜ疑問形?そういう情報は確りと話しなさいよ、思い至る事があるらしく紗夜ちゃんが胸を撫で下ろしていた。
「紗夜ちゃん知ってる人?」
「そうですね、花園さん紅い派手な人じゃなかったですか?」
…あかいって、あれ?なんかそんな人いたような?
「あ、うん。そうですね。あれは紅いですね」
どんな人なのよ?
「賢人さんの姉のような人ですよ、確か今井さんが練習に付き合ってもらった事があります」
紗夜ちゃんは何気に柴田さん絡みの人との面識が多いわね
「私も少しお世話になったから」
どうやらりみちゃんもお世話になったなら、ベーシストさんなのかしら?私もお世話になりたいかも
それにしても、柴田さんの姉か…ありうるのかしら?
…あ、紅い?あの激しいピアノ演奏の子!?
遅れて記憶が開いた
いつも紅いドレスに薔薇を散らすような、烈火のような激しい演奏をする柴田さんと同じ世代のピアニスト…姉なのね
「…柴田さんといい、その人といいピアノやめて弦楽器って」
柴田さんは自分でもピアノ含めて弦楽器大好きを公言しているけど
「千聖先輩ピアノって…その柴田賢人です!」
繋がっちゃったわね、ごまかしたかったのに
「世の中狭いですね」
紗夜ちゃんも呆れている
燐子ちゃんが「また被害者が…」なんて言ってるし
「賢人さんモテモテだね♪」
彩ちゃん嬉しそうね?
まぁ、私も嬉しくない訳じゃないのよ、好きな人が嫌われものよりはねぇ?
でも、みんな男の趣味が悪いわよね
「ち、ちが、違います。あんなヤツは大嫌いです!ピアノ勝手に辞めるような根性なし」
照れ隠しよね?
燐子ちゃんが深く同意しているけど
「え?有咲、星のひと好きなの?」
香澄ちゃんが嫉妬なのかいつも以上に抱きついて有咲ちゃんをいじっている、「バ、バカッ!ちげーよ!」と私達がいても言葉が悪くなってるからかなり慌ててるわよね、こういうツンデレもあるのね演技の参考にしましょう
しかし…有咲ちゃんもか
「また賢人さんの幼少期を知る人が…」
紗夜ちゃんも困惑している
うん、ピアノね
燐子ちゃんはコンクール出てたくらいだし
「有咲ちゃんはコンクール出てたのかしら?」
そんな話は聞いたことがない
「いえ、そのスクールで見学というか、予行演習というか」
いつかはあなた達もあそこで競い合いなさい!というやつかしら
…後に全国を制覇した燐子ちゃん
年上とはいえその燐子ちゃんの上位入賞を延々と阻んできた柴田さんに紅い人
子供心にどう写ったのか少し興味があるわ
やっとPoppin'Partyが出せた…
またよろしくお願いいたします。