いぬの生活   作:アスラン

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今回もよろしくお願いします。

ちょっと短めです


三話:「入れ替わってるのにみんな全然違和感抱いてないでしょ?」

 

…私…白金燐子は困っています

「にゃにゃーん♪(りんりーん♪)」

そう

「燐子、妾と出掛けようぞ!」

 

何故か、私ではなく

あこちゃんとノワールが入れ替わってしまいました。

 

前に私とノワールが入れ替わった時は氷川さんとついでに一応柴田さんのお陰で元に戻れましたが

 

「にゃにゃにゃ!(あこが猫になるなんて夢だよね?でもすごくリアル!)」

そうだねあこちゃん、夢だったらよかったね

「燐子!妾ともキャッキャ、うふふをしようぞ!」

あこちゃんの姿になったノワールがそんなことを言いながらすり寄ってくる

何故か違和感がない

これなら変に無理矢理な理由であこちゃんを学校休ませなくても良かった?と思うのは仕方ないよね?

 

話は昨日に戻る

あこちゃんが遊びに来た

それはよくあることだけど、いつもと違うのは

「え?りんりん、この子(黒猫)使い魔なの??」

今はノワール(黒猫)が普通に部屋にいて私の足元でノンビリしている事が多い

先日家の猫(飼い猫)と判明してから私の部屋に棲み処を移したノワールを見てあこちゃんがノワールを撫でながら言う

意外に気難しいノワールが簡単に頭を撫でさせていることに、空気を読んだのか無理をしてないか心配したけど杞憂だった

「にゃぁ(燐子の友達じゃな♪大丈夫じゃぞ)」

「うん…そんな…ところかな」

意思疏通が出来るからある意味そうかも

「にゃっ!(姉じゃ!)」

またどこかから変な知識を得たらしく、姉妹(スール)制度を偉く気に入り、私を(プティスール)とか言い出し、自分を黒薔薇(RosaMezzanotte)と言い出したのはまだ最近のこと

教えたのは日菜さんあたりな気がする…(先日合宿で氷川さんのお家に預かってもらいました)

 

「黒猫さんすごくかわいい♪」

ノワールと戯れるあこちゃん

なにこの可愛い生き物

それで事が済めば良かったのに…

私とあこちゃんとノワールと戯れていたら

あこちゃんとノワールがだんだん眠くなり、私もつられてうとうととしていたら…

「燐子!これで姉妹じゃ♪」

うん、そうだね終い…?

「寝ぼけるな?終いじゃなくてスールの姉妹じゃ♪妾も晴れて黒薔薇が名乗れるのじゃ♪」

いつも聖堕天使名乗ってるよね?

…ん?あこちゃんが??

あれ?私を呼び捨て?

…夢ね

「夢オチは嫌いじゃぞ?」

……

「…どうして?」

目の前の絶好調なあこちゃん

「どうしてもなにも、わからん」

…どう見てもあこちゃん、でも中身は

「なんでまたいれかわってるの!?」

すごく久しぶりに大声が出ました

 

色々と混乱しすぎて、氷川さんからの欠席を心配したLINEでようやく相談できる人が居ることを思い出せました

慌てすぎて要領を得ない返事をしてしまい、氷川さんにご迷惑をお掛けしました

 

 

 

「宇田川さんはそのままなのに、ノワールが異様に人懐こいのはなかなか驚かされますね」

なんて紗夜さんが黒猫を撫でながら言う

確かに違和感がなかったのが怖い

「妾は黒薔薇なるぞ!聖堕天なんとか一緒にするでないぞ!?」

あこちゃんなノワールは絶好調だ、白金さんの時よりしっくり来てるんじゃないかな?

「…宇田川さんは猫と同じレベルなのか、ノワールが宇田川さんレベルなのかという本人に不名誉な話はこの際は置いておきましょう」

紗夜さんが黒猫なあこちゃんを撫でながら言う

相変わらず動物を魅了する魔手は健在であこちゃんは考えることを放棄して完全に猫になってしまっている…

 

…それってまずくないか??

 

「賢人さん?宇田川さんが夢と認識している間に早く戻してあげてください」

どうもこの入れ替わり現象、僕がやらかしてると思ってる節があるよね?

「考えてみたけど、難しいよ?」

正直に答える

大まかなルールはわかってきたけど、今回のは正直単純なだけに余計に解決しづらい

「もう少し複雑だと隙間につけこむやり方でなんとかなるんだけど…」

僕とレオンさんの入れ替わりや、前回の入れ替わり解消が大雑把に見えてその方法だ

白金さんが出してくれた紅茶とバタークッキーをいただきながら説明をする

なんか最近どこでもクッキー食べてる気がする

「単純ゆえに隙間がないということですね」

二人の理解は早くて助かる

「…なら、無理矢理…隙間をつくるのは」

紅茶のおかわりを注いでくれながら白金さんが言う

ちなみに、あこちゃん(ノワール)がぴったりくっついている。

違和感が全くない…そこがまた問題なんだよね

「それが正攻法だけど…」

言い淀むと

「正攻法ゆえに危険が大きい?」

紗夜さんが困った顔をしているけど頷くしかない

「まぁ問題としては、僕は専門家じゃないからね」

実は危険と言っているけど本当に危険なのかもわからないのが正直なところだ

 

どうしよう…

今回一番の問題は

 

「入れ替わってるのにみんな全然違和感抱いてないでしょ?」

 

そう、僕とレオンさんの時は誰かが少なからず若干違和感を抱いていたらしい。

白金さんとノワールはノワールが強烈すぎて全員が違和感を持った

 

今回…

「妾がどうかしたのか?」

小さい体で胸をはる小さな魔王

どうみても「闇の波動がアレする黒っぽい堕天使」だ…

 

違和感仕事してくれ




読了ありがとうございます。

しかし
…どうしよう…

またよろしくお願いいたします。
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