いぬの生活 作:アスラン
今回こんな感じですけどどうでしょう?
主に家にいて、家から出るのは朝の散歩と夕方の散歩
希に夜の散歩
家の庭でそこそこ動ければ・・・
残念ながらレオンさんは大型犬で小型犬なら十分な広さでも
正直全力で体動かしたら体ぶつけちゃうよね
今度レオンさんに家での過ごし方を聞かないと
どうも記憶に関しては全部が全部見れるわけではないことがわかった
隠しておきたいこととかプライベートは確り流れてこないようになっているんだね
・・・良かった、自分のもだけど人の(犬の?)黒いものは触れたくないもんね
「レオン?どうしたの?」
千聖さんがリードを持って、私服でやってきた
普通のお散歩?
朝は絶対ジャージ(命名:スポーツカモフラ、レオンさんが笑いを堪えていた)
夕方は私服かジャージのどちらか(ジャージは星3位な確率)
そして今は・・・星4なのかな?
芸能人のお出かけスタイル?
隠してるようで変にキラキラしている
これが有名な隠しきれていないというものなのか
友人は変装とかしてないから不思議で仕方ないんだよね
これ聞いちゃいけないことだと思って聞いたことないけど
それはともかく、昼過ぎにお出かけは珍しい
えーと、そうか今日は日曜日か
この姿になってからあまり曜日感覚がいらないから忘れがちだよね
「わーレオン君久しぶり♪」
ピンク色に星をまとったようなキラキラした子が両手で顔を挟んでもふもふしてくれる
これ気持ちいいんだよね
あ、レオンさんの記憶流れてきた
丸山彩ちゃん 千聖さんの大切な仲間の一人で内心尊敬もしている子
努力するのは当たり前で、努力は必ず報われると信じている眩しい子だね
何かあるときのレオンさんの預け先候補筆頭なのでかなり馴れている
「レオンくん一週間ぶりだねっ」
日菜ちゃんが背中を撫でてくれる、気持いいけど
最高を知ってしまった今は何か物足りない
また紗夜さん所いきたいなぁ
「ん、なんかるんっ♪てこないんだけど・・・」
「ヒナさんどうかしたんですか?」
すごいスラっとした子が現れた
え?外人さん?可愛いのに綺麗な雰囲気をまとってる
若宮イヴちゃん、メンバー最年少、フィランド人の母を持つハーフモデル
純粋を人で表すとこの子になるんだって
そしてドッグランに併設されたカフェで少し距離を取ってこちらを見てる眼鏡をかけた子
大和麻弥さん、ちゃん?判断が難しいので麻弥ちゃん
だいぶ馴れてきてはいるけど
犬は苦手らしい
なのにレオンさん事あるごとに舐めたりしてスキンシップしてる
・・・レオンさん年齢の割にお茶目だよね
パスパレことPastel*Palettesのメンバーが勢揃いなドッグランって凄いね
「レオン行ってらっしゃい」
千聖さんがリードを外してくれる
日曜なので他の犬もいるけど
全力で走るくらいはしても大丈夫だよね
外周を回るように少しずつペースを上げて走り出す
「わ、レオン君速っ」
彩ちゃんがフェンスから声をかけてくれる
隣にはイヴちゃんと麻弥ちゃんもいる
千聖さんと日菜ちゃんはテーブルでお茶をしているみたい
全員揃っていて誰もよってこないんだね
何か番組の収録とかと思われてるのかな??
「で、千聖ちゃんどうしたの?」
日菜ちゃんが少し訳知り顔で訊いてくる
以前なら日菜ちゃんも一緒にドッグランに行って一番はしゃいでいたかもしれない
変わってないようで彼女も変わっているのかもしれない
「知ってるでしょ?紗夜ちゃんからあの人の話を聞いたのよ」
先週の朝の散歩で、私もまだ見たことのない柴田さんのご友人に遭遇したらしい
「あー知ってる、撮影から帰ってきたらおねーちゃんが玄関でずっとレオンくんブラシかけてるんだもん」
私もレオンを迎えに一緒に見てかなり怖かったわ
あれギターをブラシに持ち替えただけで昔の紗夜ちゃんの姿なのね
日菜ちゃんが一瞬で涙目になって
「おねーちゃん!おねーちゃん!!」って抱きついてたんだから
・・・凄いトラウマよね本当
結局二人で紗夜ちゃんから話を聞きながら(日菜ちゃんは泣いてるだけだったけど)
紗夜ちゃんが落ち着くのを待った
おかげで一週間経ってもレオンはブラシ要らずだったけど
この姉妹変に天才すぎるわよ
ブリーダー目指しても頂点で狂えるわよ(毒舌)
「ケントくんの友人ってあの人だよね?」
日菜ちゃんが頭の後ろで手を組んで空を見る
日菜ちゃんと紗夜ちゃんの色が混じったような青色の綺麗なグラデーションのかかった空
夜空が好きな日菜ちゃんが二番目に好きな青空だけど
今日は難しい顔をしている
「そうね、あの人よ」
昨日番組の撮影で行った別スタジオで見かけたわ
アイドルとしての年数はこちら(パスパレ)もあちらもそんなに変わらないと思う
向こうは大きなユニットだったりデュオだったり小さなユニットだったりソロだったりと活動の範囲が広い
「忙しそうだよね~」
そう、なのに柴田さんとの朝の時間はしっかり確保しているとか
なにより
「おねーちゃん負けてないと思うんだけどなぁ」
「そうよね、身長もルックスも同じ歳になれば確実に勝ってるわよね」
そう、あくまで「なら・れば・たら」の話になってしまう
現状は勝てないとは言いたくない、でも分は向こうにある
「千聖ちゃんと15センチ差だっけ?」
「13センチよ」
身長の話はやめてもらいたいわ
「それにあれ、公式データと絶対違うよね?」
なんて胸を寄せてみせる
「やめなさい」
本当・・・大きくなったのなら、どうしてどうやって大きくなったのかしら…
「千聖ちゃんなんか黒いの出てるよ、なんかいびつにでてるよぉ」
あら私としたことが
なによりイラつき始めたのは
日菜ちゃんだから仕方ないけど
なんで対抗馬が紗夜ちゃんだけなのよ・・・
私だって・・・妹と身長が変わらなくなってきた、抜かされる節がある
発育は・・・大きいのなんて詰めればなんとかなるのよ、減らす方が大変じゃない
なにより私はアイドルで女優なのよ!
って・・・私は何を熱くなってるのかしら
「千聖ちゃんも結構素直じゃないよね~」
なんて言ってくるし
「でもごめんね、千聖ちゃんは大事な仲間だけど。おねーちゃんの邪魔はさせない」
なんて宣戦布告されちゃったわ
「私的にはまずあの女神を倒さないと進まないと思うけど・・・」
手強いのよね
なにより
「あの女神にさえ靡いてない朴念仁をどう攻略するかが一番の問題なのよ」
確信を突くと
「そうなんだよねー、本当おねーちゃんも面倒くさいのを選んだよね。でも・・・」
そうそれを引いても
「・・・るんぅ♪ってくるんだよね」
正直に言えばそうなる
あの分かりにくい良さをわかる人が少ないから助かっている
それを広めるつもりはない
ただでさえ彼と波長の合う天才の後ろ盾を得ている紗夜ちゃんが相手で分が悪いのに
「日菜ちゃん的には今の状態はどう見えるの?」
それくらいは加担してくれるでしょ?と微笑むと
「うーん正直言うとね、最近のケントくんは解りにくいんだよね」
解りにくい?
「なんかちょっと違うんだよね、ねぇあれ本当にケントくん?」
「それを私に聞くの?」
おねーちゃんも同じこと言うんだよねってお手上げと言いたげに空を仰いでから
「でもそこが面白いんだよね♪」
私と一緒のようで違う人っていうのも初めてだからね
日菜ちゃんは少し怖い笑みを見せるとドッグランに向かっていった
私や紗夜ちゃんはもしかしたら突かなくていい藪をつついたのかもしれない
川原と違って比較的犬が走りやすいようになっているドッグランは思い切り走れて楽しかったよ
走るのとか運動に目覚めそう・・・元の身体じゃ無理かもだけど
満足して帰ってくると
なんか彩ちゃんがキラキラ3割増になってる
「レオンくんすごい!すごく格好よかったよぉぉ♪」
抱きつかれてしまった
どうしたんだろうかこの子、困って周りを見ると
え・・・
「なに?なんなのレオンくん?先週よりもっともっとるん♪ってきたよぉぉ♪」
日菜ちゃんまで抱きついてきた
「レオンさんブシドーでした!!」
「ジブンもなんかわからないけどすごいと思いました!」
え・・・イヴちゃんと麻弥ちゃんまで
なんなのなにがあったの?
千聖さんに助けを求めようとカフェを見ると
千聖さんまでこっちをなんか何をしたのって顔で見てる
ん・・・
『れ・・レオンに、柴田が感染した・・・感染するのアレ?え?うちのレオンどうしちゃったの??』
なんて言ってる
なんでさーーーー!!