いぬの生活   作:アスラン

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すごくお久しぶりです

なんといか…
色々とありすぎた(遠い目)

再開しますのでよろしくお願いいたします。

…モニカ編は考えてたら何故か紗夜さんと透子のキャッキャウフフにシバケンがダメージ受ける本編しか思い浮かばず

あれ?これ正規ルートじゃないの??と悩むw


氷川姉妹誕生日記念5:「…振り回されたのって私達じゃない?」

志望校に合格でき進学が決まり一息つけました。

何故か賢人さんが両親に頼まれて(言われて)、確り手続きまで付き合ってくれましたが、そこが少し腑に落ちませんがまぁ良いとしましょう

私は合格祝いでいただいた青い星のついたピンクリップを見てはその先に繋がっている使用感のほとんど無い鍵に少し恥ずかしくなったり、あの美波さんでも預けられたことはあっても贈られたことのないものを貰ったと柄にもなく浮かれていたのかもしれません…

 

そんな私を見て日菜が少し思い詰めていたことに気づけませんでした

 

 

「賢人、ちゃんと周り見えてるのかしら?」

事務所で作業をしていたら千聖(ちさっ)ちゃんがそんなことを訊いてきた

「視力は悪いけど見えてはいるよ?」

現に今は事務所のホームページを誰にでも更新しやすい様にする為にシステム(アプリ)を構築しつつマニュアルを作っているのだけど…

「見えてないわよ」

溜め息をつかれる

なにが?と周りを見る

「あれ?今日は千聖ちゃんだけ?」

「さっきまで皆居たわよ」

呆れ顔をされる、以前よりこの顔をよく見る気がする

それにしても、みんな居たんだ…練習かな?

「賢人、周りへの関心がなくなっているの気づいてる?」

千聖ちゃんが変なことを言う

「それは無いよ、あの頃(・・・)じゃないんだし」

今は紗夜という大事な彼女もいるし…

「そうね、あの頃とは全く逆の意味で関心がなくなっているわよ」

どういう意味かわからない

「もう少し紗夜ちゃん以外も気にしなさい」

それだけ言うと千聖ちゃんも出ていった、なんのことだろう?

良く見るとミーティング用の大テーブルの上がどこか乱雑なような?練習に事務所のスタジオに移動するとしても片付けてから行くのに珍しい

…あれ?レオンさんは??

今日はレオンさんと一緒に来たけどいない?

…そう言えば、千聖ちゃんから声かけられるまでモニターしか見てなかったような…

 

やらかした?

 

大机の上をもう一度見る

座り位置はみな固定と言って良いほど変わらないから…

これは?机の上の散らかりは…

えーと、日菜ちゃんが飛び出した??

慌ててそれを彩ちゃんが追って、イヴちゃん麻弥ちゃんと続いたのかな?

原因は千聖ちゃんから察するに…

「僕…だな」

 

どうしたものか…

 

 

 

「日菜ちゃん落ち着いた?」

事務所からそんなに離れていない公園に皆はいた

「ごめんねー、あそこまでやって無反応なのは流石になんかきちゃったや~」

そう、今日の賢人は酷かった

私と出会った頃より酷かった

「あの集中力は異常ですよ!」

麻弥ちゃんでも怒るレベルとか

「昔の賢人はあんなものだったのよ」

一応フォローを入れておく、フォローにならないけど

「千聖ちゃん?よくあんなの好きになったね??」

今はあなたのお姉さんの恋人よ?

(天才ゆえのアレなんだけどね、自覚無いひと多いよね)

こそっと彩ちゃんが言う、大分逞しくなっちゃったわね

「さて、レオンは戻りなさい」

なに食わぬ顔で彩ちゃんと私の間にいるモフモフに言う

多分日菜ちゃんを追った一番の功労者であろうレオン(モフモフ)はさっさと事務所に帰らせる

この(モフモフ)スパイだから…

姉で妹()さえ裏切るんだから!!

飼い犬に手を噛まれたわよ!

 

「なら、私が連れてくね♪」

 

嬉しそうにレオンに手をさしのべて顔を撫でると連れそって事務所に戻っていく彩ちゃん、

…リードなしが様になってるわね…

でも彩ちゃん…人から犬に乗り換えるのは私は友人としてそして身内として複雑よ?

レオンも満更じゃない顔してるのが少しむかつくわ

 

「千聖ちゃんもなんか大変だね」

いま一番心配かけて手を焼かせる娘にいわれた!

「チサトさん落チ着イテください!武士は喰わねどタカヨウジです!」

…なんというかもう…

「イヴちゃんありがとう、一気に落ち着いたわ…」

「流石ですイヴさん!!」

パスパレっていつからボケばかりになったの?

「ほんと、千聖ちゃん大変だね」

えぇお陰で失恋して落ち込んでる暇なんかすぐなくなったわよ

 

「鍵?」

どうやら賢人が紗夜ちゃんに部屋の鍵をあげたらしい

あの男墜ちたら豹変しまくりじゃない!…知ってたけど…

「おねーちゃんにあげたなら、あたしにもちょーだいって言ってるのに無視ばかりとか酷くない?」

…えーと

「話の内容はともかくジブンとしては無視は絶対に許せません!」

麻弥ちゃんなにかあったの?

「そうです!セイバイです!!」

イヴちゃんは成敗っていいたいだけよね、あと言い出しそうなのは峰打ちあたりかしら?

「ミネウチでキリステゴメンです!!」

 

…私パスパレの突っ込み担当だったかしら?…

 

それ以前にアイドルであってお笑いの人ではないはずよね?

 

「でも、鍵よね…無視は誤解だけど、鍵は難しいわよ?」

私は一応フォローしてあげることにした、元カノだし、復縁もあるかもしれないし、

善行を積んでおくのはいいことだから…

 

私なに賢人みたいな事言ってるのかしら??

 

 

 

「はーい、賢人さん(あなた)の天使丸山彩がレオンさん(強力助っ人)を連れて帰ってきました♪」

私を連れて事務所に戻るなり、現場の状況だけで推察することしか出来ないで困っているであろう柴田様に若干アピールをする彩さん

 

彩さんは強かですのでお嬢もあまり油断をして欲しくないのですが…

まぁ、なんというか惚れた弱味ですので許してください

ちなみに、紗夜嬢には定期的に事務所や現場の報告はさせていただいています、しないと怖いんですよ?

あの撫でとブラシは本当至高の極みですから、あれを引き換えにされてはお嬢を裏切らざるえないのです!!

 

「えーとなんか僕だよね?」

自己反省をしていたのか床に正座して待っていた柴田様、紗夜嬢の躾の賜物ですね

「なにを今さらですよ♪」

彩さんは逞しくなりました、柴田様のおかげというかなんというか…

「日菜ちゃんが飛び出すとは思わなかった」

現場を見て日菜さんが飛び出し、そのあとどう続いたのかも推察してたみたいです

その無駄な観察力をもっと人に向けてください!!

 

「私もびっくりでしたよ。まぁ日菜ちゃんだから理由はアレでしたけどね」

衝動的に走りたくなって、走ったらなんかるんっ♪てなったとは

まだまだ人の感情の機微と言うか自分の感情も理解しきれてないのでしょうね

「未来の義理の妹だからなるべく要望には応えてあげたいんだけどね」

「…、すごい先の話していますよね??」

彩さんが一寸堪えるような溜めから明るい声を出す、彩さんは言う(告白する)つもりはないと話してくれました。

お嬢や紗夜嬢との関係を選ぶと泣きながら教えてくれました。でも・・・

『まぁ、私がトップアイドルになったら既成事実という社会情勢利用もありだよね?』

お嬢でも言いませんよソレ

『キープでレオンくんもいるしね』

私キープですか??

 

 

 

「そんなに欲しいものなのかなぁ…?」

賢人さんが車とバイクと部屋と何かの鍵がついたジャラジャラと重そうなってしまっているキーホルダを指にかけて回し見せる

どれだけつけてるのかな?

その中のいくつか穴やラインの入ったディンプルキーと呼ばれる防犯性が高いと言われる鍵がある

うん、日菜ちゃんが欲しがってる鍵はその複製が面倒でお金もかかる鍵なんだったよね?

でも、それくらいしてあげても…未来の義妹(・・・・・)の為なんだからねぇ?

結構ケチ?

自分のもの(趣味のもの)には結構簡単にお金使うし…男の人ってみんなこんななのかな?

 

「そこのカービィ2号、ケチとか思っただろ」

「その2号ってやめてください!」

ひまりちゃんは「かーひぃ」なのになんで2号呼びされるんだろう?

「賃貸だから勝手に複製できないの」

私の抗議は無視しながらも、至極真っ当な答えを教えてくれた

「そういうものなんですか?」

「なら丸山、少し考えてご覧。自分の貸した自転車の鍵が勝手に複製されてて勝手に乗られてたらどう思う?」

なぜ丸山呼び?そして自転車??普通に家の鍵で例えればいいんじゃない???

「でも、なら退去の後に鍵を付け替えれば…」

多分普通の賃貸ならそうだと思う、そうしたら中から一本他のディンプルキーより長いものを取り出し

「この長さのは複雑で更に複製が高いのは何となく知ってるでしょ?」

それくらいは…

「鍵、シリンダー自体も高いんだよ。いつか出てくのにオーナーにそんな負担かけさせたくないでしょ」

「あ、確かに。でもオーナーさんは賢人さんを信頼…あ、そうですね」

複製しても悪用はしないと信頼されているから、複製もしないと信頼に応えたいんだ

「あそこに後から入った人に何かあって文句言われるのはオーナーだからね。複製したら記録が残るだろうからそれさえ残したくないんだよ」

ん?

「えーと、なら、オーナーさんに許可取って、退去する時にそれも一緒に渡せば??」

 

・・・

・・・・・・

・・・・・・・・・

 

「いや、そんな許可なんか取ったら、複製費出すとか言われそうだし…」

これは、気づいてなかったのかな?

この人天才の筈だけどこういうところが面白いんだよね

「…お世話になってるし、複製した鍵なんか一緒に渡してもいいよなぁ…」

そしてやっぱり変なところでケチだ、というか…

身内以外にはお金にはシビアなんだよね

事務所の机の青い箱(クッキー)が減ってても気にしないのに

テレビ局の都合で駐車代が発生した時かなり細かく質問していたのは毎回なので記憶に強い

(後から入居す(はい)る人は他人だもんね)

こういう線引きが見事なくらいしっかりしている

 

「でもね、やっぱり家の鍵って特別じゃない?」

 

そんな言葉に物凄く胸が痛んだ、私は千聖ちゃんみたいに戦ったわけじゃないからその資格はないけど

その特別を貰える特別にはなれなかったと再認識させられてしまった

…多分日菜ちゃんもそれに気づいててあんなことを言い出したんだろう

 

 

 

結局

「~♪るんってくる~~♪」

【StarWind 】隣の同じような建物の車庫から銀色のバイクが出て行く

ヘルメットから見えている明るい青緑の髪、日菜ちゃんだ

結局家の鍵ではなく車庫の鍵と銀色のオートバイ…バジンたん?の鍵で手を打たされたらしい

紗夜ちゃんが本当に申し訳なさそうにしている

賢人が苦笑いしているからまぁ紗夜ちゃんも恐縮するわよね

今度また賢人に注意しとかないといけないわね

「結構顔に出てるわよ」って

元カノとしてはそれくらいしてあげないと

「ねぇねぇ千聖ちゃん」

レオンを連れている彩ちゃん…デートですか?…が悪目立ちしてるお忍び変装のサングラスを上げながら

「日菜ちゃん、絶対あのオートバジン(バイク)が欲しかったんじゃないかな?」

「やっぱり彩ちゃんもそう思う?」

「うん…卒業式の時『絶対貰うんだ♪』て言ってたし」

…今回のはなんだったんだろう?…

「…振り回されたのって私達じゃない?」

「だよね~」




お読みいただきありがとうございます。

今後とも宜しくお願いいたします。
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