いぬの生活   作:アスラン

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別名:氷川紗夜END 最終話

よろしくお願いします。


氷川姉妹誕生日記念8:「いいじゃないですか!一途なんですよ!!」

賢人さんが落ち着くのを(私もですが)待っていると

 

ふとCiRCLEの入り口を見るとまりなさんが凄いニヤ顔でスマホを向けていた…嫌な予感しかしません

音を切ってある私のスマホが着信を知らせます…見れません見ません

リサにしばらくCiRCLE(ここ)は使わないと念を押しますからね!

 

なんとか落ち着いた私達は、賢人さん運転で凱火(よく考えなくても定着してしまいましたよね?)でとあるところに来てました

「これは…」

どこかのビルの屋上

眼下に広がるのは地上の星の瞬き

空の星が好きな賢人さんが特別なところと呼んでいる場所

本当はここで指環をくれる予定だったらしい

私はCiRCLEも思いでの地なので構いませんでしたが…賢人さん変に格好つけたがりますよね?

でも、ヘタレてここまで来れなかったと

流石賢人さんですよね

「えーと、紗夜?」

先程までのことを忘れたかのようににこやかに手を出している?

え?本当に指環もう一回ここでつけるとか言い出しますかこの人は??

まぁ、ここで指環してくれるのが本来の目的だったようですし…

ロマンもへったくれもありませんね?

仕方なく左手を差し出すと

「いや、箱。箱を貸して」

箱からするんですか??

ポケットに入れたままだったロイヤルブルーのリングケースを渡すと

「小夜がギター奏でる(弾く)とき邪魔になるのもなんか嫌だし、かと言って身につけててほしいし…」

箱を開けて、青薔薇の中から青銀に光る細いチェーン…え?ネックレス?を取り出し

「まぁ、ありきたりだけどね」

驚いている私から指環をいつの間にか受け取り、環に通し

「その、つ、つけさせてもらってもいいかな?」

やはり賢人さんは最後までスマートにいかない

背中を向け髪を束ねつけやすくすると

私もそこそこかは緊張していましたけど、あの賢人さんが少し震えていました、そんなところも愛しく思えます

「これならどうかな?」

若干髪を纏めている手にかなりの視線を感じたのは気になりますけど?千聖さんは本当なにしたのかしら?

若干青みがかった銀鎖は指環と同じものらしく、最初からこうするために作られていたようです

嬉しくてまた抱きついてしまい賢人さんが再起動するまで地上の星を堪能しました。

 

固まってる賢人さんを見ながら…背が伸びましたねと改めて思う

 

そうそう、賢人さんは私とお付き合いを始める前、たまに関節が痛いと溢していて周りから「またライダーごっこでアホなことしたな」と認識されていたのですが…

私とお付き合いを始めてからふと気づいたのですが…

「賢人さん?少し背が?」

私に合わせて変な靴(厚底・底上げ)履いてないかと目をおとしたらいつもの黒のバッシュです

「うん、なんか伸びてきてる。紗夜さ…紗夜が合わせてローファーとかばかりで、ヒール高いの履けないのは勿体ないから嫌いを克服しつつカルシュームウエハースを食べてる!」

少し自慢気ですね?

固形のカロリー栄養食とか本当好きですよね?

 

実はこれレオンさんと美波さんのおかげだったりします。

レオンさんと入れ替わってるときは、コーヒーは一切飲まず牛乳か水のみ。(レオンさんの好みの問題もありますが)

食生活は美波さんがバランスよく野菜を多く食べさせてくれていました。(朝昼は固形や菓子パンだけで済まそうとするのを阻止してくれていました)

私も実はクッキーにカルシウムと鉄分を混ぜたりしていましたけど(友希那さんにはかなり不評でしたから別で作るようにしました)

結果遅れてきた成長期がやってきたらしく、現在167cm短期間で5cm伸びてます、目指せ170cm越えです。

千聖さんは少し複雑な顔をしていますが、賢人さんのコンプレックスが減るのは良いことです。

 

目下目線が少し高くなり、少し見上げる感じになった眼は相変わらず全てを見ているのに興味のあるものしか写さない瞳です

「紗夜?」

そこには私がきちんと写っています。

そして、私の瞳にも…

 

まだ背伸びをするほどではありませんけど

少し意識して背筋を伸ばして顔を上げないと届きません

軽く触れ合うと・・・

 

今度はオーバーヒートしてしまいました

本当、前途多難な最愛な人です

 

 

 

-後日談

 

「?!これは!?」

ライブ衣装の仮縫いの時にふと気づきました

「紗夜ぉ?私らの前だとしてないみたいだけど☆それがアレかな?ケントの愛の形♪☆」

まじまじと胸元、座骨から胸元という微妙な位置に見え隠れする指環をジロジロとニヤ顔で見てくる

見えなさそうで見える、見えるようで見えない微妙な位置だ

「指環にチェーンって、ケントってどんだけ独占欲強いの?☆」

さらに、これは

「燐子さん?」

さっきまで仮止めをしていた燐子さんが少し離れて目をそらしている

「その…私は、だいたいの…採寸しか教えてません」

胸元やネックラインは私の好き嫌いがありほぼ統一してもらっている

つまり…

「ケントって結構気持ち悪いかも★」

「…そうですね」

な、言うに事欠いて…

「いいじゃないですか!一途なんですよ!!」

そう、ライブ衣装の時に指環が見えるか見えないかの長さにチェーンの長さを調節したのです

プロに行くという事はそれだけメディアへの露出が増えるということで

どうもその心配…というか…嫉きもちを…♪

変に独占欲だしてくるのが少し恥ずかしいけど嬉しいです

 

「…でも、私に確認したの…胸元の開き具合だけですよ?」

「紗夜、指環のサイズってぴったりだったんだよね?★」

賢人さん(あの天才)の無駄なスキルと割りきりましょう、賢人さんの記憶処理と同じです。

…スリーサイズとかも分かるのかしら?

ふと不安になり燐子さんを見ると、頷かれた。

無意識セクハラ案件発生ですか!

「で☆どうする?胸元もう少し深くする?☆」

浅くするの間違いでしょう!

「いえ、このままでいいです」

見えるか見えないかの指環を押さえてきっぱり断ると

リサは分かるとして、燐子さんにまでニヤ顔をされるとか?

 

なんですか本当に!?

 

ちなみに、私の誕生日にプロポーズリング(指環)を奨めたのは

友希那さんだったそうです

Roselia(私達)メジャー(プロ)に進む事で賢人さんが精神ストレスからネガティブモードに入ることを見越したみたいです。

本当、どういう関わり方をしたのでしょう?賢人さんは相変わらず賢人さんなので本人はあてになりません。

 

そして、指環をチェーンで隠すのを提案したのはリサでした

知っててからかって来ましたね、本当に困ったものです。

賢人さんは最初「指環はギタリスト的に邪魔じゃない?」と夢もへったくれもないことを相変わらず言ってしまい

いつ集まったのか私と宇田川さん以外のRoselia(メンバー)と千聖さん、彩さん、花音さん、まりなさん、杏子さん全員に溜息つかせたそうです。

まりなさん…一枚かんでいたのですね?

 

 

 

そして新生活

お父さんと日菜がごねるのを無視して家を出た話は機会があれば…




読了ありがとうございます。


止まってるモニカ編も再開します

次は久々にあれします。

引き続きよろしくお願いします。
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