いぬの生活   作:アスラン

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本編再開です

よろしくお願いいたします。


七話:教育実習編『『「は?私は何を今?!」』』

「…早くつきすぎた」

あらかじめ指定されていた教員用駐車場の門をサイドバッシャーでくぐり駐輪場に停める(所有していたサイドカーがなんかマニア垂涎のもので、交換条件で冗談で「サイドバッシャーとならいいですよ?」言ったら用意されてしまった為泣く泣く交換するという馬鹿…)

荷物があるので側車があるサイドバッシャーで来たけど…

「なんか草加気分…」

知られていないけど、実はあまり好きじゃない

-結構好き嫌い出してると思うけど周り は気づいてくれていない-

 

しかし、いい人ぶる時に失敗しない反面教師には良かった

特例を作らずみんなにいい人ぶることを続ければ大丈夫だと確信している!

 

しかし天気の事もあるし、明日からは車でこれないか聞いてみよう

駄目なら最悪バジンたんで来よう…

学校から推奨されている公共交通機関?

死んじゃうよ、見ず知らずの他人の運転するものなんか僕は信用できない、それに電車は背が低いとね空気が薄くて死んじゃうんだよ…(大袈裟とは言われる)

 

天気はいいよなぁ、明日も晴れだよなぁ。でも風向きがなんか…と現実逃避をしつつ

 

(…やはりまだ教育実習とか早かったかな?)

最近は大分擬態できてると思うんだけどなぁ

柄にもなく緊張とかしてるなぁ、早くつきすぎたのもそのせいだよなぁ

もともと教師になる予定はない・・

「格好良いですね?」しぃ…!?

気づいたらなんかふわふわしたのが傍らでサイドバッシャーを物珍しそうに観察するように見ていた

「あ、広町は広町と言います」

こちら()の反応を気にした風もなく

「あのもう少し近くでみてもいいですか?」なんて言ってくるし

 

(えらく好奇心の強い子だなぁ)

月ノ森(ここ)の生徒さんだろうけど…

バイク好きとか居るのは流石女子校(偏見?)

 

(あ、やばい同類かも…)

周りを気にしていないのか熱心に見ている『ひろまちさん』の鞄で揺れているチャームに気づいて納得した

(音銃剣錫音…やるなこの子!?)

感心しつつ時間もかなり余裕があるので好きなように見せていたら、突然

「あなたは、教生の先生ですよね?」

何だろう話し方が気になるというか、なんだろう違和感というか既視感というか

主語もなく端的に話すわけでもないのに妙な感覚を感じた。

 

柄にもなく緊張をしているから関係ないことに引っ掛かっているのかなぁ?

まぁただ今確実なのは…

 

「そうですね、今日からお世話になります。柴田と言いますよろしくお願いします広町さん」

 

この子は趣味が合いそうな気だけは凄くしていたけど

一応猫を被りまくっておいた…うんサイドバッシャー(こんなんで)学校来てる時点でアウトだったと後で職員室で教えられたけど…

 

 

 

『それが一日目の報告なのですか?何をしに行ってるんです賢人さんは?』

通話の声は、「分かっていますけど呆れてます」というのが全面に出ている

『呆れたわね、同志を探しにいってたのかしら?』

辛辣というより、率直な感想なだけな声もある

今私は最近お友達?になったガールズバンドの子達とグループチャットをしている

グループの名前は『とある日本犬の生態報告会』

そのまま意味『柴田賢人(とある日本犬)』の情報を交換するチャットだったりする。

『花咲川柴田賢人包囲網同盟』というグループの派生?枠を越えたもの??みたいだけど、最近のJK()は色々してて感心させられる、

…私二年前はJKだったんだけどなぁ…

 

『あの、お兄ちゃん、ちゃんと先生出来てるんでしょうか?』

賢人くんをお兄ちゃん呼び出来るこの子は『海月』のアイコン、賢人くんの教え子のあの子だろう、まだ直接会ったことはないけど賢人くんから話は聞いたことがある。

ゆるゆるふわふわに見えてしっかりした信念(一撃)を持っている、本当に海月の様な子らしい。

 

『松原さん、まだ一日目ですよ?それに人格はともかく教えることに関してはあなたが一番知っているでしょう?』

場をしきる感じなのは『和弓』のアイコンのいかにも委員長…実際は風紀委員…なあの子だ

真面目で凛としてて弓道とか剣道とか似合いそうと思ってたら、弓道部所属だったのであながち印象通りの子だ

そして…、賢人くんの口からよく出る名前の一人。

 

『そうよ花音、可もなく不可もないのはあなたが一番知っているでしょう?』

そしてもう一人場をしきる感じのする人物、アイコンは『愛犬レオン君(レトリバー)』になっている芸能界の先輩千聖さんだ

このグループには千聖さんから誘われた

しかし、賢人くんが連れていたレトリバーがレオン君だったなんて、どんな繋がりなんだろう?

 

というか、なんでJKに包囲されてるの?

なにしたの賢人くん(あの人)??

「ま、まぁ初日だしそこまでやらかすことも…」

フォローをしようとしたら

『学校の敷地に入って即女の子とお知り合いとかおかしくないですか?』

確かに…

「まぁ女子校だから…」

『なんでサイドバッシャー乗っていったのかしら?別に車でもいいんじゃないのかしら?』

生徒と同じ、公共交通機関が推奨されてるから…って車での送迎が多いって文香ちゃんが教えてくれていたわね。

『どちらにしても悪目立ちだよねぇ?』

大学だとそんなに…そんなには…浮いてない?よね??と思うのは慣れのせいかな?

『女の子は変わったもの好きですからね…』

あなた達がいいますか?

『なにより…』

『そうですね』

『うん、』

『『『柴田さん《まさとさん・お兄ちゃん》が人の名字覚えてるとかおかしすぎ(ます・だよ)!?』』』

それは確かに…

「でも、ゼミの時最初は全員の名字覚えていたのよ?」

文香ちゃんの名字とか当時は覚えてたよね?

『あ、あの男がそんな…』

そんな天変地異が起こるみたいな

 

でも、そのあと関与する人間(私・ゼミ教授・一部講師・一部助手)以外きれいさっぱり記憶から消しているからフォローしにくいのは確かなのよね。。

 

『しかし、よりによって月ノ森女子学園(お嬢様校)にいかせるなんて!なに考えているのかしら…』

『別に賢人さんだからなにもないと思いますが?』

信頼なのかな?諦めなのかな?

『あの珍獣を入れたらどうなるかわかるじゃない!』

…その珍獣に一番振り回されていますものね…

『お兄ちゃんは男子校に行ってみて欲しかったかも』

『『「え?」』』

海月の子の一刺しだった…

……

『『「は?私は何を今?!」』』

赤黒い薔薇が舞っていた気がする…

『白金さんの悪い影響よね?』

『…私を勝手にそっちにしないでください』

あ、やっと発言してくれた、『漆黒』のアイコンの子、文字だと饒舌なのに?

『…確かに…嫌いでは……ないですけど』

うん、スルーしておこう

 

なんだかんだと話をしてお開きになった

久しぶりに楽しい時間だった気がする。

しかし、なんで賢人くんがもてるのかわからなくなってきた。

女の子みんなタイプ違うよね?

謎過ぎる…

 

そして、その謎はまた増えていくのを私は多分一番近いところで見ていくことになる

 




読了ありがとうございます。

今後共よろしくお願いいたします。
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