超強化上鳴くん   作:ライトハウス

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上鳴くんの個性で出す電気は青白いのがメインで、他にもちょっと紫や黄色い電気が混じってる感じの配色です。その方が黄色一色よりカッコよくない?アメイジング・スパイダーマン2のエレクトロの電気を想像してください。


個性把握テスト、それと全裸

 

 

 

 

 

 

雄英に合格してから時は過ぎ、入学式当日。自宅から電車で少しの位置にある校舎へ登校していた。電車通学って良いよな、憧れだった。

 

校舎内に入り、若干迷いそうになりながらもなんとか1年A組の教室へ到着する。ドアでけー。異形型に対するバリアフリーか?とりあえず入ってみると結構人が揃っていた。流石ヒーロー志望。みんな真面目だなあ。

 

見た感じ席順は決まってなさそうなので、適当に空いている席へ座る。ふと隣の席を見たらドえらい美人がいてビビった。名前は葉隠透というらしい。なんて説明すればいいのか、楊貴妃とフランシスコ・ザビエルを足して2で割ったみたいな顔してる。何言ってんだ、俺?自分でもわからん。とにかく見たことないレベルの美人だ。初日からラッキー。

 

葉隠は見た目に似合わず元気系というか、仕草もでかいし可愛い系って感じだった。見た目はめちゃくちゃ美人で綺麗系なのに。黙ってたらすげークールっぽい。まあギャップも最高なんだけどな。

 

前の方で言い争ってる爆破ヤンキーと真面目そうな眼鏡を見ながら、葉隠と喋っているとモッサモサの浮浪者みたいな人が来た。担任か?ヒーロー科ってのは教師も個性的なのかよ。てかあのヤンキー同じクラスなんだな。

 

その浮浪者みたいな担任───相澤消太は、今から体操服を着てグラウンドに集まれなんて指示を出す。いきなり体育?てか入学式とかは?

 

皆困惑しながら着替えてグラウンドに集まる。どうやらこれから個性把握テストをするらしい。要は体力テストの個性あり版だ。雄英は校風が自由だから教師も自由なんだと。だから入学式すっぽかしてこんなことできるのね。

 

なんというか、今まで個性をちゃんと数値で計測したことがないからかなり痺れる。若干燃えてきた。とか思ってたら結果が最下位だった奴は除籍されるらしい。エグない?

 

つーことで、ちょっと本気出さないとヤバそうだ。流石は雄英、トップヒーローになるなら超えていかなきゃならないって訳か。

 

常にフル充電にはしているから問題はねえ。俺はスマホ90%以上じゃないと外出不安なタイプなんだよ。個性も一緒だ。

 

そして始まる個性把握テスト、第1種目は50m走。これに関してはあんまり電気が役に立たない感ある。身体に電気を流すことで筋力を強化し、後はアスリートと同じ筋肉の動きを電気信号で再現させる。どんな命令で身体が動かされているかを電気信号によって視ることで、大体の動きは真似できる。動画越しじゃわからないから直接見ないとパクれないし、自分の身体能力以上の動きは出来ないが、結構便利だ。これで爆破ヤンキー────爆豪勝己の動きもパクった。筋肉痛エグかったけど。

 

結果は3秒96。電磁加速砲(レールガン)の応用で自分を加速させても良かったかもしれないけど、あれ調整ミスったら焼け死ぬからなあ。焼け死ぬっていうか溶ける、多分。

 

念の為にストレッチをしていると、走り終わった女の子がこちらに寄ってきた。

 

「凄いね、個性電気っぽいからあんま足速くないと思ったのに」

 

「お、入試のイヤホンジャック」

 

「…………耳郎響香ね」

 

彼女も同じクラスだったらしい。良い人なのは入試で何となく知ってるからラッキーだ。耳郎と適当に話しながら順番を待ってると相澤先生に睨まれる。怖ぇ、あんまはしゃがないようにしよ。

 

第2種目は握力。純粋なパワーの強化はマジで苦手だけど…………。

 

これ、電気で測定機の結果弄ったらダメかな?相澤先生の説明的に個性なら何でもありっぽいし……。なんかおっぱいでかい女の子も50m走で乗り物乗ってたし。物を創る個性らしい。なら俺の電気で数値弄っても良いんじゃないだろうか。

 

勝手にやって怒られるのも怖いから相澤先生にその事を話すと、出来るならやってみろって言われた。多少構造を調べてから999.9kgwを出したら呆れた目で見られた。センセーがやってみろって言ったじゃん……。

 

一応結果として受け入れるが普通にやった結果も出せって言われた。まあ妥当なところだな。むしろ受け入れてくれただけ優しい。まあ個性込みでやれることを把握するってのが今回の目的っぽいし、だから受け入れてくれたのか。

 

その後に身体強化して握ったら82kgwだった。個性無しで60ギリくらいだったはずだからまあまあだな。実はけっこー鍛えてんだよ、俺。

 

第3、4種目の立ち幅跳びと反復横跳びも身体強化のみでやった。結果はまあまあって感じで、正直ビミョー。流石に機械で直接測定しない競技の数値を弄るのはダメらしい。

 

という訳で、第5種目のボール投げはまず電気でボールを弄って、相澤先生の端末にテキトーな結果を送る。結果は999.9m。相澤先生はやっぱりジト目だし、周りからはずりぃと野次が飛ぶ。うるせえ!だったらおっぱい───八百万百というらしい───もアウトだろ!これが男女差別か。今度は真面目にやる。

 

ボールを軽く上に投げ、落ちてきたところを思い切り殴る。

 

電磁加速砲(レールガン)!!」

 

ボールは電気を纏いながら真っ直ぐ超高速で飛んでいき、そして熱で溶けた。しかもグラウンドも抉れまくってる。

 

「…………あ」

 

「……上鳴、来い」

 

次溶かしたら0mにするって脅されて、特別にもう1回投げていいとボールを渡された。笑ってる耳郎と葉隠は可愛いから許す。バカにしたように笑ってる爆豪はボコす。

 

次はもうちょい弱めに電磁加速砲(レールガン)を撃つ。もはや電磁加速砲(レールガン)ではないけど、まあ原理は似てるからいいだろ。結果は735.3m、最初の爆豪のデモより高い記録だと自慢したらキレられた。先にバカにしてきたのはそっちだろ!

 

その後、緑谷出久とかいうモサモサに爆豪が襲いかかったり、相澤先生がイレイザーヘッドとかいう個性を消すヒーローだって判明した。緑谷と爆豪はなんか因縁あんのかね。

 

あと、第6、7、8種目は特に何もなかった。だって長座体前屈と上体起こしと持久走だぜ?身体強化してるから他よりは良いけど、個性で突出した結果出してる奴には全然及ばない。結局総合3位だった。4位の爆豪はイジったら殺されそうだからスルー。2位は轟、1位は八百万だった。轟ってあの氷と炎使える奴か、あいつもずりぃな。普通どっちか1個だろ。

 

最下位は緑谷だったけど、最下位除籍は相澤先生いわく嘘らしい。必死になった方がより良い結果が出るってことか。いやー、あの顔は嘘に見えなかったけどな。あれはやると言ったらやる人の顔だ。

 

色々終わった放課後、皆で自己紹介した。軽くやる時間すらなかったからなあ。先に帰っちゃった人はいなかったけど。緑谷と爆豪、それにメガネくんとボール投げで∞出した女の子もいなかったな。

 

あと、席順は出席番号順らしく、せっかく隣になった葉隠と離れてしまった。まあ次は耳郎が隣になったんだけど。てか俺、今日話したの女の子ばっかだな。男だと、峰田とは結構気が合いそうだし、切島とかもすげー良い奴だった。てかヒーロー科だから皆良い奴なんだけどね。爆豪以外。

 

帰りはたまたま同じ方向だった切島、芦戸、耳郎と一緒に帰った。切島と芦戸は同じ中学らしい。なんだ、デキてんのか?からかったらそっちこそどうなんだー!と芦戸が騒ぐ。こっちは入試と今日しか喋ったことねえよ、なんて言ってたら耳郎が真っ赤になってた。めちゃくちゃ初心やん。あまりこういう会話に慣れてないらしい。かわいー!と更に騒ぐ芦戸。漢らしいな!と褒める切島。初心って漢らしいか?

 

駅に着いてからは、4人で連絡先交換してから芦戸、切島と別れた。これで葉隠含め4人の連絡先ゲット。耳郎は途中まで一緒らしく同じ電車に乗る。明日から同じ時間に登校しない?と提案されたので勿論肯定する。なんか妙に好感度高くね?と不思議に思い聞いてみると、入試で凄いヒーローっぽかったからとのこと。なら爆豪は?……ああ、まあアイツ乱暴そうだもんな。

 

そんなこんなで先に俺が電車を降りる。電車の中を見ると、耳郎が控えめにこちらに手を振っていた。

 

………………可愛いかよ。

 

明日からの学校生活が、なんとなく更に楽しみになった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日、耳郎から乗ってる車両を教えてもらったので同じ車両に乗って登校する。雄英に向かって歩いてる時も結構同じ制服の生徒を見かけた。やっぱ生徒数多いんだな。途中で会った峰田に絡まれながら登校し、午前の普通な授業を乗り越える。初回なだけあってめちゃ簡単だった。峰田はまだキレてる。女の子と一緒に登校しただけじゃんかよ。()()じゃねえ!なんて騒ぐ峰田を躱し、切島、爆豪と飯を食う。爆豪がクソ赤い謎のモンを食っててドン引きしたわ。お前の食ってるそれは最早食いもんじゃねえ。キレられた。

 

そして、午後の授業。本番と言ってもいい、ヒーロー基礎学の時間がやってくる。廊下からオールマイトが入ってきた時は痺れたぜ。知ってたとはいえ生で見るとやっぱ全然違う。主に画風が。

 

今回は戦闘訓練をやるらしい。それに当たって俺たちの戦闘服(コスチューム)も用意されてるとのこと。良い感じになってんのかな。

 

コスチュームはそこまで要望は出していない。デザインはかなりこっちで決めたけど、機能面の話だ。電気で燃えないようにってのと、電波で通信できるような耳につける小型機器くらい。あとは硬い靴と殴っても痛くないようにちょっとした手甲。そんくらいだ。

 

箱から出してみると、デザインは俺の要望通りだった。白いインナーに短ランみたいな黒のアウターとパンツ。どっちも青っぽい稲妻模様がある。ベルトには小型大容量バッテリーが付いていて、万が一の時に充電できるようになってる。

 

個人的に大満足なコスチュームでグラウンドに向かう。途中で会った耳郎とデザイン似てんなー、カッコイイ、なんて言い合ってると、ある衝撃的な光景が目に飛び込んできた。

 

なんと、全裸の女の子がいた。というか葉隠だ。

 

いや、正確には全裸じゃない。手袋とブーツだけ身につけている。いや、それもう全裸だろ。

 

これ、俺がおかしいのか?皆ツッコまない、どころか見もしない。まるで全く気にしていない。普通に芦戸や梅雨ちゃんと喋ってるし。

 

耳郎に葉隠なんか変じゃね?と聞いてもどこが?なんて言われる。いや、コスチューム。あー、確かに手袋とブーツだけだね。

 

え、そんだけ?反応薄くね?やっぱ俺がおかしいのか?

 

取り敢えず、葉隠に近寄り俺の上着をかける。どうしたのー上鳴くん?なんて呑気に尋ねてくる葉隠。いや、隠せよ。てか何で全裸なん?

 

そう尋ねた瞬間だった。

 

葉隠の顔がみるみる赤くなっていく。そして、叫び声を上げ蹲る葉隠。皆がどうした、何があったんだとこちらを見る。

 

「か、上鳴くん、もしかして…………!もしかして、私のこと見えてる!?」

 

「え、そりゃあ見えてるけど。何言ってんだ?」

 

俺がそう言うと、皆が固まった。

 

「妙に話してる時目が合うなーって思ったんだよ……!まさか見えてるなんて!上鳴くんのバカ!!うわああぁぁぁああああん!!!!」

 

え、どういうこと?周りに問い質すと、段々わかってきた。どうやら葉隠の個性は透明化らしい。つまり、葉隠はずっと透明で、皆には制服しか見えてなかったんだと。

 

()()()()()()()()()()()()。だから俺だけに葉隠が見えていたと。

 

入試の時に使ってたように、俺は見えないものも見ることができる。電磁波による探知で、存在するものならそれを感知する。更にそれらの視覚情報としての電気信号を送ることで、実際に視界で見ることができるのだ。だから、色は完全に想像というか、脳の勝手な補正になるが、見た目は完全に把握できる。

 

そして、俺はそれを小さい頃から常にやっている。個性の訓練というか、探知能力や体内電気の微細なコントロールの強化のために。

 

だから、葉隠のコスチュームは手袋とブーツだけだったのか。確かに服なんかを透明にできないなら、脱ぐのが1番有用かもしれない。

 

そんなことを冷静に考えていると、女の子たちから冷たい視線を向けられる。いや、違うんだよマジで。故意に裸見たわけじゃないっていうか、不幸な事故というか。耳郎に思い切りイヤホンジャックを刺される。痛え。

 

その後、オールマイトの前で皆に葉隠が見えた理由を説明し、葉隠がコスチュームの時は視覚情報を送らないと誓った。葉隠に土下座しながら。事故とはいえ裸を見てしまったのだ。土下座程度で誠意が伝わるなら安いもんだろ。それに、視覚情報を送っていたのは生体電気のコントロールを練習するため、慣らすためだ。探知するだけなら実際必要ない。

 

女の子たちも俺の言葉を信じてくれたし、より信頼されるために耳郎に心音も聞いてもらった。耳郎は最初から信じてくれてはいたらしいが、なんとなく気に入らなかったらしい。そんな理由で刺すなよ……。

 

葉隠が落ち着いたところで、改めて謝罪する。今は顔が見えないが、声音からなんとなくまだ恥ずかしがっているのがわかる。

 

「もう、上鳴くんのエッチ……。次からはやんないでね!」

 

…………ヤバい、今のは全裸より心にキた。

 

 

 

 

ちなみに、その間ずっと峰田は血の涙を流しながら暴れてた。メガネくん───飯田が抑えてる。

 

どんなおっぱいだったか?言う訳ねえだろアホ。

 

 

 

 

 





葉隠、原作であんま掘り下げられてないので扱いづらいです。
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