ソードアート・オンライン 全プレイヤーの裏切り者 作:眠猫の玉手箱
「俺知ってる! 次のフロアボスはヤバいアイテムを落とす!
だからこそ俺は、DKBを出し抜き、ALS単独でのフロアボス討伐を提案する!」
ジョーからのとんでもない爆弾発言を前にして場はざわついた。
それほどまでにジョーが言ったことは前代未聞の常識外れだった。
アインクラッド全100層。その1層1層に配置された、プレイヤーの攻略を押しとどめる最後にして最大級の障壁。それがフロアボスだ。
第1層フロアボス、《イルファング・ザ・コボルドロード》の記憶を思い出し、体が震える。
コボルド王の短剣による投擲攻撃を食らった時、もう一つ悪い偶然が重なっていたら俺は間違いなく死んでいた。それにディアベルだって判断ミスの一つで死んだ()のだ。
それほどまでの脅威。情報と技量。この両方が揃っていても、死ぬ可能性に溢れている。それがフロアボスだ。
それをALS単独で討伐しようというのだ。初期からフロアボス攻略に参加し、フロアボスの脅威を認識している古参プレイヤーであればあるほど、ジョーの言葉は無理難題に聞こえたに違いない。
「まてジョー。お前だってフロアボスの脅威を知っているだろ。ALS単独で倒せるはずがない。俺達の主力は未だ3パーティ、18人しか居ないんだ。もし勝てたとしても、損害は免れない。お前の提案は無茶だ」
タケの言っていることは正しい。
フロアボス攻略は少人数のクリアはほぼ不可能である。というのが、大多数の見解だ。
ところが、こと第5層フロアボスである《フスクス・ザ・ヴェイカントコロッサス》に関してだけは不可能とも言い難い。むしろALSだけでの討伐の方が攻略しやすいかもしれない。そのことを俺───アーガス社員の白澤
この情報はまだディアボロにも渡していない。単純にこの頃、カウントダウン・パーティの準備が忙しくて、攻略本の執筆が遅れているのだ。第5層の情報に関してはなんとか仕上げたが、ボスの攻略情報に関しては8割程度しか完成していない。
だからこの情報は誰にも知られていないはずだ……
「大丈夫だ、タケ。俺は秘密裏にフロアボスの情報を入手した。
それによれば、フロアボスは俺達だけで倒せる!」
「?!」
なんで?! なんでそれジョーが知っているの?!
現在の攻略の最前線は迷宮区タワーの前にある枯れ木の森。蝙蝠型のモンスターが跋扈する危険地帯だ。
一方ボス情報が入手できるのは、その森の外れにある魔女の家。そこで長いお使いをし、最終的にプレイヤーを捕食してこようとしてくる魔女と蝙蝠を打ち倒さなければならない。
時間的に厳しくはあるが、攻略ペース的に絶対にそのクエストをクリアしてないとは言い難い。βの時とは場所が違っているし、そもそも分かりにくい場所にあるし……99.9%ありえないと言っていいと思う。
「間違いはなんやな。情報源は信頼できるんやろな」
「ああ、その通りだ! もし違っていたら俺の首をかけていいぜ!」
しかし、自信満々にジョーは答える。嘘だとしたらよっぽどの演技力だ。0.1%が起こって奇跡的に入手できたと考えていいのだろうか?
「フロアボスを討伐できれば、俺達に莫大な経験値と金、そして強力なアイテムが手に入る! そうすれば二大ギルドなんて不名誉な称号からはおさらばだ!
なろうぜ! トップギルドに!」
ジョーが熱く語る。予想以上に扇動が上手い。幹部の内数名はすっかり色めき立ってしまっている。タヌキはとってから皮算用しろ。
冷静さを保っていそうなのは、タケと俺、オコタン、ガメテンという第二層から合流した幹部。そして意外なことにキバオウ。
キバオウのことだから、DKBに差をつけるチャンスの時、言い方は悪いが馬鹿になるところがあるので、てっきり積極的になるかと思ったが、案外そうでもないようだ。
「待って下さい!」
沸き立つ場を前に叫んだのはオコタン。
「そんなことをしたら、ALSとの亀裂は決定的になります! それならば、DKBと相談して共同管理を持ちかけるべき───「そんなん必要ははねぇ!。おれ等がトップギルドになりゃ、あのいけすかねぇ、えりーと集団の力なんていらねぇ。おれ等がさいきょーだ!」
冷静な言葉一つでは、この狂乱は収まらない。威力250というパワー系の幹部がオコタンの言葉を一蹴する。
「それにさっき、フロアボスはヤバいアイテムを落とすって言っただろ。それは、共同管理は仕様上不可能だ!
そのユニークアイテムの名前は"ギルドフラッグ"。 同ギルドのメンバーに強力なバフを与える!
そうすればさいきょーからもっと最強になれるんだ!
マクラギだって知っているだろ! βの時それを巡って大騒動になったんだ!」
「あーまぁ」
肯定したくはないが、事実だけに否定できない。βテスターを公言しているのは俺だけではないのだ。
正式名称《フラッグ・オブ・ヴァラー》。ランスに分類されるが、攻撃力は、屑鉱石で作成した剣以下である。その真価は味方全体へのバフ。地面に突き立てると半径15m以内の同ギルドのメンバーにATK、DEF、耐デバフ耐性のバフがかかる。
強力なアイテムではあるが、ボス戦において地面に突き立て続けることが困難であることから、アーガス社ではそこまで重要視されていなかったアイテムだ。バフできる人物に上限はないとはいえ、半径15m以内に大勢が固まっていれば、大体ボスの広範囲攻撃で全滅である。
時と場所問わずどこでも使えるというスペックでは決してない。実際にβの際も、エリアボスで一度使用されたっきりだったはずだ。
そもそも、ユニークアイテムではないし。
だが実際の使い勝手を把握しようのないプレイヤーにとっては、それは大変魅力的に見えるだろう。
「それに、もしこのアイテムをDKBに確保されたらどうなる? 簡単だ! 向こうがトップギルドになる! あの差別意識に満ち溢れた奴らにトップを譲っていいのか? いいわけがないだろ!」
DKBにトップを取られるかもしれない。そう聞いて、冷静さを保っていたガメテンも、熱に浮かされる。
流石にこの状況は不味い。第5層はなんとかなったとしてもその後で詰む。第6層のフロアボスは耐久が必須だ。単独ではまず間違いなくクリアできない。
手をあげて発言の許可をもらう。
「発言失礼します。まず生産部の長として言わせていただきますが俺はこの作戦に反対です」
会議の意向とは真っ向から対立する俺の言葉に、場が一瞬静まり返り───
───先ほどの数倍以上の音声で異物を非難した。
「静かにせんかい。まだマクラギはんが話してる最中やろが」
キバオウさんが直ぐに止めてくれたが……うん、正面から責められるのは、相変わらず長時間体験したい出来事ではない。
「生産職が足りません。全員がカウントダウン・パーティに関わっているため、ALS全員の武器武装をメンテナンスできる人員が足りません」
「パーティなんてどうだっていいだろ。どうせALSが主催だ」
「いいえ、DKBも開催に関わっています。下手な行動を起こせば、直ぐに計画を察知されますよ。DKBに介入されたくないでしょう?」
「……」
威力250は俺の言葉に黙り込む。正直、やろうと思えば、時間はかかるが俺一人でメンテナンスすることはできる。やりたいとは思わない。
「だったら、NPCの鍛冶屋を使えば…」
威力250が黙り込んだのを見て、ガメテンが割って入る。
「論外です。俺の鍛冶スキルの熟練度は320。一方NPCの熟練度なんか未だ100の辺りですよ? そんな装備で大丈夫か?」
「大丈夫だ。問題ない」
「ガメテンは、だいじょばなかったので死にました」
「え゛゛」
元ネタは死んだ後にコンテニュー出来ていたが、この世界では不可能なのは言うまでもない。
一番いい装備で行くべきだ。
「一度冷静になって考えてみましょうよ。確かに第5層のフロアボスは倒せるかもしれない。けどその後は? 第6層は? 第7層は? それ以降がALSだけで倒せるかなんて分からない。攻略組で孤立したら終わりですよ」
「でもよぉ、ギルドフラッグさえあれば、おれ達はさいきょーになれるんだ!」
威力250よ。お前さん一度もギルドフラッグ使ったこともないのに、その自信は一体何処からくるんだ?
「俺はβ時代にギルドフラッグを体験したことはあります。
強力ではありますが、抜け駆けしてまで手に入れるべきアイテムであるとは思えません。
ましてや、さいきょーなんて程遠い。たがたがアイテム一つで手に入るさいきょーなんて虚称だ。
最強っていうのはもっと隔絶している。他と比較できない、最初から確認するまでもなく分からされる。それこそが最強だ」
茅場と木田センパイ。あの二人がその名を冠するにふさわしい。この世界では……そう呼ばれる可能性があるのは、ヒースクリフさんくらいかな? キリト君や、ヒルコ、ユウキ、(この世界にはいないが)如月は今後の成長次第といったところだろう。余談だが、ヒースクリフさんは、現在どこにも所属していない。(装備の強化に訪れた際に)一度ALSに誘ったが、すげなく断られた。
話が逸れた。全員が(なんで、こいついきなり最強について語り始めたんだ……?)と、あっけに取られた顔をしている。
「とにかく、俺は反対です。」
「自分も同意見ですね。攻略組での居場所を自らなくすような行動はするべきじゃない」
俺の言葉に、オコタンが同意してくれた。きちんと現状を理解していてくれている人がいるだけでありがたいものだ。二人の言葉に揺れる幹部連中。
しかし、未だに考えを変えない男が一人。ジョーだ。
「俺知ってる。生産部はDKBとも繋がりがある。だから2大ギルドがしのぎを削っている今の状態が一番金儲けできて、都合がいいんだ」
甲高い声で事実を、さも悪いことかのように喧伝する。
「ええ。その通りです。それがなにか?」
だから俺はそれを肯定した。
ジョーが悪い顔を浮かべた。
side タケ
タケは思う。
ALSにとって生産部というのは中々に面倒な立ち位置になったと。
生産部。ALSの一組織であり、生産職の集まりである。その長はマクラギ。鍛冶屋でありながら、素材収集のために、少人数で圏外に出るというかなり異端な人物だ。
タケとしても嫌いではない。生産職と攻略隊。方向性こそ違うものの、ゲーム攻略に向かう者同士として好ましいとさえ言える。
だが、彼の生産部としての態度はかなり"問題"がある。
腕に問題があるわけではない。メンバー全員の生産スキルの熟練度は高く、特にマクラギは先ほども自慢していたが320と驚愕の数値を出している。マクラギの過労死ライン越えの仕事っぷりを見ていなければ、チートだと錯覚する高さだ。
"問題"なのは、ALSのメンバーでありながら、どこにも所属していない野良のプレイヤー、そしてライバルであるDKBにも(高額ながら)鍛冶スキルを提供していることだ。別にタケは気にしていない(攻略組全体の利益になっているからだ)し、キバオウだって内心思うところがあるだろうが、それでも許可を出し続けている。
だがALSの一部のプレイヤーにとってはそれは気に入らないことらしい。自分たちのライバル……いや
しかし、表で堂々と生産部を非難することは今までになかった。
「2大ギルドがしのぎを削っている今の状態が一番金儲けできて、都合がいいんだ」
「ええ。その通りです。それがなにか?」
今この瞬間までは。
議会に今までとは違った意味で緊張が走る。気に入らないプレイヤーがいて、それでも排斥されていないのにはそれなり以上の理由がある。
ALSの武器・装備の強化は全て生産部に一任されている。裏を返せば生産部が離反した場合、ALSはあっという間に機能不全に陥るのだ。トップであるマクラギを蹴落とそうと考えても、そもそも生産部の一番の強みである彼を挿げ替えるメリットがない。
だからこそ、今のところは、アンタッチャブルな存在として不干渉とされていた。
しかし、今ジョーが火種を巻き、マクラギが油を注いだ。
マクラギが
タケの頭に"なぜ?" が産まれる。
タケ自身の目的は、未開の地を探索することである。なのになぜこんなつまらない場所でプレイヤー間の争いに巻き込まれているのか。
タケは思う。思う。思う。
いっそ、いっそ、いっそ───
───争いを産む奴ら、全員死んでしまえばいいのにと。
そこまで考えて、タケは頭を横に振り、恐ろしい考えを遠ざけた。
タケは知らない。その望みの大半が叶うことを。
彼がそのことを知るのは───およそ3ヶ月後のことである。
side マクラギ
ジョーは悪い顔を浮かべながら、ふーん。そっかー。と呟く。
「だからマクラギは、この提案を否定し続けているのか。このDKBのスパイめ」
コイツ、討論が不利と見て俺の信用度を下げる方向に来やがった。周囲の目がまるで敵を見るような眼へと変わる。
もっとも、そう来るのであれば、言い逃れする方法はいくつかある。制止しようとするキバオウとタケに目線で大丈夫とメッセージを送る。
「まさか。俺の目的はALSの成長ですよ?」
「うそだろ! さっきDKBが存続していた方が都合がいいとか言ってた口でなにを言い出す」
「ジョーさんこそ何を言っているんですか? ALSの成長とDKBの存続は両立しますよ?」
「はぁ?」
意味が分からないという顔をする幹部をしり目に話を続ける。
「仮にDKBが潰れた場合、ALSの装備費用はおよそ5倍になります」
「5倍?! なんでや!」
キバオウが心底驚いた顔をする。いや、貴方は理由を知っている筈だろう。いつかの報告書に理由は書いているのだが……そうか、これはキバオウさんなりの援護か。あえて大げさに驚くことで参加者の集中を引き戻したのだ。流石は大ギルドの長である。
「そりゃ、ALSの皆様に関しては特価で対応しているからですよ。ではその定価と特価の差額はどこから調達しているのかというと。ALS以外からの依頼料。これで補填しています。もちろん一番の太客はDKBというのは言うまでないですよね」
DKBも生産職を育てようとしているが、流石に俺達並ではない。DKBだってホントは利用したくはないだろうが、実質一番腕のいいやつらが俺達だからね。仕方ない。命には代えられないというやつだ。
生産職全体の熟練度が1,000になって頭打ちになれば話は変わるが、そうなる前に徐々に値上げしていけばいいだろう。スキルの成長曲線から、ある程度そうなるタイミングは掴める。そもそも生産部にメンテナンス任せてる時点で、他の生産職の熟練度を上げる機会を奪っているわけだし───恐らく50層くらいまでは問題ないだろう。
「5倍なんてでたらめだ!」
「そんなジョーさんに、現在の生産部の収益表とシュミレート結果。そしてそれを裏付けるための伝票をドーン」
うるさい奴に紙の山を渡す。あまりの情報量に溺れるジョー。
「否定するなら、ちゃんとそれ読み込んで分析からにしてくださいね」
「ゴボッツゴボボボボ......」
こうすれば、例えジョーがこの件について何を言っても"もっと読みこんで分析しろ"で反論できる。
ちなみにジョーに渡したものはちゃんとバックアップを作成し、黒鉄宮の金庫に保管している。無くしても安全だね!
「そもそも今はフロアボスを討伐するかしないかを話し合う会議であって、生産部の在り方について話をする場ではなかったはずです。話を元に戻しましょう」
話の1/3くらいは生産部について話していた気がする。
幸い、常識外れの行動をしようとしているのは向こうの方だ。理詰めで話していけば、意見を翻すこともできるだろう。
「───でもよぉ、マクラギさんは攻略の最前線にいないから、簡単に否定できるんだよ」
その考えを否定したのは、バクジという幹部の冷たい声。彼の年齢は30代半ば。子供が一人向こうにいるらしい。だから早く攻略して解放されたい。そんなことを装備のメンテナンス時に話していた。
「どういう意味でしょうか」
「アンタ、直にウチとDKBが圏外で顔合わせたところを見たことないだろ」
「それは、その通りですが」
事実だ。ウリエルが攻略組にいた時点ではDKBもALSも存在してないし、
今はもうレベルが離れすぎた。
「未知のエリアって余裕がないんだよ。人は窮地になるほど本性が出てくるって言うけどアレは本当だ。 DKBはエリート集団だよ。考え方が。あんな奴らがトップになったらって考えるだけでもおぞましい。
アイツらの中では攻略部隊以外は下だ。下に見た奴はとことん搾取するに決まってる。だからあいつらにギルドフフラッグを持たせて戦力強化させるのは最大の愚行だ」
特権階級と被差別階級。この世界では強い奴ほど偉いというのは否定できない。生産職は攻略組が居ないと成立しない。結局のところ、攻略の最前線に立ってる奴が一番地位が高いのだ。
そんなことないと反論するのは簡単だ。しかし、圏外での様子からの推測と言われてしまえば、圏外に居ない俺の発言力は皆無だ。
「……でも、ギルドフラッグだけでそんなことになるとは思いませんけどね」
「でもそうならないと言えるのか? β以上に強化されてない保証はどこにあるんだ?」
「それは……悪魔の証明だ」
「もうええ。全員静まれ」
ちらりと俺の方を見て、キバオウが立ち上がった。
「奴らにギルドフラッグを取らせるわけにはいかん。
12月31日にカウントダウン・パーティをドタキャンし、ワイらはフロアボスをALS単独で討伐する!」
沸き立つ場。それを反対派は悩まし気に見つめた。
「っちゅう訳やさかい、無理を言う形にはなるが、生産部の方はメンテナンスの方よろしゅう頼む」
「分かりましたよ。なるべくDKB側にバレない様に調整しますね」
「おおきにな。恩に着るで」
会議終了後、二人だけが残った部屋でキバオウの依頼に答える。
気乗りはしないが仕方ない。もうギルドの方針としてこうなった以上、止めようがない。
今は、フロアボスを撃破した後で、なんとかDKB側に攻略組に残存する許可をむしり取る方向性で考るほうが建設的だ。
生産部の側の手札を考える。黒鉄騎士から渡された暗視ポーション。リョウケンが最近開発した味噌。その他もろもろ。いずれも生産部で物凄い利益を上げている商品だが、そのレシピを渡すことで、何とか手打ちに持って行けないだろうか。
6層以降を考えるとDKB単独では討伐は不可能だろうし、攻略にあたってALSの戦力を外しては考えられないはずだ。それに加えてレシピがあれば攻略組から追い出されることはないだろう。交渉次第にはなるが。
まぁ2大ギルド同士の仲は今以上に最悪になるがな! リーテンやシヴァタ、カウントダウン・パーティ開催組の真意は実りそうにない。
泣きたい。泣きたいが、ギルドの方針として決まってしまった以上は仕方ない。
「こうなったら、気乗りはしませんがやりますよ」
嫌みの一つくらいついても許されるだろう。
「すまんな。ワイは───このギルドを分裂させたくはないんや」
キバオウは分かっているのだ。この後のことを。もし企みが成功しても地獄。失敗しても地獄。どう転んでも地獄を払拭できるメリットはない。
それでも、この選択肢を取った真意がその言葉に如意に現れていた。
彼の顔は最後まで暗いままであった。
多少なりとも議会は踊れど話は進まず。といった雰囲気を出せていれば幸いです。ただのグダグダ会議?それはそう。説明が。説明が多い。書いてる作者は頭が頭痛しました。
今回の話を要約すると、解放隊がアイテム目当てに単独でフロアボス攻略に乗り出した。
それをマクラギが、できれば止めたいけど止めようがない。仕方ないから協力するということですね。
わーいシンプル。
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次の投稿は一週間後を予定しています。
余談(オリジナルALS幹部の名前の由来)
ガメテン:ドラ〇エの自爆魔法のアナグラム
威力250: ポ〇モンのだいばくはつの威力
バクジ: 自爆のアナグラム
ちなみに途中までは技マシン20はALSのモブ幹部Aとして登場させる予定だったりする。
キバオウは……
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つぶあん派
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こしあん派
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それ以外