仮題:愚者の道   作:白ノ宮

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この妄想なら続くはず、お願いだ続いてくれ!


縛りの無い男ここにあり

三週間前、ある鎮守府で革命が起きた。

 

いくつもの海域を深海の魔の手から解放した優秀な鎮守府だったのだが、提督が反乱した艦娘に殺害されたのだ。

 

大本営直属の憲兵と艦娘で乗り込んで調査した結果、そこは俗に言うブラック鎮守府だった。

 

通常であれば艦娘による殺害などあり得ないのだが調整の甘い艦娘が建造されたため、このような事態になってしまったのだ。

 

革命のメンバーは長門、赤城、吹雪、那智、朝潮、長月、不知火、翔鶴、大淀、菊月、白雪、大和、武蔵となっている。

 

確かにブラック鎮守府は決して良いものとは言えない。

 

とはいえ、勝手に提督を殺害するのはれっきとした国家反逆罪に問われる。

 

そこで、反乱メンバーを粛清するための人員が大本営直属の武官の中から選出された。

 

その者の名は酷悪 害(こくあ がい)ある世界からの転生者であり、人間としてあり得ない能力を持っていた。

 

その能力は、艦娘の姿に変身する事だ。

 

彼の変身出来る艦娘は、暁、金剛、夕立改二である。

 

能力は艦娘を凌駕しており、装備スロットの数は8つでどういった兵装・武装も装備可能なのである。

 

装備は彼の思い描いた物を亜空間から召喚するため、完全武装が可能となる。

 

ゲーム等の創作物からも召喚可能であり、アイテムも例外では無い。

 

その能力が軍に認められ、現在に至る。

 

※本編入ります。

 

ある日俺は大本営四天王の内の一人である山内少将に召集された。

 

扉を4回ノックし、中に入る。

 

返事を待たなくて良いのかと言われるかもしれないがこの方の場合は必要ない。大抵の場合イヤホンをつけて大音量で音楽を聴きながら作業をしているからだ。

 

俺が初めて山内少将に呼び出された際、何回もノックしている俺に対して通りがかった野崎准将が

 

「山内少将って基本的にノックなんて聞こえてないから返事を待たずに入っても問題ないよ」

 

と仰っていたのでそれに従い恐る恐る入室するとイヤホンで音漏れが凄い状態でパソコン作業をしている少将を見た際は困惑したものだ。

 

入室してすぐに少将と目が合う。どうやら今回はパソコン作業をしていられる事態では無いようだ。

 

「山内少将、召集されたのは件の事ですか」

 

「ああ、その通りだ酷悪少佐。今回は君に危険因子の捕縛に向かって欲しい。この任は相当危険なものとなる。これを達成すれば中佐に昇格すると約束しよう」

 

「はっ、有難き幸せ。この任、必ずや成功してご覧に入れましょう」

 

「その息や良し。だが、身に危険を感じればすぐに撤退せよ。貴殿は我々の切り札であるのだ」

 

「艦娘に遅れを取ることはございません故、直ぐに成果をあげましょう。では、失礼致します」

 

音を出さずに扉を閉める。

 

荷物は持たずにそのまま駐車場に向かう。

 

単独任務なので護送車で送迎なんて事は無い。

 

支給された軍用ジープで向かう。

 

鍵を差し込んでひねるとエンジンがかかる。

 

ハンドルをしっかり握り、サイドブレーキを外してアクセルを慎重に踏む。

 

さぁ、出発だ。我が祖国に勝利を。

 

酷悪の運転するジープはノロノロと進み、公道で渋滞を引き起こした。

 

この男、あんな啖呵を切っておきながら車の運転になると途端に臆病者になってしまうのだ。

 

そんな臆病者の激烈(笑)な戦いが幕を開けるのだった。

 




先行きが不安過ぎる(酷悪的にも白ノ宮的にも)
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