WとLも好きです。(DSシリーズ好き)
時速150kmでかっ飛ばしていると目標艦隊が見えてきた。
それに合わせて80kmまで減速すると夕立も息を合わせるように同じ動きをする。
相手は通常ならこちらを捕捉していてもおかしくない距離なのだが、提督がいない。
それだけでここまで能力が落ちるのだ。
一般市民でも見える距離が見えないというのは致命的である事を彼女達には知ってもらわなければならない。
夕立、やはり作戦変更だ。
速度を240kmまで上げて、二人で一隻ずつ確実に仕留めていこう。
一撃離脱を繰り返して事故鎮の艦隊を翻弄しよう。
「了解っぽい!」
つくづく良い返事だと思う。
動力のプロトンノヴァドライブの稼働率を上げて速度を240kmまで上げて一気に突っ込む。
事故鎮の布陣はなんとも言えないぐちゃぐちゃな並びな為隙があり過ぎる。
どれを狙おうか迷った結果、伊勢を最初にした。
艦隊(笑)の目前まで来たところでやっと我らを捕捉したようだがもう遅い。
「夕立!俺が突貫するから援護を!」
「任せるっぽい!」
麻酔弾の有効範囲に入った瞬間に4つのマドラーから麻酔弾の雨が飛び出す。
伊勢は鈍重な動きをしていたので一定数被弾した。
まさかそのすぐ後ろで日向がいた為、同様に一定数当てて気絶させる。
俺と夕立はそのまま通り抜け、数秒経ってから急旋回した。
その数秒のうちにマドラーのリロードを済ませておいてある。
次は何故か密集している金剛型だ。
多分金剛を守ろうと壁になろうとしているのだ。
だがそれは無駄というものだ。
夕立、先行して前にいる霧島を頼む。
伝えると夕立は頷いて突っ込んでいった。
そしてしっかり霧島を気絶させた。
後続の俺はまず左右の比叡と榛名に麻酔弾を撃ち込んで気絶させ、通り抜けた際に麻酔弾をセットさせたドラグノフに切り替えて、2秒経ってから一瞬だけブースターを逆噴射させて宙吊り状態になる。
照準を金剛に合わせたと同時に引き金を引く、麻酔弾は首に突き刺さり気絶に成功させた。
扶桑型と陸奥が迎撃として砲を撃ってきているが、艤装の整備がいい加減な為か、弾道がおかしな方向に向いていた。
そんな迎撃など脅威では無い。
再びマドラーに持ち替えて俺が先行で夕立が援護という形で陸奥を気絶させる。
そのまま離脱せずに扶桑型の方に向かったので夕立は一瞬反応が遅れたが急旋回でついてきた。
金剛型と同じ方法で気絶させ、鎮圧を完了した。
マドラーを一つスロットから外してクルーザーをセットして取り出す。
全員の回収が完了した頃、俺と夕立はクルーザーにて休憩をとっていた。
クルーザーの枠が空いたのでそこからお湯の入ったヤカンとちゃぶ台とカップ麺を取り出す。
本当にこの能力は最強である。
アイテムであれば取り出したらその枠は元の状態に戻るのだから。
下手したらこの能力で一生暮らしていけると思う。
いや、絶対いける。
お金も例外では無いからだ。
そんな事するつもりは毛頭無いがね。
そんな事より、ちゃぶ台にあるカップ麺に興味深々な様子な夕立に声をかける。
「夕立、お疲れ様」
「お疲れ様っぽい!てーとくさん♪それで、その物体は何ですか?」
「ん?これはね....」
こうして夕立との共同作戦は成功した。
まだ空母が残っていた気がするが、今は全力で休憩するべきだ。
白「カップ麺いいよね」
酷「たくさん種類があるから飽きないからな」
城「お湯であそこまでの料理が出来るのだ。いまの技術には驚かされるよ」
夕「うぅ〜、早く食べたいっぽいぃ」
白「ということで、次回は休憩回です。作品の世界観をぶち壊すようで申し訳ありませんが、特別ゲストが出てきます。では、次回もご期待ください」
酷「特別ゲストってまさか...」
城「そのまさかだよ」
夕「つまりどういう事っぽい?」