三ツ星カラーズ転生もの(仮)   作:紅茶タルト

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第2話

 私はななし。カラーズホワイトである。

 初期メンバーではないがキャラが立ってたのでスカウトされ、私はこう答えた。

 

「番外戦士枠なら」

 

 と。

 通常メンバーではなく、強敵戦の時とかに加わるキャラ。という設定は今回のように忘れ去られているがまあ前振りだ。あとあと、だって私正規メンバーじゃないから、と言い出せるように。

 きたないね。

 

 前世では怠けていましたが、今生はなにかと頑張っています。

 勉強、楽器の練習をしつつ、有用そうな前世情報の書き出し。そんなこんなしながらカラーズにも付き合う。

 まあまあ多忙な戦士生活である。

 

 とはいえ明確な目的もないし、マックスパワーでストイックに頑張ってるわけではないから遊びたい時はぶらぶら遊ぶ。なんせ女子小学生は生きているだけで楽しいのだから。

 

 

 

 皿。

 醤油。

 箸。

 炭。

 小型のバーベキューコンロ。

 

 さんま。

 

「さんまうめー!」

 

 ≧o≦

 こんな顔で喜んでくれるのだから、さんま会を開催した甲斐があったというものです。

 

「おいしいねー」

「炭火には独特の強度がある」

 

 わかる。

 

「お前ら……交番の前で堂々と……」

「斎藤さんが居るから大丈夫でしょ?」

「そういうことかよ」

 

 そして交番。

 交番の前でもさんまを焼いて食べれる。小学生の特権だよね。

 

「斎藤よ。お前も食うか?」

「……食う!」

「よしよし。二匹か? 三匹行けるか?」

「三匹。……ずいぶん用意したな」

「大根おろしもあるぞ。大根の外側と内側が混ざって時間がたつと辛くなるから、今からすりおろす」

「こまけぇな。よしそれもくれ」

 

 うむ。なかなかである。

 さんま。

 よく見るとほそなげえなお前。どうなってんだ。

 

「しかし、火使うんならバケツに水くらい」

「ほれ、ペットボトルと手投げ消火弾」

「……抜け目ねえな」

 

 焼き上がったよ。

 

「おっ、旨いな。炭火だからか?」

「熟成が大きい。新鮮なのは旨味が無いのさ。見分け方はほら、こう持つとけっこうしなるだろ? このくらいがいいんだそうだ。魚屋が言うにはこれで死後硬直してる状態らしい。よくわからん」

「俺もわからん」

 

 以上、自分で火を使う小学生でした。

 

 

 

 一発ネタも終わり帰宅し、庭いじり。

 今生の家はなかなか立派で、ちょっとした裏庭がある。そこ。

 ついでに家の前にもそれなりに庭がある。

 なんで一個にまとめなかったんだろうか。

 

 この裏庭は私が管理している。

 ハーブを育てたりしているが、まあぼっさぼさ。放任主義農法である。

 あとおっきい瓶にメダカのビオトープを作っている。ビオトープとは放任主義水槽である。ブクブクとか要らないやつ。

 メダカは最近絶滅危惧となってあまり見られず、よく似た外来魚のカダヤシをメダカだと思っている人が多いが、これはちゃんとしたメダカ。

 侵食具合は深刻で、なんかのアニメにメダカが出てきたけど特徴的にはカダヤシで、でも特にツッコミは入らない。そういうことがあるくらい。

 他にも環境保護を誤解した人が飼ってるメダカを川に放したりするそうで、遺伝子の多様性を破壊しているそうな。善意というのは恐ろしい。

 

 サンマの残骸をミミズコンポストにシュート。

 特にエキサイティングではない。

 こうしておくと、ミミズ様たちがなんとかしてくれる。

 カラスも食べるが、好きにしたらいい。ただミミズ様を食べるのはやめてほしい。そいつら買ってきたシマミミズなんだ。

 

 他にも、放置してる蜘蛛の巣にはでっかいのが一匹住んでいる。キュート。

 草をかきわけると虫ばかりかたまにカエルまで飛び出す。

 ムカデさんこんにちは! お前だけは好きになれない……。

 

 裏庭はこんな感じに命に溢れている。

 雑草減らそう。虫多い。

 

 雑草とそれ以外の見分けはあまり自信なし。だってなに植えたか覚えてないもん。まあ美味しく無さそうなの引っこ抜けばいいじゃろ。

 植えた覚えのないミニひまわりが枯れてるんだけどこれさっちゃんが来て植えたのかね? なんだろう。

 引っこ抜いて隅に置いとこう。種は……まあ、来年植えようか。

 

 雑草もコンポストにぶちこむ。ミミズ様も生の草は食べないと思うけど、私は気にしないのだ。どうかなんとかしておくれ。

 

 

「ただいまー」

 

 部屋に直行して、今度はペットの世話。

 アフリカオオコノハズクのアフリカオオコノハズクちゃん。大きめのカゴで飼っています。

 あとハツカネズミちゃんたち。衣装ケースで大量に飼ってる。kawaii!

 オスメスしっかりわけないとほんと増える。

 

 一通りお世話をしたら、今度は晩ごはんを作ります。

 朝のうちに今日は私が作ると言っておけばその日は私の漢料理です。

 今日は例の玉ねぎとかのやつ。エリンギ、まいたけ、ぶなしめじなんて入れちゃいます。ちょっと肉を入れて、焼き肉のたれで食べます。玉ねぎは常識的な量です。

 これだけじゃ寂しいので、焼いといたさんまをレンチンしたものも置いて、こうなるとセットにした方がいいので何のひねりもない豆腐の味噌汁を作った。でも母のより美味しい。

 私はさんまはいいや。

 

 きのこはヘルシー感ありますが、彼らは食物繊維です。食物繊維は摂取しすぎると屁がぶーぶーでることがあるので注意しましょう。あと膵臓弱ってる人とかも控えた方がいいらしい。

 

 私の野菜炒めは油まみれだから、実際はヘルシー度もそんなでもないぞ。

 

 私は食器洗浄機のパワーをそんな信じていないので、自分の食器や調理器具は自分で洗います。

 スマートフォンで落語なんか聴きながら。我ながらトリッキーな女子小学生。

 

 ご飯後は多少、勉強。

 小学生レベルならテスト毎回百点、なんてふうには意外といかない。

 国語なんかはいいとしても、理科とか社会とかは確認しとかないとミスるもの。まあ理科社会は学年的にまだなんだけど、用意したテストではちょっとミスった。予習しておかなければ。

 別に零点でもいいんだけど、八十点とかだと逆に恥ずかしいし。

 うろ覚えでいいならいくらか上までの知識はあるけれど、今は穴をなんとか埋めるためにあがいている。

 高校レベルまでできる小学生とか、かっこよすぎるもの。

 

 そんなわけで今日もドリルに向かうのだ。

 算数と数学のドリルが机の上に並んでいたりするのが楽しい。去年はここにさんすうもあった。あれはあんま意味なかったけど。

 難しいのに疲れたら一旦簡単な方に行くのだ。

 

「《覚醒増大(ハイトゥンド・アウェアネス)》」

 

 これはかなりずるいが、効率を上げるために魔法も使う。

 用意した一粒のコーヒービーンズチョコレートの中身が消え食べやすくなり、私は覚醒状態になる。

 この状態になると記憶したり思い出したりが容易になり、なにかと便利なので多用している。

 これにより私は、あの子はコーヒービーンズチョコレートが好きなのだなと思われることができたのだ。

 もちろん普通のコーヒー豆でできる。中身が無くなるのがおもしろくてそうしてるけど、不本意な誤解が生まれてしまった。

 

 コーヒー豆を食べられる人の存在が信じられない。

 

 途中でふと前世の曲を思い出したら、歌って録音。

 本格的なのは休日にやるとして、断片的な歌詞のパーツを揃える。

 この魔法が無けりゃ、今の五分の一も思い出せなかっただろう。

 

 私の一日はこんなふうになんだかんだやって、最後はアフリカオオコノハズクと戯れたりして就寝となる。

 平和で良い家で魔法もあって、まだなんの責任もない子供。こうして私はおおむね幸せな日々を送っている。

 

 

 

「さっちゃーん」

「あはは! ほんとにななしぃは私のことが大好きだなー」

「好きだとも」

 

 ぎゅーっと抱きついて、こっそり嗅ぎます。幸せ。

 結衣も琴葉も好きですが、さっちゃんは抱きつきやすいです。

 結衣は照れるし、琴葉もちょっと照れて長い時間は嫌がる。「んやーめろ」とか言ってくれるのは嬉しいけど。

 

「大変みんなっ!」

「うんこか!?」

「え、なんでうんちなの? さっちゃん」

「冗談だよー。それより結衣、アジトにこんなの落ちてたぞ。変なメガネ」

「なにそれ……。じゃ、なくて! 大変なの! パンダ、ううん。猫! パンダみたいな猫がいたの!」

「…………へー」

 

 ぼよよーん。変なメガネが作動する。

 

「もーまじめに聞いてよお」

「ななし、あんまりくっつくな」

「ななちゃん、琴葉もっ」

「んー」

「聞いてるよー」

「だあって全然大変じゃないじゃん。私たちはこの街の平和を守るカラーズ! もっと大きな事件はないのかよーリーダー!」

「猫! パンダみたいな猫がいました!」

「あーもうわかったさー。どんなのだったか描いてみそ」

「うんっ」

 

 結衣が絵を描いています。

 始まっていますねー。原作!

 

「そろそろ離れろ」

「もうちょいお願い」

「……。」

 

 忙しそうなさっちゃんと交代で、琴葉に構ってもらいます。

 ぎゅーっと抱きついているから、速まった鼓動が聞かれそうです。

 この感情は、どう言い表すべきなのでしょうか。

 嬉しい。悲しい。幸せであり、苦しくもある。

 彼女たちの物語を見られるのが嬉しい。いつか来る終わりの始まりのようで悲しい。

 彼女たちの物語に直接関われるのが幸せで、変わりゆくことが受け入れがたく苦しい。

 魂が燃えるよう。しかし、この情熱のぶつけどころが見当たらない。

 

「なな……!? な、なんで泣いてるんだななし」

「ええっ!? ななちゃんどうしたの!?」

「ななしぃが……泣いてる」

 

 別に苦難とか無いもの。

 ともあれ一纏めにするならまあ感動は感動。涙腺から溢れました。

 

「仲間が増えるな、と思うとね」

「仲間?」

「なんだ、目ぼしいやつでもいるのか。私は構わんぞ」

「んー、五人はちょっと狭くないか?」

「いや、それは大丈夫さ。それで結衣、絵は描けた?」

「あ、うん。ほら!」

 

 見ました。

 画伯でした。

 

「ば、化け物だ! 完全にこれ……」

「すごいでしょ?」

「すごいどころじゃないぞ!」

「結衣画伯。このクリーチャーのレベルはどの程度でしょうか?」

「クリーチャー!?」

「殺すの?」

「こ、殺すのはだめー!」

「でもこんな化け物ブッ殺すべき」

 

 上手さうんぬんの前にどうして二足歩行してるんですかねこれ。

 

「そうだ、じゃあ捕獲ならいいか? リーダー」

「うんそれ! それにしよう!」

「よーし化け猫捕獲大作戦開始だー!」

「おーっ!」

「おーっ!」

 

 そんなわけでセットしといたカメラを回収して、ついて行きます。ちなみに4kです。大きくて派手ですが、日和って2kにすると後悔しそうなので限界まで突っ走った。手に入る中でね。8kとかは、まだほぼ手に入らない。時代的に。

 子どもたちの中にでっかいカメラという異物がありますが、ちょっと前から慣らしておいたので特にツッコミは入りません。

 

「とりあえず斎藤でいいだろー」

「うむ。あいつはもっと私たちに協力すべきだ。仕事を減らしてやってるというのに、感謝が足りん」

 

 いざ斎藤の巣。交番へ。

 

「こんな化け物、知らん。つか、いくら情報が欲しくてもヒーローごっこで警察に頼るのはずりぃだろお前ら」

「ごっこじゃねぇよ斎藤」

「お前はなにも知らないな斎藤」

「難しい方の字の斎藤」

「お前はなんで字知ってんだ! ああもう、俺は仕事してんの。だからお前らの遊びに付き合ってる暇はない」

「難しい方の斎藤」

「あはは! 難しい方のさいとー!」

「うるせえ! はあ……こんな化け物は知らんが、お前らが探してるのはパンダみたいな猫だろ? その情報ならある」

「勿体ぶるな斎藤」

「黙ってろ。そいつは泥棒猫だな。最近パンダみたいな猫に物を盗られたって相談が増えてんだ。まあもし捕まえようもんなら、この街の平和は守られることになるんじゃないか?」

 

 ふむ。細部は覚えてないけどちょっと違和感あるから、私が口を出すと他のセリフにも影響があると見ていいだろう。

 私の存在による大きなずれはないが強力な復元力も無し。安心。

 

「おおー!」

「泥棒猫! これはほんとの大事件だー!」

「じゃあまずは商店街を捜索しよう」

 

 斎藤とさっちゃんの間に入ります。

 そんで斎藤にカメラを向けます。

 

「斎藤」

「あー?」

 

 さっちゃんが声をかけ、斎藤が振り返る。

 次、さっちゃんに向ける。

 

「ごくろう」

 

 また斎藤。

 

「……ああ」

 

 こうしてしっかりやりとりを撮影。ひと仕事終えました。

 

 

 

 アメ横。

 いろいろあって楽しい。私もよく散歩に来ますが、飽きないものです。

 

 さっちゃんが可愛い顔で伏せてカサりだします。フリーダム。

 基本彼女たちのこと全肯定な私ですが、ちょっとご一緒するほどの活力はありません。まったく無しってこともありませんが、ちょっとウォーミングアップが必要。

 

「なにしてる! ちゃんとついて来い!」

「えー、それなに?」

「へっへー。これはな、こうやって猫の目線になることで捜査、ぶぇ!」

「えー!」

「うぇえええ、琴ちゃん! 琴ちゃん踏んでるよ!」

「しってる」

「だろうなあ!」

「一度してみたかったの、これ」

「歪みすぎだよ! 琴ちゃんゲームばっかりやってるからそんな風に歪んじゃうんでしょ!」

「ゲームに害があるみたいに言わないで。私は元からこうな、の!」

 

 ごん。

 

「ぬおおい! 余計にダメじゃん……」

 

 楽しい。

 

「さっちゃん、私も踏んでいい?」

「お前もか! お前もゲーマーだろ!」

 

 そうだよ!

 ちなみにハーバード大での実験によると暴力的なゲームとかに長期的なそういう影響は無いんじゃねとのこと。

 ただ歪んでる人はそういうゲーム好むとは思う。こっちは自説。

 

「あ! みんな、あれ! 変なメガ……気持ち悪い」

「おう、カラーズ。どうだ、イケてるだろぉ? このメガネ」

「思い切ったねー。こんなにいっぱい」

「はっはっは! さっぱり売れなくて困ってるぜ!」

「男気だねえ、この仕入れ方」

「そうだろそうだろ! なっはっはっは!」

「アジトで見つけたのとおんなじだなーこれー」

「おー。確かにおんなじだな。ってことはどっかと仕入れかぶったか? 売れないわけだぜ!」

「じゃなくてー」

「おやじ。もしかしてそのメガネ、パンダみたいな猫に盗まれなかったか?」

「お、なんだ琴ちゃんよく知ってるなぁ。そうなんだよ。まったく困った猫だぜ。がっはっはっは!」

「そう……わかった」

「琴葉?」

 

 琴葉がさっちゃんの変なメガネを掴みます。

 即座にいい角度へ回り込み、撮影。

 

「ゲームクリヤー!」

 

 目メガネの目がびょーんと飛び出ました。

 

「アジトへ戻るぞ」

「あっ、琴葉なにかわかったの?」

「ふふん。わざわざ探さなくても、待ち構えればいい」

「さっすが琴ちゃん! じゃあアジト行けばいいんだな! ゴーゴー!」

「まっしぐらだねぇ。よし、私も走るか。ではな、おやじ」

「おう!」

 

 そんなわけで走ります。私の生身での全速力はふつーの中学生くらいですが、スタミナは回復速度がなんか速いのでまあまあ人外。

 そんな私と競り合ったさっちゃんは楽しそうにくたくたになってくれます。

 

「あはははは! ななし強いなー!」

「ふふ。若いもんには負けんよ」

 

 アジトのベンチではーはー言いながら合間に笑うさっちゃん。かわいい。

 私もカメラを置いて椅子に腰掛け、タブレットを取り出し、アジトに置いてあるBluetoothキーボードで作業を開始します。

 覚えている漫画やアニメ、映画などなどのあらすじの書き出し。もちろんコーヒー豆は常備している。覚醒の魔法は発声を必要とするタイプだが、ちょっと呟くくらいみんな気にしないので堂々と使う。

 歌詞なんかも思い出したらそれはそれで書いて、着実にネタを増やしていく。

 

「なんでダッシュした……」

「もー。二人ともいきなり走ってっちゃうんだから」

「おかえりー。遅かったねー」

「……まあいい。それより、猫だ。ここで待っていれば来るはず」

「へえ。猫って、今一緒に入ってきたそいつかな?」

「……ん!?」

 

 俺らファミリーですよってくらい自然について来た猫。四人も居るというのに、なんとも堂々としている。

 

「いつの間について来たんだ……」

「猫の足音はグレイプニル作る時使っちゃったし、気付かないのも仕方ない」

「なんだそれは」

「あ! みんな、この猫だよ! ほら、パンダみたい!」

「おー、確かに白黒だなー」

「……まあ、少し早いが予定通りだ。こいつが盗んだメガネがここにあったと言うことは、この猫はこのアジトを住み処にしているんじゃないかと推理したが、どうやらそのようだな」

「やるなー琴ちゃん」

「ふふん」

 

 もちろん、撮影は再開している。

 

「あれー? その猫、さっそくなんか咥えてないかー?」

「あ、ほんとだ。なんだろう?」

 

 3dsのソフトでした。

 

 

 

「ほんとに捕まえたか……。てか、絵下手だなお前」

「あのね! この子の盗んだ商品がアジトにあってね。それでこの子もアジトを住み処にしてるんじゃないかって琴葉が!」

「そしたらその通り」

「捕まえたってか……」

 

 今は結衣の手の中でゆったり。動じないねえ。

 

「……よし。じゃ、お前ら……その猫飼え」

「えー!?」×3

「俺に預けるとその猫はこの街にいられなくなるんだ。見たとこお前に懐いてるみたいだし、悪さしないようしつけてやれ。それに猫だってこの街の住人だろ。お前たちの活動内容はなんだった?」

「あー! このまちの平和を守ること!」

「動物もだ! そうだよー。私は最初からそう思ってたんだ」

「私もだよー!」

「私はブッ殺したかったんだが。……ん?」

 

 くるくる回る流れになったので、カメラをベルトで首にかけ混ざります。

 すると、琴葉が足を止めてこちらを見てきます。

 

「……増えたな」

「うん」

「あっ!」

「ん?」

「ななちゃんが言ったとおり!」

「……ああーっ!」

 

 全員がこちらを見てきますが、私はふふーんとなにも話す気はありませんよという雰囲気を全力で出します。

 

「むう……」

 

 みんな気にはなるようだけれど、一番むずむずしている琴葉が訊かないので二人は控えてる感じ。

 

「……まあ、いい。ふふ。その謎も、いずれ私が解き明かす」

 

 すてきな宣戦布告でした。

 

「……お前らなんの話してんだ?」

「ああ、エサ代は斎藤持ちな」

「ありがとう斎藤さん」

「ごくろう!」

「なにぃ!?」

「まあおやつは私が出すよ。それよりこれ」

「うん? ……なんだ、ゲームか?」

「こいつが咥えてた。まあ、君の管轄というわけさ」

「ふうん。お前らこういうのちゃんと届けるんだな」

「落とした子は泣いてるかもしれないだろう?」

「この街の笑顔も守る!」

「それがカラーズ!」

「それに普通の女の子向けのゲームだから誰も興味ない」

「ああ……お前ら普通じゃないからな」

「えー!?」

 

 結衣だけショックを受けました。

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