三ツ星カラーズ転生もの(仮) 作:紅茶タルト
たまにゲーム配信してます。
『ガキにしてはなかなかやるじゃん。ガキにしてはだけどw よかったらボッコボコにしたげようか?wwwwww』
というファンメを送ってきてくれた配信者がいたので、今日はこいつの公開処刑。炎上目的でなければただのバカ。
まあ、そもそも……頭のいいゲーマーはいない!
「ハァイ諸君。今日は私と遊んでくれるっておじちゃんがいるんだ。きっと強いんだろうから、勉強させてもらおっと」
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『アルテマさん。向こうの配信見てきたけど、六人チームだよ』
「お、ありがとう。気合入ってるねー」
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これでよし。
ゲームは撃ち合い最近勢いのあるFPS。ゲームモードはFFA(フリーフォーオール)。自分以外全部敵のゲームモード。こんなんでPTを組むとバランスは崩壊するのにそれを許してるせいで過疎モードだ! 八人対戦なので空き一枠に野良を呼び込んで、ゲーム開始。
開始二分で確信したのは、ゴースティングされてるなということ。つまり、こちらの配信画面を見ている。
こういうのを防ぐ方法としては、配信にディレイを入れる……というのがある。つまり今私が見ている画面を、視聴者は一分後とかに見る、そういうやつ。でもやんない。なあに、私だってずるをしてるんだ。やめろと言う筋合いは無いし、これで対等にやれるというものだ。
「フンッ!」
角を曲がった瞬間にショットガンで殺す。ウォールハックが無いと普通は無理。
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あの角から敵が来そうだな、と思った時に使用する魔法。ほんとに来るか、どう来るかがなんとなくわかる使い勝手は悪い魔法。
「ハッ!」
ナイフで殺す。一回だけ屈伸して煽りその場を離れ物陰へ。途中撃たれたのでその方向へグレネード。
スコアは入らなかったが、この隙に一旦離れる。それほどキルストリークに固執しないので別に死んでもいいが、せっかくだから。
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行動速度の限度を倍に引き上げると共に反応速度を僅かに上昇する魔法。
「遅い遅い!」
その先に居た奴にまたショットガン。倒しはしたが、あいつら組んでるからもう一人居た。なんとか一発ぶちこんだけど……やられた。
「なるほどなるほど。……くたばれ」
三人連続キルによりキルストリーク発動。爆撃で三名吹き飛ばす。
景気づけして走り出す。
構成は変更した。ショットガンではこれからの戦いには付いてこれない。第一村人をP90*1で蜂の巣にし、攻撃の隙を突かれないように一旦隠れて、グレ投げて、
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敵に対する判断速度の上昇。
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敏捷そのものを上げ、操作スピードと反応速度を上げる。
効果時間の短いのをかけなおし、飛び込んでリボルバー二発。
幸い、彼らは平均的にそんなに強くない。一人強いのが居る他は並程度。連携も全くダメ。
そこが極まっていたら負けていただろうけど、このくらいなら地力としてそんなに強くない私でも立ち向かえる。
が、せっかくなのでもっと強く押そう。
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技術、及び士気向上。《
そして、パーフェクトな英語とかの発音を可能とする《
待たせたな。これが今の私の百パーセントだ。
その後は二人くらいなら、打ち負けずヘッドショットで的確に仕留め――――
「Time to die!」
溜まったキルストリークを使用。核をお見舞いして、全員を殺すと同時に強制的にマッチを終了させる。発光、爆音、結果画面。結果は二位とダブルスコアで私の勝利だった。そりゃ私ばっか狙ってちゃね。
必然激烈に盛り上がるコメント。私も楽しい。
そうだ、通話で対戦のお礼を言おう。
「お疲れ様です。接待ありがとうございました!」
『まじかよ……』
「いやあ、ボッコボコにするだなんて挑まれた時はおじちゃんこわいなーと思ってたんですが、まさかここまで手加減してくれるなんて思いませんでした。まだ百時間くらいしかプレイしてないので試合中は必死で気づきませんでしたけど、まあまさか手加減もなしに六千時間もやってる人相手に核出せるわけないですもんね。すいません気付かなくって!」
声には皮肉を乗せない。なるべく本気で言ってる声音になるよう意識する。だってその方がイメージいいから。
投げ銭もバンバン飛んで、この日は気分良く眠ることができました。
翌日。
まどろみの中、まてよ? 全員強くて連携されたらたぶん負けてたな。
そんな思考に至り、強化が欲しいなと思い悩む。あいにーどもあぱぅわー。
魔法のレベル上げは現状で頑張ってるし。他のアプローチは……錬金術? でもあれ、よくわからんしな。
……そうだ。
放課後。私は電車に乗り、ちょっと遠くを目指す。
適当な広い空き地を見つけると、姿を消していくつかの桃の種を植え、栄養剤をどばーっと。
にょっきにょきにょきにょきー!
そして夜。
また、君の手から多くの子が生まれ――
「あ、クミミミ様。来てくれましたか」
ほんとに来てくれた。
夢で会って以来ですね!
「それでご相談なんですが……」
特にごまかしを入れることもなく、全部説明した。
…僕を信仰すれば、器用にはなれる
「おお」
でも、君が本当に求めるのはルル――なんだろうね
「ルル……様?」
あれが与える恩恵は、速度。それは、きっと君を助ける
なるほど。他にも神が。
……あ、
「あの、音楽の神様って居ませんか?」
音楽……?
前世の曲の再現について説明。
君は、曲を思い出したいのかい…? それとも、演奏がうまくなりたいのかな…
言われてみれば。相談してみるもんだね。
ふうむ。それはもちろん、
「思い出したいです。演奏自体は自力で頑張れますが、思い出す方には限界を感じます」
少しだけ、僕は―――力を貸すことができる…
「おお……!」
ただ… 条件はあるよ
「あ、どうぞ」
群馬辺りをジャングルにでもしましょうか? べつにどうでもいいですし。
僕、神殿が欲しいんだ…
「あ、わっかりました」
ただ立派なのはちょっと、年齢的に今は……と説明したらわかってくれた。生きてるうちにやればいいってさ。
よっしどっかの国にすっげーの建てよう。
最初に一つ、君に贈ろう。まずはそこから始めるといい…
「ありがとうございます。よろしくお願いします」
「おはようございましたッ!!」
クリスマスぶりに布団を跳ね除けて起き上がると、部屋の中央にデカイ石の塊があった。見た感じ、どもっすオレ重量物っす。みたいな。
……丈夫な家でよかったよ。
念動呪文と力ブーストでなんとか持ち上げて《
さて。
この、年代物の家ならどうにかなってしまいそうな石の塊。横長で、真ん中に赤い布がかけられているこれは…………なんだろうか。
クミミミ様からの贈り物らしいけれど、これってどうやって使うものなんだろうか?
さあてどうしたものか。そう冷静に考えていたが……体がブルッとなって気がついた。
これは、喜びだ。
私は、喜んでいる。
言うなれば、これはマジックアイテム。
それも、一応は自分由来じゃない。マジックアイテムなのかどうか疑わしい錬金術とは全く違う、それも正真正銘の、神の作った品。
それを理性より先になんか他の部分が感じ取っていたみたいだ。
ドキドキしてきた。恋しているみたいだ。みたいというか、しているのかもしれない。
この気持ち、高いグラボの箱を開封する時みたいだ。
でも、でもだよ。……実際どうすればいいんだろう?
ちょっと不安だったけれど、手を乗せたら自然に理解できた。
これは神の祭壇。クミ……ロミ様の祭壇だ。ごめん間違えてて。言ってよ。
神は姿勢など気にしない。ただ心で祈るだけで、クミロミ様の力が私を包み込んだ。
そんなわけで信仰を始めました。
世には様々な宗教があるが、どの神もなんだかんだ理由を付けて誰も助けない。
信仰が足りない。まず本人の努力からだ。それは試練である。
なんだかんだ時間を捨てさせ、金だって差し出させる。
トネガワ曰く、金は命を削って得るもの。時間だって命だ。
ソシャゲに課金するようなもんで、納得してやるんなら好きにすればいいけれど、そんな二重三重に命削られるようなコンテンツ少なくとも自分はごめんだ。宗教は心まで持っていこうとする。
そんな感じに宗教に対し否定的だった自分が神を信仰する日が来るとは思わなかった。しかも新興宗教の開祖。教祖イコール神じゃない新興宗教。傾向とかのデータは無いけど珍しそう。
そんじゃまあ、神様。これからは一緒に遊びましょう。
私から裏切ることはありませんとも。
CODを元にした架空のFPS。対戦ゲームあんまりやらないから細かい描写はできない。
主人公は"神殿を作ったら思い出すのに力を貸してくれる"と思っているが、この作品上はクミロミ信仰の恩恵として記憶(想起)力が少しだけ上がるシステムがあり、クミロミ様はそれを言っている。なので神殿とか忘れても問題ない。元のゲームでは信仰により習得という能力値が上がり、習得には暗記スキルが関係していることから作った設定。
クリスマスぶりと言ってるけど手品回の最初の夢オチの時に飛び起きている。あとクリスマスに枕元のプレゼントを確認しようと飛び起きる子でもないと思う。