気弱な同僚の護衛役   作:名無しの盾役好き

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気弱な同僚と襲撃

 さて、4日目ももう半分終わり、漸く折り返し地点だ、しかしこうなにもないと逆に怖いな

 

 

「はい、以前までのプレイヤーの波を考えれば」

 

「単にプレイヤーが集まっていた状況がおかしかったと言えばそれまでだが」

 

 

 モンスター自体は居るので、それを倒しながら進むしかない、しかしこうなにもないと

 

 

「なにか起きてほしい、と言うのは贅沢か」

 

「普通のプレイヤーではそのなにか…で負ける可能性が高いかと」

 

 

 確かに、今までのプレイヤーを見ていれば、中途半端なパーティや、集中し過ぎて他に意識を向け辛いプレイヤーも居た、そう考えれば、周りを見ながらなにかに徹するプレイヤーはあまり居ないことに気付く、まあサリー君は素で出来ているので、あまり周囲に出来ていないプレイヤーが居ない

 

 

「パーティ分けを考えねばな」

 

「はい、マルクスやシンをどうするか…ですね、ミザリーはかなり分かりやすい」

 

「あぁ、ミザリーさえきっちり護れば、自ずと結果が着いてくるからな」

 

「シルトを見て盾役を買って出るプレイヤーも増えましたから」

 

「そうだな、そのうち強化合宿でもして、盾魔法を布教すべきか?」

 

「…周りに既に知られている物ですし、防御力にブレ幅があるにしても、複数人で重ねられる状況なら」

 

「私1人より、燃費が良さそうだな」

 

「シンが一番使えるかと」

 

「自身を守りながら崩剣による攻撃、やらせてみるか」

 

 

 その時、シンは言い知れない悪寒がしたとか、しなかったとか、そして後日、ミザリーに無理矢理回復されながらアルマジロと戯れるシンが居たとか、居なかったとか

 

 

「後は…ふむ、敵か」

 

 

 夕焼けに染まる地平線を背に、少女が周りの装備から2つ、手に取った、胸から肩に掛けての鎧、盾、そして杖…は単に支えに見えるが

 

 

「地平線より、貴方方へ問いかけます」

 

 

 影が立ち上がる、剣、槍、双剣、多種多様な武器を持つ人影、どうにも多人数相手が多いな

 

 

「杖と盾、またこちらの武装を」

 

「…いや違う、用途が違う、何も起動していないにも関わらず、盾が光っている、アレは何かしらのスキルを常時発動している、と言うことだろう」

 

「ならば先ずは、能力偵察」

 

熱き門の守護王(レオニダス)

 

「貴方達の感情を教えてください」

 

 

 盾が光り、鎧が光る、それと同時にすべての人影にエフェクト、まさか付与系統装備か、とすれば盾はカバー系統、杖は…攻撃か? どちらにせよ

 

 

「ミィ! 検証だ、ノックバックを」

 

「はい! 爆炎!」

 

 

 命中…ノックバックは…まて、ダメージがないのはわかる、カバーしたと思われるからだ、しかしノックバックも受けるはずだが、攻撃を直接受けた者がノックバックを受けた…とくれば

 

 

「防御力の譲渡、または同一化、平均化、色々あるが」

 

「この人影すべてが、メイプルと考えた方が良さそうですね」

 

「そうだな、貫通主体で頼む」

 

「わかりました、付与《STR》」

 

「では、防御主体、貫通重視で、推して参る!」

 

 

 ヒット…ダメージが通る? 刺突系は確かに貫通ダメージ主体、しかし妙だ、私とミィでは火力に差がある…これは!

 

 

「わかったぞ、ヤツらはお互いを庇う時、防御力を飛躍させている!」

 

「メイプルより厄介な! 高機動のメイプルと言う認識ですか」

 

「それで間違いない、だが」

 

 

ーーー血楔防壁陣(ケイルバリケイド)

 

 

「動けなくすれば問題は…なに!?」

 

 

 突如…今まで動かなかった者の射砲撃、宙に浮かせた弓からの一撃は味方…正確には私の盾魔法を射抜きーーー破裂させた

 

 

「ッ!! ミィ! 拘束されている者を順番に撃ち抜け!」

 

「はい! 炎槍!」

 

 

 拘束し直すが、弓自体を止められないのでは、少しずつ動きを取り戻す者たちは出てくる、アレは厄介だ

 

 

「くっ」

 

 

 更に、弓が炎槍を撃ち抜いた時、炎槍が破裂した、アレは攻撃が当たった物を破裂…力を暴走させているのか!

 

 

「遠すぎる」

 

 

 距離が遠い、順番に敵を減らしているが…どうすれば

 

 

「貴方方への“嫉妬”を検知」

 

 

 僅かだが、出力が上昇した、つまり何かしらの要因で彼女が強化されていくのだろうが、現状では情報が少なすぎる!

 

 

「貴方方への“強欲”を検知」

 

 

 盾がさっきよりも、いやそれよりも! 嫉妬に強欲? まさかあの宙に浮く全て、いやその一部が大罪を模した装備か!

 

 

「全従僕の消失を確認、これより全力通常駆動を開始」

 

 

 まずい、盾魔法の効力が落ちた、いや…落ち続けている(・・・・・・・)、使えば使うほどに落ちる、悪夢の様なものだ、ミィの攻撃も少しずつ弱くなっている、対応策は…アレしかない、だが…どれを対象にする、決定的な一撃は必ず命中させなければならない

 

 

「あぁ、終わってしまう」

 

 

 嘆き? いや、これはーーー

 

 

「悲嘆での怠惰を検知、超過駆動」

 

 

 大剣がその身を翻し…長い砲塔を出現させる、アレは砲台でもあったのか、どうする…アレを受けきるにはーーー

 

 

「シルト! 走って!」

 

「ッ!! 南無三!」

 

 

 策があるのかーーー否ッ! 絶対に信じる、その先に未来が、希望があると!

 

 

「発射」

 

 

 そして私はーーー光に包まれた




これ、元ネタ有名ですけど、わかりますかね? 結構好きな作品ですから、この作品を通して、より多くの人に知ってもらえたらと思います

タグの更新は戦闘が終了次第、させていただきます、明らかにネタバレでしかありませんし、ネタバレあまり好きじゃないですし
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