気弱な同僚の護衛役   作:名無しの盾役好き

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本日は3話目となります、お気をつけ下さい

尚、今回の主題はレベリングとなりますので、サブタイは電脳娘となります、次話どうしよう、娘視点?


電脳娘とレベリング

 さて、5日目の朝だ、今日はシルフィのレベリングに集中する、まだ殴ることしか出来ないからな

 

 

「おや」

 

「レベルアップか、もう昼なのだが」

 

 

 丸半日掛かって、漸くレベル2、苦行だな、ただスキルとしては中々に見所があるな、特に武器最適化、武器術と言うスキル、これは手にした装備を十全に使いこなすためのものか、そう言えば使えない杖があったが、これであればどうだろうか

 

 

「杖…ですか」

 

 

 ふむ、杖を装備すると同時にスキルに火魔法と水魔法が追加されたな、ステータス的にはMPとINTが強化、STRとVITが弱体化、本当に最適化だな

 

 

「では、私は固定砲台ですね」

 

「絶対に攻撃は通さない、安心して狙いをつけるといい」

 

「こんなに安全なレベリングもあまり出来ませんからね」

 

 

 そこからは拠点を探しつつ、魔法での殲滅が開始された、明らかに効率が上昇し、行進速度が増した、今のフィールドは森だが、火魔法があるので火力については問題ない、なにせモンスターは昆虫型ばかりだからな

 

 

「そう言えば、ユニーク装備はシルフィに装備出来るのでしょうか、出来るのであれば籠手を装備させれば遠近両立出来るのでは?」

 

「どうだろうな…ふむ、装備可能、すまないミィ、一時的に絆の架け橋を預ける、予備の装備もあったのだが、籠手は全て強化に費やしてしまっている」

 

「かしこまりました、シルフィ、これを」

 

 

 絆の架け橋をミィが装備して、装備を付け替える、ちなみに杖は絆の架け橋を外した瞬間に私のストレージに戻ってしまっていた、そして籠手と女性用バトラー一式、つまりメイド服を装備したシルフィのステータスだが

 

 

「どうやら、対応幅の広い装備が一番最適かと、籠手だと全体的にステータスが上昇しております、レア度によって変わるのか、はたまた一律かはわかりませんが」

 

「なるほど、この籠手は特殊だからな、近接アタッカーだけでなく、盾役、延いては魔法的な技能ですらあるからな」

 

「これで、お揃いですね」

 

 

 不覚にも不意討ちを食らってしまった私は後ろを向いた、ミィは直撃したらしく、シルフィに抱き付いている、こうも平和だと、イベントと言うことと、ゲームであることを忘れそうになるな

 

 

「そうだ、スキルに関してはどうなっている」

 

「はい、体術、大盾の心得は勿論、不屈の守護者、盾魔法、その他カバー、カバームーブに関しても習得しています」

 

「構成がやはり特殊か、さっきのは単純に魔法だけだったからな」

 

 

 そうこう話している間にも、シルフィはモンスターの攻撃を盾魔法で止め、籠手で流し、カウンターを決めながら戦っている、余裕があればシールドアタックまでしているのだから、後は練度さえ上げればプレイヤー以上になるな

 

 

「スタイルがシルトに似ていますね」

 

「当然です、お父様の戦い方は理想です、お母様の戦い方はどうしてもお父様ありきになってしまうので」

 

「ぐっ、シルト…娘が反抗期だ」

 

「………すまない、過保護にし過ぎたか」

 

 

 確かにミィの射砲撃は私の防御ありきだ、そこは否定しないが

 

 

「いや、ミィは私が護っているのだから、そのままで大丈夫だ」

 

「シルトぉ」

 

「ふむ、少し範囲を広げて戦闘してみましょうか」

 

 

 必死に私がミィを慰めている間、シルフィはずっとモンスター相手に戦闘していたらしく、気が付けばレベルが上がっており、メイド服に見覚えの無い装飾品が増えていた、ミィに確認して貰った所、防具最適化らしい、そして一時的に指輪の中に戻す方法、休眠と言うスキルも覚えたが、まあ使うときはあまりないだろうな

 

 

「しかし、夜だな」

 

「また野宿ですか」

 

「しかし、お父様の盾魔法だと野宿とは言い難いのでは」

 

 

 確かに、野宿とは言い難いな、まあ今回は木の上がちょうど良さそうなので、盾魔法で床を敷き、更に盾魔法を展開しているので、襲撃には安心だな

 

 

「なにか、子供の秘密基地に似ている様な」

 

「昔、小学校の時に夏休みの工作でな、先生には怒られてしまったが」

 

「当たり前ですよ!? 夏休みの工作とは…もっとこう、手のひらサイズと言うか」

 

「………私も後々後悔したのだ、あれは工作の範囲を越えていたと」

 

「あぁ、後でちゃんと自覚したんですね」

 

「ただ…その後そこが公園に改修された時、そのままアスレチックとして流用されてしまってな」

 

「アスレチックに出来る秘密基地ってなんですか!」

 

 

 いや、あれは本当に予想外だったのだが、子供たちの喜ぶ顔を見たら…どうにもな、結局たまに職員の方々とアップデートを繰り返すうちに、最早遊園地に近くなってしまっていたし、気付けば避難所指定されるほどの小屋も建てていたか

 

 

「シルト、防御だけではなく、工作の方も凄かったんですね」

 

「………久しぶりに見に行ってみるか」

 

「………」

 

「シルフィは…寝ているか」

 

「可愛いですね」

 

「あぁ、短い時間だが、娘とはいいものだな」

 

 

 そうして、5日目は無事に終了した、後丸2日、シルフィのレベリングも丸1日使いそうな勢いだが、明日は山登りだからな、そこで洞窟などがあれば良いのだが




シルトやミィの挑戦した体術と盾魔法専用クエストはクリア後の再挑戦可能、この度に籠手と、男性ならバトラー、女性ならメイド服を貰えます、ミィは納得行くまでクリアし続けたので、気が付けばシルトより装備があり、全て強化に費やしました、その結果娘の過保護装備になり、下手な中堅プレイヤーを制圧出来る娘が誕生しました
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