気弱な同僚の護衛役   作:名無しの盾役好き

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えー、タイトルからわかる通り、VSサリーです、若干戦闘描写が細かすぎるとか、だれそうな気はしますが、完走して見せます


電脳娘とゲーマー少女

 モンスター、モンスター、プレイヤー、モンスターと、順調に山道で経験値を稼いでいた私の目の前に、青を基調とした双剣のプレイヤーの方、風貌からして、あの方がサリー様でしょうか

 

 

「えぇ、またシルトさんとミィさん…と、だれ?」

 

「お初にお目にかかります、私はお父様とお母様の娘、シルフィと申します」

 

「娘…娘ぇ!?」

 

「この子は少し前に遭遇したイベントを解決したときにパートナーモンスターとなった子でな、扱いは君達の朧やシロップと同じだ」

 

「ぱ…パートナーモンスター、なるほど?」

 

「しかし、こんなところでなにを? メイプル君は?」

 

「あぁ、メイプルならこの先の洞窟で拠点作りをしています」

 

「なるほど、毒で入り口を固めてしまう形か」

 

 

 洞窟で入り口を毒で固める、控え目に言って要塞かなにかでしょうか、ゲーム上山などは崩れようがありませんから、まさに要塞ですね

 

 

「すみません、サリー様…すこし、よろしいでしょうか」

 

「なにかな? って言っても、構えられたらわかるけど」

 

「今から私とスパーリングをお願いします」

 

「スパーリング? なるほど、同じリーチの人から技を盗もうってこと」

 

「率直に申しまして、その通りです、お父様も認める人であるなら、その技は有効であろうと判断しました」

 

「うわぁ、シルトさんの評価とかハードル高そー」

 

「確かに、他人を褒める様な言い方で話すのは少ないですね」

 

「…やっぱり」

 

 

 ともあれ、サリー様は構えてくださいました、これで心置きなく胸を借りれますね、先ずは…そうですね、左足と右足を同時に…平行に力を入れてーーー

 

 

「はやっ!?」

 

「縮地…カッコカリ」

 

 

 ジャブ、しかし右手の短剣で逸らされる、そのままバックステップ、身体が泳ぐ前に左手の短剣を回避、十手持ちの右手、逆手の左手、攻防一体でありながら、本人は回避系らしいので、回避型カウンタータイプですか

 

 

「縮地ねぇ、今のだと…こうかな!」

 

 

 今の一瞬だけで真似られてしまいましたか、しかし…やらせません、移動先に盾魔法を極小設置

 

 

「ふっ」

 

「いっ…まずっ」

 

 

 なるほど、下手にお父様の戦闘を見ているだけに、一瞬で順応しましたね…ですが、バック先に盾魔法を設置、これならば後ろに退けず、前から攻撃すればーーー

 

 

「後ろ!?」

 

「逃がしません」

 

 

 右ストレートに対して…向かって来ますか、ならば足元に…ッ!!

 

 

「それはもう見たよ」

 

 

 引っ掻ける直前で静止、そこから双剣で右ストレートを防御、左回転をしながら私の懐にーーー

 

 

「くっ、やっぱり硬い!」

 

「懐に入れてしまったのは不覚でした、ですが…先にヒットさせるのは私です」

 

「なんか…燃えてきた」

 

 

 どんなに速かろうと、どんなに複雑だろうと見抜く眼、それを模倣しうる体捌き、近接型に対する鬼ですか、あの方は

 

 

「ならば」

 

 

 お父様はあまり使いたがらない戦法で行きましょうか、お父様が若い頃に見た物語の技…その一部

 

 

「人形殺法・竜巻」

 

 

 流石に4本も腕がありませんが、右ストレート、左フックの様な盾魔法、打ち下ろしの盾魔法…そして

 

 

「後ろも!?」

 

 

 着弾はバラしてありますが…この方ならば…やはり、ダッキングに縮地を混ぜて来ましたか、ですが予想済みです

 

 

「今の体勢ならーーー」

 

「人形殺法・春一番!」

 

 

 自分の右足を盾魔法で無理矢理蹴り上げる、同時に右手はフックを放った盾魔法で弾き、バランスを無理矢理保つ、しかし空振り…と言うことは回避系のスキルですか…いえ、これは

 

 

「幻覚ですね」

 

「バレるの早くない?」

 

「まあ…お父様が非常識なので、幻覚くらいは常識の範囲内です」

 

 

 そう言えば、十字架を模した盾魔法でよく防ぎ切りますね、AIが演算で負けるとか、何気に人間卒業してますからね、お父様

 

 

「なんかわかる気がするなぁ」

 

「それと、サリー様の眼も…もうそろそろ」

 

 

ーーー覚えられそうです

 

 

「ッ!! そっちが本命!?」

 

「聞いた時から、どんなやり方で覚えているのか気になっていましたから」

 

 

 原理的には、技の出を視認、対処して体勢、残身、速度を検証、演算で可能かどうかを算出、原理を解析して模倣、その時に自分用にチューンアップする形ですね、彼女こそAIかなにかでは?

 

 

「模倣」

 

 

 縮地…はダッキングで迎え撃たれてますね、ならば左ショートアッパー、右手の短剣で跳ね上げて回避、左手の短剣は顔に向けて盾魔法を放って強制的に迎撃させて、ダッキングで更に突っ込み、右手の短剣の振り下ろし…は左に少し加速しながら盾魔法を斜めに構えて流し、そのまま左フック

 

 

「危なっ!?」

 

 

 は…バックステップで逃げられましたね、後ろに盾魔法を置いたのにロールしながらのバックステップ、やはり模倣や看破は向こうが上ですか

 

 

「うわぁ、確かに私の盗まれてるね、それの自由度たっかいなぁ」

 

「お父様を城塞足らしめる技ですから、弱い筈がありません」

 

「確かに…そりゃそー…っだ!」

 

 

 さて…どう攻略したものですかね…これ、お互いが同じ動きをしない千日手に入ったのですが、止め時を見失いましたね、ですが技を沢山見れるので収支はプラス気味ですね




はい、もう1話VSサリーが続きます、執筆が終わり次第投稿いたします、お楽しみ下さい

今回の更新は刀語の微刀・釵こと日和号の人形殺法です、ちょっとマイナーになりました、そしてそれらを悉く初見看破する脳内サリーの無敵具合がヤバいです
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