気弱な同僚の護衛役 作:名無しの盾役好き
ーーー後日、結婚前提の付き合いを男子会と称してギルドの主要メンバーに伝えた所
「やっとかよ、長かったぜ」
「む?」
「ボクら、色々手を回してたんだよ? 第2回イベントの時に2人で行動出来る様にしたり」
「そうなのか、それはすまない、いや…ありがとう」
「気にすんなって、ま…今度からミィさんは姐御って呼ぶけど」
「それ…慣れて貰わないといけないヤツだよね?」
「多分…大丈夫だとは思うが」
「ま…拒否されたらそん時考えるさ」
「そうか…所でシン、盾魔法を覚える気はあるか?」
「え゛っ!?」
「(あぁ、この前シンが嫌な予感がするって、そう言う)」
他のギルドメンバーより汎用性がずば抜けるのは間違いなくシンだ、まあメリットとデメリットを伝えるが
「ヤバい…デメリットよりメリットがデカイ」
「だろうね、元から空間把握はこのギルドで上から数えた方が早いんだから、諦めなよ」
「ならマルクス…は他にギルメン居れば良いのか」
「そうだな、マルクスが覚えれば視認している所に薄い盾魔法を張ってバランスを崩すのが精々か、いや…逆にアリか?」
「まずい…ボクも逃げ道が」
「マルクス…頼むよ、一緒に地獄に行こうぜ?」
「ちょっ…ステータスで勝てないんだから引っ張らないでよ!?」
「………ミザリーを呼ぶか」
この後無茶苦茶練習した
最近ミィはシルフィの装備強化の為にあのイベントクエストをやり続けている、そろそろ最大強化までやっているのではないだろうか
「そう言うと思って、最大強化済みです」
「お母様の休憩中に私も彼に稽古をつけて貰ったのですが」
「…一撃が重すぎたらしく」
「成る程、ステータス的に勝てなかったのか」
「防御してもノックバックが発生してましたから、あのイベントクエストはシルフィに向かないかと」
「その代わりお母様の装備集めが捗りました」
「ついでに経験値も少々、それで新しいスキルなんですが」
シルフィが新しく覚えたスキルは武装解放《聖譜》、特定の装備に特定の能力を付与するスキル、ただし最大強化した最低レア以上の装備なので、今は手軽な籠手しかない…だが
「籠手は攻撃の予測表示と武装遠隔操作…か、また一癖ありそうな能力だな」
「はい、ただ杖だと杖から魔法を撃てたりするので、完全に移動型固定砲台になったと言いますか」
「つまり、盾魔法で自分を護りながら、三次元軌道で杖が飛び、魔法を撃つと」
使いこなせれば多人数を圧倒出来る装備だな…ただし
「はい、様々な装備で対応中です」
「手頃なのは槍と大剣ですね、多少の大雑把さをカバー出来ます」
「まるで小型の戦車だな」
「はい、大盾2枚装備でシールドアタックを使った時など」
「まさしく壁が迫る一撃か」
色々な武器を試す過程で、武器の心得なるスキルが取得出来たらしく、一度に出す武器の制限が外れたらしい
「今は籠手の様に複数の武器を混ぜたクエストを探している所ですね」
「成る程、似たようなクエストならば、報酬もある程度は絞れる、大剣と大盾を混ぜたクエストがあれば」
「完全に戦車になります」
「その為に大剣を盾の様に動かす練習もしております」
尚…練習台はシンらしい、シンも盾魔法の練習として相手をしているらしいのだが、お互いに戦法がワンパターンになるらしい
「そうだな、シンは小技主体、シルフィは大技主体か?」
「それに加えて大剣が空中から技を使うので」
「結果的にシンのトレーニングが主になっている…か、ならば私が相手になろう、娘の成長を見るいい機会だ」
「そうですね、お父様とのトレーニングであれば、考えたこともない戦法が見つかりそうです」
そうと決まればシンと…後はギルドの大盾使いのメンバーだな、他には…いや…ここはいっそ盾魔法がどういった挙動をするのかを伝える為に全てのメンバーを召集するか?
「確かに…いざと言う時に動きがわかれば最小限の行動は自ずと出ますから…良い考えだと思います」
「ミィは念のため動画を頼む、後で来れないギルドメンバーに見せなくてはならない」
「かしこまりました、今から楽しみです」
「そうだな、全力で相手をしよう」
「こちらも、今出来る全てをぶつけさせて貰います」
まだ…父として娘に負けるわけにはいかないな、装備は万全…後は精神力のみだな
さあ、次回はいざ…親子対決! 尚ミィは勝った負けた以前に盾魔法で勝てません、理由? 自分の装備を娘にあげたから
気がつけば第3階層とかそっちのけですよ、機械の町どうしよう、シルフィの独壇場…と言うか機械神…いや、あれはメイプルの物で
と言う訳で、今かららしいスキルを少々考えておきます、チートにはならない様に上手く調節しなくては、ではでは…次話も張り切って近日中に仕上げます