気弱な同僚の護衛役   作:名無しの盾役好き

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本日は2話目です、お気をつけ下さい


とある夫婦と社会科見学…当日・後編

 他の部署を回って食堂に戻ったら、凄い数の職員が居た、私と楓は話すことがあるし、列の最後に並んだ、正直お腹空いてるから中々拷問だったけど、仕方ない

 

 

「こっちでは初めまして、ミィさん」

 

「ッ! サリーか、君達の学校だったのか」

 

「はい、なんか…凄かったです…料理」

 

「私も十司郎も料理は得意だから、数があるのは大変だったけど、それでみんなが笑顔になるなら…安いものだ」

 

「ホント…似てますね、2人とも」

 

「そうか? …そうか」

 

「いや、2人ならまだしも1人で甘い空間作らないでくださいよ」

 

「む…それはすまない、それはそうと君達で最後みたいだからな、後はセルフサービスだ、昼食にするから一緒に食べよう」

 

「わかりました、席取っときますね」

 

「頼む」

 

 

 ホント…ゲームでしか知り合ったことない人達とリアルで話す、ちょっと前までは恐怖心しか無かったんだけどなぁ

 

 

「楓…シルトさん…十司郎さんと話せた?」

 

「あ…理沙、うん、話せたよ…ゲームと変わらないね」

 

「あはははっ、それは同意する、ミィさんと一緒に食べる話したから席取ろ」

 

「十司郎さんとも一緒に食べるんだけど」

 

「絵面ヤバいね、十司郎さんの」

 

 

 なにせ女子学生2人+恋人…うん、事案だよ…いやあの人に限って無いけどさ

 

 

「待たせたな」

 

「すまない、少々時間が掛かった」

 

「あー、いえ、さっき席取れましたから、じゃあ」

 

「『いただきます』」

 

 

 4人で話ながら食べ進める

 

 

「うわっ、凄い美味しいです!」

 

「ホントだ、凄い」

 

「ありがとう、やはり直に聞くのはいいな」

 

「はい、温かくなりますから」

 

「今度料理教えてください!」

 

「む…加減は出来ないが」

 

「勿論です!」

 

「その歳から花嫁修行か?」

 

「だって、ミィさんみたいになりたいですし」

 

「? あぁ、名乗って無かったな、美月だ、美しい月と書いて美月だ」

 

「あ…そう言えば、私は理沙、理科の理にさんずいの方の砂で理沙です」

 

「私はメイプルの日本語読みの楓です」

 

「私は十司郎、漢数字の十に司る、一郎二郎の郎で十司郎だ」

 

 

 普通に自己紹介が終わり、ゲームのことやリアルのことを話す、その過程で携帯の電話番号とか聞けたし、難ならNWO同好会って名前でトークアプリのグループも作った、そんなことをしていたら社会科見学は終わってて、戻ったら作文なんだけど、書くこと多いなぁ

 

 

「楽しかったね、理沙」

 

「そうだね、まさかあの2人が居るとは思わなかったけど」

 

「確かに、凄いドッキリだったね」

 

「あんなドッキリ早々ないよ、断言出来る」

 

「それにしても社長さんも凄かったね!」

 

「あー…そだね」

 

 

 あれはホント、色々インパクトがあった、先ず年齢と性格、察しの良さなんかも凄い、部下が部下なら上司も上司…かな

 

 

「取り敢えず、社員の人と仲良くなれました…とは書こうかな」

 

「あっ…いいねそれ! 私もそれ書こうっと」

 

「最初はちょっとアレだったけど…良い思い出かな」

 

 

 そうだ、前までの私ならきっと気付いても話してはいない、対戦ゲームで荒れていた時の私ならこんなことにはなってない、リアルで会うのが怖くて、なんでみんな出来ないのかわからなくて、それでも自分の限界を試し続けたら周りに人が居なくなって、でもだからこそ一番近くに居た楓に気付けた、なにがあっても理由を聞かずに優しく包んでくれた、まあ…恥ずかしいのも何回かあったけど、十司郎さんの人生相談が効いたかなぁ

 

 

「うん…もうちょい先だけど、あの会社目指そう」

 

「確かに、雰囲気も良かったし、パンフレットとかのお陰で会社についてもわかるし」

 

「お…楓も一緒の所かなぁ?」

 

「うん! そしたらみんなと一緒だし!」

 

 

 うわっ…眩し!? こ…これが楓の天然力、ゲームでもリアルでも敵わないぁ

 

 

「なんだお前たち、あっちで知り合い出来たのか?」

 

「いやぁ…出来たと言いますか、居たと言いますか」

 

「あー、知り合いが居たとは思わず会ってしまった的なヤツか、先生もあったぞ、去年なんか学校用の求人を売り込みに来たのが知り合いだったからな、お互いに笑っちまったよ」

 

「ちょうどそんな感じですね」

 

 

 うわぁ、世間って改めて狭いなぁ、先生もこんなだし、受けようとしてる会社もアレだしなぁ

 

 

「そう言えば、知り合いってのはどんな人だ?」

 

「最初に料理実演してた2人です」

 

「おっ…あの2人かぁ、色々凄かったな…うん」

 

「なんか近々結婚するらしいんですよねぇ、それになんか友人として招かれると言うかなんと言うか」

 

「おぉう、そんな所まで、まあ就職先としては悪くないな」

 

「はい、なんで今のうちからパソコンとか色々勉強しようかと」

 

「あ…なら今度うちにある参考書あげるね、お父さんとお母さんのだけど、私も読みきっちゃったし」

 

「ありがとうございます楓様ぁ」

 

「善きに計らえー」

 

「ははぁ」

 

「うん、たまにお前たちのノリわかんなくなるわ、まあパソコンとかならPC研の顧問やってるし、相談とかなら乗ってやれるぞ」

 

「「ありがとうございます先生」」

 

「おう、参考書も何冊かあるし、エクセルにワードのヤツもあるから、見に来て損は無いぞー」

 

 

 なんて先生は言いながら見回りに戻った、色々騒がしくて、有意義な1日だったかな

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