気弱な同僚の護衛役 作:名無しの盾役好き
他意はありません、ただ楓の木が極振りの巣窟になりそうです
敬具
ふむ、あの学生2人にあの2人がやっているゲーム、気になったから買ってみたが、悪くないな…ただ極振りはやり過ぎたか? まあ構わんか
「む…初期装備発見…誘うか、すまない」
「えっ…私達ですか?」
「なに?」
「さっき始めたばかりでな、良ければパーティを組みたいのだが」
「「あー」」
「ん? なにか問題があるのか?」
「私達…極振りで」
「なるほど…ハンマーを見る限りStr極振りか、安心しろ、私もInt極振りだ」
「えっ、貴女も極振りなんですか?」
「あぁ、だからステータスが釣り合うとか以前の問題だな」
この場に極振りが3人、中々無いと思うのだがな
「それで、パーティに問題は?」
「あ…無い…です」
「うん、折角の極振り3人組だしね、やれるとこまでやろう!」
「そうか…それは良かった、ならポジショニングの確認からして良いか?」
「えっと…私達が前…ですよね?」
「それはそうだが、ある程度近くないと後ろからの不意打ちで私が死ぬぞ」
「「あっ」」
「考えてなかったか、次に近くないと防御用に撃つ魔法が狙い辛い、いいな?」
「「は…はい」」
「それじゃあ行くぞ」
「は…はい!」
「うん!」
さて、3人パーティーを組んだはいいが、火力が過剰だな、ハンマーの一撃を誘導してやれば一撃だ、魔法を土にしておいて良かった…む?
「なんだこれは? 【盾魔法】? 盾のクセに盾が要らないのか、魔法のクセにHPのみで発動可能、空間に盾を設置、耐久値は設定可能、ふむ…作戦を変える」
「魔法で怯ませるんじゃダメ?」
「それも良いが、私の燃費があった、だが解決したぞ…そら」
最低値で放つ【盾魔法】…当然モンスターはそれを踏み…壊してバランスを崩した
「そら…無防備だ」
「ホントだ…えい!」
「なんかそれ…トッププレイヤーのシルトさんって人が使ってる魔法みたいね」
「ほう、これを持ってるヤツが居るのか、と言うか仲間の防御ならなんでも良いのか、魔法でも取れたぞコレ」
HPに振らん後衛なぞ障子紙、ならばHPを対価に出来るな、む…蜂か
「ハンマーを下段に構え、防御しながら撃ち落とす!」
毒液を防ぎながら単発系魔法を狙いをつけて放つ、【盾魔法】は便利だな詠唱なしなのが素晴らしい、他の魔法の待機も邪魔をしない、不満点は耐久値だが…構わんか
「さあ…このまま行くぞ!」
その後は蜂を中心に戦闘を繰り返し、途中で《フォレストクインビーの指輪》を手に入れ、盾魔法の回数を増やしたりしながら進み、ある程度狩った所で今日は終了だ…町に戻るのも一大事だな
「あの…今日はありがとうございました」
「フレンド登録しない?」
「うむ、ここで会ったのも縁だろう、またパーティの誘いなら言ってくれ」
「それでしたら、明日は19時からログインしてます」
「そうか、私は…用事で20時だ、その時間に噴水でいいか?」
「わかりました、お疲れ様でした」
「ありがとうございました」
「あぁ、こちらこそ、ありがとう…お疲れ様…だ」
さて…次の第3回イベントでドッキリを仕掛けるのだが、楽しみだな、だがその前に
「ギルドを探さなくてはな」
暫くはギルドを探しながら根なし草か、まあ防具も要らんし、大体火力過剰ならやりやすい、【ジャイアントキリング】なんてものもソロ活動中に手に入ったのだ、後は
「手数か」
フォレストクインビーの指輪を何個集められるかだな、限界まで欲しい、魔法を当てたら勝てるから楽だな、不意討ちも【盾魔法】で防げる、結果的には良い傾向になったか
「しかし…町でスキルを探せばこれだ」
爺さん執事と庭先で格闘、原因は【盾魔法】、【大盾】スキルは持っていないので、それが原因としか言えないな
「だが…メイド服か」
しかし杖が不要になったな、【大盾】スキル買うか、拳では戦わんが、ハンドフリーは有難い、暫くレベル上げをしながら通うか? 装備は同じ物なら合成して強化出来るらしいからな、ちょうどいい
「【盾魔法】の習熟、【大盾】スキルの性能把握、《フォレストクインビーの指輪》を後2個は欲しいので蜂の探索、逆にギルド探しがキツそうだな」
だが面白い、やってやる…久しぶりに燃えられる物に会えたのだから、満足するまでやりきってやろう、ヤツらを驚かせるのも面白いからな…しかし
「ソロである程度やれてしまうな」
攻撃を【盾魔法】で逸らし、魔法を撃ち込めば終わる、レベルは上がりやすいんだがな…む?
「えぇっと…貴女は」
「おぉ、待ち人来たり、久しいな、り…いや…こちらではサリーか?」
「うわぁ、やっぱり社長さん」
「こっちではキャロンと呼べ、恭しくしてもこちらの私からは何も出ないぞ」
「そ…そうですか…で、待ち人って?」
「ギルドだ、お前達ならやっていそうだと思ってな」
「あー、なるほど、良いですよ、ちょうどメンバー探してましたから」
「それは良かった、あぁ…後2人パーティを組んでいるんだが」
「そっちはもう落ちてます?」
「そうだな、さっき、ログアウトしていた、今度会ったら言っておく、極振りが2人だ」
「うわぁ、メイプルみたいなのが増える」
「私も極振りなんだが?」
そう言うとサリーは頭を抱えた
「お…おかしい、ギルドの半分が極振りになってしまう」
「構わないのではないか? 役割分担が楽だ」
「いや、そーですけど」
「ちなみに、魔法を使うが自衛は任せろ、防御手段は得たぞ」
「それじゃあ、ちょっと狩り…見ても良いですか?」
「あぁ、期待しておけ…と言いたいが、明日は早くてな」
「あらら」
「そうだな、明日の20時はどうだ? パーティーメンバーもその時間に来るんだが」
「その時間ならメイプルも大丈夫ですから、それじゃあ噴水で」
「そうか…わかった、噴水で」
まさか…あの2人がギルド…まあ仲が良いのでわからなくもないな、ゲーム内で役立つかわからないが、ギルド経営も悪くないな、たまにはサポートに回るか
と言うわけで、社長参戦です、社長はInt極振り、土属性による実弾戦、盾魔法によるあってないHPを使用した着弾ずらし、ソロでも当てればOKな単独性能、ただし弾切れ(MP)アリ、速度最低値なので、まだマシ…な筈
PS.次話は今日中に書き上がりそうです