気弱な同僚の護衛役   作:名無しの盾役好き

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えー、明けましておめでとうございます。

そして申し訳ございません、少々ゴタついて更新が遅れてしまいました。

と言うわけで、私からのお年玉代わりの最新話です。

本年もどうぞよろしくお願いします。


とある社長と極振り天国Ⅱ

 翌日、仕事を終えた私はユイとマイ、そしてサリーを待っていた、その間は確認作業だ、魔法の種類なんかは見ていて損はない、だがフレンドリィファイアがあるかもしれないので、単発のシューターとかにしているんだが

 

 

「すみません、お待たせしました」

 

「いや、気にするな、連れがまだだ」

 

 

 そんな話をしていれば、視界の端で凄い急ぎめのゆっくりした2人組、完全に鈍足の弊害だな

 

 

「す…すみません、おまたせしました」

 

「狩りしてたら止まらなくなっちゃって」

 

「あー、あるある」

 

「時間を忘れるほどのめり込むのはあるだろうな、さて…今回2人にはビッグニュースだ、ギルドから誘われたぞ、まあ私の知り合いの所だから気にするな」

 

「「えー」」

 

「突然過ぎて停止しちゃってますよ?」

 

「む…そうか、まあ入団テスト的なもので戦闘を見せなければならない、やるぞ」

 

「「はい!」」

 

「それじゃあ見せてもらおうかな」

 

 

 さて…移動しながら倒す敵を考えーーーるまでもないな

 

 

「取り敢えず見付けたら倒す」

 

「わかりました」

 

「やってみせます!」

 

 

 今日はサーチ&デストロイで行こうか、ユイとマイを戦闘に慣れさせなくてはな

 

 

「よし、サーチ&デストロイだ!」

 

「うりゃあ!」

 

「ていっ!」

 

「そこっ! 甘い!」

 

「防御手段って盾魔法かぁ」

 

「む? 知っているのか?」

 

「あー、うん…ある意味」

 

「そうか、まあ別にいい、やることは変わらん」

 

「(うわぁ、シルトさんと同じこと言ってる、上司と部下って似るのかな?)」

 

「そら、次が来るぞ! 《ファイアボール》!」

 

「土属性以外も取ったんですか?」

 

「あぁ、魔法を極めてみたくなってな」

 

 

 行く行くは全ての魔法を使いたいものだが、そんなものは後だ、今は

 

 

「お前達を守る、守れば勝てる、やれ」

 

「えぇい!」

 

「てやぁ!」

 

 

 やはり一撃がいいな、欲を言えばカバーリングの使える盾役か、引き付け役が欲しいが、この程度ならば問題はない

 

 

「どうだ?」

 

「いや、まさかStr極振りの援護が出来てるとは」

 

「遅い、と言うのは攻撃に当たりやすいのではない、防御しやすい…だから守ってやれば勝てる、情報量は増えるが、この程度ではな」

 

「(そう言えばシルトさんもエグい枚数の盾魔法張って平然としてたなぁ)そう言えば、気配察知みたいなスキルあるとカバーしやすいんじゃないですか?」

 

「む…確かに情報処理は間に合っている、取ってみるか、それで…合格か?」

 

「そりゃあもう! もうちょっとレベル上げたらボス行きます?」

 

「そうだな、やってみるか、ボスに向かいながらレベル上げをすればいい、行軍速度は変わらん」

 

「あー、確かに」

 

 

 ユイとマイはまだやれる、まあ気を使わずに攻撃に集中しろと言ってあるから当然だ、そしてこの程度で疲れんしな

 

 

「しかし、盾魔法は動かせんのか?」

 

「確かⅡかⅢになると動かせた筈ですよ?」

 

「そうか、ならば盾魔法中心か…む…蜂か、《ファイアボール》よし、フォレスト・クインビーの指輪だ、これで揃った」

 

「えっ、揃ったって?」

 

「うん? いやなに、盾魔法の燃費上、HP自動回復系が欲しくてな、3つほど着けている」

 

「うわぁ、あ…それならこれありますけど」

 

「む? 最大値増加、確かに最大値増加をすれば効率が勝るか、しかしいいのか?」

 

「私もメイプルもHP関係ないし」

 

「それはゲームとしてどうなのか? まあ…ありがとう」

 

 

 ゲームとしてHPが関係ない…と言うのはパワーワードが過ぎないだろうか

 

 

「では…行軍再開だ、派手にやれ」

 

「「はいっ!」」

 

 

 さて、適当に魔法を撃ちつつ盾魔法を使っているが、殲滅速度は中々だな、やはり一撃当てればいいと言うのは大きいな、防御に徹するだけで勝てる…だが

 

 

「防ぐだけでは芸がないなぁ!」

 

 

 三角錘にした盾魔法を進路方向に設置、踏んだモンスターは強制ノックバックと…ダメージ?

 

 

「なんだ、尖らせればダメージが入るのか、ならばこうだ」

 

「うわっ、なんかモンスターが倒れていきますよ!?」

 

「気にせず倒せ、いい止め方がわかっただけだ」

 

「了解です!」

 

 

 なるほど、即席トラップが可能だな、ただ踏めば壊れるし、無機物系には無意味か

 

 

「よし、もう少し戦闘したら戻るぞ」

 

「「はいっ!」」

 

「作戦練るの手伝ってくれない? 実は今2人しか居なくて、ほら…メイプルがアレだから」

 

「いいだろう、ただこちら側のスペックを把握しなければならないからな、時間が掛かるぞ?」

 

「あー、それなら大丈夫、メイプル以外は役割が簡単だから」

 

「そうか? まあおおよそなら今聞けるか」

 

「えっと、ならメイプルが長いから最後にすると、私が最初か、私は速度特化、武器は双剣、魔法も使えるよ」

 

「遊撃が基本か、次は?」

 

「次はカエデってプレイヤーね、魔法系が得意、速度は普通…って、極振り相手に普通ってなにかな?」

 

「一般プレイヤー並みの速力だな」

 

「あー、そのくらいかな、手札はわかんない、色々魔法使ってるから」

 

 

 なるほど、そのカエデはセンターガード辺りか? まあ私もセンターガードだから、今の所はフォワード3、センターガード2か

 

 

「次はカスミ、剣一本で魔法は確か使ってない、魔法が使えない代わりに私と同じ速度で、私より打撃が高い感じで」

 

「遊撃2か、作戦は立てやすいな、まあ他のギルドより幅は狭いだろうが」

 

「そ…そこはほら…ね?」

 

「難しいより下は無いぞ」

 

「あはは、えっと…次はクロムさん、正統派な盾役」

 

「ふむ、フォワードのガードに回すか、フルバックが居るならそっちにも回したいな」

 

「後はイズさん、大概の生産が可能、装備から消耗品まで完備してる」

 

「補給アリか、総攻撃しないなら誰かを護衛に付けるか、クロムとやらがどれ程アテにしていいかはわからないが、拠点防衛はそのイズを含めたスリーマンセルだな」

 

「だよね、そうなるとは思ってた、後はメイプルなんだけど、説明が難しい」

 

「うん? それほどか?」

 

「うん、ステータスは極振り、防御特化で、えぇっと、今は怪物になったり出来る」

 

「は? 怪物?」

 

「そーなるよねー、実物見た方が早い、そして単独行動させた方が強い」

 

「なんとも…機動要塞か?」

 

「あっ、シロップが居るから空飛べる」

 

「よし、遊撃3だな、フォワード2、センターガード2、フルバック1、ブロッカー1、バランスは良い…な? 待て、ヒーラーはどこだ」

 

 

 このメンバー回復出来んぞ、まさかポーション便りか?

 

 

「あー、実は私防御に振ってないから、クロムさん自動回復とかドレインあるし、カスミは…どうだろ、私と似て防御は紙に近いと思うけど」

 

「わかった、戻ったら光属性魔法を取るしかないな、聞いておいて良かった」

 

「す…すみません」

 

「構わん、早いか遅いかの違いだ、そろそろ戻るぞ」

 

「「はーい」」

 

 

 はぁ、これではセンターガードではなくフルバックか? いや、戦闘系でリベロなど聞いたことが無いんだが、だがポジションは決まった所ではなく、遊撃とセンターガード、フルバックのどれか…いや防御だけならブロッカーも兼任出来るぞ…どこに進むつもりだこのキャラクターは、まあ…気楽にやるか




新年一発目の最新話、社長のポジションが早々に行方不明になりました、そしてメイプルの理解を一瞬でかなぐり捨て、戦場に単独で放り込み続けることが最適解だと理解しました。

そして楓の木に漸くヒーラー誕生ですよ、ヒーラー、あそこにヒーラー加えて大丈夫かと思いましたが、常人ならまぁ間違いなく魔法ステなら光属性魔法とか回復系統取りますよねぇ。

さあ、こっから加速しますし、頑張ります!
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