気弱な同僚の護衛役 作:名無しの盾役好き
第3回イベントは、書こうと思ったのですが、普段とやってることが変わらなすぎると思いました、なんか片手間に終わらせそうなイメージしかない、精々が牛を狩りすぎたら牛系の料理食いたくなる感じ…だと思いました、本当にすまない…すまない
準備は全て行った、消耗品は全員分を調達するのに最優先で行い、ローテーションでレベルアップに務め、特に上位陣が得意業務の教導に回ったのが良かっただろう、それに皆が誠心誠意向き合ってくれたのだから
「せめて…上位に…いや、一位になりたいな」
「えぇ…ですが」
「楓の木…か」
「はい、第一回イベントのカスミ、クロムを始め、万能屋のイズ、メイプルとサリー」
「後は何名かギルドに入っているだろうな、ステータス不明、スタイル不明、特化しているのか、バランスに優れているのか、なにもかもが不明だ」
「数に任せて…などは出来ませんね、メイプル1人で瓦解するようなものですから」
「ふむ…ならばいち早く楓の木の拠点を割り出さねばな…いや…上空を見張るように何名かに言うか」
「確かに、メイプルが移動するなら、あの亀に乗るはずですから、裏をかこうとも、メイプルの速度では」
確かに…順当に行けばそうなるだろう、だがサリーが背負った場合などは例外だ、防具を外す…と言う意味合いは、一般プレイヤーからすれば、自分の攻撃力が10に対し、相手の防御力が100から90に下がった程度の認識でしか無いのだから、それに幾ら人を背負っているとは言え、サリーが易々と出し抜かれるとは考えていない…ならば
「上空偵察は四方監視も兼ねて4人、サブに2人ずつの一方向に3人体制、奇襲されても可能な様にせねばならない」
「なるほど、かしこまりました、ではこちらから攻める方は」
「マルクスは残したいな、ツバメとシンを中心に、パーティーを編成、四方向に向けて進軍、一当てして可能であればオーブを奪って戻る、難しいならば位置と戦力を確認して撤退で行こう」
「ではそのように…私はどうすれば?」
「拠点防衛で頼む、その代わり私が偵察を行う、火力がマルクスのみとなるからな、もし攻められた場合、あのスキルを使って欲しい」
「わかりました、御武運を」
「行ってくる」
目下の目的は楓の木と集う聖剣の位置確認、ただ集う聖剣に関しては難しいだろう、なにせメイプルの様に飛んだりしないからな
「だが…それはこちらも同じ、そしてこちらは丘の上、城壁さえ築き上げればなんと言うことはない」
あのスキルもあるので防御に関しては私かミィさえ居ればいい…いや、ミィがゲームとは言え死ぬところは見たくない…動かさない作戦を真剣に考えもしたし、理由も違和感の無い様に考えた…だが、ミィは表情を見るに悟られてはいそうだが
「………その分…成果を上げるとしよう」
「なっ!? 城壁!? 城壁だ! 構えろ!」
「ふむ…そう言えばミィが私に使ってばかりだったな」
ーーー付与《Str》
「参る!」
貫通攻撃以外は構うな、ただ真っ直ぐ…最短で…最速で…一直線に!
「道を開けてもらおうか」
周りのプレイヤーの全てを弾き、オーブを取ればいいだけなのたから
「か…硬ぇ!」
「お…おい! 貫通効果を使え! 一撃で砕ける!」
「それでは…時が足りぬな」
多少の消費はやむ無し、拠点内のプレイヤーを囲み、早々に逃げ去る、普段は低火力だが、フラッグ式の戦闘ならば有利だな、多少ならば押し退けて進める、だが戦闘訓練で気付いて良かった、既にギルドメンバーには貫通効果で一撃で割れてしまうのは連絡済み、逆を言えば一撃は防いでくれるのだから
「しかし、どうしたものか…む!?」
後方で爆発音、まさかさっきのギルドに別のギルドが攻めたか、ならば急がねば、もしこちらに勘づいたのであればーーー
「なるほど…早々に貴方と戦えるとは」
「………1人か?」
「いや、後ろでドラグ達がギルドを強襲している、周囲に残っていた、見知った物があったので、もしやと思って…ついね」
「仕方ない…か、炎帝ノ国所属…副ギルドマスター、“城壁”シルト」
「名乗り上げか…燃えるな、ではこちらも、集う聖剣所属、ギルドマスター“最強”ペイン」
「「参る!」」
ペインのスタイルは剣技による広域殲滅型、だが簡単に技の出を潰させては貰えないか
「なるほど、安易に技は使えない上に、足下にも注意が必要とは…面白いな!」
「そう思ってくれるならば光栄だ!」
どうする…技を打ち込む隙を与えてはいないが、それはこちらも同じ、それに向こうより明らかに火力は下、だが時間を掛ければ増援込みでこちらの不利…どうすれば
「隙あり!」
「なに!? くっ!?」
「サリー!?」
「集う聖剣のギルドマスター…ペイン、相手に取って不足無し…ってね」
「くっ、君は確か、情報にあった双剣使い」
「そうだとしたら?」
「楓の木と炎帝ノ国が手を組んでいるとはな、だがこちらも」
ーーー1プレイヤーとして、燃えない訳はないな
「………戦闘狂?」
「君には負けるよ、青い装備の双剣使いで、攻撃が反れる様に当たらない、第2回のイベントでプレイヤーを襲い続けたのは誰だったかな?」
「うわ、そっち知られてるんだ」
「それが無くとも、笑っているが」
「シルトさんから援護射撃来るんだけど」
「それはすまない…だがここは」
「うん…貸し1個、返しに来た!」
唐突な乱入に驚いたが、なんと言うことはない、恐らくサリーは以前の人生相談を借りとして、今…この場に居るのだから