気弱な同僚の護衛役   作:名無しの盾役好き

33 / 33
誠に申し訳ありません。

色々ごたごたがあって投稿が遅れました。

後何ヵ月掛かるかな…わかんねぇや


ギルド間戦争な第四回イベント2

 ペインとの戦闘は長く、私がフォレストクインビーの指輪を持っていなければ瓦解する様な戦闘だ、だがサリーが居る、攻撃を知覚しているか、避けられるかが分かれば、盾を置くか置かないかの行動だけだ

 

 

「いやぁ、さっすが最高レベルプレイヤー、かったい」

 

「防御はメイプルほどではない」

 

「確かに、そりゃそーだ!」

 

 

 しかし、シールドアタックを使っていて、バランスを崩しても尚、サリーの攻撃を防ぐその武芸、かなりの鍛練を積んでいるのだな…ならば

 

 

「少々…力押しをさせてもらおうか」

 

「なに!?」

 

 

 私自らが盾となり、ペインに突進する、貫通効果は変わらず守る、それ以外は構わず、避けるのであれば

 

 

「シールドアタック」

 

「なっ!? しま…ッ!?」

 

「隙あり!」

 

「くっ、君たち…別々のギルドじゃなかったかな?」

 

「ギルドは違えど、共に戦ったことのある仲間だ」

 

「そー言うこと、リーダー同士が知り合いなら、順位戦でも共闘するよ…ね!」

 

「確かにその通りだ!」

 

「シルトさん!」

 

「承知した!」

 

 

 サリーの前に立ち、盾魔法を3枚展開、そのまま突進する、気配察知では後ろでサリーがファイアボールを上空に打ち上げている、まさかここまで合図が一緒とはな…そして気が上に反れたな

 

 

「ぐっ! 流石に避ける暇が無いな!」

 

「避けさせる物でもない!」

 

「横…だと!?」

 

「ファイアボールの軌道を変えられるんだから、ウィンドカッターも変えられるよね!」

 

「厄介なコンビだな! だが魔法は何れ尽きる、その前に!」

 

「「倒せばいいだけだ!」」

 

「なに!?」

 

 

 同時に降ってくる盾魔法の大剣、まさか向こうにも盾魔法を使う者…が?

 

 

「シルトさん! 援護に来ました! って貴女誰ですか!?」

 

「む? てっきりサリーの増援要請かと思ったが、お前も居たのか」

 

「しゃ…社長」

 

「今はキャロンと呼べ、増援に来てやったぞ」

 

「は…はぁ」

 

「ぐっ、4対1か、流石にマズイな」

 

「いや…そちらも4だぞ」

 

「ペイン! お待たせ!」

 

「面白ぇことになってるじゃねぇか!」

 

「うっへぇ、ギルド同士で手を組んでるわけ?」

 

 

 向こうは総戦力か、だがこちらも同じこと、ならば

 

 

「守りは気にするな、私が全力でサポートする!」

 

「了解しました!」

 

「久しぶりにやるなぁ、キャロンさん!」

 

「あぁ、任せたぞ!」

 

熱き門の守護王(レオニダス)、任された!」

 

「突貫します!」

 

「おっ先!」

 

 

 ツバメとサリーが突っ込む、ならば援護としては…足場を空中に配置する!

 

 

「なっ!? マジかよ!?」

 

「360度…どっからでも来やがる!」

 

「ちょっ!? 防ぎきれないんですけど!?」

 

「まったく…非常識な」

 

「生憎と」

 

「非常識には」

 

「「慣れている!」」

 

 

 空中に配置した足場だけで4人を相手に圧倒する…確かに非常識だろうな…だが

 

 

「準備が出来たぞ」

 

「わかりました…では」

 

「ッ! シルトさんのギルメンさん!」

 

「ツバメだ…サリー…殿!」

 

「なんかキャラ入ってるし…じゃなくて! 合図したら撤退!」

 

「承知した…だが」

 

「今ッ!!」

 

「蒼ノ一閃ッ!」

 

 

 土煙が舞う…社長がやろうとしていることはわからないが…これでは

 

 

「好都合だ! 仕上げと行くぞ!」

 

 

 両手を指揮者の様に振り回す、なにかのスキル動作? だが

 

 

「なん…だこれは!?」

 

「いって!? 細い何か…魔法か!?」

 

「バカ言え! 魔法は単発! こうも連続となると」

 

「いぎっ!? 動け…な…糸!?」

 

「ご名答! スキルの試験動作に付き合って貰おうか! ただしその頃には…アンタ達は八つ裂きになっているだろうがな!」

 

「うわ…えぐ」

 

「あの動き…あの姿…シルトさん」

 

「なんだ」

 

「あの人のネタ…わかったかも知れません」

 

「なに?」

 

「ふっ…流石に気が付いたか…ならば…仕上げだ!」

 

 

 両手の中に魔法…あれは…闇属性魔法…か?

 

 

「グラビティボールというのがあってな…少し変な使い方になるから手間取ったが…完成したのでな…受け取れ!」

 

 

 拳大に圧縮した重力の塊…つまり…そういうことだな

 

 

「む…ギリギリで撤退されたな…糸が切られた」

 

「え…アレから逃げたんですか?」

 

「まあ…トッププレイヤー…だからな…どんな手段かはわからないにせよ…今が現実だ」

 

「いや…まあある意味あの技がフラグだったと言うかなんと言うか」

 

「むぅ…やはり重力の塊をぶつけるのは逃走フラグか」

 

「なんか意気投合してるし」

 

「無論だ…好きな作品が同じだからな!」

 

「無碍には出来ません!」

 

「まあ…そう言うことだな」

 

 

 しかし、結果的にに勝ち…と言えるのだろうか…今のは

 

 

「私の手の内はわかっていても対処できんさ」

 

「確かに糸なんてわかりませんよねぇ、しかもそれ…盾魔法ですよね?」

 

「あぁ…魔法とスキルによるシステム外能力…というヤツだ、いやはや再現するのに苦労したぞ、見え辛く、壊し辛い糸だからな」

 

「流石に糸は無理ですね、頭痛で済みませんし」

 

「そこは得意分野と言うヤツだ…さて…サリー行くぞ」

 

「あ…はーい、それじゃあシルトさん…また」

 

「あぁ…助かった」

 

「借りを返しに来ただけですよ…それじゃ」

 

 

 社長を背負ったサリーが空間設置した盾魔法を踏み台に空を駆ける…非常識…だな

 

 

「水色…腹黒そう…でも武器が原則…なるほど」

 

「なにがなるほどかはさておき…オーブは確保した…戻るぞ」

 

「あ…はい、私も確保してますので…先ずは2つですね」

 

「さて…幾つだろうな、皆の作戦も成功していると良いのだが」

 

 

 転送能力も起動していない…となれば拠点は無事だな、なにかあれば直ぐに使う手筈だからな

 

 

「それでは先に戻ります」

 

「あぁ…私ではその移動には難があるからな」

 

 

 速度が圧倒的に足りんからな、しかし…

 

 

「嫌な予感がするな」

 

 

 気のせいであって欲しいものだが…今はまだわからんか…なるべく早く拠点に戻るか




社長の技に糸系統追加、一応元ネタのキャラも魔法(正確には違う)系統に糸ですから、わかりやすいと思います。

わかった人は楓の木に追加されたキャラの存在で頭を抱えるといい…ちなみにヒントはツバメが反応したことです。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
一言
0文字 一言(任意:500文字まで)
※目安 0:10の真逆 5:普通 10:(このサイトで)これ以上素晴らしい作品とは出会えない。
※評価値0,10は一言の入力が必須です。また、それぞれ11個以上は投票できません。
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。