気弱な同僚の護衛役 作:名無しの盾役好き
尚今回女子率0となっております
とある洋館、その庭先で私はご老体と拳を交えていた、防御一徹の左、最短を撃ち抜く右、このご老体の型を覚え、戦い方を覚え、自分の強さへと変換する、それは憧れである彼らの模倣を確固たるものに変えるため、自分が彼らの技を使うに足る者であると証明するために!
「ふむ、合格ですな、貴方にはこの装備を、そして、必ずや」
「護るべきものを護ります」
「よろしい」
私は新しい装備、バトラー一式を装備して、更に左手にこのイベントスキル、
「あれ? 旦那じゃねぇか、ソロでクエスト?」
「シンに、マルクスか、ちょうど良かった、少し、付き合ってくれないか?」
「それは良いけど、何時もの盾は?」
「なに、見ていればわかる」
「「?」」
私は偶々近くを通り掛かったシンとマルクスを連れて、毒竜の迷宮へと入った、挑むのは勿論ボスだ、彼女の対策にもなるからな
「シン、マルクス、防御は考えるな、攻撃だけに集中しろ、絶対に後ろには通さん」
「さっすが旦那、格好いい! なら遠慮なく! 崩剣!」
「そうだね、それに傲りも謙遜もないんだから、本当に凄いよ」
何時もの様に盾魔法を展開、最近段階が上がったからか、盾魔法を設置した後に動かせる様になった、メイプルの時に少しやってみたが、もう少し速度を調節しなければならなかったな、だがそれを補って余りある!
「うわっ、更に硬くなったのかよ旦那」
「安心感凄いなぁ」
なるほど、防御がしやすい、そしてブレスは防ぎ辛い、ならば面か! だとするならば再現するのは憧れの1人…盾の少女、たった1人を守り抜くと誓ったその盾、使わせて貰う! 出力20%!
「
「うわぁ、まさに城壁だな」
「ぼく、要らなくない?」
「そんなことはない、私だけでは攻撃が出来ないからな、他に誰か居なくてはならない、特にシンの様な後ろに居ながらにして遠距離を自在に攻撃したり、マルクスの様に安全に罠を張れば、私は他の防御にリソースを回すことが出来る、だから2人はこの上なく、私と相性がいい」
「まあ、旦那にそんだけ言われちゃあ、頑張るしかねぇな!」
「そうだね、ここまで言われたら、流石にね!」
しかし助かった、主力メンバーの殆どが後衛、それも固定砲台に近いスタイルを持っている、全員が固まれば、あのメイプルも、あるいわ
「そう言えば旦那、第2回イベント、サバイバルらしいぜ?」
「む、そうなのか、パーティプレイは可能か?」
「そりゃ勿論、流石にソロでサバイバルは行き当たりばったり過ぎますって」
「確かに、そうなるとうちはかなり人がいるから、当日の欠員もなんとかなるかな」
確かに、ならば前々から考えていたアレを実行すべきか、いやしかし
「どうしたんだよ旦那」
「悩み事? ぼく達で相談に乗れたらいいけど」
「む、そうだな、話さなければわからぬこともあるか、実はーーー」
私はミィ君に誘われてゲームを始めて、最近充実した毎日を送っていること、なにか恩返ししたいこと等を話した、その結果ーーー
「なら、次のイベント、旦那とミィさんでやれば良いじゃないっすか」
「そうだね、シンの言う通りだと思うよ、時間加速で丸1週間、なにかあるかもしれないし」
「そうか、ならばミィ君とミザリー君、他のメンバーにも話を」
「あぁ!! 俺ミザリーに話通すからさ! 後メンバーにも! なっ! マルクス!」
「うん! ぼく…頑張るよ!」
「そうか? こう言うのは直接本人が…」
「だぁあっ!! 大丈夫だって! 旦那はゲームに真面目過ぎ! 絶対に大丈夫だって!」
なにやらシンが非常に切迫したような雰囲気で言うので、ミザリー君やメンバーへの説得を任せ、私はミィ君にチャットを繋ぎ、次回イベントの話を切り出した
「ったく、旦那もミィさんも奥手過ぎなんだよ」
「見ててヤキモキするよね、ミザリーもたまに黒くなるし」
「まったくだ、早くくっつけっての」
そんな話が後ろでされているとは知らず、ミィ君との話し合いの末、なにやら慌てた様子のミィ君に次回イベントでのペア行動の約束を取り付けた、後はそれまで、修練をやりきるのみ!
「うわぁ、旦那燃えてんなぁ」
「でも、これ中毒になりそうだよ、今からでも嗜好品でコーヒーの実装お願いしとくよ」
「あ、俺もヤな予感すっからやっとこ」
「む、コーヒーか、私はどちらかと言えば紅茶派だな」
「あー、それも一緒にやっときますわ、マルクス」
「うん、ミィに連絡しておく」
ちなみに、マルクスがミィに紅茶派と言うのを連絡した所、「知っているし、好みの味、温度、ティーカップの形までわかるが」等と言う返答があり、「隠す気あるのかなぁ」などとシンとマルクスはミザリーと話していた