気弱な同僚の護衛役   作:名無しの盾役好き

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良いスキルの案、盾魔法使用時の技名があり次第、タグに追加していくので、たまにネタバレになるかと思いますが、ご容赦下さい


堅物先輩と試練

 ままならない、ヒントを見つけたのは良いのだが、場所がわからないのでは話にならない、ヒントに繋がる様な場所はーーー

 

 

「ミィ、どうやら、ここかも知れない」

 

「ここは…戦場の跡地?」

 

「あぁ、ポータルがあるのだから、間違いなくイベントがある、それがこのヒントのものかもしれないし、そうではないかもしれない、はたまた、誰かがクリアした後で、辿り着いて徒労に終わる可能性もある、だが」

 

 

 ポータルから中に入り、完全な人を模したのモンスターを体術のスキルで倒す、魔法は逆に当て辛い、だがこの身は対人にこそ向いているし、この盾魔法はそういう数や弾幕にこそ効力を発揮する

 

 

「1つ言えるのは、対集団戦の経験は積める」

 

「人型モンスター、それも防具は統一されていますが、武器もバラバラ、確かに良い経験になります」

 

「あぁ、ここのボスはどうやら将軍か王か、なんにせよ厄介そうだ」

 

「ッ! シルト!」

 

「大盾隊、それにあの布陣は」

 

「彼のレオニダス王の考案した戦術陣形、密集陣形(ファランクス)、それも今回はーーー」

 

「後ろにヒーラーか、彼の王は私達に試練をお望みの様だ」

 

「彼の300の兵に万ではなく2人ですよ」

 

「それが私と君のペアであるなら、伝説程度…越えてみせよう」

 

 

 それにどうやらここはギミック式、敵の殲滅がトリガーで、先ほどまでの圧倒的な攻めとは違う、打って変わっての重厚な守備陣形、だが幸い、突き崩す策はある

 

 

「道を空けろ、スパルタの兵よ」

 

 

 防ぐ、防ぐ、防ぐ、合間を縫って盾の配置をズラす、合図は無い、示し合わせた訳でもない、だがお互いに確信がある、このタイミング、この瞬間、崩れる一瞬ーーー

 

 

「炎槍!」

 

「流石だな、余り大きな隙を作れないのだが」

 

「逸らす瞬間に合わせて撃つ、そうしたら当たります」

 

「そうか、それは頼もしい…な!」

 

「炎槍!」

 

 

 防御特化のモンスターが満足に貫通対策を張れない、そもそも一撃で倒れるなら後ろのヒーラーは仕事もない木偶の坊同然、私はそもそも後ろに攻撃を通す気は無いし、通してしまう様な甘い信念など、持ち合わせていない!

 

 

「彼の熱き門、破れたり、貴様らの敗因は彼のスパルタの王がこの場に居なかったこと、そして私達のペアを相手にした事だ」

 

「あの…シルト、その…凄く恥ずかしいです」

 

「伝説に打ち勝ったのだから、恥ずべきことは無い、それにまだ…終わっていない」

 

「………無垢なる者よ、掲げぬ者よ、王道より外れし者よ、貴様の武勇…しかと見た」

 

 

 鎧、槍、円盾、それを構えし雄傑、先ほどのモンスターの特殊AIといい、恐らくこのボスモンスターの名は

 

 

「名乗りを上げぃ! 我こそはスパルタの王、レオニダスである!」

 

「王よ、私は炎帝の城塞、シルトである」

 

「ふむ、貴様が相手か、言葉は不要、この場のルールはただ1つ、モーロン・ラベ(来たりて取れ)!」

 

「承知した、ならば全力で…推して参る!」

 

 

 2人が駆け出すと同時に、ミィは展開された決闘フィールドに似た特殊な空間から弾き出された、攻撃も支援も出来ぬ中、ただ男2人の決闘の音のみが響き渡る

 

 

「………勝って…勝って下さい!」

 

「承知! 貴方とは尋常なる一騎討ちで勝たせて貰う!」

 

 

 盾魔法による防御は無意味、ただ己の拳のみが勝利の鍵となる、狙え、一瞬を、堅牢なる護りの隙をーーー

 

 

「ッ! 貴様!」

 

「ブレイクナックル!」

 

 

 体術の防御貫通技、それを槍を突き出す時に合わせ、盾魔法で盾をズラし、槍は斜めに展開した盾魔法で逸らす、そして拳は相手の身体に吸い込まれる

 

 

「悪いが、私の盾は防ぐだけではない、次への布石となる盾だ、貴方の伝説と同じ様に」

 

「成る程、貴様はその身で、我が同胞300人の生きざまを体現するか、だがまだまだ! ここからが真の戦いだ!」

 

「貴殿には最高の力、最高の策を以て、その護り…貫かせて貰う!」

 

「行くぞ挑戦者(チャレンジャー)!」

 

「あぁ、次の一撃を以て、私は簒奪者となろう」

 

 

 勝負は一瞬、この一瞬に…私とレオニダス王は全霊を掛ける!

 

ーーー幾重にも張られた盾魔法により矛先は反らされ、カウンターのブレイクナックルがレオニダスの身体を貫いた

 

 

「ふははははっ、善き戦であった、戦士よ」

 

「こちらも、貴方からは多くを学ばせて貰った、あの見事な密集陣形(ファランクス)、ギルドメンバーの基本戦術となるだろう」

 

「そうか、ならばこれも持って行け、我が信念、貴様に託す」

 

「はい、我が城塞は不落なれば、貴方の護りもまた、不落となる」

 

 

 目の前のボスであったレオニダスは消えた、代わりにスキルを1つ、大盾と盾魔法を統合して取得した、その名も《熱き門の守護王(レオニダス)

 

 

熱き門の守護王(レオニダス)

・《大盾》《盾魔法》《熱き門(テルモピュライ)》の複合スキル

・《大盾》《盾魔法》の使用コスト軽減、デメリット軽減、効果に補正

・パーティーメンバー1人につき、VITに1%の補正

・レギオン結成時、レギオンメンバー1人につき、VITに1%の補正

 

熱き門(テルモピュライ)

・範囲内のパーティメンバー、レギオンメンバーに常時カバー付与

・範囲内のパーティメンバー、レギオンメンバーに常時STR、INT+20%の補正

・使用中《盾魔法》のコスト軽減、効果に補正

・使用中、あらゆる回復効果無効

・スキル使用中移動不可

・1日3回、クールタイム1時間

 

 

「これは、強いな」

 

「はい、主力メンバーは殆ど動きを固定していますし、シルトの護りが今まで抜かれた事もないですから」

 

「実質、範囲内のカバーと火力補助だけだな、追撃戦が不利になったが、いかにもレオニダス王の置き土産らしいな」

 

「それに、シルトの城塞と言う名前が本当になりましたから」

 

「そうだな、城塞にして、唯一の門、そこを護る門番になろう、そうなればギルドメンバーは市民であり、兵士だな」

 

「そうですね、一緒にいて落ち着ける人達だ」

 

 

 私達は追加のメダルを2枚、そしてレアスキルを手に、神殿を後にした、3日目を待たずして既に山あり谷ありだが、まだ2日目も終わっていない、前途多難だな




と言う訳で、防御と言えばこのお方! アニメFGOにて熱い戦いを披露したレオニダスⅠ世をボスとして使用、その宝具を上手くスキルにしてみました!


……出来てるよね? 不安ですから投稿前に移動不可付けました、流石に移動するレオニダスは違うと思ったので、そうしたら普通の盾役が案山子になるので、持ってなくても盾魔法を覚える様にして、主人公以外練習不可避のスキルが誕生しました、しれっとミィとのペア組んだだけでも鬼畜スキルとなります、お互いの支援効果底上げ中だからね! この作品では個人最強は目指しません、あくまでペア最強です
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