「ONE PIECE Order of Grandline」RTA 作:メメイ
なにはなくともrtaだからレズちゃんは海に出てたんだよなあ
「おかみさん!アスセナという子はどこへ!?」
「アスセナちゃんはさっきから探してるけど、見当たらないのよ!」
「こ、こんな書置きがあったんだが……」
「ええっ!?どういう事なのこの内容!?」
目が覚めて、一枚の紙切れを見て、階段を転げ落ちながら慌ててこの宿のおかみさんに尋ねてみたものの帰ってきた言葉はより不安感を強めるものだった。
【探さないでください】
それだけ書かれた紙がぽつんと部屋に置いてあり、「まさか」と思ってアスセナの居場所をおかみさんに聞いたが彼女も知らないという。
ふつふつと眠る前にしたあの子との会話が思い出される。
……一瞬、ローが戻ってきて連れ去ったとかそういう物騒な事が思い浮かんだが、そうだとしたら俺が無事である事に理由がつかない。
書置きの文字は乱れて無いから、恐らくは自分の意思で書いたと思われる。
おかみさんは書き置きを見ても普通に驚いてたから、他人が筆跡を真似たとかでも多分ない。
こんな書き置きをして行方をくらませる理由は、考える限りでは間違いなく昨日の会話の内容だ。
即ち、珀鉛病のこと、それにローの事もきっとそうだ。
……そういえば、あの子のお父さんも今居ないのだろうか?
「そうだ、あの子のお父さんも今居ないんですか!?」
「……?あの子、天涯孤独なはずだけど……ここに働かせてくださいって言った時から今までずっと」
「はいぃ!?え、ええええっ!?お父さん、居ないんですかあの子」
「そうよお、あの子ずっと一人よ」
おかみさんから話された衝撃の事実に頭がどうかなりそうだ!
おかみさんはどう見ても嘘をついてるようには思えない。
しかしかと言って昨日の自分の記憶の中にははっきりと父親を名乗る人物が、何故か急に空間から湧いて出てきたのは気になるが存在している。
この矛盾に納得のいく答えを当てようとすると、一つしか答えはない。
アレは父親を名乗っていたが、父親を名乗る不審者である可能性。
そもそも本当に父親であるならあの子がおかみさんに黙っておく理由がないはずだ。
そもそも隠し通すのだって難しいだろう。あの子はここで住み込みで働いてるそうだし。
それを思うと、昨日の男性は本当に父親なのか怪しく見えてきた。
……本当の本気で娘のことを案じてるように見えた、だからこそそれが嘘である可能性が出てきたことにショックと理不尽さを感じてしまう。
それと同時に、見抜けなかった自分の間抜けさが憎い。
……まだ、別の可能性はあるかもしれないが本当に父親を名乗る不審者だった場合取り返しがつかないことになってるのではと思うと恐ろしくなった。
手の中の書き置きをもう一度見る。
こうなったのは、己の不甲斐なさのせいだ。
俺がスパイバレしなければファミリーもローもここには来なかった、ここに来なければあの子はならなくてもいい病にかかることもなかった。
あの父親の件は気になるが、恐らくずっとただの町娘として暮らせたはずだった。
世界は理不尽で、人の大事なものを他人が知らないうちに踏みにじっていることもある。
それを自分がやってしまったことに、嫌な痛みを覚えた。
悪意が暴れる時、いつだって弱いものから犠牲になる。
ファミリーの子供たち、特にローの心をどうすることもできず、そして今普通に暮らしていたはずの子供の人生を狂わせてしまった。
海兵として、なんたるざまだ。
「お客さん、なんだかよくわからないけどあの子何かあったんですか?!あの子いい子だけど、人見知りだしたまに考えなしなことするから心配で心配で……」
おかみさんの心配そうな声ではっと意識を戻す。
とんでもないことが起きてしまった、しかし全てを投げるには早い。
こうしてあの子を心配する人もいるのだから、なんとしてでも見つけなければいけない!
その為には一度海軍になんとかして合流するしかない。
まだ全部終わったわけじゃない、そう信じるしかない。
どうして海賊船と合体しないんだ……(海賊船の名前候補のアンケートです)
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ブラック・コーン号
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ジャガーノート・リーベ号
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メガトンゲイル号
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モーメント・コアフライホイール号
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遊星号