【ブルースカイシンデレザラ】のお話
【ブルースカイシンデレザラ】とは?
私がまだ小さな頃に好きでたまらない絵本があった。
これはコトブキ飛行隊長レオナのお気に入りの絵本【ブルースカイシンデレザラ】のお話
~お城の防衛戦に継母達が高価な戦闘機で王子の初陣に駆けつけて玉の輿を狙うなか、シンデレザラは自力で赤トンボを改造していました。しかし、個人的なチカラだけでは限界というものがあるのも事実でした~
~その時でした~
「シンデレザラよ。諦める事はマジカルケイトンはおすすめしない。頑張っているシンデレザラにマジカルケイトンはチカラを貸すことにする……アノマロカリス。アノマロカリス。パンケーキのパッ。」
~驚いた事にシンデレザラの赤とんぼは、マジカルケイトンの不可思議な魔法のチカラ〈?〉によってとてつもなく美味しそうな異形な戦闘機 XF5U《フライングパンケーキ》に生まれ変わりました~
~そしてフライングパンケーキを駆り一心不乱にレオウナ王子のもとに駆けつけて、王子の初陣を勝利に導いたのです~
~しかし、シンデレザラが燃料お構い無しで闘い続けたのでフライングパンケーキの燃料が尽きて不時着してしまいました~
シンデレザラは、
「これではレオウナ王子様に恥ずかしくて顔向け出来ない!」
~シンデレザラは継母達が待つお家に帰ってしまいました~
~シンデレザラはフライングパンケーキをそのまま置き去りにしていました~
~レオウナ王子が言いました~
「あの異形の戦闘機パイロット程に一心不乱にこの私の為に闘っていた者が他にいたか?あの異形の戦闘機パイロットを探して来て欲しい……!」
~それからレオウナ王子の号令一下、レオウナ王子様の命令による御触れ書きが出された事によって、お城の兵士たちがフライングパンケーキのパイロット探しを始めました~
~修理はされていましたが、もの凄いクセのある改造をしているフライングパンケーキを満足に操縦できた娘はおらず、シンデレザラの番がきました~
~シンデレザラはフライングパンケーキを手足の如く自在に操縦できたので、レオウナ王子の初陣を勝利に導いた者がシンデレザラであることが証明されたのです~
~こうしてレオウナ王子はシンデレザラを妃として迎え入れ、近衛飛行隊長に任命しました~
~人々は彼女を『ブルースカイシンデレザラ』と呼ぶようになりました~
✿めでたし♥めでたし✿
「レオナってその絵本好きよねぇ。夢みる乙女なのよね。レオナって」ザラがからかうと、
「はんかくさいこと言うなー‼️」レオナは顔を赤くしながら叫び声をあげました。
「フライングパンケーキ♥乗りたい♥」
近くに居たキリエが興味深い様子でした……
(おしまい)
【ブルースカイシンデレラ】から
【ブルースカイシンデレザラ】に変わりました!
最後までありがとうございました!✿感謝感激雨霰✿