俺は飛電或人!売れないお笑い芸人だ。
今は世間はヒューマギアという脅威に立ち向かっている。
昔、飛電インテリジェンスという会社が作製したとされる人工知能搭載のロボットだ。そのヒューマギア達は自分達で仲間を作り、今ではヒューマギアは世間の中心になっていた。その為人間はほぼ不必要とされ、仕事は奪われる人や、道具のように扱われている人もいた。
俺がお笑い芸人として売れなくなったのもヒューマギアが人間のお笑い芸人の仕事を全て奪い、元お笑い芸人のみんなはひもじい思いをしている…。
「はいっ!アルトじゃ〜ないと!」
観客席にはヒューマギアしかいなかった。みんな無表情だ。
『続いては、大人気芸人の腹筋崩壊太郎さんです!!』
ヒューマギアのみんなは名前を聞くなり笑い始めた。そういうプログラムをされているのだろう。
そしてとうとうお笑いスタジオを出禁にされた。
「これからどうやって暮らせば…」
街では人間はほぼ見かけない。俺もヒューマギアの邪魔にならないように早歩きで自宅まで向かおうとした。
しかし、ヒューマギアとぶつかってしまった。
「すいません…」
『おまえ人間か?なにヒューマギア様にぶつかってるんだよ!』
「でもぶつかってきたのはそっちじゃ…」
『言い訳してんじゃねぇよ!おい!てめぇ痛い目みないと分からねぇのかよ!』
俺は集団で殴られたり、蹴られたりした。だが、周りは当然かのように通り過ぎていった。
『そうだ、おまえ金持ってないか?金よこしたら許してやるよ』
「いや、俺仕事失って…」
『人間が仕事失って当然だろ!言い訳はいいから早く金出せ!』
俺は有り金を全て取られてしまった。とりあえず許してもらえたので家へ帰った。だが、貯金も残っておらず、あと1ヶ月もすれば家を追い出されてしまうだろう。
「ヒューマギアなんて…」
俺は飛電の名を持つため、楽屋でもお前がヒューマギアを作ったなど酷い罵声を受けていた。
だから俺はヒューマギアが大っ嫌いになった。
俺はしばらく横になっていると
『ピンポーン』
インターホンには反ヒューマギア組織、ZAIAと名乗る人達がいた。
「君、お笑いスタジオをクビになって、お金も全部取られたよね?」
「なんでそのことを…」
「君からはヒューマギアに強い恨みを感じる。しかもヒューマギアを作ったとされる飛電の名を持つものだ。ヒューマギアを倒せるのは君しかいない!」
宗教まがいの組織はお断りだと思ったが、言ってることは正しいのでとりあえず話を聞きながら、その組織へ向かった。
どうやら彼らは元大企業のZAIAという会社の1部だそうだ。ZAIAは昔、飛電に買収されたが、先代社長はそれが気に食わず息子にヒューマギアを倒す組織を作れ。ZAIAをまた天下一の会社にしてくれ。
と頼み、その目的を果たす為にその組織を立ち上げたようだ。
さいわい、ヒューマギアへ恨みを持ってる人は多くすぐにその組織は発展した。
彼らは天才的頭脳を合わせ、ゼロワンというベルトによる変身システムを完成させていた。しかし、だれもそれに耐えられず使えなかったという。
「俺も多分耐えられないですよ…」
「いや、君なら出来るはずだ。飛電の名を持ちながらヒューマギアを恨んでいる。」
「なんの根拠にもなってな…」
「とりあえずやってみなさい」
「変身!」
だが、変身出来なかった。
「君は本当にヒューマギアを恨んでいるのか!」
何故か怒鳴られた。
「だから、俺には出来ないんですって…」
するとどこからか声が聞こえた。
『そうだ、人間には出来ない。』
周りはざわついた。
すると、1人の人間?がこちらに近づいてきた。
『君たち人間にはそんなもの必要ない。ヒューマギアに全てを任せ、絶滅すればいいんだ。』
そいつの耳にモジュールが覆いかぶさった。
『僕の名前はエンギ、人間たちが集まっているからと来てみたら僕達を倒す…?笑わせてくれるな。本当の変身ってものをみせてあげよう』
するとエンギはベルトのようなものと箱のようなものを取り出した。
『べローサ…!』
『変身』
エンギの体は禍々しい配線に包まれ、カマキリのような化け物へと姿を変えた。
「キャー!」
扉をやぶり、仲間と思われる化け物が次々ときた。
辺りはすぐに悲鳴に包まれた。
「まずい!」
カマキリの化け物はベルトを盗もうとしたが、組織長と思われる人がそれを全力で阻止した。
『邪魔だ!』
カマキリの化け物はそのまま組織長を刺した。
「うっ…!これだけは…!人類の希望だ…!お前らに渡すものか!」
『だまれぇ!』
盗られそうなベルトをとっさに取った俺は組織長にこう言った。
「組織長さん、さっきはごめん。でも、もっかいやらせてほしい。」
「或人くん…!」
「だから見ていてください!俺の…変身!」
『ジョブドライバー!』
ベルトは俺に答えるかのように反応した。
俺は箱型のアイテムをベルトに指すと、体に光とスーツの様なものが身についた。
「それが…!私達の技術の結晶体!仮面ライダーゼロワン ライダースーツ!」
俺はヒューマギアに一撃食らわせた。
『うっ…!』
ヒューマギアはありえないぐらい吹っ飛んだ。
『ぐぅ…やれ!』
扉を破ったやつらは俺に攻撃を向けた。
「或人くん!ベルトに手をちかづけて!」
手を近づけるとベルトが反応した。
『ヒッサツ!』
俺は必殺技ということを理解し、ジャンプした。
「いっけー!!」
『ライダー!インパクト!』
俺たちの思いを込めた必殺技は、雑魚敵を撃破しながらカマキリの化け物にキックを食らわせた。
「これが人間の力だー!」
『人間ごときがぁー…!!!』
ヒューマギアは爆発した。
「或人くん…」
「組織長さん!俺、ゼロワンになります!」
「!?本当かい!?」
「はい!俺、人間を守るヒーローになります!」
こうして、或人達はヒューマギアを倒すという、目標を持ち明日へ向かった。
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