姉に勧められて一緒に始めたら、いつの間にか神聖円卓領域になりました 作:リューオ
オルタとメイプルは謎の部屋に閉じ込められる
「どうしよう、閉じ込められちゃったよ!」
「こういう部屋は、条件を満たせば出れる。その条件はどこかに書いてねえか?」
「あ、あそこに書いてある。えっと…、っ!?///」
(材料と工具はあるが…、DIYなんてやった事ねえぞ?)
楓は赤くなる。書いてあったのは『椅子作りをしないと出られない部屋』だった
「メイプル、やれるか?」
「オルタが望むなら…、私はいいよ?」
「やるぞメイプル、釘の貯蔵は十分か」
「…へ、釘?」
「…お前、ソッチの方かと思ったのか?まあ、『椅』が小さく書かれてたから無理もねえか。綾姉ぇも意地悪な事するよな」
「~~~~~~!///」
あまりの恥ずかしさに悶える
「…俺一人でやるわ」
オルタは一人で黙々と椅子を作る
「オルタ、DIYやった事ないの?」
「ねえぞ、イズ直伝のクラフト技術がここで生かされるとは思ってなかったけど」
「オルタって何でもありだね…」
「何でもはできねえさ、出来る事をやってるだけだ。と、ニスを塗ったし【風王鉄槌】」
風王鉄槌を中モードにして乾かし終えると、扉が開く
「よし、次だ」
次の部屋は『菓子を作らないと出られない部屋』と書かれてた
「次は何を作るの?」
「菓子か…、冷蔵庫には色々入ってるからな…。何にするか…」
オルタは何を作ろうか考える
「…あ、そうだ!バタースコッチシナモンパイにしよう!」
「バター…?」
「バタースコッチシナモンパイ、UNDERTALEに出たスイーツだ。先に言うが、アレルギーは無いか?」
「無いよ」
「んじゃ、作るとするか!」
~作業工程はカットで~
「出来たぞ」
「待ってましたー!」
テーブルに持ってきた所で扉が開く
「「…」運営よ、どんだけ俺のスイーツ食いてえのさ」
最後の部屋は『子作りしないと出られない部屋』だった
「///」
「運営…いや、父さん…。とうとうやりやがったか…」
メイプルは赤くなり、オルタは頭を抱える
「オルタ…」
「何だ?」
「する?」
「っ!?」
メイプルの赤面+上目遣いでオルタは吹き出す
「しないの?」
「…すまん、クソ運営のせいで頭痛してきた。寝かせてくれ…」
オルタはゲッソリした顔でベッドで横になる
「頭痛い…、もうヤダ…、ログアウトして寝たい…」
涙目で愚痴ると、扉が開く。最早ツッコミ属性じゃなくて苦労人属性だな
「あ、ほら!開いたよ!」
「おう…」
フラフラになりつつも部屋を出ると頭痛が治り、スキルを取得する
『スキル【頭痛持ち】を取得しました』
「ず、【頭痛持ち】?」
「何だろう?」
『頭痛持ち▲:状態異常耐性を上げ、HPを回復する』
「状態異常耐性を上げるのか」
「この▲はなんだろう?」
「どうやら、強化クエストがあるみてえだぞ」
「やってみて!」
「お、おう…」
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「ふぇい…、終わった…」
『強化クエストをクリアした事により、【頭痛持ち】が【殺塵の果て】に強化されました』
『殺塵の果て△:状態異常&全属性無効、常時防御貫通を付与、全ステータスを50%上げる』
「え、ちょ、パッシブの癖にバフの量が高い気がするけどいいのコレ?修正されない?てか修正してバフの量を減らしてくれたら良いんだがいいのコレ?父さんに直談判しないとダメ系?どうにかなんねえのコレ?え?え?え?え?え?いいの?運営はゲームバランス知らないのか?え?」
「オルタが、錯乱してる…!?」
オルタはこの事を楓の木とかに話したらヤバい目で見られて心が折れた。ただ、モーさんは「良かったな!状態異常への対策ができて!」とフォローしてくれたり、メイプルとキャスパリーグに慰められたのでメンタルは回復したとか
~一方、運営はと言うと…~
「其雄、あのスキルは何だ?殺塵なんて…、スゲー不穏だぞ」
「【殺塵の果て】か?アレは元々、アルトがやっていたゲームを参考にしたスキルだ」
「そのゲームは何だ?」
「確か『DUST TALE』とか言ってたな…」
「ちょっと待て、『DUST TALE』てアレだよな?『強くなってくプレイヤーキャラに対抗する為に、とあるスケルトンもレベルを上げる』という…」
「…アルトと同じ事言ってんな」
「やっぱりな」