姉に勧められて一緒に始めたら、いつの間にか神聖円卓領域になりました 作:リューオ
~教室~
「はぁ…」
アルトはため息を吐く。アルトの席は壁側なので、出入り口が凄く近いのだ
「よう、アルト。あの時は派手にやらかしたなwww」
アルトに話しかけてきたこの男子は「沢城ミユキ(男性である)」、声優の方とは無関係で、アルトからすれば親友だ。
蛇足だが、席はアルトの後ろだ
「やんなきゃ良かった…。てか、草生やすな」
「まあまあwww、いいじゃねぇかwww」
「ダイソウゲンでもやった?」
「ヤベェwww。思い出しただけで草がwww」
ミユキは腹を抱えて笑う
「グラスラぶちこんでいいか?あれ、グラスフィールドだと威力2倍だし」
「www」
「これがダメなら、お前に除草剤を飲ませるぞ」
「サーセン」
「いや、いきなり落ち着くな」
「いや、テメェg「それでね、第1回イベントでフレンドになったプレイヤーがいるの!」…あ?」
その声の主を見ると、アホ毛とポニテの女子がNWOの話をしてた
「ん、アイツは本条楓と白峯理沙じゃねぇか」
「知ってるのか?」
「まあ、名前程度だけだがな」
「へえ、楓にフレンドね…。名前は?」
「オルタリウスって言うの!優しくて、カッコいいんだよ!」
「アレ、テメェの事だよな?テメェか(確信)」
「まあな。それにしても、世間って狭いな…」
「そうだな…」
2人は遠い目で窓の外を見る
「それでね!戦っているところ見せてもらったけど、凄いんだよ!剣からビーム出して倒したんだから!」
「へえ、剣からビームねぇ…。一度会ってみたいな、そのオルタリウスに」
「アレ、俺だってバレるかな」
「アルト、こういうのは案外気づかないもんだぞ」
「お、そうだな」
ちなみに、ガチでバレる事は無かった
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そして、いつも通りログインして偶然見つけたクエスト【
『
「なるほど。そういえば、2層に行けるようになってたな」
オルタはカリバーを鞘に収め、2層へ続くダンジョンのボスへとたどり着く
「さて、試すとするか」
試しに星の杖を使うと、ボスが一瞬で細切れになる
「おぉう…。一瞬で小間切れになった…」