姉に勧められて一緒に始めたら、いつの間にか神聖円卓領域になりました   作:リューオ

50 / 66
姉いつファンタズム 働くアルトさん

ここは、アルト達が住む街にある喫茶店『アーネンエルベ』。アルトがゼルレッチに提案し建造した、防振りのあらゆる並行世界の人物が集う場所。要は防振り版アーネンエルベだ。今回はそんな場所の話である

 

「はい皆~、朝礼を始めるニャ。え~、今日風邪で休みのバイトちゃんの代わりに臨時ウェイトレスとして入ってもらった、バイトの川澄アルトさんだニャ」

 

「川澄アルト、よろしくお願いします」

 

「じ、次期社長様!」

 

ネコアルク達は平伏する

 

「うんうんうん!」

 

(自分で雇っておきながら、平伏せざるを得ないニャ!これがカリスマスキルBというやつか!?)

 

開店し、客が入る

 

「いらっしゃいませ」

 

「え、ちょ、アルト!?テメェ何やってんだよ!?」

 

「臨時のバイトと、今度やる女装喫茶の練習だ」

 

「ああ、そういや今度やるっつってたな」

 

ミユキは席に座る

 

「注文はどうするんだ?」

 

「ん~、じゃあコーヒーだな」

 

「ホット?アイス?」

 

「アイス」

 

「食事は?」

 

「腹減ってねぇや」

 

「アホか!ここの料理はうまいんだぞ!俺が料理上手になったのはここが発端と言っても過言じゃんないんだぞ!」

 

「わ、分かった…。ホットケーキ」

 

「組長あろう者が、それだけ頼むのか?」

 

「だああああもう!カレースパでも持ってきやがれ!」

 

「デザートは?」

 

「テメェなぁ…!」

 

若干青筋が立つミユキであった。そんで―――

 

「サラリーマン!そんな小食でやっていけるのか!」

 

だったり―――

 

「行儀が悪いぞ!そこ、こぼれてる!」

 

だったり―――

 

「ああもう!男子ならおかわりしろ!」

 

なんて事やってるうちにアルトに平伏するようになった

 

「これ、接客じゃなくて躾だな…」

 

「何で今日はこんなに忙しいのニャ!?」

 

「アーネンエルベ始まって以来の売り上げよね」

 

「うんうんうん!」

 

ネコバブルスは頷く

 

「次期社長」

 

ネコカオスに呼ばれて振り向く

 

「ん?」

 

「ぜひこのまま、アルバイトとしてぜひうちに「ごめん、無理」

 

そして接客してると客が来る

 

「あら?本当にいたんですね、かわいいですわ」

 

「…誰だ?」

 

「日高ユウです、第20話の」

 

「釈放されたのか、というか年上だったんかい」

 

「アルト様、あなたをご指名ですわ!」

 

「うちは喫茶店であって、風俗店じゃないですし、俺には彼女がいます」

 

(アルトさん!お客様、お客様!)

 

(…うっす)

 

ユウは席に座る

 

「お酒あります?ないならわたくしが用意しますわ」

 

「ここはバーじゃない」

 

「何ですのそれ…?」

 

(あの時よりは大人しくなってるけど、やっぱしムカツクな…!)

 

「では、サービスランチをフルコースで下さいな。後はスマイルもお願いします」

 

顔を引きつって無理やり笑顔にする

 

「この店、雰囲気がよろしいですわ。好きなだけ持ってってください」

 

そう言って札束を出す。そして

 

「ランチ!10人前追加です!」

 

だったり―――

 

「爺ちゃん、大丈夫か?」

 

「トイレはこちらです」

 

だったり―――

 

「すみませんお客様、こちらにはジャンプは売っておりません」

 

「■■■■―――!」

 

「落ち着いてください、お客様!」

 

だったりと多忙だった

 

「忙しそうだな」

 

「騒がしくて申し訳ありません」

 

「大丈夫、大丈夫!気にすんなよ」

 

(女装喫茶も、こんなに多忙なのか?)

 

「アルト様、お会計です。テイクアウトはあなたです!」

 

彼の脳内にエコーする

 

「うあああああああああああああああ!ぬぅ…ああああああ!」

 

とうとうキレて痣を発現する

 

「ああ!アルトさんが…」

 

「痣を発現した!?」

 

「あ、痣?」

 

「黙って聞いてれば、客は神?神は滅亡した!」

 

「わ、訳が分からないニャ…」

 

「アーク…、これがゼロワンのラスボスか…」

 

「日高、ケーキ食ってないぞ」

 

「わ、わたくしは小食ですので…」

 

「言い訳無用!食い物を粗末にするな!お前にはフードロスというものを知らないのか!いいか、フードロスというのはな―――」

 

「フードロス自体は分ってますが、何ですの!?あなたはわたくしの母親か何かですの!?」

 

「ただの女装メイドだ!」

 

「何かすみません…」

 

「アルトさん、マジリスペクトっす!」

 

ユウは反省し、エボリューションからはリスペクトされる

 

「ア、アルト…もう疲れただろ?家に帰ってもいいんじゃねぇか?」

 

「疲れてないけど腹減った…、とにかく賄いはあるか!」

 

出された賄いは丼ぶりで、完食する

 

「ど、どうですか…?」

 

「うまい!」

 

(煉獄さんかよ…)

 

「どんどんおかわりをくれ!」

 

(有吉ゼミの大食いチャレンジで胃もたれして以降、たくさん食う機会が無くなったのかゲーム内でガンガン食ってたけど、それだけじゃ足りなかったのか…)

 

「日高!」

 

「あ、はい…」

 

「シフトが上がったら、お前の金で買い物に行くぞ。来い!」

 

「分かりました…」

 

(このアマ、こういうのが好きなのか?キャラ変わってるしよ)

 

「アルトさん、ついて行きます!」

 

「夜の街に繰り出すよ!」

 

「「「「「アーク!アーク!アーク!アーク!」」」」」

 

「ネコカオスだから言えることがある」

 

「何だ?」

 

「男は黒に染まる!」

 

「「「「「アーク!アーク!アーク!アーク!」」」」」

 

(もはや宗教の類いじゃねぇか…)

 

「好きです…」

 

「アルトには本条楓っつー彼女がいるから、諦めろ」

 

「はい…」

 

ユウはすんなり諦めた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~夜~

 

「ただいま~」

 

「おかえりアルト。どうだった?」

 

アルト宅に帰り、楓が出迎える

 

「疲れた…」

 

「ご飯できてるよ、それともお風呂?」

 

「楓」

 

「何?」

 

アルトは無言で箱を差し出す

 

「これ、どうしたの?」

 

「誕生日…、おめでと…///」

 

楓の誕生日、誰か知ってたら教えてくれ

 

「アルト…、覚えててくれたんだ…!」

 

リビングで箱を開けると、クッキングプロが出てきた

 

「これってCMでやってた電気圧力鍋じゃん!」

 

「これでレパートリーを増やせたらいいなと思ってな…///」

 

「ありがと!」

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。