姉に勧められて一緒に始めたら、いつの間にか神聖円卓領域になりました 作:リューオ
~モーさんサイド~
鬼殺しの刃をクリアして善逸モデルの日輪刀をゲットした直後、サリーは俺を連れて行き、第四層を二人で攻略することになった
「…なぁ、何で二人なんだ…?」
「私とじゃ嫌かな?」
「嫌とは言ってねぇよ…」
「顔、赤くなってるよ?」
サリーは俺を見ながらニヤニヤする
「…で、どこに行くんだ?」
「カスミが『鏡の天守閣』っていうダンジョンを勧めたから、そこに行こうかと思うんだよね。私とモードレッドみたいに機動力を持ったプレイヤーならクリアできると思うし」
「いかにも鏡の大迷宮って感じだな」
「それ、違うから」
俺とサリーは鏡の天守閣に挑戦する。…が
「ヌルゲーだな」
「モードレッドの【
実は、クラレントの雷を再現できないものかと色々したら、【魔力放出】が【魔力放出(雷)】に強化され、第七層のクエスト【とある都市の電撃姫】をクリアしたら【
「迷路がメインのダンジョンだから、これが妥当かもな」
「隠しダンジョンとはいえ、もう誰かが攻略した四層だもんね。そろそろ八層の実装が見えてる今だと、どうしても敵の強さは物足りなくなっちゃうのかも。あ、でも襖が鏡だったり、廊下がガラス張りだったりするのは綺麗だなって思ったよ」
「カスミには礼を言わなきゃな、後で和菓子でも作っとくか。っつーかよぉ、どうやって初見殺しのトラップ躱してんだ?」
「んー、なんか違和感っていうか、「嫌な感じするなー」、って思ったら大体トラップがあったりするんだよね」
「まさかの第六感かよ…、心眼(偽)でもあんじゃねえのか?ランクがAの」
「それならドレッドも同じ事言えるんじゃない?」
「それもそうだな。なあ、サリーも【鬼殺しの刃】をクリアしてみてもいいんじゃねぇか?」
「もうクリア済みだよ。私の日輪刀はダガーで、色は白なの」
白…って事は霞か、言っとくがカスミじゃねぇぞ。もし、メイプルが日輪刀持ったら黒になりそうだな。オルタとは真逆で
「…ねえ、モードレッド」
「何だ?」
「装備変えた?」
「オルタのヘファイストスで改造してもらっただけだ」
名前は【不貞隠しの兜】で変わってないが、外見はエボルみたいな感じだし
「…さ。お喋りはここまでにして、先に進もうよ。もうこの廊下を抜けたら、そろそろ最上階の怪談があるはずだよ」
「それもそうだな、このペースならもう一回行けそうだな」
俺とサリーは廊下を歩き続ける
「上から見たらトラップ丸見えだな。油断できねぇのに、優越感が浸ってくらぁ」
「あ、モードレッド、ストップ。そこ、罠だよ」
「あ?」
俺は落とし穴に落ちるが、【
「ホント、【
「応用が利くからな、こんな感じに」
俺は床に手を付けて【
「にしてもよ、最後の最後まで意地が
俺が振り向くと、足元の床が開いて踏み外す
「「あ」」
落とし穴に落ちるが、クラレントを壁に刺して速度を落として下に着地する
「モードレッド、大丈夫!?」
「おう!梯子があるから戻ってこれそうだ!」
「梯子…?待ってモードレッド、その周りよく探してみて。何かおかしいものがあったりしない?」
「変なもの?待ってろ」
壁を触って探索してると、一部が開く
「おーい!隠し扉があったぞ!」
「やっぱりね。落とし穴に梯子なんて、丁寧すぎると思ったんだ。何かありそう?」
「刀と三つのアンプルがあるぞ、今持ってくる!」
アンプルと刀を持って上に登る
「これだ」
「おおー!黒い刀と…何コレ?」
「刀は【不死殺しの大太刀】で、アンプルは【進化する縮退星】【破滅の青蜘蛛】【鮮血の悪龍】だ」
「縮退星?」
「ブラックホールの事だ。このアンプルの進化はエボルト、青蜘蛛はキルバス、悪龍は伊能賢剛だろうな」
「言われてみれば…」
「この【不死殺しの大太刀】はアンデット特攻で、アンデットだった場合、受けたダメージを回復できないといった仕様だ」
「これめちゃくちゃ強くない?」
「一定の確率で壊れるから、ここぞって時に使う方がよさそうだ」
突然、オルタからメッセージが来る
「ん、オルタからだ。…はい?」
「どうしたの?」
「『楓の木のメンバー全員をお願いします』って、出前かよ」
「それで場所は?」
「六層だ」
「行くか?」
「も、もちろん行くよ!相棒として助けに行かなきゃ!」
「無理はすんじゃねぇぞ」
「わ、分かってるって、任せてよ(あー、オバケが出るダンジョンじゃありませんように、オバケが出るダンジョンじゃありませんように…っ!)」
「幽霊が出たら、俺が倒してやるから安心しろ」
「モードレッド…」
サリーは顔を赤くするのを横目に、六層に行く