姉に勧められて一緒に始めたら、いつの間にか神聖円卓領域になりました   作:リューオ

55 / 66
幕間 ~黒セイバーと隠しダンジョンデート。~ その3

~モーさんサイド~

 

鬼殺しの刃をクリアして善逸モデルの日輪刀をゲットした直後、サリーは俺を連れて行き、第四層を二人で攻略することになった

 

「…なぁ、何で二人なんだ…?」

 

「私とじゃ嫌かな?」

 

「嫌とは言ってねぇよ…」

 

「顔、赤くなってるよ?」

 

サリーは俺を見ながらニヤニヤする

 

「…で、どこに行くんだ?」

 

「カスミが『鏡の天守閣』っていうダンジョンを勧めたから、そこに行こうかと思うんだよね。私とモードレッドみたいに機動力を持ったプレイヤーならクリアできると思うし」

 

「いかにも鏡の大迷宮って感じだな」

 

「それ、違うから」

 

俺とサリーは鏡の天守閣に挑戦する。…が

 

「ヌルゲーだな」

 

「モードレッドの【超電磁砲(レールガン)】のおかげで余裕でクリアしちゃうかもね」

 

実は、クラレントの雷を再現できないものかと色々したら、【魔力放出】が【魔力放出(雷)】に強化され、第七層のクエスト【とある都市の電撃姫】をクリアしたら【超電磁砲(レールガン)】に強化されたんだ

 

「迷路がメインのダンジョンだから、これが妥当かもな」

 

「隠しダンジョンとはいえ、もう誰かが攻略した四層だもんね。そろそろ八層の実装が見えてる今だと、どうしても敵の強さは物足りなくなっちゃうのかも。あ、でも襖が鏡だったり、廊下がガラス張りだったりするのは綺麗だなって思ったよ」

 

「カスミには礼を言わなきゃな、後で和菓子でも作っとくか。っつーかよぉ、どうやって初見殺しのトラップ躱してんだ?」

 

「んー、なんか違和感っていうか、「嫌な感じするなー」、って思ったら大体トラップがあったりするんだよね」

 

「まさかの第六感かよ…、心眼(偽)でもあんじゃねえのか?ランクがAの」

 

「それならドレッドも同じ事言えるんじゃない?」

 

「それもそうだな。なあ、サリーも【鬼殺しの刃】をクリアしてみてもいいんじゃねぇか?」

 

「もうクリア済みだよ。私の日輪刀はダガーで、色は白なの」

 

白…って事は霞か、言っとくがカスミじゃねぇぞ。もし、メイプルが日輪刀持ったら黒になりそうだな。オルタとは真逆で

 

「…ねえ、モードレッド」

 

「何だ?」

 

「装備変えた?」

 

「オルタのヘファイストスで改造してもらっただけだ」

 

名前は【不貞隠しの兜】で変わってないが、外見はエボルみたいな感じだし

 

「…さ。お喋りはここまでにして、先に進もうよ。もうこの廊下を抜けたら、そろそろ最上階の怪談があるはずだよ」

 

「それもそうだな、このペースならもう一回行けそうだな」

 

俺とサリーは廊下を歩き続ける

 

「上から見たらトラップ丸見えだな。油断できねぇのに、優越感が浸ってくらぁ」

 

「あ、モードレッド、ストップ。そこ、罠だよ」

 

「あ?」

 

俺は落とし穴に落ちるが、【超電磁砲(レールガン)】を脚に纏って跳んで復帰する

 

「ホント、【超電磁砲(レールガン)】って便利だよね」

 

「応用が利くからな、こんな感じに」

 

俺は床に手を付けて【超電磁砲(レールガン)】で妨害を作動させて進んで終点に着く

 

「にしてもよ、最後の最後まで意地が(わり)ぃ罠ばっかしだったな」

 

俺が振り向くと、足元の床が開いて踏み外す

 

「「あ」」

 

落とし穴に落ちるが、クラレントを壁に刺して速度を落として下に着地する

 

「モードレッド、大丈夫!?」

 

「おう!梯子があるから戻ってこれそうだ!」

 

「梯子…?待ってモードレッド、その周りよく探してみて。何かおかしいものがあったりしない?」

 

「変なもの?待ってろ」

 

壁を触って探索してると、一部が開く

 

「おーい!隠し扉があったぞ!」

 

「やっぱりね。落とし穴に梯子なんて、丁寧すぎると思ったんだ。何かありそう?」

 

「刀と三つのアンプルがあるぞ、今持ってくる!」

 

アンプルと刀を持って上に登る

 

「これだ」

 

「おおー!黒い刀と…何コレ?」

 

「刀は【不死殺しの大太刀】で、アンプルは【進化する縮退星】【破滅の青蜘蛛】【鮮血の悪龍】だ」

 

「縮退星?」

 

「ブラックホールの事だ。このアンプルの進化はエボルト、青蜘蛛はキルバス、悪龍は伊能賢剛だろうな」

 

「言われてみれば…」

 

「この【不死殺しの大太刀】はアンデット特攻で、アンデットだった場合、受けたダメージを回復できないといった仕様だ」

 

「これめちゃくちゃ強くない?」

 

「一定の確率で壊れるから、ここぞって時に使う方がよさそうだ」

 

突然、オルタからメッセージが来る

 

「ん、オルタからだ。…はい?」

 

「どうしたの?」

 

「『楓の木のメンバー全員をお願いします』って、出前かよ」

 

「それで場所は?」

 

「六層だ」

 

「行くか?」

 

「も、もちろん行くよ!相棒として助けに行かなきゃ!」

 

「無理はすんじゃねぇぞ」

 

「わ、分かってるって、任せてよ(あー、オバケが出るダンジョンじゃありませんように、オバケが出るダンジョンじゃありませんように…っ!)」

 

「幽霊が出たら、俺が倒してやるから安心しろ」

 

「モードレッド…」

 

サリーは顔を赤くするのを横目に、六層に行く

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。