姉に勧められて一緒に始めたら、いつの間にか神聖円卓領域になりました   作:リューオ

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幕間 ~黒セイバーと隠しダンジョンデート。~ その4

~引き続きモーさんサイド~

 

メイプルとオルタがいるダンジョンの奥に行くと、連絡しといた楓の木メンバーと出くわす

 

「お、来たか」

 

「モードレッドとサリーか、よくここまで来れたな。外は幽霊だらけだったろ?」

 

「何か…オバケが気の毒に思えてきたな…」

 

サリーが苦手な幽霊に同情するなんて珍しいな。俺ぁただ、現れた幽霊をカツアゲして追い払っただけなのにな

 

「テメェらを呼んだのは他でもねぇ、オルタから救急要請が来た。何があったか知らねぇが、何かしらのトラップに引っかかって行動不能になったのかも知れねぇ。用心していけ」

 

俺ら八人はダンジョンの奥に進む。モンスターがいないのを見るに、オルタが一掃したんだろう

 

「マップだと、そろそろメイプルとオルタがいる広場だけど…」

 

「やっと来たか~、も~待ってたよホント~」

 

開けた空間の入り口にオルタが寝転がって待ってた

 

「わりぃな、遅くなって。何があったんだ?」

 

「仕掛け自体は分かってるが、どうすりゃいいか分からんもんで、もういっそカナデ達に任せようかと思ってメッセージ送った。以上」

 

「おk。カナデ、頼んだぞ」

 

「任せてよ。どれどれ…ふむふむ、なるほど」

 

カナデは床を観察して、当たりを見つけるとスイッチを押すと床が動き出す。オルタがメイプルを救出した後、皆でボスを攻略する事になり、ボス部屋の前に着く

 

「ボス部屋の前にとうちゃーく!」

 

「マジですぐそこだったんだな…」

 

「ボス部屋の前にあんなに恐ろしいトラップが設置されてるなんて…」

 

「いやそれお前とユイとマイだけだから」

 

オルタがツッコむ

 

「痕跡を見ると、動く床で隊列を分断した所にモンスターが襲い掛かる仕組みだったんだろうね、あそこは」

 

「入る前にカリバーした後、メイプルが先走って入ったからああなったんだよな」

 

「ごめん…」

 

「二度とすんじゃねえぞ」

 

そう言ってオルタはメイプルの頭を撫でる

 

「えへへ…」

 

「おい、ボス前だから気を引き締めろよ。ま、楓の木フルメンバー+αだから引き締める気もねぇか」

 

「うん、皆とオルタがいれば千人力!まずは身捧ぐ慈愛を使っておいてっと…それじゃ、開けるよ!」

 

ボス部屋の扉を開けると同時に、狼の遠吠えが聞こえる

 

「ワオォォォォォォン!」

 

「狼の幽霊か?サリー、いけるか?」

 

「よし!普通の動物型の見た目!これなら多分戦えるよ!」

 

「ま、戦うのは俺だけになるかもしんねぇけどな」

 

俺はそう言って三つのアンプルを出す

 

「モーさん、そのアンプルは何だ?」

 

「まぁ見てな」

 

そのままアンプルを体に刺すと取り込まれ、体質と装備が変化し始める

 

「変身」

 

<コブラ…!コブラ…!エボルコブラァ!フッハッハッハッハッハッハ!>

 

『スキル【エボリューション】を取得しました』

『装備【不貞隠しの兜】が【オムニバースアーマー】に変化しました』

 

変化が終わり、新しいスキルを入手する

 

「エボル、フェーズ1」

 

「モードレッド…だよね…?」

 

「あーあー…、うし。馴染みがあるのはこっちの方かぁ?」

 

声を金尾哲夫に変える

 

「まんまエボルだな」

 

「その気になれば、ブラッドとキルバスにもなれるぞ。んじゃ、行くとするか。来いよ」

 

「ガルル!」

 

フェンリルが襲い掛かるが余裕で避けた後、殴り飛ばす

 

「次はこれだな!」

 

<スパイダー!スパイダー!キルバススパイダー!>

 

高速移動でフェンリルを蜘蛛の糸で拘束し、背中の巨大な蜘蛛のかぎ爪で叩き潰す

 

「ハッ、そんなものか。ゴーストとはいえフェンリルだからどんだけだと思ったが、期待外れだったな」

 

「さすがブラッド族だな」

 

「「「「「「「「」」」」」」」」

 

オルタはそう呟き、楓の木は唖然としてた

 

「ワオォォォォォォン!」

 

フェンリルが鳴くと、キラキラのエフェクトがフェンリルを包み、HPが高速で回復する

 

「へぇ、自動回復か。面白ぇ…!」

 

腕から伸ばした糸で縛り上げたフェンリルを振り回し、オーバーヘッドキックで蹴り飛ばす

 

「ワオォォォォォォン!」

 

また全快して襲ってきて、さっきより速度が増してる。普通に受けるが、ダメージはなかった

 

「…チッ、こんなもんか」

 

俺は蜘蛛の糸でフェンリルを拘束する

 

「おい、メイプルかオルタ。このダンジョンについて何か知らねぇか?」

 

「なあ、アイツいいのか?」

 

「蜘蛛の糸は頑丈だ。なめんな」

 

「えっと、この神殿は元々神様を祀った神殿で、その神様は獣に身体を食べさせたとか書いてあったような…?」

 

「まあ、フェンリルだもんな。定番だし」

 

「そんなに有名なんですか?」

 

「フェンリルは元々、北欧神話の最高神オーディンを食ったという話がある」

 

「確か、元々は鎖で拘束されてたんだよね」

 

「よく知ってるな。そ、グレイプニールという鎖から解放された後は、ラグナロクという神の戦争に参加して、最終的にオーディンを食った。最期は剣で串刺しか、口を裂かれたとか」

 

「オルタさんって、物知りなんですね!」

 

ユイがオルタを褒める

 

「ちなみに、炎の巨人スルトがフェンリルを食らいその氷の力も自らの物とし、自分達の頭首でもあるロキを殺し、その後は北欧どころか星もろとも燃やす事を望み、全ての神との壮絶な戦いの末、最高神オーディンと相討ちとなって封印され、疑似太陽という形で3000年間沈黙する。というありえないIFもあるぞ」

 

「確か、FGO第二部第二章だっけか」

 

「ああ。…ってそれよりもどうすんだ?あの回復さえ阻止できればな…」

 

「そういや、アレがあったな」

 

俺は不死殺しの大太刀をインベントリから出す

 

「サリーとダンジョンに行ってたら手に入れてな、さっき刺した三つのアンプルも同じダンジョンで手に入れた物だ」

 

「【不死殺しの大太刀】。アンデット特攻が付いてて…へぇ、回復の無効化が付いてるんだ。うってつけだね」

 

「カスミ、任せた」

 

オルタはカスミに不死殺しの大太刀を押し付ける

 

「なぜモードレッドではなく私なのだ!?」

 

「刀ならテメェが得意だろ?俺はこれでも全体の2%しか出せてねぇし」

 

「あれで2%…?まあいいだろう、任せろ」

 

カスミは不死殺しの大太刀を装備してフェンリルと向かい合う

 

「さぁ…来い!」

 

「ガルルル!」

 

唸り上げて突進してくるフェンリル

 

「【六ノ太刀・焔】!」

 

「ガウッ!?」

 

カウンターで炎を纏った刀で斬る

 

「凄い、当たりましたよ!」

 

「いくら素早くとも、攻撃の際には隙が出来る。近距離攻撃しかないならカウンターの機械は幾らでもある。相手はこちらを倒す為に近づかなければならないからな」

 

「おおー、なるほど!」

 

「ま、そうだよな」

 

「ガルルル…!ワオォォォォォォン!」

 

距離を取って回復をするが、エフェクトが出ない

 

「どうやら本当に回復しないみたいだね」

 

「今がチャンスだ!」

 

「今ので奴の速度は見えた。削れるだけ削ってみよう。【超加速】!」

 

フェンリルが戸惑ってる隙に、連続で斬る

 

「【一ノ太刀・陽炎】【四ノ太刀・旋風】!」

 

「ガウ…!」

 

「ああ、一気に削れるな。良い感じだぞ」

 

「【三ノ太刀・孤月】!」

 

「これ、このままカスミちゃんだけで倒しちゃうんじゃない?」

 

「いやぁ、あの装備、そう都合のいいものじゃないんだよねぇ」

 

「ああ、世の中そう甘ったるくぁねぇぞ」

 

「え、どういう事?」

 

「あー…」

 

オルタは何となく察したようだ

 

「【七ノ太刀・破砕】!」

 

カスミの技と共に不死殺しの大太刀が砕ける

 

「ですよねー…」

 

「ああっ!?」

 

「刀が折れちゃいました!」

 

「くっ…思ったより持たなかったな」

 

「おいおい、アレ使い捨てなのか!?どうすんだ、これから?」

 

「大丈夫だよ、ボスのHPをよく見て。ここまで減れば、方法があるじゃない。メイプルよりも力が「…俺が行く」モードレッド?」

 

「試したい事があんだ」

 

俺は近づいて、フェンリルの体をぶち抜いて吸収させるとフェンリルのHPが0になる

 

「さて…、【エボリューション】」

 

<フェンリル…!フェンリルゥ…!エボルフェンリルゥ!フッハッハッハッハッハッハ!>

 

スキルを発動させると、オムニバースアーマーが狼を思わせる造形に変化

 

「フェーズ2、完了」

 

「「「「「「「「」」」」」」」」

 

楓の木は唖然する、そこまで驚く事じゃねぇだろ。

その後、フェーズ3としてエボルヒドラになり、【エボリューション】から【レボリューション】に進化した。

んで、オルタのランペイジ雷霆カリバーでブラックホールフォームへ進化できるようになった

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