姉に勧められて一緒に始めたら、いつの間にか神聖円卓領域になりました 作:リューオ
「イズさんに頼まれた素材はこれくらいで大丈夫かな」
「うん頼まれてた狼の毛皮30枚、きっちり揃ってるよ!」
「よし、じゃあ早く戻って届けてあげよっか」
森の方から光が見えた
「びっくりした~。今の光って何だろう?」
「森の方からだったよね。確かアッチはオルタリウスとモーさんがいた筈だから、見に行ってみよう」
「うん!」
メイサリは森へ向かう
「このあたりだと思うんだけど…」
「あれ?オルタとモーさんだ」
二人は赤黒セイバーの所へと駆けつけると
「俺が元康じゃねぇって事よ~く分かったか?あ゛?」
「わ、悪かったから!お前は元康じゃないのはよく分かったから放してくれェェェェェ!!」
「あの、止めなくていいんですか?」
「わりい、今は無理」
モーさんが男性にアームロックをかけてた
「オルタ、何が起きてるの?」
「実はな、ここで鍛錬してたら急に辺りが光ったと思ったら
「それはそうと、止めなくていいの?」
「アイツも反省してるようだし止めるか。おーいモーさん、ソイツは反省してるしその辺にしてやってくれ」
「…チッ、この辺にしてやらぁ」
モーさんは男性を解放させる
「し、死ぬかと思った…。…で、お前らは誰だ?」
「今更かよ。俺はオルタリウス、オルタでいいぜ」
「モードレッドだ、モーさんって呼んでくれ」
「わ、私メイプルって言います」
「私はサリー」
「俺は尚文。メイプルとサリー、オルタとモーさんだったか?すまないがここはどこだ?」
「町の東にある森の中です」
「メルロマルク領のどの辺りか、教えていただければありがたいのですが…」
「メルロマルク?NWOの中でメルロマルクって名前は、聞いた事ないなぁ」
「ニューワールドオンライン?何だその名前?まるでゲームの名前じゃないか?」
「うん、NWOってゲームですよ!川澄インテリジェンスとZAIAエンタープライズが作ったの!」
「川澄インテリジェンスの社長は俺の姉だ」
「なっ!?」
「ねえごしゅじんさまー。げーむって何?」
「フィーロ、今は大切なお話中なので静かにしていましょう」
「(ゲーム…。つまり俺はまた異世界に召喚されたって事か?)メイプルとサリーにオルタとモーさんだったな。大体の事情は分かった、すまないが俺達は元の場所に帰る為に先を急ぐ」
「なら、俺達は手伝わせてもらうがいいか?」
「…悪いな、初めて会った人間をそこまで信用する気にはなれない。行くぞ二人共」
「「でしょうね」」
「待ってよ、ごしゅじんさまー!」
「申し訳ありません。失礼します」
三人は歩き始める
「…行っちゃった。どうしよっか?」
「クエスト開始のメッセージも出てこないし、困ったなぁ…」
「っつーかよぉ、イリヤといい、今回といい、イレギュラー来すぎじゃねぇか?大方、カレスコじじいのせいだろうけど」
「綾姉ぇが関わってたらシバく」
「ねえオルタ、放っておくのも何だか可哀想だよね」
「よし、追いかけるか」
四人は盾の勇者御一行を追いかける
「とりあえず情報を集める為にも、町を目指すぞ」
「分かりました。でもさっきの四人の協力を断ってよかったんですか?」
「転移した直後にすぐ現れて、無条件で協力するなんて信用できるわけがないだろ」
「あまり悪い人達には見えませんでしたが…」
「ねえごしゅじんさまー。お腹すいたー。馬車引きたーい!」
「はぁ…。我慢しろ(全く、二度も異世界に召喚されるなんて…。しかもゲームだと?)」
「ちぇー。あ、ごはんの匂い!」
嗅ぎ付けたのはモンスターの大軍だった
「ナオフミ様!」
「モンスターか。行くぞ、ラフタリア、フィーロ!」
戦うもモンスターの数が多すぎて押される
「くっ…!数も種類も多いし厄介だな(これが本当にゲームの世界なら、モンスターが出現し続ける可能性も考えられるか)」
「ナオフミ様!キリがありません!」
「フィーロはまだまだ大丈夫!」
「撤退するのも手だが…」
「【月の呼吸―――捌ノ型:
「【日の呼吸―――肆ノ型:
「【雷の呼吸―――陸ノ型:
「【霞の呼吸―――陸ノ型:
四人はそれぞれの呼吸でモンスターを倒す
「お前らはさっきの…」
「助けに来ました!」
「…助かる、残りの敵も蹴散らすぞ!」
========================================
全員でモンスターを倒す
「よし、これで全部だね!」
「ひとまずは何とかなったか」
「メイプルさんとサリーさんにオルタさんにモーさん、ありがとうございました。お強いんですね」
「メイプルは日柱、俺が月柱、モーさんは鳴柱、サリーは霞柱なんて呼ばれてるし」
ちなみに、『NWO四大柱』なんて呼ばれてるそうだ
「サリーお姉ちゃんとモードレッドお兄ちゃん、すっごく速かった!」
「ふふ、速さには自信あるからね。スキルを使えば一時的だけどもっと速くなれるよ」
「俺ぁただ技を真似しただけだ、
モーさんは暗い顔で言う
(スキルか…。ラフタリアが言う通り四人の強さは想像以上だった。四人からこの世界のスキルについて。、取得条件や熟練度の仕組みなんかを聞き出せれば、新しいスキル獲得につながるかもしれないな)
「どうした?尚文」
「何でもない。それよりさっきは、信用できないと言って悪かったな。一緒に戦ってみて、考えを改めたよ」
「それじゃあ!」
「ああ、四人に俺達が元いた場所へ、帰る方法を探してほしい」
「よし、乗った」
「ここで話すのもアレだし、楓の木のギルドホームにでも行くか」
~楓の木ギルドホーム~
「じゃーん!ここが私達のギルドホームです!」
「俺とオルタは別だけどな」
「せやな」
「わぁ、良い場所ですね」
「ああ、助かる(見た所小規模のギルドだな…。俺が元いた世界の、オンラインゲームに近い感じか?)」
「ねえ、お腹すいたー!」
「ふふ、何か食べ物を用意するわね」
他の面子が登場する
「あ、イズさん!」
「聞き慣れない声がすると思ったらお客さんか、珍しいな」
「よぅ、
「だからクロムだって!いい加減覚えろ!」
「「初めまして」」
「こんにちは」
「メイプル、オルタリウス、紹介してくれないか?」
「尚文とラフタリアとフィーロだ、元いた世界に帰る方法を探す為にここに連れてきたワケダ」
「俺から協力を頼んだんだ。何か転移系のアイテムやスキル、伝承について知っている奴はいないか?」
「うーん、キャスパリーグは【テレポート】っつースキルがあるが、これは『場所から場所への転移』だから、『世界から世界への転移』はできないんだよな…」
「けどよ、カレスコじじいならいけんじゃね?」
「いや、根本的に世界が違うから無理だ」
「走って帰っちゃダメなの?馬車があればフィーロが走ってみんなを運ぶよ!」
「フィーロちゃんが馬車を引くんですか?」
「うん!いつもごしゅじんさまたちを乗せてひっぱってるの!」
「…」
ユイは尚文にヤバい人を見るような目を向ける
「はぁ…そんな目で俺を見るな。本人が引きたいっていうんだから、仕方ないだろ」
「伝承か…。そういえば前に図書館でそんな話を読んだ事があるよ」
「本当か!?」
「さすがパチュリーもどきだな」
「テメェもう黙っとけ」
「喋らんと出番なくなるからや」
「メタいぞオイ」
「うん、確か【異世界の砂時計】って名前で、町からかなり離れた所のダンジョンにあるはずだよ」
「ナオフミ様、手がかりが見つかってよかったですね」
「ああ、明日様子を見に行ってみよう」
「はい!」
「話は終わりか?じゃ、飯にすっぞ」
「わーい!」
んで飯を食い終わった後(尚文は激辛麻婆豆腐で悶絶)、キャメロットのギルドホームの一室に泊める事にした
「本当に今日はここに泊めてもらっていいのか?」
「構わねえぞ、部屋の空きがありすぎるからな」
「ねえ、ごしゅじんさま、退屈だから遊ぼうー」
「俺はこれから町に行ってアイテムの買い出しだ」
「ちぇー。じゃあ他の人に遊んでもらうもーん」
「じゃ、俺と遊ぶか?」
「いいの!?」
「アル姉ぇにも頼んでみるか」
んでんで、黒青赤セイバーで遊ぶ事にした
「いっくよー!それー!」
「それにしても、盾の勇者の成り上がりのキャラがいたなんて驚きです」
「はいはい、それはアイツらの前では言わねぇようにな」
「フィーロね、もっともっと、速く走れるんだよ!それー!」
フィーロは速度を上げる
「プライミッツ・マーダー、行けるか?」
プライミッツ・マーダーは頷いた後、速度を上げる
「んじゃ、俺も!」
モーさんは脚に【
「あ、そうだ。俺の技を見せてやるよ」
「なになにー!」
んで、披露する事になった
「これが俺のスキル、【
超電磁砲でコインを弾き飛ばす
「すごーい!フィーロの使う魔法と全然違う!」
「フィーロちゃんも魔法が使えるのですか?」
「うん!見ててね!力の根源たるフィーロが命ずる。断りを今一度読み解き、彼の者を激しき真空の刃で切り裂け!【ツヴァイト・ウィングカッター】!」
フィーロも魔法を披露する
「全然違いますね」
「だな」
「おぉ、スゲーな」
「えっへん!フィーロ凄いでしょ!」
んで、尚文はというとベディヴィエールに案内されてた
「ここがアイテムショップです。回復系などを売っています」
「とはいえ、この世界の金なんて持ってないからな…」
「では、私が払いましょうか?」
「…対価はなんだ?」
「イズさんに頼まれたダンジョンの素材アイテムでどうでしょうか。彼女は生産職ですから集めておきたいのでしょう」
「分かった。ただし、目当ての素材が無くても怒るなよ」
「ははは、私と彼女はそれくらいでは怒りません」
「ベディヴィエールさん、ありがとうございます」
「では、次の店に行きましょうか。行きたい店はありますか?」
「この辺りの武器や防具が見てみたい(装備品はゲームの特徴が出やすいからな。俺達の世界にない物が手に入るといいんだが…)」
「では、イズさんの店に行きましょうか」
~翌日~
勇者御一行と四大柱は目的地のダンジョンに向かってた
「ギルドホームを出て結構歩いたが、【異世界の砂時計】があるダンジョンはまだ先なのか?」
「マップを見るに、まだ先みたいだ。この辺りからモンスターが強くなるから気を付けろ」
「このメンバーなら苦戦することはないし、心配しなくても大丈夫だけどね」
「ここまで何度か戦闘がありましたけど、皆さん強くて驚きました」
「フィーロもビックリ!オルタお兄ちゃんって、月の力使えるんだね!」
「本来の使い手は血鬼術も使ってるけどな」
「けっき、じゅつ?」
「ちなみに、私は日の呼吸だよ」
「言うなれば俺は月でメイプルは太陽だな」
「何というか、真逆だな」
「!?皆さん話はそこまでです!」
「そこにいるのは分かってるよ、出てきたら?」
陰からクリスマスローズが出てくる。今後はモブと呼ばせてもらうけど
「まさか私の存在に気が付くとはね。ってそれよりも君達、今すぐソイツらから離れるんだ!」
「あ?尚文の事か?」
「ああ、ソイツらは君達を騙そうとしている!私が悪の手から救ってあげよう!」
(モーさん)
(ああ、おそらくアイツもいるはずだ)
(この言われよう…。似たような事が以前にもあったな)
「ナオフミ様、これって」
「ああ、ビッチがまた何かやっているのかもしれないな。だが、降りかかる火の粉は払うだけだ!行くぞ!」
「ちょっと待った。…オイ、さっきのはどういう事だ」
モーさんはモブに近づいて胸倉を掴む
「そのままの意味だよ」
「誰がんな事言った」
「君のような乱暴な人に教えてあげるt「…もういい、テメェに聞いた俺がバカだった」
超電磁砲でモブを殴り飛ばす
「行くぞテメェら」
「おー!」
(さっきの襲撃者の口振りから、裏でビッチが糸を引いている可能性が高いな…。なら、オルタ達を巻き込むのは悪いか。…いや、コイツらなら大丈夫か。殴ったら高速で飛んで行ったが、今のは何なんだ…?)
しばらく歩き、オルタはマップを見る
「もう少しだな」
「なるほど、珍しい護衛クエストを受けているという話は本当だったみたいだな」
炎帝の国が立ちはだかる
「ミィ!?」
「待っていたぞ、四大柱」
「炎帝の国が何でこんなとこにいんだよ」
「噂を確かめる為ですよ」
「その護衛対象を倒す事が出来れば、メイプル達と同じくらいの強いスキルが手に入るって噂がネットで広まってるんだ」
「え、マジ?」
「掲示板見てないのか?」
「ちょっと待ってくれ」
オルタとモーさんは慣れた手つきで掲示板を確認する
「うわ、マジかよ…」
「ホントにあるな…」
「だからここで、確かめさせてもらう!」
「全く…。あのビッチがやりそうな事だな」
「かなり強そうな相手ですが、やるしかないようですね」
「ごしゅじんさまー。やっつけていいの?」
「ちょっと待った~!」
オルタが間に割って入る
「ミィ、お前とは古いアニメスタジオの仲だから戦いたくない」
「オルタリウス、私もだ。お前とは戦いたくない」
「なので!俺のギャグを披露するぜ~!」
「…っ!?」
ミィの顔に力が入る
「
「…ンフッ」
「
「フ…フフ…」
「
「あはははははははははははははは!もうダメ~!」
我慢できずに笑ってしまう
「びょ
「あはははははははははははははは!」
「
「もうやめて~!あはははははははははははははは!ひ~っwwwひ~っwww」
「
「あはははははははははははははは!お腹が痛いよ~!あはははははははははははははは!」
「ミィ、こんなギャグで笑うんですか…」
「アレのどこが面白いのかな…?」
炎帝の国は撤退する
「んじゃ急ぐぞ。今回は炎帝の国だったからよかったものの、次のギルドが来たらマズイぞ」
~ダンジョン~
「ここだな」
「まだ何か罠があるはずだ、全員気を付けて進もう!」
奥に進み、到着する
「これが【異世界の砂時計】か…」
「確かに俺達の世界にある【龍刻の砂時計】によく似ているな。これなら…」
「なるほど。ネットの噂はあまり信用していなかったが、今回ばかりは真実だったみたいだな」
今度は集う聖剣が現れる
「何で嘘かホントか分からない情報を、真に受ける奴が多いんだ…?」
「これがネット社会だ…。諦めろオルタ」
モーさんはオルタに肩に手を置く
「その盾を持った男が護衛対象って奴か?」
「ソイツを倒せば、強えスキルが貰えるんだろ?楽勝だぜ!」
「ふふん♪今日こそはやっつけちゃうんだから!」
「よりにもよって、リーダーと幹部が勢ぞろいかよ…!」
「さっきの人達と同じか、それ以上の強敵ですね」
「私達『NWO四大柱』なら気を引き締めれば大丈夫!」
「そうか?いくら四大柱でも、不安要素があるんだが…」
そこにマインが現れる
「確かにその人達だけだと不安ね」
「はぁ…やっぱりお前か。この面倒な事態を引き起こしたのは」
「尚文さん、この人は?」
「何かにつけて俺を陥れようとするクソ野郎だ」
「尚文、コイツは女だからクソ野郎じゃなくてクソアマだ」
「なるほど、クソアマか」
「いいか?女にはクソアマ、男にはクソ野郎だ。覚えとけよ」
「分かった」
「この方々や先程の方々に、嘘の噂を吹き込んだのも恐らくは…」
「フィーロこの人キライ!」
「つーかよぉ、何で尚文らを狙うんだ?」
「こんな奴の考える事は知らん」
「なら教えてあげましょうか。メルロマルクから遠く離れたこの地なら、誰にも邪魔されずに【盾の勇者】を亡き者にできるからよ!」
「なるほど。典型的な悪役って事ね」
「さあクリスマスローズ様にモトヤス様。あの悪逆非道な【盾の勇者】を倒し、新たな力を手に入れましょう!」
「もちろんだマイン!美しく華麗な剣で打ち倒してあげましょう!」
「はぁ…、またか…。俺ってそんなに似てるのか…?」
モーさんがまた元康と勘違いされ、キレるどころか呆れてしまう
「俺達以外にも護衛対象を狙うギルドがいたか。まら、先を越されないようにしないとな。行くぞ!噂の真g「【霊基封印解除】」…何?」
オルタはモースに包まれると、黒く禍々しい姿になる
「う、嘘だろ…!?」
「何なの…?あれ…」
「アイツ、本当に人間か…?」
「オルタリウス…、お前は何者だ…?」
集う聖剣は彼の姿を見て畏怖する
「俺は人間の悪意から生まれた存在でもあり、妖精國女王モルガンの末裔でもある。
悪意を監視すると共に、自らの破滅を望んだこの世界の意思の具現。
―――名をヴォーティガーン。
アーク・ヴォーティガーン。
「【レボリューション】」
<ブラックホール!ブラックホール!ブラックホール!レボリューション!フハハハハハハハハ…!>
続けて機械神のコア(ヘファイストス作)を体内に突っ込む
「ぐっ…!【フィーバー…フロー】…!」
<フハッハッハッハハハハ!フハッハッハッハッハハハハハ!!>
「ううう…、うああああああああああああああああああああああああ!」
フィーバーフローを発動させると、不貞隠しの兜をそのまま怪人化させたような外見になる
「モ、モードレッド…。お前…本当に人間か?」
「あ?俺ぁもう人じゃねえよ。まぁここだけの話、俺こと『モードレッド・エボル』と、オルタこと『アーク・ヴォーティガーン』は、NWOのラスボスにする予定らしいけどな。あ、この事は誰にも言うなよ?」
「行け」
モースを操ってモブとマインに襲撃させる
「な、何だコイツは…!?」
モブは呪いで体が崩れ落ちる
「か、体が…!崩…れ…」
そして、塵になって消える
「い、嫌…!誰か…、助け…」
「なら、助けてやるよぉ!」
モースごとマインをビームで薙ぎ払い、壁ごと破壊する。
それ見た人集う聖剣は、彼に恐怖して戦意喪失した一方、尚文一行も恐怖する。
※一般的なデス扱いなので、復活しても問題ありません。
「尚文、こんなんでいいか?」
「あ、ああ…(アーク・ヴォーティガーン、その気になれば世界を呪って人々を滅ぼせる存在…。どこまでも恐ろしい奴だ…)」
「それよりも砂時計を」
「ああ」
尚文は砂時計を調べる
「砂時計自体には転移する機能はないが、ここからなら【ポータルシールド】が使えるみたいだな」
「帰れるんだよな?」
「ああ、お前達のおかげだ。ありがとう」
「そこでモースまみれで倒れてるマインって人はどうするの?」
「このまま置いていけばいいだろ」
「ナオフミ様。それはさすがに…」
「…確かに放置してこの世界の人達に迷惑をかけるわけにはいかないか」
「そういう意味じゃなかったんですが…」
「俺達が連れて帰る。これ以上迷惑はかけられないからな」
「モードレッドお兄ちゃん、オルタお兄ちゃん、また遊ぼうね!」
「今度会った時は俺だけの新しい型を生み出したりしてな」
「皆さん、本当にありがとうございました。この恩は忘れません」
「また遊ぼうね!」
「…(メイプル…元々は俺と同じ盾使いで、メンバーから慕われている【楓の木】のリーダーか…。何か一つ掛け違えば、俺にもそんな未来があったのかもしれないな…)ああ、約束だ!【ポータルシールド】!」
尚文御一行は元の世界に戻る。
ちなみにマインは、元の世界で元康をモードレッド・エボルと勘違いしてトラウマが発症するわ、毎回寝る度にアーク・ヴォーティガーンが使役するモースに呪われる夢を見るとか
「うわ、一瞬でいなくなっちゃった」
「元の場所に帰ったんだね」
「なんつーか…、寂しい感じだな」
「結局、コレ何だったんだ?」
「さあ?」
「でも楽しかった!またいつか、尚文さん達と、会えたらいいよね!」
「うん、そうだね」
んで、運営側はと言うと―――
「なあ、メイプルがまた何か特殊なクエストを起動したみたいだぞ。掲示板が凄く盛り上がってる」
「今度はどのクエストだ?というか、何のスキルを獲得した?」
「それが、三人パーティの護衛クエストだって。こんなの実装したっけ?其雄、見れるか?」
「ちょっと待ってろ。えーと、更新履歴はっと…」
其雄は更新履歴を確認する
「…それっぽいのはないな…。帰ったらアルトに聞いてみるとするよ」
~夜:アルト宅~
「なあアルト」
晩飯中に其雄がアルトに質問する
「どした?」
「今日、掲示板が凄く盛り上がってたけど知らないか?」
「…父さん、『盾の勇者の成り上がり』って知ってるか?」
「確か尚文が異世界に召喚されて…、まさか」
「俺らは尚文御一行がメルロマルクに帰る為に手伝ってた」
「他には?」
「マインがいたな」
「あの人は尚文を悪者扱いするあの人は嫌いです」
綾香がムスッとした顔で言う
「てかさ、尚文御一行といい、イリヤといい、イレギュラー来すぎじゃね?」
「イリヤまで来てたんですか」
「BiC開催の前日、バーサーカーのカードを拾ったら体内に入って意識を失い、気が付いたら楓に介抱されてた。話を聞くに、『私の血を濃く受け継ぐ者』って言ってたようで、アヴァロン事変で会ったモルガンが私の末裔って言ってたな」
「つまり、私達川澄家はモルガンの血筋を持ってて、アルトはご先祖様の血を持ってると…」
「そうなるな」
「その髪と目は先祖返りって事だよな?」
「それに、アルト自身がヴォーティガーンですか…」
「リアルでもなれるぞ。見せようか?」
「「いえ、結構です」」