「·····もう、貴方には誰も傷つけさせません!」
目の前にいる
「誰だか知らねえが、よせ嬢ちゃん! そいつの相手はやめるんだ!」
「グオオオオオオオオ!」
「<
私がその魔術を唱えると、体全体をオーラが覆う様に発生する。
「これでも喰らいなさい!」
そう言い、私はFN FiveseveNを抜き放ち引鉄を引いた。·····が、
「オグア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛!」
さっきと同じ様に私を潰そうと突っ込んでくる
「<
ドゴォォォォン!!!
私の魔術により、召喚された雷雲から凄まじい
「っ!? なんだ今のは!? どっから出したのかは分かんねえが、なんつー威力の
「·····おい、あいつ動きを止めたぞ?」
「もしかして今の雷撃でぶっ殺せたのか!?」
雷撃が効いている様子を見て、周囲の
その感覚は間違いなかったようで、すぐに肉体ダメージが回復したのか
そう考えていると、後方から何やら「キュラキュラキュラ」と金属っぽい音が聞こえて来た。·····一体こんな状況で何が来るの!? その様子に気づいた
「おいあれって·····M1エイブラムスじゃねえか! つーことはウェンバースの野郎、やっと戦車をこっちへ持ってこれたのか!」
「やっとこさ希望か見えてきたじゃねぇか·····!」
「よーし! そのでけぇ主砲で、あのクソッタレの
後ろからやってきた物を見ると、アキトさんから聞いた事がある戦車というものがやってきた。その車輌の上には見た事がある顔·····数日前、こちらの家に挨拶に来たアキトさんの知り合いであるウェンバースさんだった。·····確か、あの人はここの守備兵さんだったけね。
「おーい! 遅くなっちまったが、只今到着だ! ·····って、フェリエラちゃんじゃねえか!? 確か、アキトの野郎はシェルターに避難したっつってたはずじゃあ無いのかよ!?」
「すみませんけど、そのお話は後でお願いします! 今は目の前の
「お·····おう! 了解したぜリエラちゃん! よし、砲手。今すぐあのクソッタレに
『
すると、戦車の主砲という物から轟音をたて、何かが撃ち出された。撃ち出されたのは確か砲弾というものだっけ。あれが命中すればひとたまりもない筈·····!
ガゴォォォォォン!!!
けたたましい音が、周囲に撒き散らされる。この轟音は
煙が晴れるとそこには、命中した箇所が大きく抉られた
「
『
ウェンバースさんと、砲手の人の驚いた声が聞こえてくる。·····でも、驚いてる場合じゃない! 再生はしているけども、傷口が大きすぎるのか速度はかばりおそくなっています·····。今の内に、そこに爆発系の魔術を叩き込めばいけるかもしれません! そう思い、私は詠唱を始めながら
「<炎の精よ、我が腕にあらゆる物を爆砕せしめる爆炎を!>」
その言葉を詠唱し終わると同時に、
ドガァァァァァァン!!!
その轟音と共に、傷口を起点に
「ぐッ、はぁ·····!?」
爆炎を真正面から受けたから、体の前半分には所々深めの火傷を負い、右腕は爆発に1番近い箇所だったからか肘から先が消し飛んでいた·····一応、魔術で身を守っていたとはいってもこれ程の威力だなんて·····思わなかった·····痛すぎるよ·····!
「お、おいお嬢ちゃん!? 大丈夫かよ!?」
「うへぇ·····これは、酷い傷じゃねえかよ·····!?」
「おいおいリエラちゃん!? いくらなんでも無茶すぎだぜその攻撃は!」
私の状態を見たウェンバースさんや
「大·····丈夫、です。これ、なら、なんとか·····! <癒しの精よ、どうか我が肉体に全てを治す癒しの加護を!>」
私がそう唱えると、治癒魔術により傷が回復していく。火傷は治り、腕も元通りになりました。すると、周囲の人達が驚いた表情を見せ、口々に喋りました。
「
「おいおい·····俺は夢でも見てたのか!?」
「はぁ!? リエラちゃん、一体何したって言うんだよ!? さっきの怪我、どう考えたってあっちゅー間に治るなんておかしすぎるでしょ!?」
「あ、あははは。これに関しては、またあとにお願いします。·····今は、怪我人の治療をしなきゃですから」
そう言い、私は人混みをかき分けて怪我人の元へ急ぐ。さぁ、今ある魔力で出来るだけ助けなきゃ!
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俺が気絶してからどん位時間が経ったんだろうか。そこら辺は分からんが、俺は気絶から目を覚ました。どうやら、外でぶっ倒れていたとこだと思っていたが、室内にいるみてェだ。という事は、あのクソッタレのβ型
「あァ·····クソッタレ、体がだりィっつのクソが」
そうボヤキ、俺はベットから起き上がる。見た感じだとここは病室のような感じだ。多分、ぶっ倒れてから俺を病院まで連れて行ってくれたのだろう。·····誰だか分からねェが、ありがたい。後で礼くらいは言わねェとな。·····そういえば、なんで俺は生きてんだァ? あの傷はどう考えたって間に合わねェもんだった筈だが·····。
『·····もう大丈夫ですよアキトさん。後は私に·····』
ッ!? そういや、なんでフェリエラがあの場所にいやがったんだ!? あん時シェルターからは出るんじゃねェっつったはずだ。あいつはまだ短い付き合いではあるが、基本的には約束を破る様な奴じゃねェ。だが、何故あいつはこっちへ来たんだ·····?
俺が思考の海へと潜り始めた時、病室のドアからノックが聞こえてくる。·····誰だ一体? もしかしてフェリエラか? ·····だとしたら色々と問い詰めねェとな。
「あァ、入っても問題ねェぞー」
『·····では、失礼します』
そう言い、ドアが開く。そこにはリュミエスが立っていた。·····なんでこいつが来たんだ? まあいい、こいつでも何かあったくらいかは分かるだろ。っていうか、こいつは護衛だって言っていた筈だ。護衛対象をわざわざ危険地域へと行かせる筈がねェ。だとしたら、何か知っているはずだし、聞いてみるとするか。
「あの·····先程意識が戻ったと聞き、お見舞いに来ました。·····体調は大丈夫ですか?」
「·····特には問題ねェな。リュミエス、お前に質問がある」
「·····なんでしょうか」
「お前の護衛対象·····フェリエラについてだ。洗いざらい、何があったか言って貰えるか? つーか、フェリエラは何処にいんだァ?」
俺にその言葉に、リュミエスは答えづらそうにしながらも、俺の質問に答える。
「姫様は·····えっと、実は昏睡状態でまだ意識を取り戻していないのです·····」
はァ!?
今回はここまでです!次回はリュミエスの応答から書いていきたいと思っています!では、次回をお楽しみに!