この前の感染者の襲撃から2日経った頃、俺はフェリエラが眠っている病室へと訪れていた。何やら、リュミエスから聞いた話によると、β型
んで、生き残っている全員を治療した後、突然ばたりと倒れたらしく、そこから意識が戻っていない。医師に診断結果を聞いた所、「身体に異常は見られない。ただし、意識不明になっている原因までは分からない。体は全く異常が無いのに、なんで目覚めないかが謎だ。もしかしたら心因的な問題があるのかもしれない」と言っていた。
「·····やっぱり、まだ目覚めねェか」
俺は病室へとつき、ベットで眠っているフェリエラを見てそう言った。医者は心因的な問題って言ってたが、そんなんで本当に意識が戻ってこないなんてありえんのか? 正直そういうのは詳しくはねェからわからん。
まあ、だからって言ってずっとここにいる訳にはいけねェ。一応顔は見たので俺は病室を出ていく。すると、病室を出た所、ちょうどリュミエスが来ている所に出くわした。
「ん、お前も来たのか」
「·····アキト殿か。ああ、それで、やはりまだ姫様は目覚めていないのか?」
「あァ、依然変わらず御伽噺に出てくる眠り姫って所だ。·····目覚めたら原因を問いたださねェとな」
俺の言葉に「ああ、確かに聞かないとな」とリュミエスが言った。·····やっぱこいつ、以前より元気っつーか、覇気が無ェ。まあ、姫様第1ってやつだしな、当然っちゃあ当然か。
「んじゃ、俺はいつもの仕事に行ってくる。フェリエラの事は任せたぞ」
「ああ、任された。·····分かっているとは思うが、気を付けてな」
「·····死ぬ気は無ェよ。まだ
俺がそう言うと、リュミエスが微笑みながら、「そうだな、では、絶対に生きて帰ってこい」と俺に言ってきた。·····言われねェでも無ェ。俺はこんな所で死んでいられねェし、やりてェ事も一応まだあるからよ。
さてと、まずは仕事前に
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暗い·····暗いよ。何処まで歩いても、辺りの様子は変わることは無い。私ことフェリエラは、終わりの見えない暗闇を彷徨っていた。
何故私がここにいるのか·····原因は分かってる。私は治療で
しかし、
あの時治療で魔術を行使する事には、正直言っちゃえば後悔はしていない。それが私がやるべき事だと思ったし、私がやれば救える命があるんだから、やらなきゃって思ってた。
でも、今この暗闇の中でこうしていると、正直に言えばすごい心細い。ずぅーっと回復する迄このままだし、誰かと会話するなんて出来やしない。·····本当に、リュミエスやアキトさんには迷惑や心配をかけちゃってるよね。
早く戻りたいよ·····ここは孤独だ。リュミエス、ウェンバーズさん、ジェニファーさん、市場のみんな·····そして、アキトさん·····皆に、会いたいよ。
だけど、今の私には出来ることは無い。こうして体を休眠させ、
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とにかく、銃がもう一丁必要だ。だが、また
「おーい、爺さん。生きてっかァ?」
「·····ふん、てめェが生きてる限り、俺ァ死なねえぞ」
「そうかい。·····んで、新しい銃が必要だ。商品を見せてもらってもいいか?」
俺がそう言うと、爺さんは「·····着いてきな」と言う。ここヴァルター銃砲店では、基本的には地下に銃器を置いている。俺は爺さん僕が後に着いていき、店の奥にある階段を下っていく。
そして、階段を降りた先には分厚い鉄扉がある。かなりの厚さだから、そうやすやすとぶち破る事は出来ないだろう。その厚い扉を爺さんは軽々開ける。·····相変わらずだが、本当に70の爺さんかよ。
「·····さて、どれが欲しい。てめェが好いたもんを持ってけ。代金は貰うがな」
そう言われたので、俺は銃が置かれているラックへと目を向ける。ロシア、ドイツ、スイス、アメリカ·····色々の国々の小銃が置かれている。セミオート、フルオート、ボルトアクション、レバーアクション·····良くもまあここまでの種類の銃をこのご時世集めれたもんだ。案外こうなる前から持ってたのもあんだろうけど。
さて、俺が欲しいと思っている銃は、30口径のセミオート、もしくはフルオートの小銃だ。そして、さらにつけ加えるとすれば予備の部品が楽に手に入る銃って所か。この条件だと、1番いいのはロシアで最も有名な小銃である
そうなるとAR-15とかの
こういう条件となると数は限られる。そこで俺が目を付けたのはFN社の傑作中であるFN FAL系統だ。こいつだったら軍用銃だったし、更に民間用のパーツとかも出回ってるのでありだ。
んで、爺さんの店で置いてあるのはSA-58 OSW、SA-58 SPR、カービンSA-58Elite、L1A1、更に
さて、後はAR-15の代わりの銃だ。基本的には
基本的に簡単な整備性と量産性が売りの銃だし、民間用だとしてもそう値が張らない。更に威力だって西側の銃と比べりゃ馬鹿にできねェ。弾薬はAK-47は7,62×39mm短小弾を使用しており、
また、AK-74から採用されている弾薬の5,45×39mm弾は、弾頭の内部に空洞を作り、人体等の目標に命中すると、通常より重量が減っている為弾丸が体内で横転しやすい為回転がより多くなる·····それにより傷口が大きく抉られる効果があるので、強力になっている。
その為、俺は5,56×39mm弾を使用しているAK-74を買うことに決めた。最新式なので、ピカティ二レールが搭載されており、アタッチメントが取り付けられるので、とても便利だ。
「つー事で、これとこれを買うわ」
「ああ、分かった。調整はてめェでやる事だな」
「ああ分かってるっつーの。後、L1A1用の30発
俺がそう言うと、爺さんは俺が言った
「·····L1A1一丁とAK-74一丁にそれらの
「·····サンキュー。分かったこれでいいな?」
「ああ、まあせいぜい死ぬんじゃねェぞ」
「うっせェ。俺は死なねェっつーの。そっちこそせいぜい寿命でくたばらねェこったな」
俺はそういい、買ったもんを掴み、それらをバックパックに詰める。よし、後は調整済ましてから仕事に取り掛かるとすっかね。こいつらでどんだけやれるか試さねェとな。
「ほんじゃ行くわ爺さん。また次も頼むわ」
「あァ、また必要なもんがあれば来い。俺だったら大抵のもん用意して待ってやるからよ」
そして、俺はそのまま家へと帰り、買った武器の整備と調整に入るのだった。