20XX年4月21日···それは世界の破滅が始まった日。
突如として現れた謎の感染症により世界中は混乱に陥った。
感染が始まったとされている場所は2箇所あり、1つはアメリカ合衆国の中心とも言えるニューヨーク。もう1つはドイツ連邦共和国首都のベルリンだ。
この感染症は瞬く間に拡大、ユーラシア大陸、アフリカ大陸、北、南アメリカ大陸の殆どがたった3ヶ月で感染者が蔓延る地獄へと変わっていった。
しかし、島国である日本、台湾、イギリス、オーストラリアは感染者は確認されていなかったのだ。何故感染者が見られなかったかと言うとそれぞれの国は感染が確認されてからの対処が非常に早く、検疫や入国制限が厳しく行われた為である。更に言うと感染者は海を泳ぐなどで渡ってくることも無く、感染症が広まる方法が感染者が生存者に対しウイルスが多く含まれている血液等の体液を直接身体へ侵入させる···簡単に言えば感染者に噛みつかれたりしてしまう事が無ければ感染することが無かったからだ。
だが世界中の殆どがこの様な事態になってしまった為とある問題が発生する。その問題と言えば食料や燃料などの輸入がストップしてしまっているということである。それにより日本などの輸入に食料などを依存している国は忽ち食料不足等が発生した。
これにより、餓死者や感染により等が多発し人類の総人口は1年のうちに凡そ80%が死亡した。しかしこの1年間に感染症の研究が進むにつれて感染者に対して分かった事が多く発見された。
1つ目は彼ら感染者は聴覚が以上に発達しているという事、2つ目は感染者は所謂ゾンビ状態になっており知性を失う代わりに身体能力が向上しているという事。3つ目は感染者の中には突然変異が起こることがあり、それにより体の肥大化、体の一部分の異様な発達、更なる身体能力の向上等が確認されている。
更に感染症の研究により感染症に対するワクチンの開発に成功。しかしこのワクチンの効果は感染を防ぐものであり、既に感染している者に対しては効果が無く、元の人間へと帰ることは無い。
このワクチンの開発の成功により感染者が発生することが減り、ある程度の平穏を人類は取り戻すことが出来た···が、それは島国の中でしかない。それ以外の場所···ユーラシア大陸や北、南アメリカ大陸等では未だに感染者は増えている。
しかしその中では生き残った人類による生存者の町や都市が存在する。例を上げるとなればアメリカで言うとニューヨークやワシントンDC等の感染地帯に近い都市はほぼ壊滅状態であるが、西海岸ではシアトルやラスベガス等の都市はまだ存在している。東海岸から移動してきたアメリカ陸軍が総力を掛けた防衛が行われ、多大なる被害を被ったが、それらの都市の防衛に成功した。
そして生き残った人々の中に新しい職業が起き始めていた。その名は
この物語は崩壊してから凡そ5年後の世界で、1人の回収者と異世界から偶然この崩壊した世界へと降り立った1人の姫様ともう1人の騎士による命を懸けた愛と勇気の冒険譚である。