乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に妹が転生してしまっていた……   作:リベンジ

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遊びに来ました。

さて、さぷらーいず訪問とは。

「マリアちゃんの家の場所は事前に調べて来た!この地図の通りに行くよ!」

「ナイスよカー兄!」

カタリナがサムズアップをしてきたので俺もサムズアップを返した。

「ちょっと!こんな大人数で連絡もなしに押しかけたら不味いでしょ!」

慌ててキー坊が止めようとするが無駄だ。

「いやいや、ちょっと時間空いたから顔見に行くだけだし。大人数って言っても7人ぐらいでしょ」

「7人?おや、二人足りないようですが………」

「バカ、王族までアポ無しで居たら何か検査に来たのかと思われるでしょ、ジオジオはもう宿に行ってていいよ」

「え」

「メアちゃんも先に行ってて、王族関係者でしょ」

「なっ、カタリナ様やカール様もそうでは?」

「いや俺平民。あとさ」

俺は後ろのカタリナを指さした。

めちゃめちゃ瞳をキラキラさせて、鼻歌交じりにスキップしている。

「アレを見て「行くな」って言える?」

「「…………」」

2人とも無言になった。

思ったけどこの二人、妙にあいつに過保護な所似てるなぁ。キー坊といい、あんまり甘やかすと駄目だと思うんだけど。

「それならキース様も私達と一緒ですわね?」

「ええ、そうですね僕たちと一緒に……」

「な!巻き込む気ですか!」

「いや、キー坊は来てもらうけど」

2人の渋い顔と同時にキー坊が笑顔になった。

 

「カールさん、荷物持つよ!」

「おっ、ありがとう!」

2人と別れ、露骨に機嫌が良くなったキー坊に荷物を少し渡して俺たちは歩いている。

「ちょっと、なんでキースはついてくるのよ、マリアちゃんと急接近したらどうするの?」

「ははは、まさかぁ。お前が何やらかすか分かんないからキー坊は必要でしょ。尻ぬぐいはやだし」

カタリナが頬を全力で引っ張ってきたのでマスキュラーボムで逆さにしてやった。キー坊が叫んだ。いや、これ危ない技だから地面に下ろしてはいないよちゃんと?

 

【副部長side】

 

僕は農協倶楽部副部長の他国からの留学生です。

今日は農協倶楽部の合宿で、そのついでに最近仲良くなったマリア・キャンベルさんの実家に顔を出すとカール部長が言う。

…怪しい、めちゃくちゃ怪しい。

そっちが本命だったんじゃないか?カール部長は…彼女の事が好きなのか?話している所を見たことはある、確かに美少女と言って差し支えないだろう。同じ平民の身分、かつ光の魔力同士気が合うのかもしれない。しかし、そんな。そんな…彼に…彼女が……信じたくない。

と言う訳で宿のチェックは王族の二人に任せて僕もキャンベルさんの所に向かう。

「マリアちゃんの家の場所は事前に調べて来た!この地図の通りに行くよ!」

………!?

そ、そんな!!もうこんなの実家に「娘さんを僕に下さい!」しに行くようなもの!!!ゆ、許されない許されないよそんなこと!!!!!

僕の方がずっと前から部長の側に居たのに。

あの、ニコル様を巡って生徒会の空気が最悪になったあの時、部外者なのに生徒会室でふんぞり返っていた彼が空気を変えてくれた。そして生徒会を辞める事になった僕ら3人に新しい道を用意してくれた。

勿論ニコル様を嫌いになったわけではない。けど、今の僕の太陽は……。

「オゴッ…!」

彼に彼女が出来るかもしれない。その事実だけで胸が張り裂けそうになった。

「大丈夫ですか!?副部長!!」

フラついた僕を、カタリナ・クラエス

「あ、ありがとうクラエス様…支えて貰わなくても大丈夫ですから」

触れられた瞬間からキース様の目線が凄いので。ついでに頭痛もすごい。帰りたい。

 

1時間後。

「…迷った」

「地図読むの苦手なら最初からそう言ってよ!」

キース様が豪快にツッコミを入れた。

「いやあ、やっぱり他人に調べごと頼むのは駄目だね…」

「多分そう言う事じゃないから」

仕方なく地図を取り上げ僕が見る。

…このままたどり着かなければ。

「ねえ、どっち?」

そうふと思うと、カール部長が顔を近づけて僕の瞳を覗き込んできた。

「……逆方向でした」

「マジで!?」

嘘はつけない、だってあんな真っ直ぐ見られたらさあ……。

 

そうしてキャンベルさんの家に向かう途中に、声をかけられた。

「あのー、もしかしてキャンベルちゃんのとこに行くの?」

「やだー、っまじ?」

「ねね、マリアちゃんの【かくしごと】知らない?」

「ドロドロ修羅場を聞きたいの!お年頃だから!お年頃だから!」

めちゃくちゃハイテンションで下世話な話を聞き出そうとする女子二人組だった。

ど、どうしよう……知らないし………。

「マリアさんの事は知りませんが……貴族様のとっておきのドロドロ話なら提供できますよ」

キース様がニッコリとほほ笑んだ。

 

女子二人組はキース様がスラスラと語るドロッドロの5角関係に大満足したようで手を振って帰っていった。どうやらゴシップならなんでも良かったみたいだ。現金だな。

「ありがとうございます、でも、今の話って本当の……」

「ふふ、内緒」

キース様は人差し指で口を押えながらそっとそう告げた。

うわっ~~~~、えっち…………。

じゃない、これじゃまるで美形なら誰彼構わないみたいじゃないか……………。

 

「……まさかこんな所であの本達が役に立つとは」

 

―――――—【回想・12歳頃】———————

 

「高飛車な旦那から友達の奥様をNTRる…………いい、いい、胸がときめきますわ……!」

「ほほー、痴情のもつれからの連続殺人事件………」

「あれ、カー兄もメアリも新しい本読んでるわね」

「おー、最近ロマンスも冒険物も飽きて来たし新しいジャンルを開拓しようと思ってな。ここのバイト代で買ってきた。ソフィアちゃんも女子同士とか男子同士のアレコレの本を読みたいって言ってたからそっちは貸した」

「え、うちにバイトに来てたの?」

「いやー、なんか毎回毎回悪いから色々手伝ってたら高額のお小遣い程度はくれるようになって………」

「なにそれずるい!私は貰ってないわよ!」

「お前はお嬢様なんだから頼めば当主様が買ってくれるだろ、ほら、一冊貸すから黙って読んどけ」

「皆さん、何を?」

「おっ、キー坊も読むか?」

 

「キースもそういうの読むのね、私はなんかよくわからなかったわ」

「「「いいん(だよ)(です)、カタリナ(様)(姉さん)はわからなくて」

「?」

------【回想・終わり]-------

 

「「やっほー」」

「み、皆さん!?」

「来ちゃった♡」

「たまたま近くで農業学習やっててね、ついでに」

マリアちゃんはそれはそれは驚いて、でも少し嬉しそうにそう言った。

結局生徒会メンバーなので倶楽部にこそ勧誘しなかったけれど、色々あった仲だしカタリナとも仲良くやってもらいたい。真面目そうだから野猿のストッパーになってくれそうな気もするし!

と、ニコニコ笑っているといつの間にか居間に通されていた。…アレ、別に上がり込むつもりはなかったんだけど

「皆さん狭い家ですがゆっくりごくつろぎ下さい!」

「いや、わざわざお茶までもらわなくても……」

「いいえ、折角来てもらったのに粗茶も出さないのは失礼ですから!」

マリアちゃんはそのままお茶を汲みに台所に行ってしまった。

「ちょっと部長、予定と違うけどこれどうするの」

「ははは、……ごめんなさい奥様、大勢で押しかけてしまって」

俺は苦笑いを返しながら、横で呆然と立ち尽くしているマリアちゃんのお母様に頭を下げて謝罪した。

「いえ……あの子の、友達がこんなに沢山来るなんて……初めての事で……」

たどたどしくマリアちゃんのお母様はそう言う。

……そうか。

なんだか色々あったんだなあ。俺も前世の記憶が蘇るとかあったもんな。

「…あの畑は、今は使っていないのですか?」

すると、部員の一人の元生徒会書記のクローディア・アウリーチがそんな質問をマリアちゃんのお母様にした。

「ええ、昔主人が使っていたんですが…今は…」

「そうだわ!」

カタリナが突然ガタッと音を立てて席を立った。

「ねえ、お茶のお礼にあの畑皆で耕さない?」

 

「……お前にしてはナイスアイデア」




ダラダラと書いてたらアニメ終わっちゃったよ〜〜〜!


って2期!?!????
ソラくんがアニメで!?!?頑張るぞ〜〜〜〜〜〜!!!
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