歌って飯テロする予定   作:狗妹

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更新遅くなりまして申し訳ないです。
パソコンもまた初期からですが治りましたので妄想がはかどり次第頑張って続けようと思ういますのでかなり遅い投稿ペースになると思いますが頑張っていこうと思います。
数々のコメントなどありがとうございます。


体力テスト

着替えた後全員校舎かた出てグラウンドに出た。

グランドには自分たち以外どの学年、クラスの人もいないので困惑の表情を各々浮かべながらも相澤の元に集合した。

 

 

 

 

 

 

 

 

「今から、"個性"把握テストを行う」

 

 

「「「「個性把握テストォ!?」」」」

 

 

相澤の突発なテスト宣言に一同さらに困惑し「入学式は!? ガイダンスは!?」と問いかけるも相澤の無慈悲な進行の元開始された。

 

ボール片手にクラスを見渡し一瞬福音と目が合ったがただでさえ目立つ容姿で個性も実力も把握済みの福音ではレベルが違いすぎると即判断し近くにいた爆豪に視線を向けた。

 

 

「爆豪。中学の時、ソフトボール投げ何mメートルだった?」

 

「67m。」

 

「じゃあ“個性”を使ってやってみろ。円から出なきゃ何してもいい。早よ。思いっきりな。」

 

 

不愛想に答える爆豪に相澤はそう言ってボールを投げ渡した。

爆豪は受け取ったボールを大きく振りかぶり

 

 

 

「死ねえ!!!」

 

 

大きな爆音と共にボールは一瞬で遠くに飛ばされた。

他のクラスメイト達は爆豪の死ねというヒーローにあるまじき掛け声にスンと真顔になってしまったが相澤が持つ液晶に705mと記録が示されると「おお!」と歓声が周りに上がった。

 

個性を使うことを前提にした測定テストは下がっていたやる気を大いに上昇させた・・がそんな浮足立つ彼らを見てまた相澤の強烈な言葉が発せられた。

 

 

 

 

「面白そう・・・・・か。ヒーローになる三年間。そんな腹積もりで過ごす気でいるのか?」

 

ぼそり。と小声ながも凍てつかせた声音にゾクリと背筋が凍った。

福音はこの後の出来事を知っているがリアルでのこの相澤の声音を聞いてサッと顔色を変えた。

 

 

「良し……ならトータル成績最下位は見込みなしと判断。――“除籍処分”にしよう」

 

 

無慈悲な相澤の発言に生徒らも反論を述べるもまた強硬な態度のまま開始された。

皆各々の個性を使い最下位にはならないよう全力でテストを行う。

 

 

 

 

 

 

 

【上鳴電気視点】

 

 

「うう、腹減ってるのに・・・・」

「すまん、先生にちょろっと聞いてみたけど個性の関係上料理を渡すのはNGといわれた」

「美味い上個性ともに身体回復など効果がすぐ現れてしまっては己の全力とはいいがたいか・・・」

「ちくしょー!もう少し先生が遅く来てれば食えたのに!」

 

「そこ、うるさいぞ」ギロッ

 

「「「すみません」」」

 

 

鳴りそうなお腹をさすりながら落胆する入学当日からなんでこんな目にと思いつつ次の測定場に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

入学前日から寝られずにいた結果。遅刻しそうになり朝飯を抜いてダッシュで家を出た。

なんとか遅刻せずに済んだが朝から体力を使ったなと机に伏してしたがぞろぞろと同じクラスの男女が揃う中最近仲良くなった体格がいい障子と見た目が派手(綺麗という意味で)な山田の姿が目に入った。どうやら同じクラスだったらしい。

嬉しさを隠し切れず下がっていた気力も上がってわいわい話していた矢先・・・・正直不審者にしか見えなかった先生?に促され着替えて外に出たら個性を使った測定テスト!!!

しかも最下位委は除籍!!嘘だろ!!最初個性を使えるテストなんて面白そうと思ったのに無慈悲に奈落に落とされた!

 

けど先生の目も声もおどろおどろしくとても冗談を言っているようには見えない。

俺含めて全員が全力で取り組んだ。

 

俺が知り合った複数の腕を持った大柄な体格が特徴的な障子は握力で圧倒し「タコって…エロいよね」といった峰田とかいう小さなヤツには思いっきりうなずいてしまった。・・・障子と山田にはあきれた目で見られた。

 

そしてもう一人の知り合い、おそらくクラスの中でも個性、外見ともに目立っている山田は見えない髪の触手を使いはたから見れば浮いているように見えた(前回試験の時にどうやって瓦礫を浮かせたのか教えてもらったから俺と障子は知ってるけどな!)立ち幅跳びを無限をただき出したりそのままボール投げも髪で吹き飛ばして上位に入り込んでいた。

もともと見た目でかなり目立っていた山田だったけど個性もはたからみたら浮遊系なのか髪を操る個性なのかいまいち判断できないだろう。実際俺もわからなかった。つか誰も言われないと分からないだろ!

 

 

 

俺も負けてはいられないと気力を振り絞りなんとかなんとか最下位になならなかったが

最後の最後で最下位の緑谷がまるでオールマイトみたいなパンチでボールを吹っ飛ばし唖然としていたところに。

 

 

 

 

 

「ちなみに除籍は嘘な。君らの最大限を引き出す、合理的虚偽」

 

とあっけらかんと言い放った言葉に驚き安堵した。けど全力でやったせいか安堵した直後今まで忘れていた空きっ腹がぐー、と鳴った。

 

 

 

 

 

 

 

先生にテスト終了だ言われ、外からまた校舎に入り更衣室で着替える。しかしテストで個性も体力も使ったせいで胃袋はテスト前よりも盛大に大きな訴えを鳴らした。

 

「はら・・へった・・」

「お前さっきも腹なってなかったか?」

「いやだって今日朝飯食ってこれなかったんだよ」

「それでか。アメぐらいならあるぞ」

「まあ入学一日目でこんなに体力を使うとは思わねーもんな」

 

あきれ顔の瀬呂やうなずく峰田。砂藤が数個アメを取り出すが俺は首を横に振った。

 

「あんがと。けどこの後山田にもらう予定だから大丈夫」

 

訴え続けるお腹を押さえて素早く着替え続ける。

 

「あ!、お前あの男の娘とどういう関係だよ!」

「関係~?・・・料理がめっっっっっっっっつちゃ!!!!うまいダチ」

「うるさっ!どんだけうまいんだよ!」

「だが事実だな」

「って、お前が答えるんかい!」

 

やけに力が籠ったセリフに瀬呂が耳をふさぐしぐさをするが深々と頷く障子にすぐ突っ込みを入れた。

 

「そんなに美味いのか?」

「「美味い」」

 

障子と即答で答えた。

 

 

 

出会って浅くとも何回か山田の飯や菓子を食べていくと好きでハマっていたハンバーガーも店じゃなくて山田の作ったハンバーガーが欲しくなった。ハンバーガーは一回しか食ってないのに!!ジャンクフードってみんな同じだろ!!と思ってなのに!!外側はふわっ!内側のは少し固めで焼いたらしく香ばしいパンの香りが最初に鼻を通って大きく口を開き歯を入れるとゴロゴロとっけど硬すぎない肉からじゅわ!!と肉汁が溢れてその下のレタス?野菜?から野菜の甘味と肉のうま味?とかジューシーさが合わさってそれをすいとったパンが口にさらにうまさを爆上げさせるんだよ!!

もう肉が肉々しいとか!店のペラい肉とは次元がちけーんだよ!!

けど肉だけがメインじゃねーんだよ!パンも野菜もすべてがメイン!!なんだよ!アレを食べたあと店でハンバーガー食ったけどすっっっごく「これじゃねぇ」って思っちまったんだよ!!

 

あ~~も~~!!!!思い出しただけにさらに腹へったぁああああ!

 

 

 

「と、いうことでもう限界だからお先!!」

 

もう腹のみならず口までよだれで訴えまくっているので着替え終わった矢先荷物をもって更衣室から出た真っ先に山田に向かう為に!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いやいやいや!!あいつなんで今言いやがった!!」

「やべぇ・・腹減った」

「俺も今鳴った」

「山田さんの料理がすごく美味いということはそれほど料理もしていていることなのでは?それならばヒーローとして栄養バランスも自分で管理しているんだろうな。けど山田さんの個性と関係はあるのだろうか」ブツブツブツ

「うるせーぞ糞ナード!!」

「はんばーがー・・・」遠い目

「おいしっかりしろ」

「なあ障子・・・っていねぇ!!」

「いつの間に!!!」

 

食べ盛りの年頃男子どもは突如放たれたテロをもろに食らって胃に大ダメージを受けた。

しかも体を酷使した後なので追加ダメージが半端ない。

とんでもねぇヴィラン(飯テロ犯)だよ!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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