堕天の王   作:危機一発

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8話

悠side

 

宇佐美「さて諸君!諸君はこれからA級を目指す!」

 

俺たちは昨日この玉狛支部に泊めてもらい一日が過ぎた。そして朝になり部隊を組むことになった修、千佳、遊真は宇佐美から説明を受けている

・・・ちなみに俺は迅に「ついでだからお前も聞いておけ」と言われたからついでに聞いている

 

宇佐美「・・・そのためにはもうB級になってる修くんを除いて、千佳ちゃんと遊真くんの二人にB級に上がってもらわなければならない!それはなぜか!」

 

宇佐美が説明しているとまだ寝ぼけ眼の陽太郎が俺の所に来て俺の膝の上で寝た。・・・まだ子供が起きるには早い時間だったか。そう思いながら陽太郎の頭を撫でた

 

迅「・・・ホントに、随分なついたな」

 

迅が俺と陽太郎を見てとても意外そうな顔をしていた

 

宇佐美「まずはB級・・・正隊員にならないと防衛任務にもA級に上がるための『ランク戦』にも参加できないのだ!」

遊真「『ランク戦』・・・?」

宇佐美「そう『ランク戦』、上の級に上がるためには防衛任務の手柄だけじゃなく、『ボーダー隊員同士の模擬戦』でも勝たなきゃダメなの。

それが通称『ランク戦』。同じ級の中で競い合って強い人間が上に行くってわけ」

 

『ランク戦』・・・か。わかりやすいな

 

遊真「ふむ、つまりおれがB級になるにはC級のやつらを蹴散らしてくればいいわけだな」

 

とりあえず遊真と千佳はまずそこからになるな

 

遊真「それいつからやるの?今から?」

宇佐美「まあまあ落ち着きたまえよ。ボーダー本部の『正式入隊日』ってのが年3回あって新人隊員が一斉にC級デビューする日なんだけど、その日まで遊真くんもまだランク戦できないんだよね」

遊真「え~~~~・・・」

 

遊真はそう言って少し残念そうにしていた。そもそも

 

悠「遊真の場合、おそらく黒トリガーは使えないんじゃないか?」

遊真「・・・え?そうなの?」

迅「ああ、そうだ。おまえはボーダーのトリガーに慣れる時間がいる。ランク戦にはおまえの黒トリガーは使えないよ」

 

そりゃあそうだろうな

 

遊真「ふむ・・・?なんで?本部の人に狙われるから?」

悠「いや、単純に黒トリガーは強すぎるからだろ」

迅「うん、だから黒トリガーは自動的にS()()()()になってランク戦から外されるんだ。メガネくんや千佳ちゃんと組めなくなるぞ」

遊真「ふむ・・・そうなのか。じゃあ使わんとこ」

 

そんな話をしていると

 

千佳「・・・ねえ、本当に悠くんはボーダーには入らないの?」

 

千佳が少し寂しそうな顔で聞いてきた。そういえば千佳には言ってなかったな。

 

修「・・・・・」

 

修も何も言えない顔だった。さすがに何も知らないこいつにはきつい話だったか。俺は二人の頭を軽く乱暴に撫でた

 

修「・・・・・!」

千佳「・・・・あっ」

悠「・・・気にするな。おまえたちは自分で前に進んだんだ。ちゃんと前を向け」

修「・・・ああ」

千佳「・・・・うん」

 

二人が少しでも気が楽になるといいがな

 

宇佐美「千佳ちゃんはどうしよっか。オペレーターか戦闘員か・・・」

遊真「そりゃもちろん戦闘員でしょ。あんだけトリオンすごいんだから。それにこの先近界民に狙われた時のためにもチカは戦えるようになった方がいいだろ」

修「・・・・・!」

 

そうだな。狙われるのなら自分で自分を守れた方がいい

 

宇佐美「千佳ちゃんってそんなにすごいの?」

遊真「見たらびびるよ」

千佳「わたしも・・・・自分で戦えるようになりたいです」

宇佐美「なら戦闘員で決まりだね!じゃあ次はポジション決めよっか」

千佳「ポジション・・・?」

宇佐美「防衛隊員は戦う()()によってポジション分けされてるんだよね。『攻撃手(アタッカー)』『銃手(ガンナー)』『狙撃手(スナイパー)』の3つ・・・でどれが千佳ちゃんに合ってるかって話なんだけど

千佳ちゃんは運動神経いいほう?足速い?」

千佳「いえあんまり・・・」

 

そして千佳に質問が始まった

 

宇佐美「数学は得意?」

千佳「成績はふつう・・・です」

宇佐美「将棋とかチェスとかしたことある?」

千佳「ないです・・・」

宇佐美「チームスポーツも経験なしかー。う~ん・・・」

千佳「すみません・・・取り柄がなくて・・・」

宇佐美「えっ、ううん大丈夫だよー。参考にしてるだけだから」

 

千佳は自分に誇れるものが無いと落ち込んでいた

 

悠「・・・修、お前は知らないか?千佳の特技を」

修「・・・えっ?なっなんでぼくに!」

悠「いや、ただ付き合いが長いみたいだから何か知ってるんじゃないかと思ってな」

修「・・・・・」

 

修はすこし考えていると

 

修「・・・千佳は足は速くないですけどマラソンとか長距離はけっこう速いです」

宇佐美「おっ持久力アリね」

修「それに我慢強いし真面目だしコツコツした地道な作業が得意だし集中力があります。あと意外と身体が柔らかいです」

遊真「おおー・・・!」

悠「フッ・・・」

 

なんだ、知ってるじゃないか

 

宇佐美「ふんふんなるほど・・・よしわかった!

わたくしめの分析の結果千佳ちゃんに一番合うポジションは・・・」

迅「狙撃手(スナイパー)だな」

宇佐美「あー!!迅さん!!アタシが言いたかったのに!」

 

そんなことを話していると廊下からドタバタと足音が聞こえてきた。そしてこの部屋の扉を開けたのは

 

「あたしのどら焼きがない!!!誰が食べたの!!?」

 

長髪な気の強そうな女が入ってきた

 

「陽太郎がまた食べたの!!」

 

そして女は陽太郎の名前を言って俺の膝の上にいる陽太郎を見つけた

 

宇佐美「こなみごめ・・・」

「またおまえか!?」

 

そう言って陽太郎に掴みかかろうとした・・・まったく

 

 

 

悠「おい」

 

「・・・・!?」

 

悠「子供が寝ているんだ。お前は少し静かにしたらどうだ」

 

入ってきた女は俺と陽太郎に近づこうとしたが俺が一言言うと後ろにさがり俺を見ていた

 

「・・・・・・っ!」

悠「・・・・・」

 

俺とこいつはしばらく互いを見ていると

 

宇佐美「ごめ~んこなみ。昨日お客さん用のお菓子に使っちゃった。また今度買ってくるから~・・・?こなみ」

「・・・・・」

 

こなみと呼ばれた女は今も俺の方を見ていた。すると

 

「なんだなんだ、騒がしいな小南。?どうかしたのか?」

「どうしたんすか?」

 

随分鍛えた男ともう一人日本でいう『男前』が入ってきた

 

「・・・おっこの4人、迅さんが言ってた新人すか?」

「新人・・・!?あたしそんな話聞いてないわよ!?なんでウチに新人なんか来るわけ!?迅!!」

 

すると迅は

 

迅「とりあえず、最初に言っておくけどこいつは新人じゃないよ」

席を立って俺の後ろに立ち俺の頭に手を置いた

 

「?そうなんすか?」

「じゃあなんでウチにいるのよ?」

迅「実は、こいつも誘ったんだけど断られちゃってさ。昨日泊めてたからついでにこの3人の説明を一緒に聞かせようと思ってさ」

「つまりは部外者だろ。聞かせちゃマズいんじゃないのか?」

迅「いや、レイジさん。こいつは部外者じゃないよ」

 

そう言って迅は俺の正体を話そうとした・・・なんだ、もう話すのか

 

迅「こいつとこいつはあっちの世界から来たんだ」

修・千佳「「・・・!?」」

 

迅は俺と遊真の正体を明かした。修と千佳は驚いていたが心配はないだろう

 

「・・・どういうことか、あとで説明しろ」

 

そう言って終わった。次に迅が

 

迅「ちなみにこの二人は俺の弟と妹なんだ」

 

そう言って今度は修と千佳の頭に手を置いた。すると

 

「えっそうなの?」

 

このこなみと呼ばれたこいつが本当に信じてしまった・・・

 

「迅に兄弟なんかいたんだ・・・!とりまる、あんた知ってた!?」

「もちろんですよ。小南先輩知らなかったんですか?」

 

男前の奴がさらりと嘘をついた。見ていて面白いものだ

 

小南「言われてみれば迅に似ているような・・・レイジさんも知ってたの!?」

木崎「よく知ってるよ。迅が一人っ子だってことを」

小南「・・・!?」

 

小南というやつが訳がわからないという顔で周りを見ていた

 

宇佐美「このすぐダマされちゃう子が小南 桐絵 17歳」

小南「だましたの!!?」

迅「いやーまさか信じるとは。さすが小南」

宇佐美「こっちのもさもさした男前が烏丸 京介 16歳」

烏丸「もさもさした男前です。よろしく」

宇佐美「こっちの落ち着いた筋肉が木崎 レイジ 21歳」

木崎「落ち着いた筋肉・・・?それ人間か?」

 

どうやらこの3人がこの玉狛支部の精鋭らしいな・・・確かに実力はありそうだ

 

迅「さて、全員そろったところで本題だ。

悠以外の3人はわけあってA級を目指している。これからの厳しい実力派の世界に身を投じるわけだが、さっき宇佐美が言ったようにC級ランク戦開始までまだ少し時間がある。次の正式入隊日は1月8日、約三週間後だ。

この三週間を使って新人3人を鍛えようと思う。具体的には・・・

レイジさんたち3人にはそれぞれ、メガネくんたち3人の師匠になってマンツーマンで指導してもらう」

 

そういうことか。それならばボーダーのトリガーを初めて触る遊真や千佳とまだ実力的に不足している修を鍛えるわけか。これなら短期間での成長が期待できるな

 

小南「はあ!?ちょっと勝手に決めないでよ!あたしまだこの子たちの入隊なんて認めて・・・」

迅「小南・・・これは支部長(ボス)の命令でもある」

小南「・・・支部長(ボス)の・・・!?」

 

迅が林藤の名前を口に出せば小南の表情が変わった

 

木崎「林藤さんの命令じゃ仕方ないな」

烏丸「そうっすね。仕方ないっすね」

小南「・・・・・わかったわ。やればいいんでしょ。でもそのかわり、こいつはあたしがもらうから」

 

そう言って小南は遊真を選んだ。まあ、おそらく妥当なところだろう

 

小南「見た感じあんたが()()()()でいちばん強いんでしょ?あたし弱いやつはキライなの」

遊真「ほほう、お目が高い」

宇佐美「じゃあ千佳ちゃんはレイジさんだね。狙撃手(スナイパー)の経験あるのレイジさんだけだから」

千佳「よ、よろしくお願いします・・・」

木崎「よろしく」

烏丸「・・・となると俺は必然的に・・・」

修「・・・・・よろしくお願いします」

 

そしてそれぞれのパートナーが決まった

 

迅「よーしそれじゃあ3人とも師匠の指導をよく聞いて三週間しっかり腕を磨くように!」

小南「あっ!ちょっとまって!」

迅「うん?どうした小南?」

 

突然小南が迅を呼び止めた。そして小南は俺の方を見て

 

小南「鍛える前にこいつの実力を見ておきたいのよ」

迅「・・・・・マジで?」

小南「ええ、別にいいでしょ?」

 

小南は俺の実力を知りたいようだ

 

小南「あんたも()()()の世界から来たんならトリガーの一つや二つ持ってるでしょ?」

迅「・・・・・うーん。でもなー・・・」

木崎「何かマズいことでもあるのか?」

迅「いや・・・でも・・・」

 

迅はそう言って悩んでいた・・・仕方ないか

 

悠「・・・それは模擬戦のようなものか?」

小南「えっ?ようなものかっていうか模擬戦だけど?」

悠「・・・そうか」

 

()()()()()()じゃないんなら別に構わないか

 

悠「・・・迅、お前もついでに入れ」

迅「えっ?・・・いいのか?」

悠「・・・ああ。こういうのはこれっきりだがな」

小南「はあ?あたしと迅二人相手ってちょっとなめすぎ・・・」

悠「・・・なにを勘違いしているんだ?」

 

俺はそう言って陽太郎を千佳に預け立ちこの支部の精鋭たちを見た・・・実力を見させてもらうか

 

 

 

 

悠「小南、木崎、烏丸、そして迅。お前たち全員でかかってこい。実力を見せてみろ」

 

小南「・・・・・なっ!!」

木崎「・・・・・・」

烏丸「・・・マジっすか」

迅「・・・あちゃー」

 

 

 

修side

 

ぼくは驚いていた。悠が突然迅さんたちと戦うことになった。ぼくと空閑と千佳は宇佐美先輩に連れられオペレーティングルームに向かっていた

 

遊真「それにしてもこなみずいぶんあれてたな」

千佳「あはは・・・そうだったね」

 

小南先輩が「そのくそナマイキな口閉じさせてやるから!」といって会議室から出て行った。それに続いてレイジさんと烏丸先輩が出て迅さんが悠に「・・・本当にいいのか?」と言っていた

 

宇佐美「それにしても本当におどろいたよ~。あの4人にあんなこと言った人みたことないからさ~」

 

そう宇佐美先輩が言った

 

修「小南先輩たちってどのくらい強いんですか?」

宇佐美「・・・ん~?そうだね~?本部に行ってもトップの部隊の人たちと渡り合えると思うよ~」

修「・・・・!」

 

先日空閑に襲い掛かってきた三輪先輩たちは確かA級7位って言ってた。そのA級のトップの人たちと同じくらい・・・

 

修(ぼくたちは本当にすごい人たちに教えてもらえるんだ・・・)

 

そんな話をしながらぼくたちはオペレーティングルームに着いた。そして宇佐美先輩はパソコンの前に座って・・・

 

宇佐美「ここからトレーニングルームの様子が見えるんだ~。みんなは001号室にいるね」

そう言われ見てみるとこの基地の中とは思えないぐらい広い空間が広がっていた

 

修「・・・!こんな広い部屋いったいどこに・・・」

宇佐美「ああ~これはねトリガーで創った空間なんだよ~」

修「・・・トリガーでこんなことまで・・・!?」

ぼくはただ驚いていた

 

宇佐美「迅さんになんでか容量を全部使っちゃっていいよって言われてるから今はこの部屋しか使えないけど002号室と003号室もあるよ」

 

そんな話をしていると部屋のドアが開けられて

 

林藤「よう」

 

林藤支部長が入ってきた

 

宇佐美「支部長(ボス)!どうしたんですか?」

林藤「迅に呼ばれてな。なにか見せたいものがあるみたいでな・・・なるほどな」

 

林藤支部長がモニターを見て納得していた。そしてヘッドホンをぼくたちももらうと声が聞こえてきた

 

小南【あんたのこと後悔させてやるんだから!!】

烏丸【さすがにキツいんじゃないすか?】

木崎【・・・本当にいいのか?迅】

 

そんな声が聞こえてきた

 

迅【・・・悠、おまえもう戦わないって・・・】

悠【・・・ああ、もう()()()()()()はうんざりなんだ・・・だが、模擬戦は死にはしないんだろう】

 

悠・・・・・

ぼくは昨日の話を聞いている。だからもう悠の事情は知っているつもりだ

 

小南【コテンパンにしてやるんだから!!】

烏丸【迅さんがいいって言ってるしやりますか】

木崎【そうだな】

迅【悠、行くぞ】

 

 

 

「「「「トリガー・起動(オン)!」」」」

 

 

 

画面の中にいる先輩がトリガーを起動した

小南先輩は長かった髪が短くなって両手に斧のようなトリガーを持っていた

烏丸先輩は銃のトリガーを

レイジさんは大きなその体にあった大きい銃のトリガーをもって

迅さんは唯一服装がトリオン体でも変わらず腰に付けていたホルダーのようなものから昨日見せてくれた迅さんの師匠の形見と言っていた(ブラック)トリガーを持っていた・・・というか

 

修「迅さんの持ってるのって(ブラック)トリガーですよね!それじゃあ・・・!?」

宇佐美「うん。わたしも最初聞いた時驚いたよ。今でも驚いてるんだけど・・・」

 

迅さんは(ブラック)トリガーはさすがにやりすぎと宇佐美先輩は言ったらしいが迅さんは「いや、このくらいしないと一瞬だからさ」と言っていたらしい

 

小南【ちょっと迅!いくら何でも(ブラック)トリガーはやりすぎでしょ!!】

烏丸【さすがにこれじゃあ・・・】

木崎【・・・なにかあるのか?】

 

迅【・・・・・みんな、ちゃんと保ってくれよ・・・オレもどのくらい立ってられるかわからない】

 

迅さんはそう言った

 

修「そういえば空閑は知ってるのか?悠の力・・・」

遊真「うん、一回だけ戦ったことあるよ」

修「・・・そうなのか?」

 

目の前のモニターに悠が映った

 

悠【・・・・・・・・】

 

そして首に提げていた指輪を手に取り、握りしめた

 

遊真「・・・はっきり言って勝てるミライがみえなかったよ・・・」

修「・・・・・えっ?」

 

 

そして

 

 

 

 

悠「・・・トリガー・起動(オン)

 

 

 

 

 

終末が顕現した

 

 

 

 

 

 

迅side

 

おれは目の前の存在を思わず見入ってしまった。黒銀の軽鎧を身にまとい腰に赤い布をつけていた

 

烏丸「・・・・・!」

木崎「・・・・・・」

 

レイジさんも京介もその姿になにも言えずにいた。本当に中学3年生なのかというほどに細身でありながら極限まで鍛え抜かれたであろう身体・・・そして

 

小南「・・・・・・っ!!」

 

その体中に刻まれたいままで壮絶な人生を物語るありえないほどの無数の傷

 

迅「・・・・・」

 

なにも言えなかった。言えるはずがなかった。

 

 

 

 

悠「・・・さあ」

 

 

 

 

そして悠は右手に黄金に輝く剣を・・・左手にまるでいままでの敵の血を吸ったかと思えるほどの朱い剣を出した

 

 

 

 

悠「お前たちの力を見せてみろ」

 

 

 

 

 

 

(ゲート)発生 (ゲート)発生】

 

ボーダー本部の中で突如(ゲート)が発生した。その(ゲート)からは

 

【遠征艇が着陸します。付近の隊員は注意してください】

 

(ゲート)の中から大きな生き物のような足のついた船が出てきた。

そこには鬼怒田、根付、唐沢、そして城戸がいた

 

鬼怒田「待ちくたびれましたな」

 

遠征部隊(トップチーム)の帰還です」

 

 

 

「これが今回の遠征の成果です。お納めください、城戸司令」

 

司令室には鬼怒田、根付、唐沢、城戸の他に三輪、奈良坂と3人のボーダー隊員がいた。その3人の中で一人、身長が低い、目が鋭い少年が城戸司令にボーダーのものではないトリガーを渡した

 

城戸「御苦労、無事の帰還なによりだ。ボーダー最精鋭部隊よ」

 

背の低い少年、いや青年はA級3位 風間隊 隊長 風間 蒼也。21歳のNo.2アタッカー

背の高い男がA級2位 冬島隊 当真 勇。No.1スナイパー

そして目が格子状になっている男がA級1位 太刀川隊 隊長 太刀川 慶。No.1アタッカーである

 

鬼怒田「おお、すばらしい!未知の世界のトリガーだ!

これでボーダーはトリガー技術は更なる進化をとげるぞ!」

 

鬼怒田は見たことのないトリガーに心躍っていた

 

当真「鬼怒田さんさ~、遠征艇もうちょいでっかく作れね?オレ足なっげーから窮屈で死にそうだったぜ」

鬼怒田「バカ言え!あれよりでかいのを飛ばそうと思ったらトリオンがいくらあっても足らんわい!」

当真「ありゃそーなの?」

 

ここで城戸が本題に入った

 

城戸「・・・さて帰還早々で悪いがおまえたちに新しい任務がある。

現在玉狛支部にある、(ブラック)トリガーの確保だ」

風間「(ブラック)トリガー・・・!」

太刀川「玉狛?」

城戸「三輪隊、説明を」

奈良坂「はい」

 

そして遊真の(ブラック)トリガーの説明をした

 

奈良坂「12月14日午前追跡調査により近界民(ネイバー)を発見。交戦したところ(ブラック)トリガーの発動を確認。

その能力は『相手の攻撃を学習して自分のものにする』」

風間「・・・!!」

 

その後は玉狛支部の迅隊員が戦闘に介入

迅隊員とその近界民(ネイバー)に面識があったため一時停戦

その近界民(ネイバー)の他にもう一人近界民(ネイバー)を確認

その近界民(ネイバー)は迅の手引きで玉狛支部に入隊した模様

 

奈良坂「ちなみに入隊したのは(ブラック)トリガーを使っていた近界民(ネイバー)の方でもう一人は迅隊員の勧誘を断ったようです」

太刀川「・・・・・」

当真「近界民(ネイバー)がボーダーに入隊!?なんだそりゃ!」

風間「玉狛ならあり得るだろう。元々、玉狛の技術者(エンジニア)近界民(ネイバー)だ。

今回の問題はただの近界民(ネイバー)ではなく(ブラック)トリガー持ちだということだな。玉狛に(ブラック)トリガーが二つとなればボーダー内のパワーバランスが逆転する」

城戸「そうだ。だがそれは許されない。おまえたちにはなんとしても(ブラック)トリガーを確保してもらう」

 

そして彼らはどうするかを考えた

 

太刀川「『(ブラック)トリガー』の行動パターンは?一人になる時間帯とか決まってんの?まさか玉狛の全員を相手にするわけにはいかないだろ」

奈良坂「『(ブラック)トリガー』は毎朝7時頃玉狛支部にやってきて、夜9時から11時の間に玉狛を出て自宅に戻るようです。現在うちの米屋と古寺が監視しています」

根付「チャンスは毎日あるわけだねぇならばしっかり作戦を練って・・・」

太刀川「いや」

 

太刀川は言った

 

太刀川「今夜にしよう。今夜」

三輪・奈良坂「「・・・!?」」

鬼怒田・根付「「今夜!?」」

 

太刀川はとんでもないことを言いだした

 

三輪「・・・太刀川さん、いくらあんたでも相手を舐めないほうがいい」

太刀川「舐める?なんでだ?三輪。相手のトリガーは『学習する』トリガーなんだろ?今頃、玉狛でうちのトリガーを『学習』しているかもしれない。時間が経つほどこっちは不利になるぞ」

三輪「・・・!」

太刀川「それに、長引かせたら見張りしてる米屋と古寺に悪いだろ。サクっと終わらせようや」

当真「なるほどね」

風間「・・・確かに早いほうがいいな」

 

そして太刀川は城戸に進言した

 

太刀川「それでいいですか?城戸司令」

城戸「いいだろう、部隊はお前が指揮しろ。太刀川」

太刀川「了解です。さて、夜まで作戦立てるか」

風間「襲撃地点の選定が先だな」

太刀川「なるほど」

 

そうして3人は出て行ってしまった

 

三輪(太刀川 慶・・・この人は昔から苦手だ・・・)

 

三輪は心の中でそんなことを思っていた

 

 

 

 

修side

 

ぼくは三日前のことを思い出しながら玉狛支部に向かっていた

 

 

 

 

今、目の前のモニターの中では誰もが予想もしなかった光景が広がっていた

 

宇佐美「・・・うっうそ・・・」

林藤「こりゃあ・・・」

千佳「・・・・・!」

遊真「・・・・ふむ、やっぱりこうなったか」

修「・・・・・・」

 

モニターには

 

小南【・・・・・くっ!】

烏丸【・・・・マジっすか】

木崎【・・・とてつもないな】

迅【さすがだな、悠・・・】

 

先輩たちが使っていたトレーニングルームのなかは市街地に設定されていたのにその場所は辺り一帯が更地とかしていた

 

悠【・・・終わりだな】

 

ボロボロの迅さんたちに対して悠は傷と言えるものを全く受けていなかった

 

悠【・・・お前たちは強かった。それは事実だ】

小南【・・・・・!】

烏丸【・・・・・・】

木崎【・・・!】

迅【・・・はは】

 

悠はそう言って先輩たちに・・・

 

悠【・・・だが、悪いな・・・俺はもう負けるわけにはいかない】

 

その刃を振り下ろした

 

 

 

修(そのあとは・・・いろいろあったな)

 

そのあと小南先輩が悠に「次は絶対負けないから・・・!?」と捨て台詞のように言って出て行った。それを迅さんたちはなにやら暖かい目で見ていた

そしてそのあとすぐ小南先輩が帰ってきて先輩たちがぼくたちに指導してくれて現在になっている

 

そんななんだかんだ考えていると玉狛支部についていた。

そして

 

宇佐美・小南「「おおお!?」」

小南「なに!?この数値!!(ブラック)トリガーレベルじゃん!!」

宇佐美「千佳ちゃんすごーい!!」

小南「どうなってんの・・・!?」

遊真「うまいうまい」

 

ぼくたちは今お昼休憩をとっていた。レイジさんが作ってくれたサンドイッチを食べている

 

木崎「雨取のトリオン能力は超A級だ。忍耐力と集中力があって性格も狙撃手(スナイパー)向き。『戦い方』を覚えればエースになれる素質はある」

宇佐美「おお~・・・!レイジさんがそんなにほめるとは、こりゃ千佳ちゃんが一番の有望株か~?」

小南「うちの遊真のほうが強いよ!今でも余裕でB級上位くらいの強さはあるしボーダーの武器に慣れればすぐA級レベルになるんだから!」

遊真「こなみ先輩より強くなります」

小南「それはない。調子に乗るな」

宇佐美「ふむふむじゃあ遊真くんにはトリガーの説明したほうがいいかもね。普通はB急に上がってからなんだけど」

 

そしてぼくの話になった

 

小南「そっちはどうなのよとりまる。そのメガネは使い物になりそうなの?」

烏丸「うーーーーーーん・・・・・

『今後に期待』としか言えないすね」

小南「なにそれ。つまり現時点で全然ダメってことじゃん。ちゃんと強くなるんでしょうね?玉狛の隊員に弱い奴はいらないんだけど」

修「うっ・・・・」

 

そうだ・・・強くならないと

 

烏丸「いや、でも小南先輩。こいつ小南先輩のこと『超かわいい』って言ってましたよ」

修「!?」

 

いきなりなんのことだ!?

 

小南「えっ・・・!?そうなの!?」

遊真「うむ、言ってた気がする」

小南「ホントに!?ちょっとあんたやめてよねそういうお世辞。お世辞じゃないかもだけど!?」

修「いや、その・・・」

 

騙されやすすぎる!

 

烏丸「すいません。ウソです」

小南「・・・・・!?」

烏丸「お世辞じゃなくてウソです」

小南「なっ・・・だましたな!?このメガネ!!」

修「だましたのはぼくじゃないですよ!」

 

そんなこんなで休憩が終わった。それぞれがトレーニングに戻ろうとすると

 

小南「?遊真、そういえば()はどうしたの?」

遊真「おや、こなみ先輩は悠のことが気になっているんですかな」

小南「そっそんなんじゃないわよ!たっただ、今日こそあいつをぶっ飛ばしてやろうと思っただけで!」

 

そんな小南先輩に空閑はニヤニヤとしていた。小南先輩は「なによ!?」といって

 

遊真「悠は、今日なんか用事があるって言ってたな」

 

空閑はそう言った

 

 

 

 

【目標地点まで残り1000】

 

夜の警戒区域の中を高速で走る集団がいた。遊真の(ブラック)トリガーの捕獲を命じられた太刀川たちである

 

太刀川「おいおい三輪もっとゆっくり走ってくれよ。疲れちゃうぜ」

三輪(・・・・・やっぱりこの人は苦手だ・・・」

 

それぞえが様々なことを考えている中徐々に距離が近づいてきた

 

【目標地点まで残り500】

 

残り500mのところに差し掛かったとき突然

 

太刀川「!!止まれ!」

 

突然太刀川が来ている全員にストップをかけた。前を見てみるとそこには迅が立っていた

 

太刀川「迅・・・!!なるほどそう来たか」

迅「太刀川さん久しぶり。みんなお揃いでどちらまで?」

 

 

 

 

 

迅side

 

迅「みんなお揃いでどちらまで?」

 

俺はそう言って()()()()襲撃にきた太刀川さんたちの足止めをすることにした

 

当真「うおっ迅さんじゃん。なんで?」

迅「よう当真。冬島さんはどうした?」

当真「うちの隊長は船酔いでダウンしてるよ」

風間「余計なことをしゃべるな当真」

 

冬島さんは来てない。それと風間さん、相変わらずだなー

 

太刀川「こんな所で待ち構えてたってことは俺たちの目的も分かってるわけだな」

迅「()()()()()にちょっかい出しに来たんだろ?」

 

絶対に・・・

 

迅「最近、玉狛(うち)の後輩たちはかなりいい感じだから、ジャマしないでほしいんだけど」

太刀川「そりゃ無理だ・・・と言ったら?」

迅「その場合は仕方ない。

実力派エリートとしてかわいい後輩を守んなきゃいけないな」

 

あいつらに手出しはさせない

 

三輪「・・・・・!」

太刀川「なんだ、迅いつになくやる気だな」

当真「おいおいどーなってんだ?迅さんと戦う流れ?」

風間「『模擬戦を除くボーダー隊員同士の戦闘を固く禁ずる』。隊務規定違反で厳罰を受ける覚悟はあるんだろうな?迅」

 

なんだ、そんなことか・・・それなら

 

迅「それを言うならうちの後輩だって立派なボーダー隊員だよ。あんたらがやろうとしていることもルール違反だろ、風間さん」

風間「・・・・・!」

三輪「『立派なボーダー隊員』だと・・・!?ふざけるな!近界民(ネイバー)を匿っているだけだろうが!!」

迅「近界民(ネイバー)入隊させちゃダメっていうルールはない。正式な手続きで入隊した正真正銘のボーダー隊員だ。誰にも文句は言わせないよ」

三輪「なん・・・」

 

太刀川「いや、迅。おまえの後輩はまだ正式な隊員じゃないぞ」

迅「!」

太刀川「玉狛での入隊手続きが済んでても()()()()()を迎えるまでは本部ではボーダー隊員と認めてない。

俺たちにとっておまえの後輩は1月8日まではただの野良近界民(ネイバー)だ。仕留めるのになんの問題もないな」

三輪「・・・・・」

迅「へえ・・・・・」

 

太刀川さん意外と痛いとこをついてくるな

 

風間「邪魔をするな、迅。おまえと争っても仕方がない。俺たちは任務を続行する。

本部と支部のパワーバランスが崩れることを別としても、(ブラック)トリガーを持った近界民(ネイバー)が野放しにされている状況はボーダーとして許すわけにはいかない。

城戸司令はどんな手を使っても玉狛の(ブラック)トリガーを本部の管理下に置くだろう。玉狛が抵抗しても遅いか早いかの違いでしかない。

おとなしく渡したほうがお互いのためだ・・・それとも(ブラック)トリガーの力を使って本部と戦争でもするつもりか?」

 

風間さんはそう言った。確かにそれは正しい事かもしれない・・・・・でも

 

迅「城戸さんの事情は色々あるんだろうがこっちにだって事情がある。あんたたちにとっては単なる(ブラック)トリガーだとしても持ち主本人にしてみれば命より大事な者だ。

別に戦争するつもりはないけど、おとなしく渡すわけにはいかないな」

 

 

風間「あくまで抵抗を選ぶか・・・

おまえも当然知ってるだろうが遠征部隊に選ばれるのは、(ブラック)トリガーに対抗できると判断された部隊だけだ。

他の連中相手ならともかく俺たちの部隊相手に、おまえ一人で勝てるつもりか?」

迅「おれはそこまで自惚れてないよ。遠征部隊の強さはよく知ってる。それに加えてA級の三輪隊、おれが(ブラック)トリガーを使ったとしてもいいとこ五分だろ」

 

そう。この人たちは強い。一人じゃ俺でも引き分け覚悟だ・・・だが

 

迅「『おれ一人だったら』の話だけど」

風間「・・・!?なに・・・!?」

 

後ろから足音が聞こえてきた。やっと着いたか

 

太刀川「!!」

嵐山「嵐山隊現着した。忍田本部長の命により玉狛支部に加勢する」

風間「嵐山・・・!」

三輪「嵐山隊・・・!?」

太刀川「忍田本部長派と手を組んだのか・・・!」

嵐山「遅くなったな、迅」

 

よし、これなら

 

迅「いいタイミングだ嵐山。助かるぜ」

嵐山「三雲くんの隊のためと聞いたからな。彼には大きな恩がある」

迅「木虎もメガネくんのために?」

木虎「・・・そうかもしれませんね」

迅「・・・・・!」

 

俺は太刀川さんたちのほうをみた

 

迅「嵐山たちがいればはっきり言ってこっちが勝つよ。おれのサイドエフェクトがそう言ってる。

おれだって別に本部とケンカしたいわけじゃない。退いてくれるとうれしいんだけどな、太刀川ささん」

太刀川「なるほど、『未来視』のサイドエフェクトか。ここまで()()のおまえは久々にみるな。おもしろい、おまえの予知を覆したくなった」

 

太刀川さんはそう言って弧月を抜いた。やっぱりそうなるよなと思いおれも『風刃』を抜こうとしたとき

 

迅「・・・・・・!?」

嵐山「?どうした迅?」

 

おれはあってはならない未来を見てしまいおもむろに左の真っ暗な道を見た

 

太刀川「?迅のやつどうしたんだ?」

風間「・・・・・?」

 

俺はその道をずっと見ていた。すると突然足音が聞こえてその姿を現した・・・なんで

 

 

迅「・・・・・なんでおまえがこんなところにいる!!悠!!」

悠「・・・・・迅」

 

 

 

現れたのは悠だった

 

 

 

 

 

 

 

悠side

 

俺は今目の前にいる存在の名前を言った

 

悠「・・・・・迅」

迅「なんで、なんでおまえがこんなところにいるんだ!?」

 

迅はそう言って詰め寄ってきた・・・・随分、暑苦しいな。その後ろには

 

嵐山「・・・!彼は!」

時枝「・・・はい、あの時の」

木虎「・・・・・っ!・・・悠、くん」

 

そして俺は次に左にいる遊真と俺を殺しに来たであろうボーダーの人間を見た

 

太刀川「・・・・・三輪、あいつは?」

三輪「あれが・・・・・もう一人の近界民(ネイバー)です!!」

風間「!あいつがそうなのか・・・」

当真「はあー?どういうことだ?間違えて来ちまったか?」

 

奴らはそんなことを言っていた。すると迅が

 

迅「おまえどうなるかわかってるのか!おまえが出てくれば太刀川さんたちの標的はおまえになるんだぞ!」

悠「・・・・・迅、あれらは俺たちを殺しに来たってことでいいんだな」

迅「!?おまえ・・・まさか!!」

 

俺は迅の手を振り払い奴らの前に出た

 

悠「・・・・・」

太刀川「・・・・・」

風間「・・・・・!」

当真「マジかよ。武装してる敵の前に堂々と出てきやがった」

三輪「・・・っ!!?」

 

悠「・・・迅。こいつらの相手は俺がやる」

迅「・・・おまえ」

木虎「・・・・・っ!」

嵐山「そんな!」

 

そして俺は奴らと向かい合った

 

太刀川「都合がいいな。ボーダーに入ろうともしていない近界民(ネイバー)を放置しておく理由がない」

悠「・・・・・・」

風間「おまえがどんなものであれ俺たちはおまえを処分する」

 

悠「・・・・・迅、今のお前が見える未来はどう向かっている」

迅「・・・えっ?・・・・・・・・!?」

 

迅がなにかを見たように目を見開いた

 

迅「まさか・・・おまえ・・・」

悠「・・・・・少しはいい未来にいってるといいな」

 

俺はそう言った。次の瞬間、俺の顔の位置を変えた。見るとそこは狙撃されていた

 

太刀川「!?・・・・おいおいマジかよ」

風間「今のは古寺か!」

当真「やばっ」

三輪「・・・・・っ!」

 

木虎「・・・・・・っ!」

嵐山「なんてことを!!」

時枝「・・・・・・・」

迅「・・・・・!」

 

どうやら今のはあの三輪とかいう奴が部下に狙撃をさせたらしいな・・・まあ、どうでもいいが

 

悠「迅、嵐山隊、お前たちは下がってろ」

木虎「!?でっでも」

悠「足手まといだから言ってるんじゃない。こいつらとは俺一人でやった方がいろいろと都合がいいからな」

木虎「・・・・・わかったわ」

悠「すまない。ありがとう」

木虎「・・・!?・・・ええ」

 

そして迅と嵐山隊を下がらせた

 

悠「・・・今のは、宣戦布告ということでいいんだな」

太刀川「・・・・・!?」

風間「・・・・・」

悠「それならば容赦する必要などないな」

 

俺はそう言って首から下げた指輪を手に取りあいつらに謝った

・・・・・すまないな。もう戦わないと決めたのに、またお前たちを戦場に行かせることになって。だがな、俺にも守りたいと思う者たちが出来てしまった。だから・・・・・あと少しだけ力を貸してくれ

そう思った瞬間、あいつらが笑っていたような気がした・・・ホントに、どこまでも・・・おまえらは・・・・

 

風間「・・・太刀川!」

太刀川「・・・・・・!?」

三輪「近界民(ネイバー)・・・!!」

 

 

行くぞ・・・・・あいつらを守るために・・・・・

 

 

 

 

 

 

悠「堕天の王(ルシファー)

 

 

 

 

 

 

 




大規模侵攻まで主人公はトリガー使わないつもりだったんですけど少し早い段階で一度使わせようと思います。
次はついに遊真の黒トリガー争奪戦ですが主人公対遠征部隊&三輪隊のオリジナル展開になります。
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