堕天の王   作:危機一発

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11話

 

悠side

 

翌日、修、千佳、遊真はそれぞれ別々に行動することにした。

俺は訓練に行くという遊真について行った。遊真は今日出来る一通りの訓練を終えた

 

遊真「ふむ・・・これで訓練は一通りやったな。

満点だと訓練一つで20点か。前回と今回の戦闘訓練と合わせて+100点、のこり2900点」

悠「・・・なかなか増えないものだな」

時枝「まあね。そんな簡単には増えないよ」

 

その場には俺と遊真の他に時枝もいた。嵐山に見ておいてほしいと頼まれたらしい

 

遊真「えーとつまり、4000点になるには・・・」

時枝「合同訓練は週2回。満点を取り続けた場合19週くらいで4000点になるね」

遊真「19週間って何日?」

時枝「133日」

悠「・・・そんなには待てないだろう?」

遊真「うん・・・となると・・・『ランク戦』で稼ぐことになるわけか」

 

俺たちはランク戦のエリアに来ていた。ランク戦が一番手っ取り早いらしい

 

時枝「ここがC級ランク戦のロビー。ランク戦のやり方を教えるよ、空いてるブースに入ろう」

 

そう言って俺たちは空いてる一部屋に入った

 

時枝「C級ランク戦は基本的に仮想戦場での個人戦だ。やり方は簡単」

 

目の前にはパネルがあり、そこにいろんな訓練生の番号が出ていた

 

時枝「このパネルに武器とポイントが出てるだろう?これが今ランク戦に参加してる隊員。

好きな相手を選んで押せば対戦できる、逆に向こうから指名される場合もある。対戦をやめたいときはブースを出ればOKだよ」

悠「・・・ほう」

遊真「なるべく早くポイントを稼ぎたいときはどうすればいいの?」

時枝「ポイントが高い相手に勝つほど点がたくさんもらえるよ。

逆に自分よりポイントが低い相手に勝ってもあんまりもらえなくて負けたときはたくさん取られる」

遊真「ふむふむ、なるほどね」

 

数字上、自分より格上の相手に勝てばいいわけか

 

遊真「おれ一人のためにわざわざありがとう、キトラの先輩」

時枝「時枝だよ」

遊真「ありがとう、ときえだ先輩」

悠「助かったよ、時枝」

 

時枝はそう言って部屋を出て行った。さて遊真はどうするのか・・・

 

悠「どうする、遊真?誰と戦う・・・?」

遊真「ふむ・・・出来るだけ早く上がりたいから上の奴にいくよ」

悠「まあ、お前相手に互角に戦える訓練生はいないと思うがな・・・」

 

そして遊真は手ごろな相手を選び戦った。相手は遊真でいう新3バカだった。

遊真は当然のように勝った

 

遊真「おお~、訓練よりこっちのほうが断然早いな!」

レプリカ【そのようだな。自分のポイントが高くなるほど点が取りにくくなるが】

悠「どうする・・・?」

遊真「新3バカにもう1周もらっとくか」

レプリカ【絞り取りすぎて心を折るなよ】

 

今頃、3バカの方は阿鼻叫喚だろうな

 

 

 

 

 

 

城戸「あれが空閑の息子か」

林藤「そう、空閑 遊真。なかなかの腕だろ」

ボーダーの会議室には城戸、林藤、忍田、風間がいた

 

城戸「・・・風間、おまえから見てやつはどうだ?」

風間「・・・まだC級なので確実なことは言えませんが明らかに戦い慣れた動きです。戦闘用トリガー使えばおそらく、マスターレベル・・・8000点以上の実力はあるでしょう」

忍田「8000・・・!!それなら一般のC級と一緒にしたのはまずかったかもしれんな。

初めから3000点くらいにして早めにB級に上げるべきだった。たしか木虎は3600点スタートだったろう?」

林藤「そうしたかったけど、城戸さんに文句言われそうだったからなー」

 

彼らはそんな話をしていた

 

城戸「・・・やつはなぜ(ブラック)トリガーを使わない?()()()と同じでS級なればいいだろう」

林藤「いやいや、遊真は修たちとチームを組むって約束があるし、あいつが(ブラック)トリガーを使ったら難癖つけて取り上げる気満々のくせに。

『入隊は許可したが(ブラック)トリガーの使用は許可していない』とか言って」

城戸「・・・・・」

城戸は先日の千佳の件を会話に出した

 

城戸「・・・先日、訓練場の壁に穴を開けたのも玉狛の新人だそうだな、『雨取 千佳』」

林藤「あの子はちょっとトリオンが強すぎてね、いずれ必ず戦力になるから大目に見てやってよ」

城戸「(ブラック)トリガーの近界民(ネイバー)にトリオン怪獣(モンスター)・・・そいつらを組ませてどうするつもりだ?」

 

城戸は林藤にそう尋ねた。・・・異端の存在を集めて何をするつもりだと

 

林藤「別にどうもしないよ。城戸さんって俺や迅のこと常に何か企んでると思ってないか?

チーム組むのもA級を目指すのも本人たちが自分で決めたことだ。千佳の兄さんと友達が近界民(ネイバー)にさらわれてて、あの子は二人を取り戻したくて遠征部隊選抜を目指してる。

遊真ともう一人の隊員の修はそれに力を貸してるんだ」

風間(・・・なるほど、そういう目的だったか)

 

林藤はそう言うが城戸はそれを否定した

城戸「近界民(ネイバー)にさらわれた人間を近界民(ネイバー)が奪還するか・・・馬鹿げた話だ・・・

近界(ネイバーフッド)には無数の国がある。どの国にさらわれたか判別するのは困難だ。そもそも被害者がまだ生存しているかどうか・・・残念だが救出はあまり現実的ではないな」

忍田「だから助けに行くのはやめろと?可能性で論じることではないだろう!」

城戸「子供が想像するよりも世界は残酷だという話だ・・・それに、世界の残酷さは・・・()が一番よく知っているだろう」

林藤「・・・そうかもね。でも何か目標があった方がやる気出るでしょ、救出だろうが、復讐だろうが。

なあ?蒼也」

 

林藤はそう言って風間を見ると

 

風間「・・・三輪あたりはそうでしょう・・・自分は別に兄の復讐をしようとは思っていません」

林藤「お?遠征で少し価値観変わった?」

風間「自分は何も今までと変わりません。ボーダーの指令に従って近界民(ネイバー)を排除するのみです。

三輪は先月の小競り合い以降、何やら悩みこんでいる様子ですが・・・」

林藤「ありゃまどしたの?」

風間「どうやら悠に何か言われたようで・・・」

 

そんな話をしていると会議室の扉が開いた

 

迅「どもども遅くなりました。実力派エリートです」

忍田「よし揃ったな。では本題に入ろう。

今回の議題は近く起こると予測される・・・近界民(ネイバー)の大規模侵攻についてだ」

 

 

 

 

 

悠side

 

俺たちはある程度遊真が点を取ると部屋を出た。今は自動販売機の前にいる

 

遊真「ふーむ・・・」

「玉狛の白頭だ・・・!」

「戦闘訓練1秒切りの・・・!」

遊真「オサムの話ではこの鉄っぽいのもおカネらしい。だが、鉄のやつよりも紙のやつのほうがずっと価値は上だという・・・紙なのに・・・」

レプリカ【ふむ。見たところ、基本的に数字が上がるほどサイズが大きくなっているようだ】

悠「このまま金属にすると重すぎて持ち運びが難しくなるからな。それを避けるために紙を使用しているんだろう」

遊真「ふむ・・・いちおう納得できる」

 

そして俺と遊真が飲み物を買うと釣りが出てきて遊真はこれも不思議に思っていた。

遊真が釣りを落とし転がっていった方を見てみるとそこには

 

遊真「お・・・?」

悠「・・・・・」

三輪「我が物顔でうろついているな・・・近界民(ネイバー)・・・!」

悠「・・・あの時の奴か」

遊真「あんたは・・・『重くなる弾の人』」

 

そこには三輪と呼ばれていた男がいた。三輪は遊真に落ちた金銭を渡した

 

遊真「どうも」

 

そして三輪はそのまま飲み物を買っていた

 

遊真「どうした?元気ないね、前はいきなりドカドカ撃って来たのに」

三輪「本部がおまえたちの入隊を認めた以上・・・おまえを殺すのは規則違反だ」

悠「・・・そうか」

「おっ!黒トリの白チビと悠じゃん!」

突然声が聞こえそっちを見るとそこには陽介と陽太郎、らいじん丸がいた・・・どうしたんだ?

 

陽太郎「がんばっとるかね?しょくん」

米屋「そういやボーダー入ったんだっけか!」

悠「陽介と・・・陽太郎?どうしたんだ・・・?」

米屋「こいつのお守してんだ」

陽太郎「陽介はしおりちゃんのいとこなのだ」

遊真「ほう、しおりちゃんの」

 

そう言って陽太郎はこっちに近寄ってきた。俺は陽太郎の頭を撫でた

 

陽介「つーか秀次、おまえなんか会議に呼ばれてなかったっけ?」

三輪「・・・風間さんに体調不良で欠席すると言ってある」

遊真「ふむ、体の調子が悪いのか」

米屋「ちがうちがう。近界民(ネイバー)をぶっ殺すのは当然だと思ってたのに、最近まわりが逆のこと言い出したから混乱してるんだよ」

 

なるほどな。気にしてるわけか

 

遊真「あーそっか、お姉さんが近界民(ネイバー)に殺されてるんだっけ」

三輪「・・・!!なぜそれを・・・!?」

米屋「・・・・・」

悠「・・・・・」

 

そんな話をしていた。姉を近界民(ネイバー)に・・・か

 

遊真「仇討ちするなら力貸そうか」

三輪「・・・・・!?なに・・・!?」

遊真「おれの相棒が詳しく調べればお姉さんを殺したのがどこの()のトリオン兵か、けっこう絞れるかもよ?

どうせやるなら本気でやったほうがいいだろ」

三輪「・・・・・・・・」

 

遊真はそう言ったが三輪は

 

三輪「・・・ふざけるな・・・!おまえの力は借りない・・・!

近界民(ネイバー)は全て敵だ・・・!」

そう言って三輪はどこかに行こうとした

 

米屋「おい秀次、どこ行くんだ?」

三輪「・・・会議に出る」

米屋「やれやれ、マジメなやつはつらいねえ・・・」

悠「・・・・・」

 

そこまで言って陽介は遊真に

 

米屋「あ!そういえばオレ、おまえと勝負する約束だったよな!ヒマならいっちょバトろうぜ!悠とはまだやってねえけどよ・・・」

悠「フッ・・・そのうちにな」

遊真「正隊員と訓練生って戦えるんだっけ?かざま先輩は戦ってくれなかったけど」

米屋「ポイントが動くランク戦は無理だけどフリーの練習試合ならできるぜ。

風間さんはプライド高いから、ガチのランク戦で戦いたいんだろ」

悠「・・・想像できるな」

 

確かに風間さんならそう言いそうだな。そう言って俺たちはランク戦の会場に行くとやけに人がいた

 

米屋「なんだあ?やけに観客多いな」

 

そして俺たちは画面を見てみるとそこには三雲と書かれていた

 

遊真「『三雲』・・・?」

【十本勝負終了。10対0、勝者 緑川】

 

そんな音声が聞こえてきた

 

陽太郎「あっおさむ!?負けた!!」

悠「・・・陽介、修の相手は・・・?」

米屋「あいつは緑川・・・なんでメガネボーイと?」

悠「・・・緑川か」

 

この観客を集めたのはあいつか・・・おそらく、理由は

修が部屋から出てくると

 

陽太郎「こらおさむ!負けてしまうとはなにごとか!」

遊真「なんか目立ってんなー」

修「陽太郎・・・!?空閑と悠も・・・!」

 

緑川が出てきて

 

緑川「おつかれメガネくん。実力は大体わかったからもういいや、帰っていいよ」

悠「・・・ほう」

 

そして周りの声を聴いてみると

 

「なんか全然だったなあのメガネ。動けなさすぎでしょ」

「期待はずれ」

 

「年下の緑川に完全に舐められてるし」

「風間さんと引き分けたってのもガセだなこりゃ」

 

理由はおそらく、修の評判を落とすことか

 

悠「・・・緑川、この観客を集めたのはお前か?」

緑川「・・・誰か分からないけど、オレは何もしてないよ。風間さんと引き分けたってのを聞きつけたんじゃない?」

悠「・・・・・ほう?」

 

俺は遊真じゃないが俺でもわかるほど分かちやすい嘘だな

 

遊真「へえ・・・おまえ、つまんないウソつくね

緑川「・・・!?」

 

遊真が緑川に話し始めた

 

遊真「悠、こいつとはおれがやるよ」

悠「・・・そうか」

 

俺はそう言ってその場から下がった

 

遊真「おれとも勝負しようぜ、ミドリカワ。もしおまえが勝てたら・・・おれの点を全部やる。1508点」

緑川「な・・・!?」

米屋「あれ?オレとの勝負は?」

悠「今回は諦めろ。どうやら遊真はあいつと戦うらしい」

 

緑川は何か考えている様子だったが

 

緑川「1500って・・・C級じゃん。訓練用トリガーでオレと戦うつもり?」

遊真「うん。おまえ相手なら十分だろ」

緑川「・・・・・!!」

 

そして緑川が降りてくると

 

緑川「・・・いいよ、やろうよ。そっちが勝ったら何がほしいの?3000点?5000点?」

遊真「点はいらない。そのかわり、おれが勝ったら『先輩』と呼べ」

緑川(『先輩』・・・?年上だったのか。チビだから年下だと思った)

 

そして緑川が遊真の提案を承諾したが

 

緑川「・・・OK

万が一オレが負けたらいくらでもあんたを『先輩』って呼んであげるよ」

遊真「いや、おれじゃない」

 

そして遊真は修を指さし

 

遊真「ウチの隊長を『先輩』と呼んでもらう」

緑川「・・・!?」

陽太郎「お・・・!?意外とゆうまおこってる?」

 

そうして二人がそれぞれの部屋に入っていった

 

米屋「くっそ~白チビはオレが先約してたのに~」

修「あ・・・三輪隊の・・・」

米屋「米屋 陽介。陽介でいいよ。メガネボーイ」

修「メガ・・・!?」

 

そして修と陽介が話していると

 

米屋「あ~あ~、どうしようか~・・・あっ!そうだ!」

 

そう言って陽介が俺の方を見てきた・・・・やれやれ

 

悠「・・・俺と戦りたいって?」

陽介「今ヒマだろ~!頼むよ~!」

悠「・・・はあー」

 

どうしたものかと悩んでいると

 

「おう!槍バカじゃん。それに悠も・・・!」

「・・・ん?出水・・・知り合いか?」

「・・・どうしたんだ?」

「おい、鋼!なんで、オレが・・・ん?」

 

後ろからなにやら公平と一緒に誰かが来たな

 

米屋「おい、弾バカ!説得手伝ってくれよ!悠が戦ってくれなくてよ~」

出水「えっ!マジで・・・!悠、頼むよ~!」

悠「お前はいきなりだな、公平」

「・・・なあ」

 

陽介と公平が話しかけてくると後ろから、帽子をかぶった男が話しかけてきた

 

「・・・そいつは?見た事無いが・・・」

出水「ああ、すみません荒船さん。紹介します」

 

そして出水が俺を紹介した

 

出水「こいつは悠。最近ボーダーに入ったS級ですよ」

「何ッ!こいつが・・・!?」

 

そう言って三人が俺の事を見て来た。そもそも

 

悠「・・・公平。お前が俺の事を紹介しても、俺はこいつらを知らないんだが・・・」

出水「・・・ああ!わるいわるい」

 

公平はこの三人の事を紹介した

 

出水「この帽子をかぶってる人が荒船さん。B級の荒船隊の隊長だ」

荒船「よろしく・・・・」

出水「そしてその隣の人が村上先輩で鈴鳴第一の隊員で攻撃手(アタッカー)4位の人だ」

村上「よろしくな」

出水「・・・で、ちょっとこの目つき悪い人が影浦先輩でこの人も影浦隊の隊長だ」

影浦「目つき悪いってどういう意味だコラ・・・!」

村上「いや、そのままの意味だろ」

 

そうして俺に紹介した。随分個性がある奴がいるが

 

悠「・・・そうか。俺は悠。よろしく頼む」

 

そう言っておいてさっきの話に戻る

 

悠「・・・俺と戦うとは言うがどうするんだ?このランク戦のところでやれるのか・・・?」

米屋「・・・えっ!戦ってくれるのか・・・!」

悠「・・・はあー、一戦だけだ」

出水「よっしゃ!?」

 

そう言って俺は迅に電話した。以前鬼怒田に言われ買っておいたものだ

 

迅【はいはい、どうした悠・・・?】

悠「・・・迅、C級のブースで俺のトリガーは使えるのか?」

迅【・・・はい?】

 

そうして俺がどうしてそうなったのかを説明すると

 

迅【・・・あちゃー、そうなったか・・・】

悠「おまえでも読み切れなかったのか・・・?」

迅【おまえに関してはいろいろといイレギュラーが多くてな・・・それでランク戦のブースでも使えるかだっけ】

 

B級のブースに行けば一応使えるらしい

 

悠「・・・そうか。それじゃあ一度陽介たちと戦うぞ」

迅【あんまりみんなの目に入れたくはなかったけど仕方ないか・・・】

悠「・・・安心しろ。一戦だけだ」

 

俺はそう言って電話を切り部屋に入ろうとすると

 

荒船「・・・なあ、それ俺たちも入っていいか?」

悠「・・・・・?」

 

荒船に呼び止められた

 

米屋「・・・?どうしたんすか・・・?」

荒船「いや、俺たちはちゃんと(ブラック)トリガーと戦ったことが無くてな」

村上「少し、興味があるな・・・」

影浦「・・・・・」

出水「・・・どうする、悠?」

 

公平がそう聞いてきたが俺は別に構わない

 

悠「ああ、別にいいぞ」

荒船「・・・・へえ」

村上「面白そうだな・・・」

影浦「・・・だな」

 

そして俺たちはB級のブースに向かった。そこはA級とB級が一緒になっているらしい

 

悠「ここが、B級のブースか。ここも変わらず広いな・・・」

荒船「・・・まあ、そうだな。それなりにボーダーには人もいるしな」

悠「・・・なるほどな」

 

そんな話をしながら歩いていると

 

「・・・あれ、悠くん?」

 

そんな声が聞こえてそっちを向くとそこには

 

悠「・・・玲か、久しぶりだな」

那須「・・・うん。久しぶりだね、悠くん」

 

そこには玲と彼女と同じ服を着たやつが二人立っていた。玲の隊員か・・・?」

 

熊谷「・・・ねえ、玲。もしかして彼が・・・?」

那須「あっうん・・・二人にも紹介するね。彼が悠くん、私を助けてくれたの」

日浦「・・・そっそうなんですか」

 

玲に紹介されたから一応俺も挨拶をした

 

熊谷「・・・わたしは熊谷 友子。よろしく」

日浦「わっわたしは日浦 茜です!よろしくお願いします・・・!」

悠「初めましてだな。俺は悠。よろしく」

 

そう言って挨拶すると俺は陽介と公平に引っ張られた

 

悠「・・・?どうした?」

米屋「おまえ、那須さんと知り合いなの・・・!どういうことだ!?

出水「しかもおまえ!那須さんを名前呼びって・・・!柚宇さんに言いつけるぞ・・・!!

悠「何故ここで国近が出てくるんだ・・・?」

 

よくわからないが二人が嘆いていた

 

那須「悠くん、今日はどうしたの?このブースに・・・」

悠「・・・ああ、こいつらが戦いたいようでな。俺のトリガーが使えるらしいこのブースに来たんだ」

那須「・・・悠くんのトリガー?」

悠「ああ」

 

俺はそう言って首に提げた指輪を見せた

 

那須「・・・とても、きれいだね」 

悠「・・・ああ」

 

俺はそう言って部屋に入ろうとすると

 

熊谷「・・・ねえ、わたしも一緒にいい?」

悠「ああ、いいぞ」

熊谷「えっ?・・・ずいぶん、簡単にOKするんだね?」

悠「・・・別にこの際構わないさ」

 

すでに何人か増えているしな。そう言えば迅が言っていたな

 

迅【後で迎えに行くから。みんなを鍛えてくれ。()()()()()に備えて・・・な】

 

そう言っていたな。俺は部屋の一つに入り中でトリガーを使用する

 

悠「・・・いくか」

 

トリガーを起動して待った。戦うのは『陽介』、『公平』、『荒船』、『村上』、『影浦』、『熊谷』の6人・・・か

しばらく待っているとパネルから陽介の声がした

 

米屋【悠、聞こえてるか・・・?】

悠「ああ、聞こえているぞ」

米屋【・・・よし、パネルの一番上に黒い部分があるだろ】

悠「・・・ああ」

 

陽介の言う通りパネルの一番上に黒い部分があった

 

米屋【そこを押せばチーム戦が始まるから。オレたちは先に入ってるぜ】

悠「ああ、わかった・・・」

米屋【それじゃあ、頼むぜ!】

そう言った。俺も行くとしよう。俺は黒い部分を押しチーム戦を始めた

 

 

 

 

 

 

 

米屋「そろそろ、来るぜ」

出水「よし!リベンジマッチだ・・・!」

 

すでに仮想戦場には悠を除いた全員がいた。荒船は狙撃手(スナイパー)のため既に遠くに移動していた

 

荒船【米屋、いいのか?先に入ってて】

米屋「大丈夫ですよ。あいつにはもう言ってるんで」

影浦「・・・どんな奴なんだろうな~」

そう言いながら全員が待っていた

 

村上「・・・そういえば、米屋と出水は戦ったことがあるんだよな?どんな戦い方なんだ・・・?」

米屋「・・・えっ?どんな・・・?」

出水「うーん、どんなって言われるとなー・・・」

熊谷「・・・?戦ったことあるんでしょ?」

米屋「・・・そうだなー。あえて言うなら・・・」

 

そして米屋と出水は口をそろえて言った

 

米屋・出水「次元がちがう」

 

そのとき悠がついにこの空間に来た

 

米屋「・・・おっ、ようやく来たか」

出水「主役はおくれて登場するってか」

悠「・・・悪いな」

 

悠が出てくるとその姿を初めてみた者たちは

 

影浦「・・・・・っ!」

村上「・・・・・なっ」

荒船【・・・・・やばっ】

熊谷「・・・・・・っ!?」

 

全員がその姿に言葉を失っていた

 

米屋「さあ、みなさん。言葉を失っている暇はないですよー」

出水「こいつ相手に気を一瞬でも抜くと瞬殺ですよ・・・」

 

米屋と出水のその言葉に全員が気を取り直し武器を構えた。それを見た悠は

 

悠「・・・よし」

 

左手に朱い剣を出現させ

 

悠「さて、始めるか・・・」

 

彼らの模擬戦が始まる

 

 

 

 

 

 

 

那須side

 

那須「・・・・・・」

 

わたしは目の前のモニターに映された光景に言葉を失い、目を奪われていた

 

日浦「・・・・・っ!那須、せんぱい・・・あれ・・・」

 

茜ちゃんも必死に言葉を紡いでいた

 

「・・・なんやねん、あれ」

「やば・・・」

 

「あれ?なんでカゲが戦ってるの・・・?しかも、あの相手・・・」

「・・・みたことないやつだね」

 

このブースにたくさんの人が集まっていた。中には

 

太刀川「あっ!出水のやつ!俺より先に戦いやがって・・・」

嵐山「・・・彼は!?」

木虎「悠くん・・・」

 

A級の人たちも中にはいた。わたしはモニターに映っている悠くんの姿を見た

 

悠【・・・・・】

 

明らかにボーダーのものではないトリガーを使いそのトリオン体は異彩を放っていた。

黒と銀色を合わせたような武具を身に纏い、腰に紅い布を付け左手に朱い剣を出したその姿。そしてわたしが見たのはその体。

武具が全身を纏っているわけでは無い。だからこそ、その体が見えた。体のある無数の傷。以前木虎ちゃんが彼がわたしより年下だと言っていた。

彼の体はとても中学生とは思えないほど細身ながらも鍛えられていた。そして体にある無数の傷跡

 

那須「・・・・・っ!?」

 

 

 

 

本来ならあんまりジロジロ見ちゃいけないのに、わたしはその姿に見入ってしまった

 

 

 

 

 

 




今回は後半主人公主体のオリジナル回になりました。
次回も前半は主人公対米屋たちチームで戦うオリジナル回になります。
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