堕天の王   作:危機一発

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今回から大規模侵攻編に入ります。
基本的には原作通りですが所々オリジナル展開を入れたいと思います。


13話

 

(ゲート)発生。(ゲート)発生。大規模な(ゲート)の発生が確認されました。警戒区域付近の皆様は直ちに避難してください】

 

空が暗黒に染まりそこから無数の(ゲート)が出現した。

まるで4年前のように・・・

修たちのいる中学校でも大騒ぎであった

 

「なにあれ・・・!」

「基地の方が真っ黒だ・・・!!」

 

そんなとき屋上にいた修と遊真が教室に入ってきた

 

修「先生!」

「三雲くん」

修「呼び出しがあったので現場に向かいます!学校のみんなをなるべく基地から遠くに避難させてください!」

「わかったわ」

 

修は必要なことを先生に伝えた

 

「三雲!」

「もしかしてヤバいのか!?これ・・・!」

修「近界民(ネイバー)が警戒ポイントを越えるかもしれない。先生に協力してみんなを避難させてくれ。頼んだぞ」

「わ・・・わかった!」

「気を付けてね・・・!」

 

そして修、遊真、千佳と千佳の友人になった夏目は学校の外に出た

 

修「千佳、おまえはみんなと一緒に避難しろ。警戒区域には絶対近づくな。必要な時は迷わずトリガーを使え。みんなを助けるんだ」

千佳「うん、わかった」

修「夏目さん。千佳のこと頼む」

夏目「了解っす、メガネ先輩!」

 

そして修は遊真に聞いた

 

修「空閑、悠は本部にいるんだよな・・・」

空閑「ああ、迅さんにそう言われたみたい」

修「・・・そうか」

空閑「まあ、悠なら問題ないさ・・・」

修「・・・そうだな」

 

修「よし。空閑、一緒に来てくれ。トリオン兵を食い止めるぞ」

空閑「そう来なくっちゃ」

 

そして遊真が千佳にちびレプリカを渡す

 

遊真「チカにもちびレプリカを渡しとく。危ない時は呼んでくれ。おれかオサム、なんだったら悠が絶対助けに行く」

千佳「うん・・・!」

 

そして修と遊真がトリガーを取り出した

 

修「行くぞ!!」

修・遊真「「トリガー・起動(オン)!!」」

 

二人はトリガーを起動して警戒区域の方に向かった。

その頃ボーダー本部では・・・

 

「トリオン兵はいくつかの集団に分かれてそれぞれの方角へ市街地を目指しています!」

 

忍田の補佐を務めている沢村が現状の報告をしていた

 

沢村「本部基地から見て、西・北西・東・南・南西の5方向です!」

忍田(分かれたか・・・厄介だな。こちらの戦力も分散する。

だが、追うしかない。各個撃破では間に合わない)

 

忍田は戦力を3つに分散させることにした

 

忍田「現場の部隊を三手に分けて東・南・南西の敵にそれぞれ当たらせろ!」

沢村「了解!」

 

しかし、この判断に不安を思う者もいる

 

根付「ちょちょっと待ってください、本部長!西と北西はどうなるんです!?」

忍田はすでにこのことについても対策済みだった

 

忍田「心配はいらない。西と北西にはすでに迅と天羽が向かっている。あの二人に任せておけば問題ない」

根付「おお・・・!こういう時は頼もしいねぇ・・・!」

忍田「問題は他の三方だ。防衛部隊が追いつく前に市街に入られるわけにはいかない。鬼怒田開発室長」

鬼怒田「わかっとる。すでに冬島と組んで対策済みだわい」

 

その通りに市街地ではトリオン兵を(トラップ)が阻んでいた

 

沢村「(トラップ)起動!トリオン兵を捉えました!」

鬼怒田「いざとなれば基地から砲撃もできるが、早う隊員が着かんと基地のトリオンが空っケツになるぞ」

忍田「いや、充分だ。部隊が追いついた」

 

戦場ではトリオン兵の元に防衛部隊が到着していた。

あるところでは

 

「諏訪隊、現着した!近界民(ネイバー)を排除する!」

 

以前、加古の炒飯を悠と一緒に食べた堤が所属しているB級10位 諏訪隊。別の所では

 

「鈴鳴第一、現着!戦闘開始!」

 

以前、悠と戦った村上が所属しているB級8位 鈴鳴第一。そしてまた違う所には

 

「東隊、現着。攻撃を開始する」

 

千佳の担当指導をしていた東率いるB級6位 東隊が戦闘を開始した。その他にも様々なところで防衛部隊が戦闘を始めている

 

沢村「風間隊、嵐山隊、荒船隊、柿崎隊、茶野隊もトリオン兵を排除しつつポイントへ向かっています!」

忍田「よし、合流を急がせろ。各隊連携して防衛に当たるんだ」

 

その頃、修と遊真は警戒区域の中に入っていた

 

レプリカ【ボーダーとトリオン兵が交戦し始めたようだ】

修「状況は!?」

レプリカ【数ではトリオン兵が圧倒しているが敵はなぜか戦力を分散している。後続の部隊や非番の隊員が駆けつければ戦況はボーダー有利に傾くだろう。

予知と備えで敵の初動を捉えられたのが大きかったな】

修「・・・!それじゃあ・・・」

遊真「いや、まだだ」

 

修は安心しかけたが遊真がそれを否定した

 

遊真「今攻めて来てんのがこないだのラッド騒ぎと同じ国のやつらだとしたらボーダーの戦力が大体どのくらいかは予測済みのはずだろ。

それでも仕掛けてきたってことは向こうに勝算があるってことだ」

修「・・・・・!」

 

遊真は自分の経験から油断するなと修に忠告した

 

遊真「気を抜くなよオサム。戦いってのは基本的に数が多い方が有利だ」

 

 

 

 

 

 

 

悠side

 

太刀川「早く、俺の出番来ねーかなー・・・」

悠「・・・迅に少し待てと言われたんだ。待つしかないだろう」

太刀川「それもそうか」

 

俺と太刀川は今、ボーダー本部の屋上で戦況を見ていた

 

悠「・・・随分、奇妙だな」

太刀川「・・・?なにがだ?」

悠「戦力を分散させた事だ。この大規模侵攻と以前のラッド、タイミング的にはおそらく同一国だろう。それならば、奴らはボーダーの戦力を分かっているはずだ」

太刀川「・・・確かにな」

悠「だが・・・奴らは貴重な戦力をわざわざ四方に分散させた」

 

・・・何故、戦力を分散させる必要がある?トリオン兵を散らせば隊員も分散せざるを得ない。だが、このモールモッドやバムスターなどではボーダーの戦力なら勝てない相手という事は分かっているはず・・・

・・・つまり

 

悠「・・・ボーダー隊員に勝てるトリオン兵を用意している」

太刀川「・・・・・」

 

 

 

 

 

「東さん、最後の一匹片付けました!」

東「よし。じゃあ他の隊の加勢にいくぞ」

 

東隊が付近にいるトリオン兵をあらかた排除して次に行こうとすると

 

バキリ、バキバキバキ

東「・・・?」

 

後ろのバムスターから奇妙な音が聞こえ、東がそっちを向くと背中の部分が崩れ中から見た事のないトリオン兵が出てきた

 

東「・・・!?」

 

その姿は人間のように二足歩行で手の部分が大きく頭に耳のようなものが生えていた

 

東「なんだ?こいつは・・・」

 

そのトリオン兵は他の所でも見られていた

 

「なんか出たぞオイ」

堤「新型・・・ですかね?」

 

「お、大型の腹の中から新しいやつが・・・!!」

村上「下がってください来馬先輩。こいつはヤバそうだ」

 

そして東隊の所では東がどうしようか悩んだ

 

東(・・・!また新手の群れか・・・睨めっこしてる場合じゃないが、少々間合いが近すぎる・・・)

そして東の部下の奥寺という少年が

 

奥寺「東さんはむこうをやってください!こいつはオレらが・・・」

 

そこまで言ったが、それどころでは無かった。なぜなら

 

東「・・・!奥寺!!」

奥寺「・・・えっ?」

 

その異形のトリオン兵が奥寺のすぐ目の前まで迫っていたからである。そのトリオン兵は奥寺を右手の部分で弾き飛ばした

 

「お・・・」

東「奥寺!応答しろ!」

奥寺「だ・・・大丈夫・・・です」

 

奥寺は返事をしたが仲間がやられたことに激昂したもう一人の隊員小荒井がトリオン兵に立ち向かおうとするが

 

小荒井「・・・・・この野郎!!」

東「止せ小荒井!奴の狙いは隊の分散だ!奥寺が戻るまで待て!」

 

東が止めに入るが小荒井が止まる前にトリオン兵が小荒井を右手で掴み壁に叩きつけた。小荒井は抵抗しようと両手で弧月を突き立てようとするが

 

小荒井「離せこの・・・」

トリオン兵の左手で両手を掴まれその両手を引きちぎられた

 

東「!!!」

 

そして、トリオン兵はなんとむ胸部にまるで収納スペースがありそこから鉤爪のようなものが出てきて小荒井を捕えようとした

 

小荒井「なっ・・・!?うわっ!?な、なんだこれ!?」

東「小荒井!!」

 

東は咄嗟に持っているアイビスでトリオン兵を撃ったが奴は左手でアイビスの攻撃を防いだ

 

東「!!」

小荒井「うわあああ!!東さん!!!」

 

東は小荒井が捕らわれそうになり小荒井の頭部をアイビスで撃ち抜き緊急脱出(ベイルアウト)させた

 

小荒井「!!!」

【戦闘体、活動限界 緊急脱出(ベイルアウト)

 

そして小荒井が緊急脱出(ベイルアウト)した

 

 

 

 

 

悠「・・・・・?」

 

突然、空に誰かが緊急脱出(ベイルアウト)したあとが見えた

 

太刀川「・・・?誰かやられたな」

悠「・・・・・」

 

東が小荒井を緊急脱出(ベイルアウト)させた後、この新型トリオン兵の情報を忍田に報告した

 

東「忍田さん、こちら東!新型トリオン兵と遭遇した!サイズは3メートル強、人に近い形態で二足歩行、小さいが戦闘能力は高い!

特徴として隊員を捕えようとする動きがある。各隊、警戒されたし以上」

 

その報告を忍田は

 

忍田「隊員を捕える・・・!?・・・わかった。増援が着くまでうまく凌いでくれ!」

 

その情報を悠たちも訊いていた

 

悠「・・・なるほどな」

太刀川「・・・・・」

悠「わざとトリオン兵を分散させたのはこちらの戦力も散らしバラバラになった()()()()()するためか」

太刀川「なるほどねー・・・」

悠「・・・・・」

太刀川「・・・・・?どうした?」

 

・・・まだ、何か引っかかるな。

そして、このトリオン兵をレプリカは知っていた。名称は『ラービット』と言い悠の想定通りこいつは『トリガー使いを捕獲するためのするため』のトリオン兵らしい

 

根付「な・・・」

鬼怒田「なんだと!?」

レプリカ【他のトリオン兵とは別物の性能と思った方がいい。A級隊員であったとしても単独で挑めば食われるぞ】

 

そして、諏訪隊の所にも現れており隊長である諏訪がラービットに捕まっていた

 

堤「諏訪さん!!!」

 

そのまま堤も捕らわれそうになるが

 

「あれが新型?思ったより小さいですね」

風間「舐めてかかるなよ。見た目より手強いぞ」

 

風間隊が救援に来た

 

菊地原「・・・わかってます。もういきなり退場はこりごりだ」

堤「・・・風間さん!」

風間「退がってろ、諏訪隊。この新型は俺たちがやる」

 

そして、風間隊が本部に連絡した

 

風間「本部、こちら風間隊。諏訪が新型に食われた。直ちに救出に入る」

菊地原「うわ、こっち見てる。きもちわる・・・」

 

その後、笹森が自分も戦いたいと言ったが風間は冷たい言葉を掛けた。歌川に説得させられ笹森も納得し堤と別の所に向かった

 

風間「三上、この区画の情報を」

三上【了解です。支援情報を視界に表示します】

風間「敵の数が多い。さっさと片付けて次に行くぞ」

「「「了解!」」」

 

風間隊がラービットとの戦闘を始めた。その頃、本部では

 

沢村「基地東部、風間隊が新型と戦闘を開始!諏訪隊は一名捕獲された模様!基地南部、東隊は一名緊急脱出(ベイルアウト)!柿崎隊と合流して新型と交戦中!南西部では茶野隊、鈴鳴第一がそれぞれ新型と遭遇しています!

新型の妨害でトリオン兵の群れを止められません!警戒区域を突破されます!」

根付「いかん!それはいかん!市民に被害が出ればボーダーの信用が・・・」

忍田「捕獲された諏訪の状態はどうだ?」

 

根付が心配そうにしていると忍田が諏訪の状態を聞いた

 

沢村「トリオン体の反応は消えていません!緊急脱出(ベイルアウト)はできないようですが・・・」

忍田「よし、諏訪は風間隊が取り戻す!」

根付「忍田本部長、すぐに部隊を回してください!このままでは街が・・・」

忍田「部隊の合流が先だ!戦力が劣った状態で敵には当てられない!迂闊に動けば新型の餌食だ!

それにトリオン兵の群れを追った先でまた新型が現れる可能性もある!南と南西には嵐山隊と非番の隊員が向かっている。交戦中の部隊は戦力に維持を最優先しろ!」

根付「し・・・しかしそれでは・・・」

城戸「戦力をここで失えばこの()が苦しくなる。私は本部長の判断を支持する」

 

 

 

 

 

 

悠「・・・戦況がすこし変化し始めたな」

太刀川「どういうことだ・・・?」

悠「もしラービットに戦力を集中すればそれで市街地にトリオン兵がながれ市民が食われる。もし、市街地を守ろうとすればその背後をラービットに食われる。戦力を散らすわけにはいかない・・・か」

太刀川「・・・なんだか、まるで」

悠「ああ・・・遊ばれているな」

 

その時、修と遊真たちの所では

 

修「流されてくるトリオン兵が増えたぞ!」

遊真「正隊員はラービットの相手か。さすがにこれ以上兵を散らせられないもんな」

悠と同じことを思っていた

 

遊真「半端に兵隊を分ければ敵の思う壺だ。ラービットに集中するのはいい判断だと思う」

修「で、でもそれじゃ・・・」

 

城戸「・・・だが、そのやり方では・・・新型に手古摺ればその間に市街地が壊滅するぞ」

忍田「わかっている。待つのはA級が合流するまでだ。新型はA級部隊が止める。

そしてB級部隊は()()()()()で市街地の防衛に向かう」

根付「全部隊・・・!?それでは・・・東・南・南西一箇所しか回れんのじゃないかね!?」

忍田「・・・いや」

 

忍田「・・・そろそろ、迅から()に出撃命令が出されるはずだ」

鬼怒田「・・・・・」

 

忍田が言うと城戸が

 

城戸「・・・万が一、A級でも新型を止められなければどうする?」

忍田「・・・・・・・・」

 

忍田は少し静かになり

 

忍田「有り得べからざることだが・・・その場合は、私が出る」

 

 

 

 

 

 

その頃、風間隊はラービットとの戦闘をしていた

 

風間「掴まれるなよ!雷撃にも注意しろ!」

歌川「了解!」

菊地原「()()()じゃないんです。捕まりっこないですよ。こんな単純な動き・・・」

そう言っているとラービットが右手を大きく上げて地面に叩きつけた。地面が砕け周りに砂塵が舞った

 

「「「!!」」」

 

ラービットは菊地原の前に来て左手で菊地原を殴り飛ばした

 

菊地原「はいはい、こっちこっち」

 

ラービットが菊地原に向けて高速で移動していると、突然耳のような部分が動き口の部分を閉じた。その瞬間に風間と歌川が切りかかっていた

 

菊地原「もー何やってんですか・・・一瞬で決めてくださいよ。せっかくぼくがおとり役になったのに・・・」

風間「隠密(ステルス)攻撃に反応されたか」

歌川「こいつも耳がレーダーっぽいですね。()よりは鈍いみたいですが」

どうやらあの耳は周りにあるトリオンを感知するもののようだ

 

風間「菊地原、装甲が厚いのはどのあたりだ?」

菊地原「特に厚いのは両腕あとは頭と背中、これ削り切るのしんどいですよ」

風間「薄い所から解体(バラ)していけばいい」

 

風間は菊地原の言った情報から次をどうするかを迅速に命令した

 

風間「まずは耳、足、それから腹だ」

 

 

 

 

「おいおい・・・もうラービットとまともに戦えるヤツが出てきたぞ」

 

そこは船の中。どこにあるかは分からない。その船の中に6人の人間と思しき者たちがいた。その中の一人の人間以外には全員頭部に()が生えていた

 

「いやはやこれは・・・玄界(ミデン)の進歩も目覚ましい・・・ということですかな」

「大したことねえよ。ラービットはまだプレーン体だろが」

「いやいや、分散の手にも掛からなかったしなかなかに手強いぞ」

 

その中にいた一番年少と思われる者が

 

「我々も出撃致しますか?ハイレイン隊長」

 

ハイレインという隊長と思われる者に訊いた

 

ハイレイン「いや、お前たちが出るのは玄界(ミデン)の戦力の()を見てからだ。慌てることはない、()はまだたくさんある」

 

彼らこそ、今回三門市に来た近界民(ネイバー)、神の国 アフトクラトルの部隊だ。

この隊長 ハイレインとその部下たちエネドラ、ランバネイン、ミラ、ヒュース、そしてヴィザだ

 

エネドラ「玄界(ミデン)の猿相手にビビりすぎなんじゃねーの?隊長さんよ」

ヒュース「口を慎めエネドラ。上官相手に無礼だぞ」

エネドラ「あ?てめーこそ誰に口利いてんだ?雑魚が」

 

エネドラとヒュースが険悪な雰囲気になろうとしていると

 

ヴィザ「ほっほいやいや、お二人にケンカされては船がもちませんな」

 

一人の老人、ヴィザが言った。見た目は人のよさそうな老人だがその雰囲気はまさに戦士そのものだった。エネドラは

 

エネドラ「・・・チッ・・・イライラするぜ!!このクソ狭めー船はもううんざりだ!なあ、オレを出せよハイレイン!玄界(ミデン)の兵なんざオレ一人で皆殺しにしてやる!」

 

エネドラがそう言うとランバネインが

 

ランバネイン「皆殺しはともかく、確かにそろそろ体を動かしたいものだな。兄・・・いや、隊長」

 

首の骨を鳴らしながら言った

 

ハイレイン「もう少し我慢しろ。すぐにお前たちの出番は来る。ミラ」

ミラ「はい。次の段階へ進みます」

 

ハイレインはまだ何かを隠していた

 

 

 

 

 

 

レプリカ【敵の数が多すぎるな。ここは退いたほうがいい】

修「でも、ここを通したら千佳たちが・・・!」

レプリカ【B級隊員は全員合流せよとの指示が出ている。一箇所ずつの各個撃破に切り替えたようだ。たしかにB級単体では新型に捕まる危険性が高い】

修「一箇所ずつ・・・!?じゃあその間ほかの場所は・・・千佳たちはどうなるんだ!?」

レプリカ【トリオン兵の排除は避難の進んでいない地区を優先するとのことだ。避難がスムーズな千佳たちは後に回されると思われる】

修「そんな・・・」

 

修とレプリカが話していると修の目の前にあるアパートの中からラービットが出てきた

 

修「新型トリオン兵・・・!?」

 

ラービットはその目を修の方に向け修に攻撃した。修は自分のトリガーをシールドにして防いだがそれでもきつかった

 

遊真「『強』印(ブースト) 五重(クインティ)!」

 

遊真が咄嗟に(ブラック)トリガーを使い修を助けた

 

修「空閑!おまえ・・・」

遊真「うお、こいつかってーな」

修「(ブラック)トリガーは使うなって言ったろ!ぼくや林藤支部長じゃ庇いきれなくなるぞ!」

遊真「けどこのままじゃチカがやばいんだろ?出し惜しみしてる場合じゃない。一気に片付けるぞ」

 

遊真はそう言って行こうとすると途中でB級の茶野隊が遊真を敵と思い攻撃してきた。だがその背後にまだラービットが倒されておらず茶野隊も捕まりそうになったがラービットが大量のトリオン弾に撃たれた

 

「目標沈黙!」

修「あ・・・嵐山さん!」

嵐山「三雲くん!無事か!?」

 

嵐山隊が追いついて間に合った

 

「あ・・・嵐山先輩!人型近界民(ネイバー)が・・・!」

嵐山「落ち着け茶野、彼は味方だ」

「味方・・・!?」

 

嵐山、木虎、時枝が降りてきた

 

遊真「どうも、助かったよときえだ先輩」

時枝「あれ?そんな格好だったっけ?」

木虎「例の(ブラック)トリガーですよ、先輩。ていうかあなたそれ、城戸司令から使用許可下りてるの?」

遊真「下りてないけど、非常時なもんで」

 

そして嵐山が本部に報告しようとすると回線がうまく繋がらなかった

 

嵐山「・・・?本部・・・!?」

【・・・砲で・・・迎撃・・・近・・・】

嵐山「・・・!?」

 

その場にいた全員が本部を見るとそこにはボーダーに突っ込むイルガーの姿があった

 

 

 

沢村「爆撃型トリオン兵接近!!」

鬼怒田「砲台全門撃ちまくれ!!」

 

ボーダー本部にイルガーが接近していた

 

沢村「一体撃墜!!もう一体が来ます!!」

忍田「衝撃に備えろ!!」

 

一体は倒したがもう一体がいて基地の衝突した。その瞬間爆発し基地が崩壊したと思ったものがいたが心配には及ばなかった

 

鬼怒田「この間の外壁ぶち抜き事件以降、装甲の強化にトリオンをつぎ込んで正解だったわい」

沢村「第二波来ます!!三体です!!」

忍田「一般隊員はシェルター室に避難!装甲の修復に限界までトリオンをまわせ!!」

鬼怒田「・・・!待て、それでは間に合わん!!」

忍田「問題ない。一体は慶が・・・あと二体は()がやってくれる」

 

次の瞬間、一体は背中の部分から十字に斬られ残りの二体は極大のトリオンの砲撃により消滅した。そこには太刀川の姿と体に黒銀の武具を纏った()の姿があった

 

鬼怒田「太刀川!!それにあやつも・・・!」

根付「おお!!」

忍田「よし、今のうちに外壁を修復し次に備えろ」

 

 

 

 

 

 

少し前、悠は迅から連絡を受けていた

 

ピピピッ悠「・・・・・迅か」

太刀川「おお、そろそろか・・・?」

 

悠は迅からの通信を受けた

 

悠「・・・・・迅」

迅【悠、そろそろ基地にあの爆撃型が来るからそれを太刀川さんと一緒に倒してくれ】

悠「そのあとは・・・?俺はどうすればいい?」

迅【悠も新型を片付けてくれ。おそらく・・・そろそろ敵が出てくる」

悠「・・・ああ。了解した」

 

そしてしばらくしているとイルガーが迫ってきて基地に一体衝突した。そして第二波で三体が基地に向かってきた

 

太刀川「おお。来た来た」

悠「どうする?俺が二体やるか・・・?」

太刀川「そうだな。頼むぜ」

 

そして悠は指輪を握りしめた

 

悠「・・・行くぞ」

 

 

 

今度は守るために戦おう

 

 

 

悠「堕天の王(ルシファー)

 

悠は自分の(ブラック)トリガーを起動した。それを見て太刀川はイルガーの方に向かった

 

太刀川「どっちが多く新型狩れるか勝負しようぜ」

悠「早く行ってこい」

 

そんな太刀川に呆れながらも悠は笑った。太刀川が旋空弧月で一体を墜とすと悠は後の二体のイルガーに対して右手をかざし

 

悠「・・・何処の誰だか知らないが、こちらの世界に土足で踏み込んだんだ」

 

悠はイルガーにトリオンの砲撃アキシオンを撃った

 

 

 

 

 

悠「楽に死ねると思うな」

 

 

 

 

 

悠はそのまま墜ちていくイルガーを見て言った 

 

 

 

 

 

 

 




今回はほとんど主人公を出せませんでした。
次からは主人公も戦うことになるのでたくさん出せます。
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