堕天の王   作:危機一発

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14話

嵐山「基地は大丈夫だ!太刀川さんと悠くんが爆撃型を墜とした!」

修「悠が・・・!?」

 

嵐山たちは悠と太刀川がイルガーを撃墜させてすこし安心した

 

遊真「悠は当然だろうけど、タチカワさん・・・?迅さんのライバルだった弧月の人か」

修「A級1位の・・・!」

 

太刀川の実力に遊真も驚いた

 

遊真「自爆モードのイルガーを斬って墜としたのか。しかも普通のトリガーで・・・すごいな」

修「空閑から見てもやっぱりすごいのか?」

遊真「自爆モードはかなり頑丈になるからな。こないだみたく引きずり墜とすほうがまだ楽かもしれん」

木虎「・・・!!」

 

その遊真の言葉を聞いて木虎は以前自分を助けてくれたのが誰かわかった

 

木虎「・・・あの時、あれを倒したのは空閑くんだったのね」

遊真「・・・あっ」

遊真はしまったと思ったが木虎は

 

木虎「ありがとう。あなたのおかげで助かったわ」

遊真「・・・えっ?」

木虎「あなたがやってくれなければ街にさらに被害が出ていたわ。本当にありがとう」

 

そう言って木虎が礼を言うと遊真は意外そうな顔で見て

 

嵐山「・・・木虎・・・」

時枝「・・・・・」

 

彼女の先輩たちは暖かく見守った。

その後、遊真の無断での(ブラック)トリガー使用により修と遊真は修が千佳を助けに行くためその場で別れることになった。そしてアフトクラトルの船の中で

 

エネドラ「なんだ、あの出鱈目な砲撃は!」

ハイレイン「ミラ!今の攻撃は・・・?」

全員が悠の常軌を逸した力に驚愕していた

 

ミラ「はい!今の出力は(ブラック)トリガーです!しかも、普通じゃない・・・」

ヒュース「どうされますか!隊長・・・!」

ハイレイン「・・・おそらく、奴が玄界(ミデン)の最強だ。しかも、あの力は・・・」

その時、突然ヴィザが

 

ヴィザ「・・・以前、訊いたことがあります。あの極悪非道の国、奴隷国家ディリスが一人の(ブラック)トリガー使いによって滅ぼされたと」

ランバネイン「・・・あの畜生どもの国か」

ヴィザ「・・・その時、ちょうどある国がディリスに攻撃を仕掛けましたがその時戦っていた奴隷の中に13人のまるで部隊のように統率のとっていた者たちがいたとか。

その中のリーダーらしき者がその国の(ブラック)トリガー使いと戦っていた。その時にディリスは自分の国の奴隷諸共トリオンの爆撃で攻撃したと」

ヒュース「・・・なっ!」

ミラ「・・・・・っ!」

 

その話を訊きヒュースは驚きミラは顔を顰めていた

 

ヴィザ「その13人のうち12人がその爆撃に巻き込まれリーダーと思われる少年は全員を近くの森の中に連れていった。そして・・・」

ハイレイン「・・・どうなった?」

ヴィザ「・・・その少年は戻ってきたときには一人だけであったと。トリガーと思われる指輪を握りしめて。

トリガーを使った彼の姿は()()()()()()()()()()()()()()()()()()()と」

エネドラ「・・・・・!」

 

そのイルガーから見た悠の姿は正にそのままであった

 

ハイレイン「・・・・・」

ヴィザ「その時相対していた者はこう思ったようです。彼は『王』だと」

ランバネイン「・・・・・」

ヴィザ「・・・おそらく、同一人物でしょう」

 

ハイレインはしばし考えた。そして

 

ハイレイン「・・・少し、作戦を変更する。エネドラ、ランバネイン、ヴィザ」

ハイレインは3人の名前を呼び見回した

 

ハイレイン「お前たちはこいつを倒し()()しろ。おそらく、(ブラック)トリガーだけでは意味がないだろう。これほどの力是非とも部下にしたいところだ」

エネドラ「・・・チッ」

ランバネイン「・・・了解した。隊長どの」

ヴィザ「私も少し、この者には興味があります」

 

そしてヒュースは自分はどうすればと訊くと

 

ハイレイン「この男も是非欲しい所だが、ヒュース。おまえにも仕事はある。

我々の目的は玄界(ミデン)の占領や支配ではない」

 

その頃、風間隊は新型を倒していた

 

菊地原「嵐山隊が先に新型倒しちゃったらしいですよ。二人が慎重すぎるから・・・一対一ならともかく3人掛かりで負けるわけないのに・・・」

風間「別に競争してるわけじゃない」

菊地原「そりゃそうですけどー・・・」

 

そしてラービットの中からは立方体(キューブ)が見つかった。菊地原が無神経なことを言いながら風間は次に向かった。

その頃、迅は

 

迅「おいおい。真っ平じゃんか、天羽」

「迅さん・・・」

 

迅の目の前にいるのは天羽 月彦。本部にいるもう一人の(ブラック)トリガー使いだ

 

迅「おまえなーもうちょっと加減しろよ」

天羽「やだよめんどくさい・・・どいつもこいつもつまんない()のザコばっか。全然やる気起きないよ・・・」

迅「うんうん。余裕があっていいことだ」

天羽「なんなら、迅さんの知り合いの()とやりたいね」

迅「・・・?彼・・・?」

天羽「うん・・・最近、入ってきたあの悠?って人」

迅「あー・・・」

 

天羽は一度本部を歩いていた悠を見たことがあった

 

天羽「あんな()の人、初めて見たよ。戦ってみたいね」

迅「・・・そのうち紹介するよ。それとさ、悪いんだけどおまえ、おれの担当もやってくんない?基地の西っかわ」

天羽「ええー・・・なんで・・・?」

迅「そろそろ敵さんも本格的に動き・・・!」

天羽「・・・迅さん?」

 

迅が突然、目を見開き黙った。そして

 

迅「・・・頼んだぞ、悠・・・」

 

 

 

 

 

 

悠side

 

俺は今現在、あまり避難が進んでいないらしい基地の東部でトリオン兵を排除していた

 

悠「・・・・・・・・」

 

そこにはモールモッドやバムスターが百を軽く超え、そしてラービットが何体かいた。俺は迫ってくるモールモッドやバムスターを砲撃で一掃しラービットの攻撃をを剣で捌いていた

 

悠「フン・・・・・」

 

ラービットが一瞬の隙を見せた瞬間に俺は二体のラービットを斬った。ラービットの胸部からはトリオンの立方体(キューブ)が出てきた

 

悠「・・・・・これがそうか」

そう言って立方体(キューブ)を持ち立ち去ろうとすると後ろに大きめの(ゲート)が現れた。そして中から

 

「・・・チッ、バケモンだな・・・」

「はっはっは、確かにな」

「ほっほ、いやはやとてつもない」

 

そこから、3人の人間が出てきた・・・出てきたか

 

悠「・・・・・」

 

俺は出てきた敵を観察した。頭に角が生えた人間が二人、そして一人だけ明らかにレベルが違う戦士の雰囲気を纏った老人が一人・・・か

 

悠「・・・こちら悠。本部、聞こえるか・・・」

忍田【こちら忍田だ。どうした?】

悠「目の前に人型3人だ。奴らのうち2人の頭に角が生えている」

忍田【なっ!ということは・・・】

悠「ああ、間違いなく敵は『アフトクラトル』だ。迅から聞いていると思うが俺の所には救援は送るな。その分、周りの被害が出ているところに送れ」

忍田【・・・わかった】

 

俺はそう言って通信を切った。そして右手に黄金の剣を持った

 

「・・・ほう?」

「これは、簡単にはいきそうにないな・・・」

「・・・・・」

 

角の生えた偉丈夫の男と不機嫌そうな男が退がり、杖を持った老人と対峙した

 

「・・・あなたは私の事を知らないと思うが、私は・・・あなたの事を知っていますよ」

悠「・・・・・」

「出来ることなら・・・あなたとは穏便に済ませたい。こちらに来ませんか・・・?」

悠「・・・・・・フッ」

 

俺は、奴らに向けてトリオンの砲撃を浴びせる。何を言うかと思えば

 

悠「心底どうでもいいな。お前たちはこの街に手を出した。生きて帰れると思うなよ」

 

俺は奴らを否定し、その存在を拒絶する

 

「・・・さすがに、そう簡単にはいかないか」

「チッ・・・なら、力尽くで連れて行くだけだろうが・・・」

「そのようですな。エネドラ殿、ランバネイン殿。援護をお願いします」

「しょうがねえなぁ・・・」

「ヴィザ翁の邪魔をするわけにはいかないからな」

 

そしてヴィザと呼ばれた老人が俺に向かい合った

 

ヴィザ「・・・あなたの考えはわかりました。しかし、こちらも任務ですので、負けてもらいます」

悠「・・・やってみろ」

 

そして、その瞬間世界が斬り刻まれた

 

 

 

 

ヴィザ「・・・『星の杖(オルガノン)』」

 

 

 

 

 

 

 

悠が3人の人型近界民(ネイバー)と戦闘を開始し始めたころ修は木虎と共にC級隊員の援護に向かっていた

 

修「そこらじゅうトリオン兵だらけだ・・・!」

木虎「この数、4年半前の第一次侵攻を超えてるわね」

修と木虎が少しでも早く向かっているとレプリカが修の隊服の中から出てきた

 

レプリカ【今報告があった。悠が3人の敵と戦闘を開始したそうだ。敵の正体は『アフトクラトル』の様だ】

木虎「・・・!悠くんが・・・!」

修「『アフトクラトル』・・・!」

 

木虎はともかく、修はあの時の会議で聞いていた。敵の確認するものを

曰く、アフトクラトルの最大の特徴は頭に角があるところだ。その角により本来存在するトリオン能力を向上させるものだと

 

レプリカ【一つ、腑に落ちないところがある。()()()の世界にこれだけの戦力をつぎ込むのは謎だ】

修「どういうことだ?」

レプリカ【攻めて来ているのがアフトクラトルというのはわかった。今、先程のラービットを解析してみたが、あの一体に相当な量のトリオンが使われていた。他のトリオン兵も併せれば莫大な費用(コスト)だ。

これほどのトリオンを()()()の世界に投入すれば『本国』の備えが手薄になる通常は避けるべきことだ。

しかもその『本国』を手薄にしてまでつぎ込んだ戦力を集中せずわざわざ分散して使っている。運用の意図が読めない】

木虎「敵の狙いならもうわかっているわ」

 

木虎は続けた

 

木虎「敵の分散にこっちが対応するのを待って、バラけたところを新型で捕獲でしょ?即戦力になるトリガー使いを攫うのが目的よ。

だから忍田本部長がバラけたB級を合流させたんじゃない」

レプリカ【たしかにその可能性もある。しかしボーダーには緊急脱出(ベイルアウト)がある。『捕えられる前に緊急脱出(ベイルアウト)を徹底すれば極端な話、被害はゼロに抑えられる。

ラッドの調査を経て満を持して攻めてきた敵がそんな簡単なことを見落とすだろうか?四方へのトリオン兵の分散進攻、ラービットによる隊員の捕獲、本部基地への爆撃、それらの陰に・・・

敵の真の目的が隠されている気がする】

 

レプリカがそんな考察をしている頃、悠は敵の老人の不可視の斬撃を間一髪で避けていた

 

悠「・・・・・っ!」

ヴィザ「・・・!・・・ほう」

エネドラ「なっ!?・・・」

ランバネイン「・・・ヴィザ翁の星の杖(オルガノン)を初見で避けた・・・!」

 

悠は一度退がった。悠は今までの生身での戦闘を経て尋常ではない五感を身に付け、周りの空気の振動や風の変化を感じ間一髪で避けていた

 

悠(・・・・・とてつもないな。一体、どんなトリガーだ?)

 

彼らの周り一帯にあったはずの建物がすべて斬り刻まれ崩れ落ちた

 

悠(・・・威力を考えれば(ブラック)トリガーなのは間違いない。一瞬にして自身の周りを斬り刻んだ。形状は刃だろうがどのような動きだ・・・?)

 

悠が考えていると、次の瞬間地面から微かに何かが迫る音が聞こえ悠はその場から跳躍し地面から出てきた黒いトリオンの刃を避けた

 

エネドラ「チッ・・・!」

悠は跳躍するとそこに大量のトリオンの砲撃が飛んできた。悠は左手で(シールド)を造り、その攻撃を防いでいると下にいたヴィザも跳躍し手元にある仕込み杖で悠に斬りかかる

 

悠「・・・くっ」

ヴィザ「・・・凄まじいですな。この3人の攻撃を凌ぐとは・・・しかし」

 

悠は右手に持つ剣で、ヴィザは仕込み杖で神速の如き速さで斬りあっていたが

 

ヴィザ「剣の腕ではこちらが一枚上手のようだ」

悠「チッ・・・!」

 

ヴィザの攻撃が悠のトリオン体を致命傷には至らないが傷をつけた。悠は一度地面に降り、体制を立て直す

 

悠「・・・・・っ!」

悠は高速でヴィザの後ろにいるエネドラとランバネインの元に移動し二人に斬りかかった

 

ランバネイン「・・・・・っ!」

エネドラ「・・・・クソッ!」

 

だが、ランバネインは宙に飛び、エネドラは斬ったが手ごたえが無く見てみると斬れた筈の体が黒くそのまま戻った

 

悠(あの偉丈夫の男は射撃タイプのトリガーだろう。そして、おそらくこっちの男もあの老人と同じ(ブラック)トリガーか)

 

悠はいち早く二人のトリガーを想定した

 

悠(飛べる上にその射撃の一発一発が大きいな。そして、この(ブラック)トリガーは刃を液体化し攻撃するものか・・・いや)

 

悠はそこまで考えそれが違うと確信した

 

悠(さっきから漂っているこの空気・・・なるほど。奴の(ブラック)トリガーの能力はトリオン体を液体、個体、そして()()に変形させる能力か・・・)

 

そこまで考え悠はこの敵を倒すか考えた

 

悠(一番危険なのはやはりあの老人だが、この2人を殺さないことには奴を殺るのも難しいか)

 

そう考え悠はエネドラにトリオンの砲撃を浴びせた。その巨大な砲撃にエネドラは回避しようとしたが回避しきれず左腕の部分の()()()()()が破壊された

 

エネドラ「・・・!!クソがっ・・・!!」

悠「・・・なるほど」

 

悠は僅かにあった手ごたえから奴の中にコアがあることがわかった。そして飛んでいるランバネインの元に急接近してランバネインの右足と羽の部分を斬り落とし、ランバネインを左手で殴り地面に叩き落とした

 

悠「・・・フンッ!」

ランバネイン「ぐっ・・・!」

地面に落ちたランバネインにそのまま剣を突き立てようとするとヴィザがその攻撃を防ぎ悠を遠くに吹き飛ばした

 

悠「チッ・・・!」

ヴィザ「大丈夫ですかな、ランバネイン殿・・・」

ランバネイン「助かりました、ヴィザ翁」

エネドラ「・・・・・っ!!」

 

悠は体制を立て直し敵の姿を捉える

 

悠(あの男の(ブラック)トリガーの仕組みはわかった。一見、無敵に見えるが体の中に()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()という感じだな。あの男に関しては射撃型トリガーと高性能のシールドで戦っているようだな)

 

そして悠は老人 ヴィザの姿を捉えて

 

悠(達人級の剣の腕、そして不可視の斬撃)

 

悠はこの手強い相手に思わず笑った

 

悠「フッ・・・一筋縄ではいきそうにないな・・・」

 

そして、悠が3人の近界民(ネイバー)と戦っている頃、他の場所ではそれぞれの戦闘が行われていた

 

歌川「風間さん。このさっきからくる振動やあの砲撃は・・・」

風間「ああ、悠が近くで戦っているらしい。人型3体とらしい」

菊地原「・・・ぼくたちは行かなくていいんですか?いくらあいつでも3体相手じゃあ・・・」

風間「いや、迅が悠が『戦ってくれている間に少しでも多くトリオン兵を減らしてくれ』だそうだ。ここのトリオン兵を全て排除したら行こう」

歌川・菊地原「「了解」」

 

また、別の所では

 

荒船「東さん・・・!こっちは終わりました!」

東「よし、次の所に行こう・・・!」

那須「・・・!熊ちゃん・・・!?」

熊谷「ありがとう、玲・・・!」

 

忍田の指示通り修を除くB級の全員が合同でトリオン兵の排除を行っていた

 

「帯島ァ!もっと気合いれろやァ・・・!」

「はいっス!」

 

「王子、こっちは終わったぞ・・・」

「OK。クラウチ、カシオ、次に行こう」

 

B級の中にも確かな実力者は大勢いるのでその全員が合流して戦えばそこらへんのトリオン兵では歯が立たない

 

那須「・・・・・・」

熊谷「・・・・・玲?」

那須「・・・!なっなに・・・?」

熊谷「大丈夫だよ・・・()は強いよ。もしここにいたら『自分の事に集中しろ』とか言われるよ」

那須「・・・そうだね」

 

そして、次のポイントに移動した。その頃修と木虎はC級の所にたどり着き修はモールモッドと、木虎はラービットと戦っていた

修は今までの自分なら決して勝てなかったモールモッドに単独で勝ち、木虎の所に向かうと

 

修「・・・!?これは・・・!?」

 

木虎は無数に張ったトリオンの鋼糸で高速で動き回りながらラービットに銃弾を浴びせていた

 

「なんだ、あの動き・・・」

「すげえ・・・」

夏目「トリオン兵ぼっこぼこじゃん。やっぱA級はバケモンだわ」

修「速い・・・!」

レプリカ【援護する隙がないな】

 

修に気づいた千佳と夏目が近づいてきた

 

千佳「修くん!」

夏目「メガネ先輩」

修「千佳!夏目さん!危ないぞ!みんなと一緒に避難しろ!」

夏目「でもなんかもう勝てそうじゃないっすか?嵐山隊のヒト強いっすよ?」

修「たしかに木虎は強い。でも相手は初めて戦う(タイプ)だ。何をしてくるかわからないぞ」

 

修がそう言った瞬間、木虎の攻撃を受けていたラービットが突然上に飛んだ

 

木虎「!!」

「!?」

「飛んだぁ!?」

木虎(上を取られた・・・!)

 

ラービットは木虎に攻撃すると思いきや首の方向を変えて木虎の後方の市民が逃げているところに砲撃した

 

木虎「な・・・」

修「無差別攻撃!?」

レプリカ【住民を救援しに行った方がいいな】

木虎「こいつ・・・!!おまえの相手は私よ!!」

 

そう言い木虎は飛んでいるラービットに向かうとラービットはまるで待っていたかのように木虎に猛突進してきた

 

修「・・・!木虎・・!!」

 

このままでは木虎がラービットにやられると修は思った・・・が、木虎はそのラービットの行動にくすりと笑い

 

木虎「・・・かかったわね」

 

ラービットが突進してくるその先にトリオンを多めにして造った見えにくい鋼糸でラービットは体制を崩し木虎はそのラービットの横を通り過ぎて鋼糸で半回転し体制を崩したラービットに接近しブレードで目を斬った

 

『お前は自分の務めを果たしたんだ。それを誇っていいんだ』

 

木虎「私はもう負けるわけにはいかないの。そして侮りもしないわ。決してね・・・」

 

そして、木虎はラービットを単体で倒した

 

「うおおお!!倒した!?」

「すげえ!!」

修「・・・すごい」

修(これが、木虎の・・・A級の力・・・)

 

そして、その光景をまた違う者たちも見ていた

 

ミラ「目標確認。雛鳥の群れです。住民の避難にあたっていた模様」

ハイレイン「なるほど。()を叩いても出てこないわけか。ヒュース」

ヒュース「はい」

 

そして、ハイレインは動き始める

 

ハイレイン「おまえも出てくれ。雛鳥を捕まえよう」

 

そして木虎、修、C級隊員のいるところにラービットが新たに5体追加された

 

木虎「!まさか・・・」

修「新型が5体!?」

木虎「全員、逃げなさい!!こいつらの狙いはC級隊員よ・・・!」

 

次の瞬間、中央にいたラービットが手を液体の刃に変えて木虎に襲い掛かった

 

木虎「・・・!?」

 

木虎は躱したが左手が斬り落とされた

 

修「・・・!木虎!!」

木虎「三雲くん・・・!!C級を連れて逃げなさい!?」

修「・・・でも!!」

木虎「早くしなさい!!」

修「・・・!わかった・・・!?」

 

木虎の気迫に押され修は千佳たちC級隊員を連れてその場から離れた。木虎は逃げていくC級隊員を見て目の前のラービット5体に集中した

 

木虎(・・・逃げてとは言ったものの、正直この数相手に一人はキツイ・・・けど)

 

木虎は右手のブレードを握り直し

 

木虎「・・・逃げる理由にはならないわ」

 

そうして、ラービットが木虎に向けて殴りかかった。木虎は反撃しようとすると横からいきなり何かが飛んできて3体のラービットを吹き飛ばした

 

木虎「・・・えっ?」

「ふー、大丈夫?木虎ちゃん・・・」

そして現れたのは

 

木虎「こっ小南先輩!それに・・・烏丸先輩も・・・!!」

烏丸「大丈夫か、木虎?」

木虎「はっはい・・・ありがとうございます・・・」

 

そして小南、烏丸、木崎、そして木虎が並んだ。

 

小南「出てきたわね・・・」

烏丸「どうしますか、こいつら?」

木崎「木虎、京介。お前はこのまま修たちを追ってくれ。小南、俺たちはこの新型をやる」

小南「フフッ・・・余裕ね」

烏丸「わかりました」

木虎「了解」

 

そして木虎と烏丸は修たちの所に走り小南と木崎はラービットの相手をした。その頃、修は本部に連絡した

 

修「忍田本部長!現在新型数体と戦闘中!敵はまだ増える可能性があります!狙いはC級隊員です!」

 

それを訊いた忍田は

 

忍田「状況はほぼ把握した。東部と南部にも色違いの新型が出現している。大丈夫だ三雲くん。()()()()()()()()()がもうすでにそちらに到着しているはずだ」

修「ボーダー最強の部隊・・・!?」

 

 

 

 

 

 

 

ヴィザ「・・・本当に・・・素晴らしい力です」

ランバネイン「・・・ククッ、とてつもない・・・」

エネドラ「・・・チッ、クソが・・・」

 

3人のアフトクラトルの戦士はヴィザは体の所々を斬られトリオンが漏出し、エネドラは左手と体を、ランバネインは右足と左手首を斬り落とされていた。そしてその目の前には

 

ヴィザ「・・・ですが、私たちも負けるわけにはいきませんので・・・」

悠「・・・・・・・」

 

 

 

体を斬り刻まれそこかしこからトリオンが漏れ出ている、剣を地面に突き立て体を支えている悠の姿があった

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