沢村「・・・なに、これ・・・」
忍田「・・・どうした!沢村君・・・!」
沢村「これを・・・」
忍田「・・・?・・・っ!?なんだ、これは・・・!!」
ボーダー本部の指令室で忍田たち幹部はとんでもないものを見た。ボーダー基地の東部にて異常な反応が現れた
鬼怒田「なんじゃ、これは!?」
根付「・・・・・・」
ボーダー東部に突如としてとてつもないトリオンが検出されたのだ
城戸「・・・・・やつか・・・」
そしてそのトリオンはアフトクラトルの船の中でも
ミラ「隊長!これを・・・!!」
そしてミラはハイレインにその異常なトリオン反応を見せた
ハイレイン「・・・っ!?こんなことが・・・!!」
ハイレインはヴィザたちが戦っている映像を見るとそこには・・・黒き十二枚羽を携えた悠の姿が映っていた
ヴィザ【・・・ハイレイン殿。こちら、ヴィザです・・・】
ハイレイン「・・・・・っ!」
ヴィザ【どうやら、あれが彼の本当の姿のようです・・・】
ハイレイン「・・・・・・」
その頃、南東部で修たちとC級を逃がした迅はヒュースと戦っていた。ヒュースは謎の黒いトリオンで迅に攻撃していた
迅「・・・・・・っ!?」
迅はヒュースと戦いながら新たに未来が見えた。その未来は思いもよらなかったものであった
迅「・・・!」
ヒュース「・・・・・?」
迅は一度ヒュースから距離を取り頭の整理をした
迅(・・・まさか・・・そんなことがあるのか・・・?)
ヒュース「・・・・・」
迅は考えてきたがヒュースにはそんなことは関係ない。間髪入れず迅に攻撃を続ける
迅「・・・・・っ!!」
迅もそれに気づきヒュースの攻撃に対応する
迅(未来は間違いなくいい方向に向かってる!今は目の前のこいつをおれに
そして迅は願う。この未来を実現させてほしい・・・と
迅(頼んだぞ・・・悠)
そして、その悠のところでは・・・
悠「神は堕ちる。お前たちに終末を齎そう」
世界を終わらせるほどの力が動いた
エネドラ「こんなの・・・どうすりゃ、いいんだよ・・・」
ランバネイン「・・・・・くっ・・!」
ヴィザ「・・・・・」
エネドラ、ランバネイン、ヴィザは目の前の存在にどうすればいいのか分からなかった。呆然とするしかなかった
悠「・・・・・・」
悠は目の前の存在をジッと見つめていた。彼の姿は変容していた。
彼の背中に生えた漆黒の十二枚羽、彼の背後から出ている青黒いトリオン、腰回りに静かに浮いている8個のペンデュラム、そして彼の目の前にある二つの朱い剣と一本の黄色い剣。
それは正に『堕天の王』の名にふさわしい姿であった
エネドラ「・・・・・っ!」
ランバネイン「どうされますか、ヴィザ翁・・・?」
ヴィザ「・・・・・」
3人とも動けなかったが、エネドラは何に怒りを抱いたのか、突然
エネドラ「・・・・クソがーー!!?」
ランバネイン「・・・!エネドラ・・・!!」
エネドラは突然、悠に向かい高速で動いた。そして悠の目の前に移動して自身の体から液体化するブレードを出し攻撃した・・・だが
エネドラ「おれが
悠「・・・・・フン」
エネドラ「・・・・・っ!?」
悠にとってそんな攻撃は無意味だった。悠は自身の周りに展開させているとてつもない硬度のシールドでエネドラのブレード攻撃を無効化した。そしてエネドラを弾き飛ばすと上空からランバネインの砲撃が悠の元に降り注いだが
悠「突然の衝動的攻撃をいち早く理解してそれに合わせた死角からの砲撃か」
エネドラ「・・・・・!?」
ランバネイン「・・・くっ!」
悠は上空に飛んでいた。そしてヴィザたちに右手をかざし
悠「力の差を教えてやる」
右手からとてつもないトリオンの砲撃を彼らに撃ちだした。その砲撃は今まで彼が撃って来たものの比ではなかった
エネドラ「・・・・・っ!?」
ランバネイン「マズい・・・!!」
ヴィザ「・・・・・!」
次の瞬間、そのあたり一帯が更地となった
その付近では風間隊や太刀川も戦っていたが、突然の爆音と爆発に驚いた
風間「・・・・・!なんだ・・・?」
菊地原「あっちって、確かあいつが戦ってる方でしたよね?」
歌川「なにかあったんでしょうか・・・?」
その風間隊の近くでトリオン兵を排除していた太刀川もその爆発に気づいていた
太刀川「うわ、なんじゃありゃ?まさか、悠の仕業か・・・?」
アフトクラトルの船の中ではこの力を見てもはやモタモタなどしていられなかった
ハイレイン「ミラ、おれをすぐに雛鳥の元に転送しろ」
ミラ「了解!」
ハイレインは急いでいた。彼の力を見てこれは捕らえるのも無理かもしれないと判断したためだ
ハイレイン(これはマズい。あれほどの力、エネドラとランバネインは無理だろうがヴィザはまだ分からない。ヴィザがあの男に勝てればいいが最悪の可能性もある。少しでも雛鳥を捕まえなくては・・・!)
そしてハイレインはミラにも出るようにと命令した。そして残っていたラービットをすべて投入した。
その頃、修たちは少しでも早くボーダー本部に向かっていた
烏丸「修、木虎、急ぐぞ・・・!」
修「はい!」
木虎「了解・・・!」
修たちは走っていたがその背後に7体のラービットが出現した
烏丸「・・・!何・・・!!」
修「そんな・・・」
木虎「くっ・・・!」
烏丸「走れ・・・!!」
このままではマズい・・・!そう思っていると上空からトリオンの雨が降り注ぎラービットたちに襲い掛かる。更に二人の
修「!?」
夏目「うわっ、何!?」
修たちはがよく見るとその姿はよく見た事のある姿だった
緑川「硬っ。なにこいつ」
米屋「ウワサの新型だろ。ウジャウジャいんなー」
修「緑川!!米屋先輩!!」
米屋「木虎1人で新型倒したんだって。すげえじゃん」
木虎「どうも」
緑川「三雲先輩おまたせっす!遊真先輩は?」
修「空閑は・・・」
そこまで修が言うと奥にいたラービットが襲い掛かってきた。そのラービットは修の後ろにいた千佳たちに向かう
修「・・・!千佳・・・!」
千佳「・・・・・っ!」
修は千佳の元に行こうとした瞬間横から突然黒い影がラービットを吹き飛ばした。それは遊真だった
遊真「だいじょうぶか、オサム・・・?」
修「空閑・・・!」
緑川「遊真先輩!何それ・・・!」
米屋「おっ、黒トリじゃん」
緑川「えっ!遊真先輩、
遊真「まあな」
修は空閑に
修「空閑!何してるんだ・・・!ここでは・・・」
遊真「だいじょうぶ。迅さんがキドさんに許可取ったって言ってたから」
修「そ、そうなのか・・・」
それなら大丈夫かと修は安心していると
出水「よー京介。先輩が助太刀してやるぜ。泣いて感謝しろよ」
烏丸「泣かないですけど感謝しますよ」
出水が京介に話しかける
烏丸「C級を基地まで逃がします。迅さんの指示です、敵を引きつけてください」
緑川「迅さん!?」
出水「了解」
そして出水は両手に大きいトリオンの
出水「アステロイド」
修(・・・!
修は驚きて出水の肩にあるエンブレムを見るとそこには
修(『A級1位』・・・!)
出水はそのまま屋根に登りながらラービットに小さく分けたトリオン
修「!?これは・・・!!」
突然、修の体が地面に叩きつけられる。これはヒュースの能力と同じものだ。ラービットがその状態の修に詰め寄ろうとすると近くにいた千佳と夏目が来て夏目が手元にあるアイビスでラービットを撃った
修「何してるんだ二人とも!ぼくは大丈夫だ!
千佳「修くん、わたしのトリオンを使って!」
【トリガー臨時接続】
修はその千佳の覚悟を信じて千佳のトリオンを自分のトリオン体に一時的に使えるようにした。そして修はラービットに向けて
修「アステロイド!」
夏目「でかっ!!」
そのままラービットを粉々にした
出水「うおっ!?なんだこりゃあ!?」
烏丸(千佳か・・・!?いやアイビスじゃない。誰だ・・・!?)
その光景にほとんどが驚愕し遊真は笑っていた。そしてその光景をハイレインとミラも見ていた
ミラ「ラービット全壊・・・!これは、一体・・・!」
ハイレイン「
ミラ「いえ、これは普通の・・・でも、これは・・・」
ハイレインは少しニヤッと笑った
ハイレイン「これは『金の雛鳥』か。もしかすればここで『神』を拾えるかもしれん」
そして、修たちは次のラービットを倒していた。出水はナニモンだと言っていたが修が千佳のトリオンだと言い出水は噂の『トリオン
千佳「・・・!」
夏目「・・・?どした?チカ子」
千佳「鳥・・・!」
千佳は奥にある建物の屋上を見るとそこには透明な鳥が飛んでいた。その下には人影があった
ハイレイン「もう二体目がやられたか。急ぐ必要があるな」
修「人型
そしてハイレインが動き始める
ハイレイン「『
ハイレインがそう呟くと飛んでいた鳥が一気にC級の元までたどり着きC級隊員に当たった。すると当たったC級は次々と
烏丸「・・・!?鳥にさわるな!!
修「人が
烏丸「修!おまえはC級を連れて今すぐ退け!!」
修「・・・!了解!!」
レプリカ【・・・!待て、オサム】
そう言ってレプリカは修の右手に付いていたヒュースの攻撃の痕を消した
レプリカ【どうやら
修「・・・!ありがとう、レプリカ!!」
遊真「チカたちを頼んだぞ、オサム」
修「ああ!!」
そう言って修は他の残ったC級と共に急いでその場を後にした
ミラ「・・・!申し訳ありません、
ハイレイン「・・・構わない。こいつらを排除して『金の雛鳥』の元に急ぐぞ」
ミラ「はい」
ハイレイン、ミラの目の前には残った遊真たちが対峙していた
遊真「オサムたちの元には行かせない」
ハイレイン「早く終わらせるぞ」
そして、遊真たちの戦いが始まった
悠「・・・・・・・」
その頃、悠は目の前の光景を見ていた。自身が放った砲撃で一帯更地となった地面に敵の3人はまだ生きていた。ランバネインの最大限のトリオンを使ったシールドとヴィザのトリガー『
ランバネイン「・・・・・く、そっ・・・!」
エネドラ「・・・チッ・・・!」
ヴィザ「・・・・・・!」
防いではいたが彼らは満身創痍だった。エネドラとランバネインはほとんどのトリオンを使い果たした。唯一動けるのはヴィザだけであった
悠「・・・・・」
悠は彼らに休む暇など与えない。悠は一瞬でエネドラとランバネインの背後に移動し2人を斬る。そしてトリオン体が解けた2人を殺そうとすると
ヴィザ「・・・・・っ!」
悠「・・・・・くっ」
ヴィザが彼らの間に入ってきて悠の攻撃を防ぐ。ヴィザは後ろの2人に撤退するよう言った。すると後ろの2人の近くに黒い
ミラ「急いで。もう時間がないわ」
ランバネイン「・・・ああ、そうだな」
そして、もう一人の男もさっさと回収しろと言うと女は手を伸ばした。次の瞬間、男の左手が切断された
エネドラ「・・・っぐああああ!!!」
ミラ「回収を命令されたのは『
エネドラ「てめえ・・・・・!!」
ミラ「とても悲しいわ。昔は聡明で優秀な子だったのに・・・さようなら、エネドラ」
そして、ミラはエネドラの『
悠「一枚岩ではないか」
ヴィザ「ええ、我々も隊長の指示が絶対ですので」
悠はヴィザと向き合っているとそこに
風間「悠・・・!」
菊地原「・・・・・っ!」
歌川「あれは・・・・・」
太刀川「やっべー・・・!」
それぞれ違う方向から風間隊と太刀川が悠の元に来た。風間たちは悠のその変貌した姿に声が出せなかった
風間「・・・その姿は・・・」
悠「風間さん、周りのトリオン兵は・・・?」
風間「俺たちと太刀川で終わらせた」
悠「それなら、そこの死体を回収してくれ」
風間「・・・・・?」
風間は転がっている黒髪の男の死体を見た
悠「鬼怒田に頼めばその男の脳を調べることくらい出来るだろう。少しでも多く情報を引き出すんだ」
風間「・・・ああ、わかった」
太刀川「その爺さんはどうすんだ・・・?俺も戦いたいんだが・・・」
太刀川はそう言いながらわくわくしているように見える。だが悠は
悠「いや、こいつは俺がやる。太刀川、お前は今回新型狩りなんだろう?」
太刀川「はいはい、了解。その代わり、今度今のお前と戦わせろよ・・・!」
悠「ああ、今度戦ろう」
そう言って、風間隊はエネドラを抱えてボーダー本部に一回戻り、太刀川はまたトリオン兵を狩りに行った。そこに残ったのは悠とヴィザだけだった
ヴィザ「どうやら、このまま戦うしかないようですな」
悠「何を今更言っている。お前たちがこの世界に来た時点で決まっていることだ」
そして悠はヴィザに向かい高速で移動する
ヴィザ「・・・・・!」
悠「決して許しはしない」
ヴィザの神速の剣術と悠の三本の剣による追撃は余りにも早くここに他の者がいたとしても目で追えない様なものだった
ヴィザ「・・・しかし」
悠「・・・・・?」
突然、ヴィザが後ろに退がった。そして悠を真正面から見る
ヴィザ「この極限を極める命の取り合い、長らく忘れていたもの・・・とても、心地よい」
悠「・・・・・・・」
そのヴィザから放たれるとてつもなく不気味で刃の様に鋭い殺気が悠にぶつかる
悠「・・・そうか」
悠は上空に飛びヴィザを見下ろす
悠「それならば、お前に死の安息をくれてやろう」
悠の背中に生えた黒き十二枚羽から黒くそれでいてとても重く感じるトリオンを放出した。ヴィザはそのトリオンを直に受けた。すると
ヴィザ「・・・・・っ!」
何か自分のトリオン体に違和感を感じた
悠「さあ逃げろ。逃げられるというのならな」
悠は自身の朱い二つの剣を繋げ高速で回転しながらヴィザに向かった。ヴィザは『
ヴィザ「・・・・・!?」
ヴィザは驚愕した。自分の『
ヴィザ「まさか、さっきのあれは・・・!」
ヴィザは確信した。さっきの悠の自分にやったものは
ヴィザ「
悠「ほう?さすがだな」
そして悠はヴィザに更なる追い打ちをかける手元にある黄色い剣でヴィザに斬りかかりヴィザは左足も斬り落とされる
ヴィザ「・・・・・くっ!」
悠「お前は確かに強い。俺以外ならば勝てはしないだろう・・・だがな」
そして悠は黄色い剣を上に掲げ
悠「俺はこいつらの意志と命を受け継いだ。負けはしない」
ヴィザ「・・・完敗・・・ですな」
そして、悠は剣を振り下ろしヴィザのトリオン体は剥げ周りを煙が覆う。そんな中
ヴィザ「・・・また、いずれ会いましょう」
悠「・・・・・・」
悠は剣で煙を斬り払うとそこにヴィザはいなかった。悠は逃がしたようだがまあ、別に構わないかと思いながら修たちが心配になり空を飛び修たちの所に向かった
少し長引いてしまいました。
今回、悠とエネドラ、ランバネイン、ヴィザで戦いましたが正直、悠を圧勝させてしまいました。本当はヴィザともうちょっと互角に戦わせられないかとオリジナル展開を考えたんですが考えた結果悠の圧勝になってしまいました。
オリジナル展開でおそらく次には終われるかなと思うので暖かく見守って頂けるとうれしいです。