───転生者。
それは前の世で死んでしまい、その時の記憶を持ったまま生まれる人物のことを指す
僕、いや私もその一人である
某有名な動画アプリでFateのMADを見ていたら、いつの間にか死んでいたらしい
そのあと神様らしき人物に私の死亡、転生することを教えられた
転生特典は【Fate stay nightのイリヤスフィール・フォン・アインツベルンの容姿】【七騎のサーヴァント】【家事スキルEX】【動物に好かれる体質】【転生後に住む家としばらくぶんのお金】らしい
私はFateはFGOしか知らないけど、『Fate stay night』のMADは見てた
イリヤが殺られた後にバーサーカーがギルを倒した所見て泣いたよ、ストーリー知らないけど
イリヤの名台詞もMADで言ってたやつ以外知らない
そんなこんなでイリヤに転生した私なんですがね、せめてね?男の娘とかにして欲しかった
誰が好んでTSすることを望むんだろうか
それにトイレどうすりゃ良いのさ
取り敢えず目の前の神様が用意してくれた普通の家に入ろう
お城とかじゃなくてよかった、私一人で管理するとか無理だもん
そう言えば、転生特典のサーヴァントってもう家に居るのかな?
「一応、ただいま~」
「■■■■■■ッー!!」
「うん、貴方がいたのねバーサーカー………」
家の玄関の扉を開いていたのはバーサーカー、真名ヘラクレス
うん、私がイリヤの見た目だから神様が選んだのかな?
うん、ハッキリと言って恐怖だよ
………味方?だけど、てか手に令呪あったわ
学校行くときどう隠せばいいの?包帯巻くの?厨二病待ったなしだよ
「取り敢えずリビングに行きましょう?ヘラクレスさん」
「■■■■■」
そう言うと、バーサーカーさんは普通に歩いてリビングに向かうのに私が後ろから着いていく
リビングに入ると、テーブルの上に手紙が置いてあった
開けてみる
『転生者へ。無事転生出来たようで何より。君の特典であるサーヴァント達は後にやって来ると思うよ。あとバーサーカーは最初からいるよ?君の名前イリヤスフィールだしね。あと、令呪はFGO方式で1日たつと回復するから。じゃ、頑張ってね~』
「……なんでよぉ」
ここFateの世界だとしたら私終わりじゃん!ギルさんにKILLされるよ!
とにかく、この世界の情報を集めきゃ
「え~と、ヘラクレスさん?バーサーカーって呼んでいい?」
その問いにバーサーカーは黙って首を縦に振る
オッケーみたいです
「バーサーカー、少しコンビニに行ってくるから留守番お願いね」
そう言って財布を持つ。そして家の近くに見えるコンビニに入り、ここら辺の地図と今日の晩御飯の材料を買う
シチューでいいかな、バーサーカーも入るから多めに作らないと。一応17才(神様談によると)らしいしバイト見つけなきゃ
もろもろを買って買い物かごにいれるとき、雑誌コーナーですごくうるさい子がいた
あーるな本を読んでいたので流石にスルーした
買い物が終わり、店の外に出て地図を見る
もしここがFateの世界だと冬木市があるはず………ん?へーここって駒王町って言うのね
「ハイスクールD×Dの世界じゃない……」
取り敢えず、これでギルさんにKILLされる心配は消えたけど
この世界で生き残れるかしら?
もしもの時はバーサーカーがいるし
………決めた!
「原作介入なんてしないんだから!」
隠れて生きよう、戦いなんてしたくない
平和でいいじゃん、のんびり生きよう
少女は知らない、自らのサーヴァントが既に原作介入していることを
~600年前~
そこでは『堕天使』『天使』『悪魔』の三大勢力による大戦が起こるなか、二天龍と称される赤龍帝ドライグ、白龍皇アルビオンが突如として現れ争いを始めた
それにより、各勢力の全ての甚大なダメージを与えた
この龍の影響で各勢力は協力して二天龍を止めるため行動していた
各勢力の戦士達は龍との戦闘によりどんどんと倒れていく
悪魔の一人、セラフォルーが今まさにドライグのブレスでやられようとしていた
「セラフォルー!!」
仲間の一人であるサーゼクスが手を伸ばすが、もう間に合わない
(私、もう死んじゃうんだ。嫌だ、誰か………助けて)
誰もが彼女の死を予想したその時だった
一人の少女がセラフォルーの前に立ち、手に持った旗の着いた槍を掲げ、叫ぶ
「───── 主の御業をここに!
──── 我が旗よ
── 我が同胞を守りたまえ!
『
旗を持ち鎧を纏った少女がそう叫んだ瞬間、ドライグの炎は少女の前に出来た見えない障壁のようなもので遮られた
「あ、あなたは一体」
各勢力がその少女に着いて疑問に思うなか、サーゼクスはその少女の元に近付く
「そこの方、この人をお願いします」
サーゼクスはその少女の言う通りにセラフォルーを回収し後ろに下がると
少女は旗を地面に少しだけ刺した
『俺の炎を受けて無傷とは、貴様は何者だ!』
二天龍であるドライグのブレスを見事防いだ少女にドライグとアルビオンは怒り、各勢力は興味に目を向ける
そして少女は口を開いた
「───── 聞け!
──── この領域に集いし
一騎当千万夫不当の英雄達よ! 」
「おい、英雄達ってまさか」
「俺達のことか?」
「悪魔や堕天使も英雄!?」
「一体彼女は………」
少女がそう声をあげると、各勢力が英雄達は自分だと気付き士気が上がり始める
「相容れぬ敵同士であろうと、
── 今は互いに背中を預けよ! 」
その声に各勢力の各々がしぶしぶと手を組み前に武器を構える
「我が真名はジャンヌ・ダルク!
──主の御名の下に
─ 貴公らの盾と成ろう!」
『ウォォオオオオオオオオ!!!!』
「ジャンヌ・ダルクだと!と言うことは、天使の方からの援軍か!?」
「サーゼクスちゃん、あの子のお陰でみんなやる気が出てきたよ!」
各勢力は救国の聖処女の参戦に士気を挙げ、ドライグ達へと向かっていく
サーゼクスやセラフォルーも同じように攻撃を始めるが、ドライグやアルビオンには中々攻撃が通らない。
そして、堕天使の陣営ではアザゼルがアルビオンの攻撃を受けそうになっていた
そのときだった
「『
青いドレスのような鎧を纏った少女の剣が放った暴風の突きによりアルビオンを吹き飛ばし、アザゼルへの攻撃をずらした
「お怪我は?」
その少女はまるで王のような風格を持っていた
そして彼女の得物、その手に持った剣は風が刀身を隠していた
「あ、あぁすまねぇ。助かった」
「怪我がないのなら良かった、私はルーラーの元に向かいます」
そう言って少女はジャンヌ・ダルクの隣に到着する
「ルーラー、状況は」
「極めて不味いです。早くあの龍達を倒さなくてはここの皆さんが」
「了解しましたルーラー。私の宝具を解放しましょう」
「分かりました。皆さん!下がってください!」
「
少女が剣を纏う風を解除し、現れたのは美しき刀身
その剣は恐ろしいほどの聖なる力を放っていた
その事に、各勢力は驚きの声を挙げ彼女達の行動を見ている
ジャンヌが声を挙げた瞬間、各勢力の戦士達が少しずつ撤退してくる中、セラフォルーとサーゼクスは少女達を見ていた
彼女は剣を両手で正面へと掲げ、その瞳を閉じ言葉を紡ぐ
「── 決着を着けましょう
輝ける彼の剣こそは『過去』『現在』『未来』
を通じ戦場に散ってゆく全ての兵たちが
───── 今際の際に懐く哀しくも尊きユメ」
少女が詠唱を始めた時、地上から光の粒子のような物が浮かび上がる
少女の詠唱を気にせず二天龍が攻撃してくるが、ジャンヌ・ダルクは持っている旗で弾き続ける
三大勢力の悪魔達はその様子を黙って眺めていた
「── 『栄光』という名の祈りの結晶。
その意志を誇りと掲げその信義を貫けと糾し、
いま常勝の王は高らかに手にとる奇跡の真名を謳う。 其は―――」
その粒子は、少女の剣の刀身へと吸い込まれていく
「─── 束ねるは星の息吹
── 輝ける命の奔流」
「サーゼクスちゃん、あの剣を見て!」
「刀身が光を!」
そう、青いドレスのような鎧を纏った少女の剣が輝きを放っていた
その様子にその場にいた全ての人物があまりの美しさに目を向けるなか、少女は剣を握りしめ輝く剣を腰の横に添える
その様子は、まるでこの地球と言う星が彼女に力を貸しているかのように思えた
「 受けるが良い!
『
彼女は剣であるエクスカリバーを振り上げるとビームかのような斬撃が飛びアルビオンとドライグを見事撃ち取った
「エクスカリバーだと!と言うことは彼女は騎士王か!?」
「アザゼル!今はとにかくあの二天龍を封印しよう!」
「あぁ、今行く!」
各勢力はエクスカリバーの攻撃、聖剣の所持者に驚きつつ、二天龍を封印した
この後に救国の聖処女と騎士王はいつの間にかその場より消えており、後の話には二人の人間の英雄が伝説として残ることとなった
~現代~
「何か凄く疲れた、戦闘も宝具もなにもしてないのに。…………嫌な予感がするわ」
ご愛読、ありがとうございました
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つづく?
セイバーの詠唱を少し変えました
感想、お待ちしています
本作品の過去話『宝具開放、皆を守る戦い』のエクスカリバーの詠唱を十三拘束解放にした方が良いですか?
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YES
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NO
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そんなことよりエミヤファミリー集合させろ